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中学受験というイベントが終わりました(10)

2019年02月16日 | 私立中高一貫(中学受験)
時事問題を一緒にやったり、社会の問題集を解き進めてだんだんわかるようになってきたりすることで、ようやくのんたんの受験体制が始まりました。

社会は暗記科目というけれど、単純に歴史の年号をこたえさせたり、総理大臣の名前をこたえさせたりするあたしたちの時代とは違っていて、地理・歴史・公民・時事問題を融合させた問題を出す学校も多いので、知識をうまく活用できるようにならなくてはいけない。

のんたんは暗記と聞いただけで、やる気が失せていたので困るけれど(理科も生物が苦手だった)、いやいやながらも知識を積み重ねていった先に、おもしろさがあることをだんだん分かっているようでした。

ちょうどそのころ、スッキリという番組でジャガー横田さんの息子・大維志くんの中学受験企画のことを知りました。

中学受験といってもそれぞれの目標が違うし、家庭環境も違うので、最初こそそこまで思い入れをしなかったものの、大維志くんのまっすぐさと度胸は見ていてとても共感しました。(いろんな意味でのんたんにも似ていて、まるでのんたんをテレビで見ているかのよう。)

最後まで弱音を吐かず、泣きたいときもしっかり自分を保ってすごかった。本当に感動しました。

 *

冬休み。
年末31日が仕事で、年始は2日から仕事でした。

のんたんの自主学習がとても気になっていたものの、受験は我が家だけのこと。会社には全く関係ありません。

冬休みの課題をのんたんと決めて、こなして、夜帰ってきて進捗管理して、と過ごしました。(ちなみに、個別教室は30日~3日までガッツリ休み。やる気あんのかぁ。コラァ!)

吹奏楽部の活動は12月2日の管弦楽フェスティバル以降は朝練習のみにしてもらい、放課後練習はお休みして個別教室の自習室を活用したり、コマ数増やした授業に集中してもらったりしました。

冬休みに突入するころから「1月、学校を休んで受験に集中したい。」と言うようになりました。

何年か前に「下剋上受験」という阿部サダヲさんのドラマを見たことがありますが、あの「受験のために学校を休む。」といった都会のお受験のような状況が我が家にも押し寄せてくるとはゆめゆめ思ってもいませんでした。

でも、のんたんのやりたいことに理解がないわけでもありません。

自分が目指している学校にまだまだ努力が足りていないということが分かったんだと思います。

時間が足りない…そう、自分で考えたようです。

冬休みの間中話し合って、結局、登校日だけ行って、1月中は小学校を休みました。

もちろんあたしは仕事があります。
塾だって、学校に行かない人を擁護するわけにいかないので午前中から開いているわけではありません。

小学生の子どもがひとりで家にいて勉強をするのか?

この時間を使い間違えたら、取り返しのつかないことになることはあたしだって分かっていました。のんたんは簡単に言うけれど、覚悟が必要だと思っていました。

だんなの人に相談したら「月~水曜日ならボクの会社に来てもいいよ。」ということでした。

おぉ。中学受験が家族一丸となって…みたいなの聞いたことある!(笑)

そうして、月~水曜日はだんなの人の会社へお邪魔することになりました。もちろん、しっかり課題を共有して、進捗も管理して。

2年前に今のシフト制の事業部に異動なっていたのですが、異動になった当初は「のんたんと一緒の土日休みがよかったなぁ。」と思っていたものの、シフト制を上手に使うとこういった事態にもうまく対応できました。

人間万事塞翁が馬

そんな諺が毎日頭の中に流れていた日々でした。(のんたんが合格でも不合格でも、それは万事塞翁が馬なんだっていうもの合わせて)

木曜日はシフト休みにして、のんたんがやっていることの取りこぼしを拾いながら一緒に頑張りました。最後は、受験日さながら4教科を同じ時間でやってみるという、我が家版そっくり体験過去問デーを設けました。

中学受験で日に10時間勉強する。

冗談かと思っていましたが、いや、本当でした。

そしてとうとう入試初日がやってきました。

 *

『ルポ塾歴社会』おおたとしまさ著

スゲェ。あたし、中学受験のことなーんも分かってなかった(^-^;)と思わせる1冊。


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