連休 “グリーンウィーク”に（NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/k10014376811000.html

『外出や買い物などの機会が増える大型連休、いわゆる「ゴールデンウイーク」を、二酸化炭素の排出の少ない過ごし方をする「グリーンウイーク」に変えて、地球温暖化問題を考えるきっかけにしようというキャンペーンが行われています。

これは、４月から京都議定書の約束期間が本格的に始まったのを受けて、環境問題に取り組むＮＰＯなどが呼びかけているものです。日本は京都議定書で二酸化炭素の排出量を基準より６％減らすことが義務付けられていますが、実際には逆に６％余り上回っていて、家庭や運輸部門の増加が特に目立っています。キャンペーンでは、旅行などに出かける際には、なるべくマイカーを使わず電車などの公共交通機関を使うことや、買い物をする際には環境への負荷の少ないものを購入することなどを呼びかけています。また、連休中の旅行などによって二酸化炭素の排出量が増えた分を埋め合わせる手段として、植林や風力発電などの温暖化対策の事業に出資する「カーボンオフセット」を呼びかけています。呼びかけ人の共同代表を務める国連環境計画の特別顧問、末吉竹二郎さんは、「地球温暖化は私たち全員の将来の問題であり、家族でいっしょに過ごすゴールデンウイークにこそ話し合ってできることから取り組んでほしい」と話しています。』

季節的にはちょうどグリーンウィークとなる。青葉のまぶしい季節だ。冬の間は何もなかった林が一斉に若葉でいっぱいになる。そして自然の力の不思議を感じる。私たち人間は自然の中で生かされていることを感じる。

「かぐや」から送られてくる映像を見るとき、地球の美しさに感動した。それは自分たちが生活している世界を改めて意識することになる。暗黒の宇宙に浮かんだ地球の姿を見るとき、何か感じるものがある。

ゴールデンウイークが始まり、高速道路の渋滞が報道される。３０ｋｍの渋滞です。などと言っている。何も好んで人ごみの中に出ていく人もいないだろう。私たちの休みは自由に取ることはできない。すべての人が自由にいつでも休みを取ることができれば、何もその期間に集中はしないだろう。

ゴールデンウイーク中にガソリン価格が上昇した。何もこの時期に上がらなくても、その後に上昇したらと思うのが、一般市民だと思う。価格上昇で得する人と損をする人がいるだろうか？少なくても交通渋滞は少なくなるような気がするが・・・。

ガソリン価格については、今後はさらに上昇する可能性がある。日本だと２００円が一つの目安となるが、さらに上昇する可能性がある。そもそも今までが安すぎたという事かもしれない。ガソリン１Lが２００円としても、今我々が飲んでいるペットボトルのお茶よりは安い。それと比較するのが適当かどうかは議論があるだろうが、そもそも石油は貴重な資源である。その生成は生物由来説と無機起源説があるようだが、日本ではほとんど産出されない。我々人類はその貴重な石油をごく短期間で使い尽くしてしまう。

今地球上で起きているさまざまな現象と、これからの未来の姿を想像すると、そもそも私たちは何のために生きているのか？という極めて哲学的な命題に行き着く。その答えを求めるわけではないが、私たちが今生きている地球に何を求めるのか？私たちの子供たちに何を残すのか？もう一度考えてみたい。