熱血通信

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青少年健全育成条例

2007-11-08 21:33:39 | Weblog
本日、第1回群馬県青少年健全育成審議会が開催され、委員と
して出席をしてきました。
今年の10月1日から《群馬県青少年保護育成条例》が《群馬県
青少年健全育成条例》と条例名を変更し、改正されました。

この条例は、①保護者・②県民・③事業者・④青少年それぞれの
責務を明確にし、青少年を取り巻く環境の整備を行い、健全育成
を阻害する行為を規制することにより、健全育成を図ろうとする
ものです。

いくら周囲の環境が整っていても、本人が自覚を持ち努力をして
いなければ、健全な精神を宿した健全な社会人と成長することが
出来ませんし、本人の努力だけでは乗り越えられない部分を、
周囲を取り巻く環境にある大人たちが、バックアップしなければ
いけないという、ごく当たり前のことをしていこうという事なの
ですが、なぜだかそれが難しいのです。

 《保護者に正当な理由がない限り、深夜(午後10時~翌日午前
  4時まで)に青少年のみで外出をさせない。緊急を要するとき
  以外は深夜に青少年を連れ出す・同伴する・とどめることを
  してはいけない》

これは、条例第30条:深夜外出等の制限で、違反者は30万円以下
の罰金が科せられます。
今まで、子ども同伴でレンタルビデオ店や居酒屋などの飲食店に
行っていた親御さんや、コンビニやゲームセンター等の店先で群れ
ている子どもたちは全て対象となるでしょう。同時に、カラオケ
ボックス・ゲームセンター・ボウリング場・マンガ喫茶などの経営
者等も、保護者同伴であっても立ち入りを禁止しなくてはならず、
違反者はもちろん、入り口に表示が掲示していないだけで罰金とな
る厳しいものです。

条例施行後、1か月余りが経過しましたが、今のところ摘発はゼロ
ですが、グレーゾーンは多いと思います。
しかし、今日の少子化・少年非行の低年齢化と凶悪化・社会モラル
の低下等の現代、青少年を守るためには必要なのです。

私も三人の子どもの親としてまた地域の一員として、健全育成に
協力していきたいと考えています。