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(4/21)コアラも温暖化の犠牲に――ユーカリの栄養分減少(日経エコロミー)

2008-04-23 05:45:34 | 地球環境問題
http://eco.nikkei.co.jp/news/article.aspx?id=2008042204006n2

シドニーのタロンガ動物園で、ユーカリの葉を食べるコアラの母子=06年6月〔AP Photo〕

『【シドニー21日共同】オーストラリアのジェームズ・クック大学などの研究者らがこのほど、主要な温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)が空気中に増えると、コアラが主食とするユーカリの葉に含まれる栄養分が減少し、コアラの生存が脅かされかねないとの研究結果を明らかにした。

 同大のイバン・ローラー上級講師によると、研究者らは空気中のCO2濃度を変えて育てたユーカリの葉の成分を分析。それぞれの条件で育てた葉を虫に食べさせ、成長の違いなども比較した。

 この結果、CO2が増えると、ユーカリの葉に含まれコアラの生存に最も必要なタンパク質の量が大幅に減少する一方、タンニンや繊維質が増えることが確かめられた。

 講師によると、コアラは一般的に1日当たり約700グラムのユーカリの葉を必要とするが、葉の栄養分が減少すれば、その分多くのユーカリを食べなくてはならなくなる。

 将来、CO2がさらに増加すれば、ユーカリの葉は栄養分のない、食用に適さないものとなり、コアラ激減という深刻な事態にもつながるという。〔共同〕』

二酸化炭素濃度が上昇した場合、被害を受けるのは白熊だけではなかった。改めて地球の住人は我々人類だけでないことを考えてみなければならない。


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