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JR北:放置理由「聞いてない」 「現場バタバタで」釈明

2013-09-22 09:58:06 | ちょっと 『気になる』 はなし

『北海道七飯(ななえ)町のJR函館線大沼駅構内で19日夜に発生した貨物列車の脱線現場で、レール幅が基準値を超える「整備不良」が約1年間放置されていた。特急列車のエンジン出火事故などのトラブルや社員の不祥事に揺れるJR北海道。幹部は21日の記者会見で「重大なミス」と陳謝したが、専門家からは「鉄道事業者として考えられない事態」との厳しい指摘が相次いだ。【遠藤修平、久野華代、伊藤直孝】
 「残念ながら補修がされていなかった」。札幌市中央区のJR北海道本社。記者会見した笠島雅之・取締役工務部長は緊張した表情で事実を明かした。だが、放置の理由について「現場がバタバタしていてまだ聞いていない」などと歯切れの悪い釈明に終始した。
 国土交通省運輸安全委員会によると、事故が起き、レール幅(規格=1067ミリ)の広がりが確認されたのは、貨物列車が本線に合流するポイントの20~30メートル手前にある副本線(待避線)上。現場を通過するのは1日に貨物列車1本で客車は通らない。
 JR北海道によると、レール幅が広がると、車輪がレールから落ちて脱線する恐れがある。そのため同社の内規でレール幅は年2回、保線担当者が実測検査することになっている。昨年6月の定期検査では幅が整備基準値(19ミリ)にギリギリ収まる18ミリだったが、同10月に20ミリに拡大。内規では15日以内に補修作業をする必要があったが放置され、今年6月には25ミリに拡大していた。

 この事実は事故後、函館保線所大沼保線管理室が本社に提出した整備記録で判明した。だが、現場の保線責任者が把握していたかも「分からない」という。笠島部長は原因を「現場の怠慢か、予算不足か」と問われ「まさしくその辺を私が知りたい。これから聞き取りをしてハッキリさせたい」と述べた。
 会見に野島誠社長が出席しなかったことについては、同席した広報部長が「脱線原因は分からないが、作業ミスがあったのは事実。まず分かることを作業の責任者として説明する」と釈明。運転士による自動列車停止装置(ATS)破壊など不祥事が相次ぐことについて、笠島部長は「お騒がせしている。原因を究明して一つずつ対策を取っていく」と苦い表情を浮かべた。』

鉄道事故が多発しているJR北海道の対応は、あまりにも無責任に聞こえる。『笠島部長は原因を「現場の怠慢か、予算不足か」と問われ「まさしくその辺を私が知りたい。これから聞き取りをしてハッキリさせたい」』と答えている。
しかし、このような事はいろいろ調べてみて発覚するものだ。
さまざまな事故や、事件を見ると、考えられないことが常に起きている。
普段から、従業員の行動に関心を持ち、ルールが守られているのか?モラルが低下していないか?現場の管理者の責任は重い。
もちろん、トップの考え方も大事だ。
組織全体で、なにが原因なのか?徹底的に検証して再発防止を実施するようにお願いしたい。

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