とことん青春!

愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。

やっぱキラはカワイイわ

2006-01-31 12:35:21 | ガンダムSEED DESTINY
先日、種を見返したのですが、改めて自分がキラきゅん好きだという事に気付いた次第。
(以前から言っている様に)種前半の健気なキラきゅんが最高なり。
特に17話のサイとのやり取りは何度見てもしびれますね。

止めてよね…
本気で喧嘩したらサイが僕にかなう訳無いだろ?


って、リアルタイムで見ていた時は「はぁ?こいつ自分が強いからって調子に乗ってんな」(好感度↓↓)って感じだったんですが…

フレイは優しかったんだ…

の下りに始まり、

僕がどんな想いで戦ってきたか…
誰も気にもしないくせに!


の一言と共にシャトル爆破シーンを回想するキラの姿にホロリと涙したのを覚えていますね。
そんなに幼女を守れなかった自責の念に駆られていたのか。
自分一人で全てを抱え込んでいたのか。
他人の命を守れなかった事をここまで後悔していたのか。
何て純粋な子なんだ(好感度↑↑↑↑↑↑)!って感じでしたw

放送当時、私は20歳でしたが、10代中盤くらいだったらキラは好きになれないタイプのキャラだったかもしれません。
10代の頃は悩むキャラよりヒーローものに出て来る様な分かりやすいキャラが好きだったからなぁ。

ただ悟りを開いたキラには全くもって感情移入できなかった。
未だに何であんなキャラにしたのか製作者側の意図が皆目分からん。
キラが悟りを開いてからは作品自体をヨイショする気にもならなかったな(テーマも破綻してしまった事ですし)。
【少年の成長=仙人になる事】ではないと思いますよ(笑)。

BLOOD+ 16話感想 『シベリアン・エクスプレス』

2006-01-29 12:27:38 | BLOOD+
小夜の行く場所に翼手アリ。
推理小説が好きな人には最高の回だったかもしれませんね。
16話感想。

◆推理(いいちこ探偵風に)
ロシア革命以来、ロシア国内では未確認だった翼手がなぜ小夜の乗った列車に現れたのか?
偶然と呼ぶには出来過ぎた状況です。

さてさて、ここからは探偵モードでいきますよw
今回、翼手に姿を変えた若者2人。
この2人の部屋の中央に乱雑に置かれた注射針1本と蓋の閉まったビン2個。
まず疑問に思ったのがなぜこの2人は注射針を1本しか用意していなかったのかという事。
いくら仲が良いとは言え、普通なら2本用意して自分専用の注射針を使って注射しますよねぇ。

そして、部屋の中央に乱雑に転がっていながらなぜか丁寧に蓋だけ閉まっているビン。
こんなに乱雑に置くのであれば別に蓋なんて閉める必要は無いのではないか?それとも、お二方とも変な所で几帳面だったのでしょうか…w
わざわざ注射を終えた後、蓋を閉めて注射針と共に部屋の中央に置くとは。

ええ、もうお気付きかと思いますが、彼らは自分で注射を射したのではなくて誰かに注射された可能性があるという事。
しかし、部屋に争った形跡は無いので彼らに注射した人物は彼らと顔見知りだったのかもしれません。

エリザベータさん…
あなた、彼らからナンパされていましたよね。
あなたが会いに来たとなれば彼らは大喜びだと思うんですがねぇ。
別に疑っている訳では無いのですが、あなた、彼らが翼手に変わる前、どこに居ましたか?
えっ?洗面台に居た?
そうですか、そうですか。
あなた、確か洗面台から部屋に戻って来た時、指輪をしていましたよね?
あの指輪は普段から持ち歩いていたものですか?
いや、リク君が仲良しになったおばあ様の着けていた指輪にそっくりだと思いましたものでw
あのおばあ様、あなたが席を立った時、あなたの方を見つめていましたよね。
あなたに興味があるのか、それともお知り合いなのかな、と思っただけですけど。

しかし、今回の事件は妙ですよねぇ。
ロシア革命以来、ロシア国内で未確認だった翼手が突然現れたり、エリザベータさんに好意を持っていた男性が翼手に変化したり、ラストシーンで列車から飛び降りるエリザベータさんの表情が異様な程落ち着いていたり、と。

私には今回の事件、エリザベータさんが主役である様な気がしてならないんですよ…。
よろしければ、これから一緒にコーヒーでもどうです?

◆狙われる小夜
と、まぁ、↑の様な事を妄想してしまったのですが(笑)、簡単に言えば、エリザベータはあのおばあ様に殺されたんじゃないかな、と(で、身包みをはがされて素っ裸で列車の外に放り出された、と)。
ってか、変身できるとなると、あの(変身)おばあ様はやはりシュヴァリエクラスの人間なんでしょうかね。

まぁ、確実な事は小夜が狙われる対象になったという事。
今回の翼手出現も小夜が今後の展開で刺客から追われる事になる伏線なのかもしれないな、と。
勿論、刺客を送り込んで来るのはソロモン達という事になるのでしょうけど。
と言っても、ソロモンは『小夜を殺してはならない』と言っているので捕獲優先といった所かな。

◆カイの決意や如何に?
14話では
お前がどこかに行っても必ず見つけてやる
俺を信じろ


と、小夜に言ったカイですが、正にその時が訪れましたね。
彼は有言実行するタイプなので期待大です。
ってか、私的にはカイが血+のベストキャラに為りつつあります。
あの無鉄砲ながらも面倒見が良くあっさりした真っ直ぐな性格が最高。

今回は『何だよ…何がどうなってんだよ…』と翼手と戦うという「現実」に未だ困惑気味のカイでしたが、私としてはこれからのカイの動向(&成長)に注目したい所です。
しかし、リクとハジは何気に良いカップリングに為りそうだなw
美少年と美青年ですしね。

以上、探偵気取りのしがない感想でした。

SEEDでSS PHASE-27 『桃太郎』

2006-01-25 11:37:46 | ショート・ショート(SEEDでSS)
ある日、おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に行っていました。
おばあさんが川で洗濯をしていると川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。

おばあさん「あら?あらあら?大きな桃ですわね。持って帰りましょう」

~~~~~~~~家~~~~~~~~
おばあさん「ただいま戻りましたわ、マルキオ様」
おじいさん「お帰りなさい、ラクスさん。その大きな桃は何です?」
おばあさん「川で拾ってきたのですよ。一緒にお食べになりませんか?」
おじいさん「こんな大きな桃をどうやって食べるのですか?」
おばあさん「心配無用ですわ。えい♪」

~~~~おばあさんは手刀で桃を真っ二つにしてしまいました~~~~
赤ん坊「アブネェェェェ!」
おばあさん「あら?あらあら?」
おじいさん「これは…?」
赤ん坊「サスガ ホウチョウサバキハ クラインノオイエゲイダナ!!」
おばあさん「お怪我はございませんか?」
赤ん坊「アンタッテヒトハー!!」
おばあさん「元気が良いですわね♪」
赤ん坊「ゲンキガイイ?ゲンキガイイダト!?ヨクソンナノンキナコトガイエルナ!コレガドウイウコトヲイミスルノカ アンタダッテモモノキレアジヲミレバワカルダロ!!」
おじいさん「元気な赤ん坊ですね。名前は何と呼びましょう?」
おばあさん「そうですわね。桃から産まれたから桃太郎と名付けましょう」
赤ん坊「サスガ タンジュンナネーミングセンスハクラインノオイエゲイダナ!!」

~~~~~~~~桃太郎の試練が始まる~~~~~~~~
                   
                    続く?

BLOOD+ 15話感想 『おいかけたいの!』

2006-01-22 14:28:03 | BLOOD+
内容が薄かったな…。
15話感想。

◆新たなシュヴァリエ
新たに登場したシュヴァリエであろう人物、ジェームズ。
今後、彼がディーヴァの守り手になるみたいですな。

ってか、ディーヴァって5人のシュヴァリエがそれぞれ1体ずつ守っているんじゃなかったっけ?
だとすると、2体のディーヴァを守る事になるジェームズの負担はかなり大きいと思いますが。
私情で動くカールに任せるよりは良いのかもしれませんけど。

もし、ディーヴァが1体だとするとヴェトナムに置いておく事に意味があったのかもしれませんが。

◆岡村記者と謝花の役回り
岡村記者と謝花がフランスに向かったという事はロシアの次の舞台はフランスだと予測できますね。
そこでカイ達と再会するといったオチか。
しかし、岡村記者はクビが飛んでフリーになるんだろうな、きっと。

ルイスが「手を打つ為に」くすねたワインにどれ程の意味があるのかは置いておいて(笑)、岡村記者は作品においては貴重な存在と言えるでしょう。
何せ、小夜達は現実世界とはかけ離れた世界で戦っていますからね。
ゆえに、岡村記者のように「小夜達にとっての常識」が通用しない人間の視点はむしろ我々視聴者の視点に近い。
よって、岡村記者と謝花真央は作品により現実感を与える役回りという事になりそうです。

1クールではカイがこの役回りだったのですが、彼は小夜を守る為に赤い盾と行動する事を決意しましたからね。
カイはこれから現実世界とはかけ離れた世界で戦っていかなければならなくなる訳なので視聴者の視点とは遠いキャラになりそうです。
その伏線が今回の岡村記者と謝花の台頭なのではないかと勘繰っていますよw

ってかね、今回からロシア編かと楽しみにしていたのに脇キャラの動向に1話丸々使うとは…。
総集編や無駄な回想シーンで時間を潰すよりはマシですが(笑)、ぶっちゃけ、歯切れが悪い。
まぁ、岡村記者と謝花が重要キャラになるなら良いんですけどね。
以上、小言じみた雑感終わり。

SEEDでSS PHASE-26 『手紙』

2006-01-21 15:27:43 | ショート・ショート(SEEDでSS)
ある日、キラきゅんからアスランきゅんに
       手紙が届きました・・・

          _____
         / ヽ____//
         /   /   /
        /   /   /
        /   /   /
       /   /   /
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       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
       |                    |
       |                    |
       /    ̄ ̄ ̄ ̄      /_____
       / 就職活動        /ヽ__//
     /   いつから始める? /  /   /
     /               /  /   /
    /   ____     /  /   /
   /             /  /   /
 /             /    /   /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/__/__/
      

BLOOD+ 14話感想 『さいごの日曜日』

2006-01-15 15:50:03 | BLOOD+
話の流れ的には全く変化無し。
ついでに持ち帰りの仕事もあって激烈多忙の中の感想投下。

◆新OP
個人的には旧OPの方が良かったと思うのですが、あの幻想的な雰囲気は季節柄良いと思う。
今後の展開を予測できそうなカットは…

①小夜は翼手を操る事ができる?
②疑似家族と赤い盾の決別?
③シュバリエ総登場

といった所か。
①に関しては以前にも言及したが、今回の新カットで両手を広げた小夜に翼手が向かってくるカットがある事を考えても小夜が翼手を操る力を秘めているのではないかと妄想する次第。
ゆえに、ソロモンは(翼手を操る事ができる)彼女に手を出せないのでは、と。
彼女とディーヴァとの関係が分かれば謎は解けそうなのですが。

②に関してはあったら面白いと思うのですが、新規カットで発車する列車に乗っていたのがデヴィッド達だけで小夜達が乗っていないカットがあった事を考えても可能性はあるかな、と。

③に関しては新規カットで出てきたいかついおっさん達3人が残りのシュバリエなのではないかと。
髭をたくわえた親父が一番年齢的にいってそうですが。

◆守る為の力
もっと強くなりたい
私が私でいる為に
もう誰も傷付けたくないから


小夜にとっては力を持たない「人間」として生きるより、例え「兵器」としての道を進む事になったとしても大切な人間を守れない方が辛いという事なのでしょう。
つまり、大切なモノを守れずに「人間」でいるよりも大切なモノを守る為に「兵器」として生きる方が良い、と。
目の前でジョージやクララを失った彼女だからこそ言えた台詞だと思います。

彼女は自覚しているのでしょうね。
自分が最も守りたいと思っているカイやリクを守れなかった時こそが本当に自分を喪失する時だという事を。
何せカイやリクは彼女に「人間」でいる事を繋ぎ止めさせる大きな存在ですから。

◆変わる小夜と変わらぬシュバリエ
この町は変わらない
ううん…変わらない方が良い
だけど 私は変わっていく


この台詞でふと思ったのが、シュバリエ達はシュバリエたるままで時間の流れに関係無く全く変わっていないという事。
カールが小夜を憎んでいるのも、揺るぎ無かったシュバリエとしての地位を彼女に傷付けられたからなんじゃないかな。
つまり、カールはシュバリエとしての自分が変わってしまう事を忌み嫌い恐れているのではないかと。
この点で「変化」に立ち向かおうとする小夜と対比関係になっているのが何気に熱いですよ。
この対比関係に関しては今後の展開においても話を進める上での軸に為りそうな感があります。

◆絆
カイ…
ずっと側に居てね
ずっと側に居て離れないで
戦っても戦ってもカイが側に居てくれたらきっと私は私のままでいられる
カイとリクとお父さんの家族でいられる


約束する
側に居る
もう二度と離れない
お前がどこかに行っても必ず見つけてやる
俺を信じろ


イイ(☆∀☆)!!

孤独な戦いに身を投じる小夜にとってカイは心の支えであるという事でしょうな。
ただ『お前がどこかに行っても』の下りは今後の展開において小夜とカイの離別を暗示しているのではないかと妄想してしまう訳です(汗)。

で、小言なんですが、小夜との別れ際の香里の台詞はいまいちだったなぁ。
あの場面では『頑張ってね』,『行ってらっしゃい』ではなくて『体に気を付けてね』,『絶対に戻って来て』と激励するのが普通。
頑張り過ぎている人間に対して『頑張ってね』はかなりきつい一言の上に『行ってらっしゃい』では「もう戻っては来れない」と半分諦めているようなもの。
小夜とカイの対話が感動的だっただけにもったい無い演出だな。

次回からはロシア編。
良いなぁ~、新OPの幻想的な風景はロシアの風景だったのかな。
季節柄、ロシアを次の舞台にもって来たのはべストチョイスだと思いますよ(笑)。
今後の展開への期待も膨らみますね。

小夜の孤独と家族の絆(1クールを振り返ってみる)

2006-01-11 12:30:51 | BLOOD+
『お前にしかできない事がある』(byデヴィッド)
『あんただけが私達の明日を守れるんだよ…!あんたにしかできないんだよ』(byクララ)


周囲の大人達から【お前にしかできない,お前だけが頼りだ】と言われ続け、強い責任感と戦う事への義務感を生じさせた小夜。
しかし、同時にこの大人達の言葉は小夜を孤独の淵に追い込んでもいるんですよね。
小夜自身は本当は「人間」として生きたいと思っている訳なので、その意に反して「兵器」として異形の化物と(他人の分まで)生死を賭けて戦わなければならない彼女の孤独たるや計りしれないものでしょうし。

そんな事などつゆ知らず、小夜に最強の「兵器」としての道を突き進ませようとするデヴィッド達。
彼らの言葉は正論ではあるものの(他力本願で)無責任であるとも言えるかもしれない。

そんな彼らと対照的なのが、カイ達疑似家族。
カイは5話でデヴィッドに完膚無きまでに叩きのめされた様に翼手に対抗する力など微塵も持っていません。
それなのに13話では

今日から俺があいつを守る!

と、小夜を必死に守ろうとしているんですよね。
確かに彼は己の力量を考えておらず無鉄砲で常識外れではありますが、小夜にとっては非常に大きな存在でしょうね。
なぜなら、今の小夜は自分を犠牲にしてまで(=「人間」としての自分を捨ててまで)他者を守る為に「兵器」として戦っているから。
守りたいモノを守る為には戦わなければならないというある種の強迫観念に苦しむ小夜にとっては自分の事を守ろうとしてくれるカイやリクの存在は非常に大きいかと。
【お前にしかできない】というデヴィッド達の言葉を受け「孤独」な戦いに身を投じる彼女にとってその孤独感を振り払ってくれるだけの力をカイ達は持っているんですよね。
ゆえに、現状の小夜にとっての拠はカイ達疑似家族の偽りの無い温かな言葉と家族との絆という事になるでしょうね。

特に13話のカイの

お前一人で全部背負うなよ
俺達家族だろ


の一言は小夜の心に大きく響いた事でしょう。
周囲の人間から【特別な存在】として見られ、一人「孤独」に戦う事を余儀無くされた彼女に【自分は孤独では無い】と認識させ得る言葉だったのではないかと思う次第。

ただ、今後の展開次第では疑似家族も一筋縄ではいかない関係に陥りそうな感もあります。
何せリクは小夜と似た能力を持っていると考えられるので、何の力も持たないカイと対比関係にありますから。
現状、小夜の心の支えである疑似家族の絆がどこまで続くのかも見所の一つだと思いますけどね。

機動戦士Zガンダム 6話感想 『地球圏へ』

2006-01-09 12:17:39 | その他アニメ
超~久しぶりの感想投下。
目標を掲げた以上はやり切るのがブログ人の使命なり(なんちってw)。

◆◆ジェリドの適性◆◆
宇宙という場所で思う様に結果を残せないジェリド。
そんなジェリドに対して苛立ちを露わにするライラ。

新しい環境に入ればそこに合わせなければならないんだよ

このライラの言葉はニュータイプそのものの事を指しているのではないかとも思える次第。
と言うのも、ニュータイプは宇宙という新しい生活環境に適応した人類の事を指す訳ですから。
さしずめ、ライラはオールドタイプであるジェリドがニュータイプのカミーユに対抗する力を持つ為には(ニュータイプの物真似であったとしても)オールドタイプなりの努力が必要だという事を訴えたかったのかもしれません。

◆◆レコアの中に母の姿を見るカミーユ◆◆
5話では『あなたの様に幸福に育った方には子どもの苦労がどういうものか分からないんだ!』とレコアに叫んだカミーユですが、今回の話では打って変わって地球に単独で降りる事になった彼女を気に留めて必死に守ろうとしていました。

彼の態度が両親を失う前と両親を失った後とを比較してここまで変化した理由は彼が(実母を失った後)レコアの中に母の存在を垣間見たからなのではないかと思う次第。
ゆえに、母親を守れなかった彼にとってレコアを守る事は非常に重要な意味を持つのでしょうね。

カミーユは母親を憎んでいる素振りを見せてはいましたが、本当は誰よりも母性愛を求めていたんじゃないかな。
母親に反発していたのも自分をお座なりにした母親に愛を求めていた証だったのではないかと。
そして、新しい母親と見立てたレコアに母性愛を求めているのが現状のカミーユの状態と言えるのでは、と思います。

◆◆第2の母親候補エマ◆◆
こう考えてみると、現状のカミーユは母性愛に飢えており自分にその愛を与えてくれる存在を求めていると思われます。
その候補として挙がったのが前述のレコアとティターンズからやって来たエマという事になるのでしょうね。
彼女達は年齢的にもカミーユより若干、上なので同い年のファに比べれば母親候補に該当するでしょうし。

ゆえに、カミーユはレコアとエマを母親候補の天秤にかけていると思う次第。
そして、興味深い事にカミーユは今回、まずエマの下を訪ねているのです。
しかし、エマに

慰めて貰おうと思っても無駄よ
あなたと私は恋人でも何でも無いんだから


と、やり込められているんですよね。
カミーユは『あなたの様な人がなぜティターンズに居たのか聞きたかっただけ』と反論しますが、本音はエマの言った様に(両親を失った傷心の自分を)慰めて貰いたかっただけなのでしょう。
つまり、カミーユはエマを死んだ母親の代わりの新しい母親と見なしたかったのではないかと。

男は基本的にマザコンが多く恋人に母親的な部分を求める事も多々あるのでエマの台詞は核心を突く一言だったと思いますよw
しかし、その下心を見抜かれたので天秤にかけていたもう一人の母親候補のレコアを(今回の話では)母と見なすに至った、と。

レコアは地球に降りてしまったので、今後の展開ではエマを母性愛を求めるべき母親と見なす方向に走ると思うのですが…。
今回の話で下心を見抜いたエマに母性愛を求める事はカミーユにとっては難しい事なのかもしれませんけど。
ってか、母親的な包容力ではエマよりレコアの方があるので現状のカミーユにとってはレコアが母性愛を求める対象に為り得るのでしょうね。

以上、人間関係が複雑化してきたと感じた6話感想でした。