・金巻兼一氏
【特徴】
脚本家陣のエース格。シナリオ構成担当。前作最終話と今作第1話の脚本を手掛ける。物語の重要ポイントで起用される事が多い。何気無く伏線を張るのが上手く台詞の言い回しが独特。伏線の回収の仕方も秀逸。
代表話:『かりぬい』,『地獄少女』,『夕暮れの里』,『ちぎれた糸』,『闇の中の少女』,『絆』等
・高木 登氏
【特徴】
サプライズ脚本がウリ。どんでん返しの展開が多い。前作『地獄少女』を脱・勧善懲悪化させたのもこの人の脚本があってこそ。
代表話:『零れたカケラ達』, 『袋小路の向こう』, 『病棟の光』, 『遠い隣室』等
・広 真紀氏
【特徴】
複雑な心理描写を巧みに表現する。ギャグネタも多い。仕置きシーンは毎度ギャグタッチで、シリアスとギャグを上手くマッチさせる。1話丸々ギャグ話を披露する事も。
代表話:『汚れたマウンド』,『ひびわれた仮面』,『トモダチ』,『地獄少女 対 地獄少年』,『うたかた』,『曽根アンナの濡れた休日』等
・西園 悟氏
【特徴】
主に登場人物の過去の話を手掛ける。哀愁漂う仕掛けがウリ。『ニ籠』でも三藁の過去話を手掛けると思われる。
代表話:『煉獄少女』,『悔恨の雨』,『偽地獄通信』,『黒の轍』等
・高橋ナツコ氏
【特徴】
分かり辛くドロドロした人間関係の描写が持ち味。昼ドラノリの愛憎劇、同人ネタが多い。視聴者によって特大ホームランの脚本か特大三振の脚本のどちらかに認定されるかと。ツボにはまる人間にははまる。私的に注目株。
代表話:『昼下がりの窓』,『花嫁人形』,『愛しのけいちゃん』,『あにいもうと』等
こう見ても、脚本家陣がバラエティに富んでいるので、脚本家によって話の色が随分と変わりますな。
今作からは、大傑作『地獄への暴走』の脚本を手掛けた川崎ヒロユキ氏も加わり、更に層が厚くなりました。
次回、『Vの惨劇』も期待大です。
しかし、前作第1話の脚本を務めた鈴木雅司氏が霊障に見舞われ、それ以降、脚本を書けなくなったとの事なのでアニメと言えど、『地獄少女』も侮れませんな(汗)。
声優陣を含めたスタッフも放映開始前にお払いをしたくらいですから。
ってか、どう考えても、この作品はホラーではないと思うのだが(どちらかと言うとファンタジー時代劇?)。
兎にも角にも、芯となる作中テーマはぶれる事無く、それぞれの脚本家の色を出す『地獄少女』シリーズに出会えて幸せですよ☆
以上、地獄少女愛に駆られたいいちこ的脚本家陣まとめでした。