とことん青春!

愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。

今年の作品ベスト5

2007-12-30 15:10:38 | その他アニメ
年も暮れなので今年を総括して今年の作品ベスト5でも挙げてみようぞ。
カテゴリー毎に分けて50点満点で勝手に採点してみました。

5位 天保異聞妖奇士


作画:☆☆☆
脚本:☆☆☆☆
テーマ性:☆☆☆☆☆
演出:☆☆☆
設定:☆☆
独創性:☆☆☆
楽曲:☆☆
キャラクター:☆☆
声優:☆☆☆
個人的趣向:☆☆☆
総合:30点

<一言>
渋すぎる作品。打ち切りになったとは思えないほどに濃密なテーマを描写しておりました。


4位 コードギアス 反逆のルルーシュ


作画:☆☆☆☆
脚本:☆☆☆☆
テーマ性:☆☆
演出:☆☆☆☆☆
設定:☆☆☆
独創性:☆☆☆
楽曲:☆☆☆
キャラクター:☆☆☆
声優:☆☆☆☆
個人的趣向:☆☆
総合:33点

<一言>
社会現象一歩前までいったエンタメ作品。オリジナルアニメでここまでヒットしたのは10年ぶりくらいなんじゃないかな。


3位 天元突破グレンラガン


作画:☆☆☆
脚本:☆☆☆☆
テーマ性:☆☆☆
演出:☆☆☆☆
設定:☆☆☆
独創性:☆☆☆
楽曲:☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆
声優:☆☆☆☆☆
個人的趣向:☆☆☆☆
総合:36点

<一言>
熱い!熱い!!熱い!!!これぞ少年アニメ王道の超名作。


2位 機動戦士ガンダムOO


作画:☆☆☆☆
脚本:☆☆☆☆
テーマ性:☆☆☆☆
演出:☆☆☆
設定:☆☆☆☆☆
独創性:☆☆☆
楽曲:☆☆☆
キャラクター:☆☆☆
声優:☆☆☆
個人的趣向:☆☆☆☆☆
総合:37点

<一言>
渋い!渋い!!渋い!!!今期はこの作品だけが気を吐いていると思えるほどの力作。


1位 地獄少女 二籠


作画:☆☆☆☆
脚本:☆☆☆☆☆
テーマ性:☆☆
演出:☆☆☆☆
設定:☆☆
独創性:☆☆☆☆
楽曲:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
声優:☆☆☆☆☆
個人的趣向:☆☆☆☆☆
総合:40点

<一言>
当ブログの70%は地獄少女でできております。
当ブログは地獄少女が無ければ成り立ちませんので文句無しの1位ですわ。
三期も超楽しみ☆

来年も名作に巡り合えると良いなぁ~

地獄少女三期シリーズ放送決定!!!

2007-12-28 22:10:31 | 地獄少女
地獄少女 復活

やったー⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヽ(・∀・).+゜ キラリッ :*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:
年越しを前に今年で一番嬉しいニュースが飛び込んできました☆★
あの伝説の鬱アニメ『地獄少女』の第3期シリーズが放送決定したのであります!
公式HPに発表がありました。
多分、放送は来春か来秋になると思いますが、超期待の一本です。

二籠の終わり方からしても閻魔あいが再び登場するとは考えづらいので、地獄少女Ⅱ世が登場するのでしょうか。
三藁の登場はあるのか?ってか、主が変われば子分も変わると思われるので新三藁登場となるかも。
一目連あたりの人気キャラに匹敵する名脇キャラが出てくる可能性は大ですな。

また、前作で能登は地獄に還ったので(オイw)、新地獄少女の声優が一体誰になるのか?
あの「イッペン、死ンデミル?」の名台詞は能登氏でないと演じ切れないと思うのですが…。
酒井氏@きくりみたいな弩級のアニメ声の「イッペン、死ンデミル?」も面白いとは思うが、やはり雰囲気は大事ですからね~。
今から、妄想が膨らみすぎて怖いですw

当ブログでも3期シリーズは超プッシュで記事を書き上げていきたいと思っております。
全ての地獄少女ファンに我が記事を捧げようぞ★
SSも復活させる予定ですぞぉ~(フフフ

できれば、来春の放送を希望したいところですね。
いやはや、久々にハイテンションになりましたよ(笑)。
とにかく言葉では表現できないほど嬉しいのは確かです。

地獄少女は永久に不滅なり


憂鬱えほん(語り:能登麻美子)

2007-12-24 23:48:35 | 地獄少女
人はね、心に闇を持っているの。

もうダメぽ
あまりにもエロすぎる。
憂鬱えほんではなく、完全に憂鬱えろ本です。

「濡れてる」、「溢れた」、「ねっとり」、「絡めて」、「固くなってる」等の単語が連発されているので要らぬ想像をしてしまうぞ(汗)。
しかも、能登声が入っているので余計にエロく感じる。

しかし、包装紙に「地獄少女景品」と書かれているのは怪しすぎる(汗)。
知らぬ人が見たら誤解を招きそうw

聖夜はこれさえあれば余裕で過ごせますなw

機動戦士ガンダムOO 12話感想 『教義の果てに』

2007-12-23 22:05:28 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

うむ、ようやく設定が明らかになってきましたがびっくりするほどの事では無かったですな…。
12話感想。

◆◆設定諸々◆◆
◎アザディスタン
クルジスを吸収したのですね。
だから、王政復活なのか。納得です。
イデオロギーをばりばりに醸し出す指導者では国内をまとめる事は容易ではないですし。

◎勢力
アザディスタンの勢力は以下の3勢力で、、、

親マリナ改革…マリナを支持し改革を推し進める
親マリナ保守…マスード中心の勢力。表向きは保守派だが、マリナと手を握る
反マリナ保守…マスードを拉致。アリーが裏でトップと手を握る

といったところでしょうか。

◎太陽光紛争
20年も続いたのか。
3大国による代理戦争だった可能性高し。

◆◆出来レースか?◆◆
保守派は基本的に改革派が事を起こせばそれに反発する。
それを抑えるための存在がマスードだったのですが、極右の刺客に拉致監禁される事に。
泥仕合の様相さえ呈していますが、これはどこの国でも同じ。どこの企業でも同じ。
ある意味で思想統制されていない分、健全であると言えるでしょう。

しかし、最大の疑問は今まで沈黙を守ってきたタカ派がなぜ今になって行動を起こしたのかという事。
国連支援決定期という事もあるでしょうが、それにしても出来すぎですな。

◆◆アレハンドロ◆◆
今回の出来事を全て予測していたかのような振る舞い。
内戦が勃発しようとも微動だにせず傍観するのみ。
今回のアザディスタン援助を始め、極右派の反乱も彼が裏で根回ししているんじゃないか、とも思える程に怪しい振る舞いでしたな。
まるで全ての事が起こる事を予め知っているかのように見受けられました。

◆◆マリナのアイデンティティ◆◆
自身の政治的決断が誤りであったと泣き崩れる彼女ですが、まだまだ成長の余地が大いにありそうです。

毅然としなさい!マリナ・イスマイール!!
まだ終わっていないわ!

そう、シーリンの言う通り、彼女はまだ生きている。
本来ならば、クーデターで首を捕られていてもおかしくなかったはずなのですが。

生きている限り終わりは無い。
マリナ自身がこの世に「存在する」事の意義を見出す事を予感させるシーリンの檄でしたな。
「為政者としての自分」を作り上げるために、為政者としての存在意義を見出すために、歯を食いしばって立ち上がって欲しいものです。

◆◆刹那のアイデンティティ◆◆
俺は…ガンダムになれない…

「俺=ガンダム」と信じてやまなかった刹那ですが、過去の自分が味わった悲劇を止める事ができず、辛酸を舐める事になりました。

「戦争を止めるガンダムのパイロットとしての自分」を「本当の自分」と考えていた刹那にとっては、過去の悲劇を繰り返してしまった事は、「ガンダムのパイロットとしての自分」を否定せざるを得ない事であり、「本当の自分」の喪失を意味するのです。
つまり、彼のアイデンティティの完全崩壊を意味する、と。
完全に自分を見失った刹那がここからどう這い上がって行くのかが非常に楽しみなところです。

今回は、刹那とマリナが「本当の自分」を見出す起点となる話だったと言えるのではないでしょうか。

しかし、次回は年明けかよ…(涙)。
個人的には来週放送して年明けを休みにしてくれた方がしっくりくるよ。文句をつけても良いようなスケジュールだな。
以上。


機動戦士ガンダムOO 11話感想 『アレルヤ』

2007-12-16 19:45:13 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)
存在するという事はかくも苦しい事かな。
11話感想。

◆◆存在するという事◆◆
生きるという事はこの世に「存在する」という事を意味する。
アレルヤ、スメラギ、そして、刹那を始めとするキャラクター達はこの世に「存在する」という事の意義を考え始めている。
そこから見えてくる「本当の自分」とは…。

といった内容を詰め込んだのが今回の話だったんじゃないかな。

◆◆ソーマの存在意義◆◆
作戦完遂に全力を尽くします
私はそのためだけに存在を許されているのですから


「超兵としての自分」こそがこの世に「存在する」事を許されている「本当の自分」であるとするソーマ。
つまり、彼女が「超兵」でなくなる事は、この世に「存在する」事を許されない事と同義であり、万死に値するのです。
今後、彼女は「超兵としての自分」が「本当の自分」とイコールであるか否かについて疑念を抱く事になるのでは、と予想している次第です。

◆◆本当の自分とは◆◆
他人なんざぁどうでもいい!
俺は俺という存在を守るために戦う!!


自分がこの世に「存在する」ためには同胞を撃つしかないとするハレルヤ。
そうしなければ、同胞はいずれ敵となって自分を殺しに来るのだ、と。

この場面で興味深かったのがアレルヤとハレルヤのやり取りで、

なら お前はなぜここに来た!?
僕は…ソレスタルビーイングとして!
殺しに来たのか?
違う!ガンダムマイスターとして!!
立場で人を殺すのかよ?
引き金くらい感情で引け!己のエゴで引け!!無慈悲なまでに!!!


アレルヤは、「人殺しである自分」を受け入れる事を恐れて、「マイスターとしての自分」を盾にする事で、崇高な理念の下に引き金を引くのだ、「本当の自分」はただの人殺しではないのだ、と自分に言い聞かせていた。
そんなアレルヤに対して「人殺しである自分」こそが「本当の自分」なのだ、と叫ぶハレルヤ。

撃ちたくないんだぁぁぁ!!!

アレルヤが「撃ちたくない」と絶叫したのは「人殺しである自分」が「本当の自分」であると認めたくなかったから。
その事実を突きつけてくるハレルヤも自分の中では認めたくない「偽りの自分」であるので、虚構の世界の彼に対しても引き金を引いたのでしょう。
「人殺しであるハレルヤとしての自分」ではなく「マイスターとして戦うアレルヤとしての自分」こそが「本当の自分」なのだ、と信じたかったのでしょうね。
今回はアレルヤが「本当の自分」を見出すきっかけになりそうな話の内容でしたな。

そして、彼が今回の話で真に味わったものはスメラギとの会話で明らかになるのです。

◆◆存在する事の苦しみ◆◆
なぜこんな苦いものを・・・

アレルヤが味わったものは「存在する」事の苦しみ。
同胞を殺して自分だけ生き残っている事に対する苦しみ、「人殺しである自分」を「本当の自分」として認めざるを得ない苦しみ。

酒を飲む事で現実から逃れようとするが結局は逃れられない事を酒は教えてくれる、といったところか。
自分が現実に「存在する」という証を“苦味”という感覚で理解する、と。
何せ死んでいればそういった感覚は全く持つ事ができませんから。

スメラギもまた現実で「存在する」事の苦しみを理解しているのでしょうね。
過去の予測ミスによって自分以外の仲間が全員死に、自分だけ生き残ったという苦しみを味わっているとか。
酒の苦味と「存在する」事の苦しみとをかけた上手い演出ですな。

以前、刹那が

俺は生きている
生きているんだ


と言っていましたが、この台詞の意味も「俺は存在している」という意味だったのでしょうね。
自分は親殺しの苦しみを味わいながらもこの世に存在しているのだ、と。
自らの手で同胞を殺したアレルヤの立場は親殺しの刹那の立場と同じですしね。

同胞抹殺後に涙するハレルヤの姿は、正に「存在する」事の苦しみを味わった姿を表現していました。
彼もまた人間なのだ、と。

今回はアレルヤの心理を掘り下げる事で「存在する事の苦しみ」,「本当の自分」というテーマを上手く表現していたと思う次第です。
以上、11話感想でした。

機動戦士ガンダムOO 10話感想 『ガンダム鹵獲作戦』

2007-12-09 17:19:33 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)
相手を知る前に自分を知れ!
という事ですか。
確かにその通りですな。
10話感想。

◆◆ティエリアの素顔◆◆
あぁ ヴェーダ…
俺は…
僕は…
私は…


敵にナドレを晒すと共に素の人格も暴露してしまったティエリア。
刹那が「俺=エクシア」と考えているようにティエリアも「自分=ヴァーチェ」と考えているのかもしれません。
ゆえに、彼にとってはヴァーチェの真の姿を晒す事は素の自分を晒す事と同じなのではないかと。
だから、ナドレを晒す事によってトランス状態となり「俺」「僕」「私」といった一人称が混在してしまったのでしょう。

ちなみに、ここでの一人称の持つ意味は・・・

俺・・・「マイスターとして相応しい自分」
僕・・・「マイスターとして相応しくない自分」
私・・・「ヴェーダに忠実な自分」


といったところでしょうか。
「マイスターとして相応しくない自分」である『僕』は認めたくない“素の自分”であるので、『俺』『私』といった一人称を用いる事で「ガンダムマイスター」としてのアイデンティティを保とうとしているのでしょう。

それだけ、彼は「ガンダムマイスター」である事を誇りに思い生きる糧にしていたと思う次第。
そのマイスターという地位の剥奪は、彼にとっては生きる意味の剥奪を意味し、万死に値するのです。
アレルヤのミスを「万死に値する」と評した直後の出来事だっただけに皮肉な演出に感じましたね。

◆◆計画とは◆◆
計画の早期に秘密を明かしてしまった事を大失態と悔やむティエリアですが、本来であれば、計画の末期に明かす予定だったのでしょうか。

という事は、他のガンダムにも隠された能力が備わっている可能性アリかな、と。
計画通り、予定通りにいくほど「世界は簡単ではない」ですからね。

◆◆二面性(三面性)の中での本当の自分◆◆
この物語では各キャラが二面性(ないしは三面性)を持っている事が描かれています。
この演出は、今後、各キャラが「本当の自分」を知るための伏線になるのでは、と予想している次第。

前回から作中で「相手を知る(理解する)事」による絆の構築が描写されていると思うのですが、そのためにはまず自分を知る(理解する)必要があるという事が描かれて然るべきかな、と。

ティエリアにしても、三面性の中での「本当の自分」を見つけていく、自分が何者かを理解する事で他者に自分を打ち明けていく、みたいな。

アレルヤにしても、二重人格に苦しみながらも「本当の自分」を選択していくという話の流れになるんじゃないかな。

それが僕の本質だとでも言うのか

彼は、今回、そう言って嘆いていましたが、今後、「本当の自分」は「アレルヤとしての自分」なのか「ハレルヤとしての自分」なのか選択していくイベントがありそうな予感がします。

ロックオンも、クローンか双子の兄弟がいる事からも、「本当の自分」というテーマと絡んできそうですし、刹那も「俺=エクシア」が本当に正しいのか?といった疑念が生じるのでは、と妄想する次第。

このガンダムOOの第一シーズンは各キャラの過去を描く事で各キャラが「本当の自分」を見つけていく話で、第二シーズンではそれを受けて、どのように他者を理解していく事で絆を構築できるか?というテーマが描かれるのではないかと期待している次第です。

予測・推測の世界においても、やはり、「対話」無しでは絆を構築する事はできない。
自分の事を知り、相手に自分の事を語る事で、予測・推測の域から脱し、初めて相手も心を開く、みたいな。

なかなかに今後の動向が楽しみな作品です。

しかし、関係無いけど、ルイスの母親って見事に昼ドラに出てくる教育ママにガチはまってるよなぁ、と苦笑してしまいました。
以上、10話感想でした。

機動戦士ガンダムOO 9話感想 『大国の威信』

2007-12-02 22:34:30 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)
この物語は「相手を理解する事の重要さ・難しさ」を描く物語なのかもしれませんね。
9話感想。

◆◆ロックオン◆◆
あの人が・・・?

「あの人」と言っている事からも、木陰に隠れていた人物はロックオンの兄弟と言うよりは、クローンの可能性の方が高いかな、と思ったりもして。
それとも生き別れの双子の傍らか?

アレルヤとハレルヤも双子かクローンの可能性が高い事を考えても、ガンダムマイスター選抜理由と何か関係がありそうです。

◆◆残された謎◆◆
フェルトの両親が2代目のガンダムマイスターだとすれば、現状メンバーは3代目か4代目という事になるのでしょうか。
メンバーは3年から5年周期くらいで入れ替わっている?
すると、以下のとてつもない疑問が出てきます。

①先代のガンダムマイスターは武力介入を行っていなかったのか?その時、世界から反発は無かったのか?刹那が幼少期に見たガンダムは武力介入を行ったガンダムマイスターなのではないのか?

②イオリアの死後、180年~190年の時を経て、なぜ今更ながらにガンダムマイスターが戦闘行為を行っているのか?また、なぜ犯行声明を発表したのが刹那達の代なのか?

①に関しては、大規模な武力介入は無かったものの小規模戦闘には介入していたのかもしれません。
また、刹那を助けたのは先代のガンダムマイスターで、彼がガンダムマイスターになる動機となった出来事だと思われます。

②に関してですが、恐らく、200年前に死んだイオリアは、ガンダムによる武力介入が行われる事を予測していたのでしょうね。
これに関しては後述する「太陽光紛争」が謎を解く鍵を握っているのではないかと思われます。

◆◆アレハンドロ◆◆
毎度、登場の仕方が悪人極まりない彼ですが、何と国連大使との事。
公式HPを見てもソレスタルビーイングの監視人との事ですので、ソレスタルビーイングの出資者と言うよりは動向を監視している存在なのでしょうか。
どっちかと言うと、ソレスタルビーイングを裏で操っている印象があるのですが…(それだと普通すぎるか)。

各国からの分担金が決まったこの時期にアザディスタンへの援助を特例で決定。
ってか、そんな事をしたら各国の反発を受けそうなものですが、それを押し切るだけの理由付けができるのでしょうか。
彼とマリナの交渉が一つ話のポイントになりそうですね。

◆◆絹江◆◆
こういう働きマンは良いね。
彼女は第4権力の立場からソレスタルビーイングの謎を暴いていくのでしょう。
推理小説の探偵級の活躍を期待したいところです。

◆◆太陽光紛争◆◆
何気に気になるキーワードですな。
18年前の戦いが第4次太陽光紛争だという事は、その何10年も前から太陽光紛争は続いているという事になります。

恐らく、太陽光紛争とは各国間における太陽エネルギーの支配権を巡る戦いの事を指すのでしょう。
時代的にはこの戦いが終結した頃辺りから、初代ガンダムマイスターがソレスタルビーイングに集ったものと思われます。
つまり、ソレスタルビーイングは太陽光エネルギー支配権確定後の世界に降臨した事になります。
この時代背景から、ソレスタルビーイングの活動目的を割り出していけそうな感があります。

◆◆理解するという事◆◆
素性を隠す、機体の秘密を隠す、仲間にすら自分の素性を明かさない。
ソレスタルビーイングのモットーは機密情報漏洩防止の模様。
何も知らなくて良いからとにかく戦え、馬車馬となって働け、と。

ゆえに、家族・知人等との関係を断たれた情報漏洩の危険性の低い者達が集結しているのでしょう。

一つ気付いたのですが、この物語では、現状、相手を知る(=理解する)事を「予測」する事でしか達成できていないのです。
何せ、ソレスタルビーイングのメンバーは相手の事を全く知らない(知ろうとしていない)訳ですから。

素性も経歴も本名も何も分からない状態の中で相手のことを手探りで予測、推測しながら知ろうとするが、それでは限界がある。
ではどうすれば良いのか?みたいなところが作中テーマと絡んできそうな感がありますね。
そう考えると、この物語も最近流行りの「対話」がテーマの一つとなってきそう。

心を開かない刹那に必死に語りかけようとする前回マリナの姿は作中テーマの一端を表現していたのかもしれません。

今回も、対話でフェルトの心を開いたロックオンが描写される等、徐々に各キャラクター間で「対話」による絆の構築が浸透しつつあるように思います。
予測・推測の世界において、真に相手を理解するには言葉によるコミュニケーションが必要であるという一大テーマが描写されるのではと思っている次第です。

◆◆アレルヤ◆◆
知っている…!
知っているぞ…!!


外界から隔離され、自分の素性を他人から知られる事もなく、周囲の人間の素性も知らなかったアレルヤが「知っている(理解している)」とする相手、ソーマ。

ただ、彼は本当にソーマの事を知っているのではなく、ニュータイプ的な特殊能力で触れ合っているだけなのです。
つまり、現時点では推測上でのみ彼女を知っているという事になる。
ここのところでも、「対話」の欠如による相手の不理解が描写されるのではないかと。
これは、ニュータイプ演出を否定して欲しいという私個人の希望もあるのですがw

今回は多くの伏線をばらまいてくれましたね。
回収の目処が立っている事を期待したいところです。
以上、9話感想でした。