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とことん青春!

愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。

地獄少女 二籠 24話感想 『連鎖』

2007-03-25 14:35:51 | 地獄少女 二籠(感想) 

遂にとんでもない事になった 
町の連中が次々に地獄流しを始めやがった
あんたら本当に分かってんのか?
人を呪わば穴二つなんだぜ
あんたらも地獄へ落ちるんだぜ
なぁお嬢

死んだ後の話だけどね

お嬢…あっ また依頼だ
ったく…いつになったら終わるんだよ…
               

柴田親子キターーー!!!
出番無しと思っていただけにびっくり仰天です(でも嬉しいw)。
テンタクルズさんの水樹奈々氏登場情報を見た時は回想シーンで登場するのか?と妄想していたのですが、生で登場したので本当に嬉しかったですw
地獄少女的オールスターな回で密度の濃い30分でしたよ。

どっちかと言うと設定面が掘り下げられた感がある。 
24話感想。         

◆◆地獄少女という仕事◆◆           
良いじゃねぇか
依頼が沢山くりゃあ それだけ早くお嬢の役目も終わる
               

輪入道の言葉から察するに、地獄少女の仕事には期限(と言うか、ノルマ)があるようです。
このノルマを達成すれば、あいは晴れて地獄少女から卒業できますよ、と。

卒業後、どの様になるのかは不明ですが、人質である両親の魂は解放され、あいも“無”の存在になるのでは、と妄想する次第。
極楽浄土は“無”の世界と言われていますし。

もしくは、禁を犯して地獄へ帰還する事によって地獄少女の仕事から強制的に脱却するという手段もありますが。

いずれにしろ、いつかは必ず終わりが来るのでしょうね。
その時、三藁の存在はどうなるのか?というのも気になる所です。

◆◆お婆ちゃん◆◆ 
お婆ちゃんの姿を見て仰天する蛍。
一体どんな化物なんでしょうね(笑)?
骨女ばりの骸骨が糸車を回しているとかw
あそこまで驚くという事はお婆ちゃんが人間の姿をしていない事だけは確実だと思う次第です。

◆◆孤独な柴田一◆◆
最後に 内容が内容だけに 信じてくれとは言いがたい
だが私自身が見聞きした事をありのままに書いたつもりだ
娘よ つぐみが 幸せな人生を送る事を切に願う
           

まるで、つぐみと離縁関係にあるかの様な言葉を本に残した柴田一。
そして、一人、廃屋の様な場所でPCのキーボードを叩く…。                 

刑事の情報で、一が消息不明になっている事からも一は何かしらの理由でつぐみと離れざるを得なくなったのかもしれませんね。
結果、つぐみはあゆみの祖父母に引き取られたとか。
ここの所は最終話までに説明を入れて欲しい所です。       

◆◆柴田つぐみ(推定年齢13歳)◆◆ 
自腹を切ってまで どうしてあの本を…   
その本を残したかったから               
残して伝えたかったの… 
誰に!?
あなたかもしれない
一ちゃんを信じて
   

つぐみ再登場☆
私的に大いに盛り上がりましたよ(笑)。
そして、えらい大人びた美少女になっておりましたな。
中学生くらいかな?
精神年齢は相変わらず高く20歳くらいっぽいですがw

しかし、あのつぐみの物憂げな表情と音楽,風景は切ないなぁ…。
かなり良い感じで再登場してくれました。

で、一つ気になったのは一の事を「お父さん」ではなくて「一ちゃん」と呼んでいた事。
やはり、前述の一の言葉や刑事の情報から考えても二人は別居状態の可能性が高いかと。                       

しかし、つぐみの口から「信じる」事の必要性が語られたのは何気に熱いですよ。
一を信じて「理解」して欲しい、と。
ゆえに、柴田一が自腹を切ってまで本を出版した最大の理由は自分の事を「理解」して欲しかったからなんじゃないかと。

つぐみと離れ離れになり、孤独にあえぐ彼が求めたものは自身の存在を承認してくれる他者からの「理解」及び「絆」
その「理解」を得るために、あえて信憑性に欠ける本を出版した、と。
自身の存在を本という形で残し、伝え、信じてもらう事で、他者の記憶の中に自身の存在を残し「ここ(この世)」を居場所として生きる意味が生まれるのだから。           

拓真を「信じない」ラブリーヒルズの人間と一&つぐみの言動が対比されていたのは良かった。

◆◆つぐみが呼ばれた理由◆◆
あなたが呼んだのね 
あ~そ~ぼ!
またいつかね
え~!つまんな~い!     

つぐみがきくりに呼ばれた理由が正確に掴めなかったのですが、私的推測ではあいと血のつながりのある人間という事で興味本意で呼ばれたのではないかと。

では、どうやって呼んだのかというと、あいが(血のつながりゆえに)つぐみと心を通わせた様にきくりもつぐみの心の中に入って呼び寄せたんじゃないかな。
ゆえに、きくりがあいと同じ能力を持っているか、きくりとあいの血がつながっているかのどちらかのパターンが考えられそうです。

しかし、つぐみは地獄通信の真実を知る第三者という役回りになりそうだなぁ。
拓真達とどの様に関わるのかが楽しみな所です。             

◆◆信じる蛍◆◆   
無い…無い…!
名前が無い!
あの子 悪魔の子なんかじゃないんだわ!

水瓶の中に拓真の刻名蝋燭を見つけられず拓真が悪魔の子でない事を悟る蛍。
やはり、彼女は拓真を「信じる」という役回りになりそうですな。

◆◆あいの人間らしさ◆◆
依頼があれば受ける それだけ…
あとはあの町の人達が決める

あのね あなたの地獄通信のせいで疑われ傷付く人がいるのよ!
すぐに止めなさい!

それは私が決める事じゃない               

再三に渡り、「決める」のは自分ではないと主張するあい。
その彼女が自分で「決める」瞬間を描く事こそが『地獄少女 二籠』の最大の見せ場になりそうだな、と。             

大森監督は「今作ではあいの人間らしさを描写したい」と言っているのですが、その人間らしさとは【葛藤する心】なのではないかと思う次第です。     

今回の話のラストシーンでむせび泣く拓真の姿はかつてのあいの姿そのものですし。
よって、孤独・不安に怯える拓真を見捨てる事はかつての自分を見殺しにするのと同じ事。

しかし、拓真を助け、禁を犯すとなると地獄へ強制送還される事になる。
そうなると、400年間、苦楽を共にしてきた三藁との「絆」が崩壊してしまう、と。

「地獄少女」閻魔あいは、このあまりに理不尽な現実に板挟みにされながらも、己の意思で己の道を決めなければならない。
その苦悩・葛藤・決断の描写によってあいの人間らしさが表現される事になるのではないかと思う次第です。         

次回、『彷徨』。
タイトルからして、作中で丹念に語られてきた「居場所」をキーワードとした今作の集大成とも言える回になりそうで超期待です。   

以上、クライマックスに向けて加速度的に面白くなってきたと感じた24話感想でした。



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どうも ()
2007-03-25 19:45:45
いや~衝撃的でしたね~。
個人的にはつぐみときくりの会話が鏡越しだったのが気になります。
つぐみ=きくりの可能性をちょっと感じてしまいました。
(昼間にドラマ地獄少女のそんな感じの話の再放送もやってたので)
なんか一は死んでるんじゃないかって気がしてならない。
第一シリーズはけっこうハッピーエンドっぽく終わったのに、
その後の柴田親子はどうも幸せではなかったみたいですね……。
返信する
どもども!☆ (テン)
2007-03-25 23:14:23
 イヤー!中身が濃いかったですね
 早くラブリー(何処がラブリー!!怒怒)のクソ野郎共を地獄に流して欲しいと切に願うテンで御座います☆

 さて、私的に番組を見て気が付いたことを五つにまとめました。

 まず一つ、きくりが「あそぼ!」と声掛けられた人は「仲間になれ!」と同意語の様な気がすること。

 二つめは、三途の川の光の目(すみません!名前知りませ~ん)が二つになったこと(以前は無かった様な…)

 三つめは、事実を知った蛍ちゃんが拓真くんを救うことが出来るのか?(来週見てたら期待薄…かな?)

 四つめは、いよいよ暴走少女あい登場の予感!(早くラブリー共を皆殺しに~!)

 最後に、五つめはそう思いつつも…ラブリー名物!地獄ラーメンに目がいったこと。(どんな味?)

 しかし、来週は…見終わったあと眠れるかな~。

 生き埋めの次は、湖に沈められるんですね…。

 つぐみちゃん登場はトラックバックを何気なし見ていたら発見しました。

 貴重貴重☆

 きくりも新たな「絆」を求めスカウト中なのかな?

 取り敢えず、つぐみと拓真は射程内!

 蛍は「あそぼ!」とは言われてない!

 やはり!!もう一人は!!「地獄少年」!!!

 きくり>ひゃっぺん…死んでみる~?うひひ☆

 ターゲット>イヤー!ヤメテー!

 きくり>つまんな~い

 拓真>いいか!君は人を貶め苦しめて!…云々。

 つぐみ>被害者…可哀想…あなた!「罪」を認めなさい。

 ジル>地獄の恐ろしさは想像を絶する所だ!君には絶えられない…。(え!珍しくまじめですか?)

 きくり>つまんないから~お前…流されちゃえ!☆
     キャ!キャ!消えちゃった☆消えちゃった☆

 卒業生あい>帰るよ…

 ジル>まっ!待て!あい!今度こそ僕と決着…

 あい>決着は…「とことん!青春」でね…

 ジル>………
 

 
     
 


 

 
 
返信する
またまた☆参上! (テン)
2007-03-26 02:55:48
 前回、ラブリー村共に対して無茶苦茶書いてたけど…。

 実際、本当に地獄通信なるものが存在したら…こんな惨状になるんでしょうね…。

 今回、人間の本当の恐ろしさを垣間見た気がします…(流石は、金巻流西園派。)

 私も、三藁衆の「怨み…恨み…ウラミ…」の連発攻撃で大笑いした自分が恐ろしくて恐ろしくて…(オイオイ!)

 柴田一家再登場しつつも…今度は彼らがミステリアスな存在に!

 たしかに、一さんは亡くなったと思います。

 よく友達が外国に行った話をする時に、「自分の世界が変わるよ。」とよく聞きます。

 一さんみたいに、実際に「天国」(は未公開)と「地獄」の存在がはっきり認識して判っちゃうと、今までの「世界観」が180度変わりますからねぇ(私もそうだと思うけど…)

 「今まで生きてきた自分の人生は何だったのか?」

 大人だけに、そういうジレンマにおちても…無理もないかなと…。

 ましてや、前回唱えてた一ポリシーが粉々に崩れてしまいましたから…(嗚呼!気の毒)

 金巻氏も、その後の柴田一家のエピソードを完成させたうえで出してると思われるので、何時かは明らかになるはず。(今回は無理でしょうけど…)

 つぐみちゃんも、今後三籠においてどんな活躍が!(きくり一家入門か?)楽しみでなりなせん!

 拓真は…来週のネタばれになるから今は止しましょう。

 只、来週の予告で骨女が「うそだろ?」と言ったターゲットはあの子では無いと思います。

 たぶん、もっと悲惨だと…(来週眠れなくなるのはこのこと)

 蛍に関しても、今は止めとこかな…。

 以上、前回書き足らなかった部分を補足いたしました。


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こんにちは! (いいちこ(中の人))
2007-03-26 12:35:03
〉輪さん
実の所、一死亡説については私も考えました。
消息不明という点でもそうですが「つぐみが幸せな人生を送る事を切に願う」って死ぬ前の人間が残す言葉なのでは、と。

仮に一が死んでいるのであれば、自費出版の本も自らの「生きた証」となる訳でつぐみの物憂げな表情も効いてくるんですね。
〉つぐみ=きくり
これは考えていませんでした。
確かに、あの鏡越しの会話は怪しいですよね。
ただ、つぐみが死んでいる可能性は考えました。

刑事に話掛けたシーンといい、刑事の下から走り去った(消えた)シーンといい何か人間離れ(神業?)している様に思えたので。
特にトラックが過ぎ去った後に消えたシーンはまるでワープしたかの様にも見えましたし。

柴田親子の間に一体何があったのか?
この事も併せて最終回までに描写するのは至難の業かもしれませんね(汗)。
しかし、つぐみの幼稚な部分の集合体がきくりだったとするならばこの上無く衝撃的なオチですよね。

>テンさん
確かにラブリーヒルズの住民は酷すぎますよね(汗)。
人間誰しもが持っている業なのかもしれませんが。
>一つ目
つぐみを呼んだのがきくりである事を考えても、きくりは何かしら同じニオイをつぐみに感じたのかもしれませんね。
きくりとつぐみの血のつながりの可能性もあるかな、と。

>二つ目
全く気付きませんでした。
光の目ってくらげみたいなヤツでしたっけ?
あれは第1話冒頭で人面クモである事が明かされていますが、そうなると人面クモが2匹!?怖いですなw

〉三つ目
あのDQNな住民達に追い詰められそう。

〉四つ目
あいもそろそろ感情を抑えきれなくなりそうですよね。
まさか、前作時みたいには暴走しないでしょうけど。

>五つ目
そんなものがあったとはw
アンテナが不安定なせいで画像悪すぎなので見逃していました。
チェックしてみます。

>SS
おぉ、当ブログを決戦場にして頂きありがとうごさいます!
きくり~ボケ でその他大勢からツッコミ(説教?)を入れられる様は良いですねw
あいも大人になったものです(笑)。
次回作はメンバー入替えての地獄コントに期待です。

>三藁の「怨み」連呼
ちょっと笑ってしまいましたねw
大忙しです。
だから、きくりは取り合って貰える人がいなくてつぐみを遊び相手に呼んだとか。

>柴田一
死亡説の可能性は否定はできませんよね。
一度、異世界にいってそういう風になるのであれば、蛍も一と同様の反応を起こし得ますが(汗)。
柴田親子に関しては次回作につなげる意味でも今作である程度の謎解きをして欲しいところです。

>ネタバレ
ネタバレは控えて頂けると助かります!
私はネタバレ大嫌い人間なので。
次週、拓真達がどうなるのか期待大ですね。
返信する
あ~そ~ぼ!☆ また、何時かね…タッタッタッ! え~つまんな~い (テン)
2007-03-27 02:00:02
 つぐみちゃんも、きくりちゃんスカウトに満更じゃない様子…。

 生きてるにしても、死んでる(浮遊霊?哀れな…成仏してないの?)にしても、楽しみ楽しみ☆(歓迎!きくり一家)

 結局、あいちゃんの暗黒怨念オーラを浴びた人は、後にも先のも最後は「不幸」になるんですかね?(あぁ…コワ)

 きくり=つぐみは興味深いですね。

 私は、あい(陰)=きくり(陽)だ思ってましたが。

 予想を越えたサプライズトリックが金巻流!

 思う存分!私達を振り回して下さいな!

 地獄ラーメンは、あんまり売れてないみたいで…。

 店長、表でタバコ吸ってたし…(でも、食べてみたい…)

 地獄コントは楽しみにしてます!

 思う存分!私達を笑わせて下さいな!

 以上、会社では監視され…家では猫に邪魔されながら…ひたすらポチポチコメント書いてるテンでした☆

 

 

 

 
返信する
どうも (いいちこ)
2007-03-27 16:06:04
>テンさん
つぐみが地獄コントに加わる様は想像の域を越えてしまっていますね。
>あいの怨念オーラ
つぐみも一応は解放されたとは思ったのですが、一ちゃんには効いたみたいで。
〉あい=きくり
二籠というタイトルはあいときくりの関係を表していると思っていたので否定はできませんね。
>地獄ラーメン
地獄少女を恐れておきながら、ですなw
何か矛盾を感じるのはラブリーの人間だからかw
>地獄コント
もう今作では見納めかと。
次回作以降に期待ですな。
>猫
私も飼っていますw
ゴロゴロ言いながら邪魔をしてくるんですよね。
それが可愛いのだが。
返信する
何処に出てくるかわからな~い☆(笑) (テン)
2007-03-31 02:46:39
 今週も、楽しませてくれて有難う御座います!

 ちこさんも、ドMと分かったことだし!(笑)

 明日の、どどめ色!拓真君がどんなドMになるか楽しみになってきたし!

 明後日の、ちこさんとこで「地獄哲学」を拝見したいし!

 哲学と喜劇のギャップがまたいい「地獄パロ」で大笑いして!

 「地獄」に「仏」とは、よく言ったものだと…つくづく思う今日この頃のテンでした☆

 

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哲学と笑い (いいちこ)
2007-03-31 16:52:24
>哲学と喜劇のギャップがまたいい「地獄パロ」で大笑いして!
この事は以前にガンダムSEED DESTINYの感想&SSを書いていた時にも来訪者の方によく言われました。
本当に書いている人は同一人物なのか?とかw
真面目な考察とおとぼけSSのギャップは大切にしていきたいと思っている次第です。
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