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とことん青春!

愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。

機動戦士ガンダムOO 2ndシーズン 7話感想 『再会と離別と』

2008-11-24 19:38:54 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

世界への帰還者第一号はアレルヤだったみたいですね。
正直、展開の早さに驚かされました。
今回の話は今後の展開を占うという意味合いからしても前半最大のヤマだったのではないかと思う次第です。
7話感想。

◆他者からの承認による存在の確立
居てくれるだけで嬉しいの
だって あなたに出会えたのよ
五感が無く脳量試波で叫ぶしかない私に反応してくれたのはあなただけ
あなたのおかげで私は生きている事に感謝できたの!

死んでいるも同然の状態だった自分の存在を認め受け入れてくれたのはアレルヤだけであり、そのアレルヤの承認によって自らの存在を確立する事ができたとするソーマ。

そんなあなたをこの目で見つめる事ができる
話す事も 触れる事だって
神よ 感謝します アレルヤ

アレルヤとソーマの絆の構築を描写すると共に他者からの承認による存在の確立を肯定的に描写したシーンでもありましたね。

◆弾き出された世界の外で
もはやアザディスタン王国は存在しません

中東再編を進める連邦軍によって解体されたアザディスタン。
マリナにとっての生きがいがアザディスタン復興だっただけに、今回の件で彼女の心は大きく揺れ動いた事でしょう。
彼女自身も戦う理由(生きる理由)を求めて立ち上がる契機を見出して欲しいところではあります。

◆ 二人だけの世界の構築による世界への帰還
ありがとう 生きていてくれて
ありがとう こんな僕に生きがいをくれて
アレルヤ…

アレルヤとマリーは正に二人だけの世界にはまりこんだ形になった。
ラストのキスシーンで彼らは互いに互いの存在を認め合う事で、争いの絶えない現状の不完全な世界に自分達の居場所を作り、現状世界を受け入れた格好になりました。

これでアレルヤの戦う理由が、マリーを守る事に切り替わった事になる。
もっと言うと、マリーとの絆を保つために戦う事になった、と。

今までの話の流れが、世界から弾き出された主人公達が世界に帰還するためには、世界の変革(刹那の考え)か他者からの承認(マリナの考え)のいずれかで達成できるという流れだったのですが、今回の話ではマリナの考えである他者からの承認による世界への帰還が肯定的に描写されました。

恐らく今後の展開では、刹那達の考えが世界の変革による世界への帰還から他者からの承認による世界への帰還に変わっていくものと思われます。
自分達は「ここ(世界)」にいても良いんだ、と。

であれば、刹那、ライル、ティエリアが守るべき他者を持つ事になるという展開になりそう。
刹那はマリナ、ライルはフェルト、ティエリアは現状では不明ですけどね。

次回、ティエリア絡みで一悶着ありそうですし、ティエリアの守るべきものが明確化されていく事を期待したいところです。

だが、この二人だけの世界は「世界に存在する」という観点から考えると作中では非常に脆くもあるのです。
なぜなら、ガンダムダブルオーは脱セカイ系の作品だからです。

◆二人だけの世界の弊害
予想以上に早いタイミングで「他者からの承認」による世界への帰還が肯定的に描写されてしまったので驚いております。
とりあえずの形で世界への帰還は果たしたもののこれからが試練の連続という事になりそう。

セカイ系の話であれば、二人だけの世界を構築する事で世界と同調する事ができるのですが、ダブルオーではそれは不可能。
なぜなら、二人という「個人」と現状世界の間に「社会」が存在するからです。
二人が独善的な世界を作り上げたところで「社会」から認められなければ、本当の意味で「世界」で生きていくという事にはならない。

個人の絆の構築のみで作り上げた世界でもってして、この世界の中に居場所を作る事が果たして可能かどうかという事も今後の展開では描写されそうな予感。

よって、次なる段階は二人の関係を「社会」に認めさせるという段階かな、と。
このアプローチをどのように描写していくのか製作者側の手腕に期待したいところです。

◆絆
君でも 笑うんだ…
嬉しい事があれば誰だって笑うさ

この刹那の台詞もアレルヤとの絆が構築された事を端的に表現している。
ラストにこの描写を挿入する事で、今回の話が絆の構築(他者からの承認)による世界への帰還を肯定的に描写した内容だった事を表現しておりとても上手い演出だと思った次第です。

周回遅れになりましたが、アンケート結果№1のご愛顧を承りましての感想投下でした。
今後はなるたけ早めに感想を上げるように努力致しますw


機動戦士ガンダム00 2nd シーズン 5話感想 『故国燃ゆ』

2008-11-08 23:36:43 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

演出一つで作品はこうも変わるものなんですかねぇ。

◆ソーマ
セルゲイの養子になる決心をしたソーマ。
しかし、彼女はアロウズのやり方に疑念を抱き、結局は殺戮兵器にしかなれない己の生き方に苦悩する。

◆沙慈の役回り
あの子供たちも君達の犠牲者だ
君達が変えた世界の

沙慈の考えは、言わば、一般人代表・世界の声。
ゆえに、彼はソレスタルビーイングが世界から認められているか否かの物差し的存在であると言えるかもしれません。
今後、彼のソレスタルビーイングに対する考え方の変化には注目ですな。

◆形だけの連邦軍
セルゲイも悲惨やねぇ。
部下がアロウズに敵の位置を知らせた事からも連邦軍がアロウズに対して政治力を持たないお飾りに過ぎない事がよく分かる。

しかし、人間・セルゲイも親としてはアロウズばりの無機質な人間であると自他共に認めているところが興味深いところです。
セルゲイがこの連邦軍でどのような役割を担っていくのか楽しみなところです。

◆オートマトン
大量殺戮無人兵器オートマン。
手に血が付かない人殺しをしようとするアロウズ。
人的コスト等を考えると最も合理的な戦い方ではあるのでしょうが、このような戦い方では(アレルヤの言っているように)罪の意識など生まれるはずもない。
逆を言えば、ソレスタルビーイングが罪の意識を常に持ちながら戦っている事を表現したかったのでしょう。
ここの所でアロウズとソレスタルビーイングの意思の違いが端的に分かりますね。

と言うよりは、アロウズ自体、元々、自分達の事を悪を裁く正義の集団だと思っている訳ですので、人殺しに対する罪の意識など皆無でしょうけど(マネキンが情を見せたのが意外でした)。

この無人兵器を徹底的に否定している点がガンダムWと被りますね。

◆アザディスタン
ところがギッチョンに破壊されたアザディスタン。
次回、リボンズの黒さが炸裂する?

しかし、前作より遥かにレベルアップしていますね、ダブルオーは。
演出が変わっただけでこうも作品の色が変わるものなんでしょうか。
しかし、一向に感想を書くモチベーションが上がらないのはアニメそのものに対する興味が薄れてきているからかもしれません。
以上。


機動戦士ガンダム00 2nd シーズン 4話感想 『戦う理由』

2008-11-01 23:10:22 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

どうにもモチベーションが上がらずに感想を書いていなかったのですが、そろそろ書きますか。

◆存在する理由
戦う理由、それは生きる理由。
この世界で生きる理由。
この世界において己の存在を確立させる理由。

今回の話では各キャラの戦う理由がこの世界に存在する(生きる)理由と結びついていた点が興味深かったですね。

◆ここで生きるという事
ここよ
私はここにいる

ここ…?

今回の話では見事なまでに「ここ(この世界)」に存在する理由(生きる理由)を各キャラクターが語ってくれましたね。

その先陣を切ったのがマリーたるソーマ。
ソーマは自分が「ここ」にいるという事を他者(アレルヤ)に主張する事で自分の存在を他者(アレルヤ)から認めてもらい確立させようとしている。
それゆえにアレルヤに対して「存在する事(生きる事)」への感謝を説いたのでしょう。

今までの話の流れが、世界に存在するためには、世界の変革(刹那達の考え)か他者からの承認(マリナ達の考え)のいずれかによって達成できるという流れだっただけに今回のソーマの主張(他者からの承認による世界の中での存在確立)はイイ感じでしたね。

◆存在の証を刻むために
そうね あなたの名前はアレルヤが良いわ!
アレルヤ…?
神様への感謝の言葉よ
感謝…?何に感謝するの?
決まってるじゃない 生きてる事によ!

この作品では世界から弾き出された主人公達がそれでも世界と向き合い、立ち向かう事で世界を変えようとしている様を描写しています。
一番重要な事はなぜ彼らが世界を変えようとしているのかという事。
その答えは自分達の存在を世界に認めさせたいからなんですよね。

ではなぜ自分達の存在を世界に認めさせたいのかというと、自分達がこの世界に存在している証(=生きている証)を刻みたいからに他ならないのです。

よって、今回のアレルヤとソーマのやり取りは作中テーマの根本を端的に表現したやり取りだった思う次第です。

◆ライル
気付かせてやったんだ
比較されたらたまらんだろ

相変わらずクールですね。
頭は良いみたいですけどね。

◆ミスターブシドー
ブシドーで武士道の事?
ミスターキシドーの方が似合ってるんじゃない?

◆刹那の存在理由
世界の歪みをガンダムで断ち切る
未来のために!
それが俺とガンダムの戦う理由だ

この刹那の台詞も作中テーマを端的に表現している。
彼がなぜ世界が歪んでいると思っているのかというと、自分達の存在が現状の世界に認められていないという事を理解しているからなのです。
その歪みを断ち切って自分達の存在を世界に認めさせ、世界に帰還する事が彼の最大の目的。
そうする事で彼の存在の証(=生きた証)は世界に刻まれる事になるのですから。

◆生きるに足らない世界だから
どうしてここにいるんですか?
戦争をなくしたいと思ったからだ

「ここ」に存在する理由を問う沙慈に対して、戦う理由を述べるイアン。
彼も戦争をなくすという目的を果たす事で世界に帰還したいと考えているのでしょう。
それが彼の戦う理由であり、世界から弾き出されながら生きる理由でもある、と。
戦争が続発する現状世界は彼にとっては生きるに足らない世界なのでしょうね。

◆スメラギの存在理由
今の私には戦う理由が無いの
ここにいる理由も

あなたがここにいる理由はあると僕は思いますよ

戦う理由も「ここ」に存在する理由も見当たらないと苦悩するスメラギ。
この台詞を吐いた時の彼女は生きていながら死んでいる状態のようなものでしょうね。
何せ世界から弾き出された上に戦う理由・生きる理由すら見出せない状態なのですから。
しかし、、、

もう一度私にできるかしら
世界と向き合う事が
そして大切な人を守る事が

アレルヤの説得もあり、自分と向き合う事ができたスメラギ。
抜け殻だった彼女にも生きる理由(存在する理由)を見出せる契機が訪れたのではないかと思う次第です。

◆カタギリ
飲んだくれから脱却したカタギリ。
スメラギへの憎しみの執念で地獄少年と化すか?

以上。


機動戦士ガンダムOO 2ndシーズン 3話感想 『アレルヤ奪還作戦』

2008-10-25 23:44:31 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

いまいち感想を書くモチベーションが上がらなかったのでほったらかしにしていたのですが、周回遅れは避けたいのでポチっと一言感想でも。
今回はアレルヤとソーマが干された回でしたね。

◆ミレイナ
「ですー」って口癖がうざったいけど14歳だから許す。
親父に似なくて良かったですー。

◆沙慈
自分だけ平和ならそれで良いのか?

これは突き刺さる台詞やなぁ。
沙慈も平和の国の人間だが、ルイスの悲劇を目の当たりにして変わってしまいましたからね。

◆ソーマ
戦う時は戦士の顔つきに変わってますね。
メリハリついててイイ感じ。

◆ライル・ディ・ランディ
何でノリまでロックオンと同じなんだよ(笑)!

◆ティエリア
ライルを外様として見ているね。
こういう時こそライルは一発かませるかどうかの真価が問われる。

◆刹那とアレルヤの再会
アレルヤとの再会シーンだが、あまりにも淡々としすぎだよなw
もうちっと再会を喜べよw
この作品らしいですけどね。

◆アレルヤとソーマの再会
マリー・パーファシー…

アレルヤとの再会で超人機関時代の「マリーたる自分」を回想するソーマ。

マリー…必ず迎えに来るから
必ず!

アレルヤ男前~♪
私はこの作品の中でアレルヤが一番好きです。
優しいもんね。
しかし、えらく短い再会でしたね(汗)。

◆刹那とマリナの再会
そんなの…そんなの…悲しすぎるわ…
なぜ泣く?
あなたが泣かないからよ…

ここでカットして次回予告に入る感動的な演出に鳥肌が立ちました。
この余韻は素晴らしい。
この演出ができるようになったところに1stシーズンからの製作者側の成長がありますね。
しかし、美女の涙は絵になるねぇ。
三十路手前でもマリナなら全然OKですね、マジで。

この作品自体、世界から弾き出された主人公達が、自分達の存在を世界に認めさせ、最終的には自分達を弾きものにした世界に帰還する過程を描写する事を最大の目的としていると思うのですが、今回のマリナと刹那のやり取りにそのテーマの一端が垣間見えた感があります。

マリナは刹那の代わりに涙を流す事で自分の気持ちを訴えかけ、刹那の存在を承認し受け入れる意思を表明している。
殺戮マシーンのごとく戦う無機質な刹那を人間として認め受け入れる事で、不完全な世界を破壊しようとする刹那の居場所をその不完全な世界の中に作ろうとしているんですね。

この構図はなかなかに興味深く、刹那は自分達が世界に認められ帰還するための居場所を作るには現状世界を変革する以外に道は無いとしているのに対して、マリナは自分自身が刹那の存在を受け入れる事で刹那に現状の不完全な世界を受け入れるよう促しているのです。
つまり、刹那とマリナは全く逆の考えなんですね。

今の二人の関係は「泣かぬなら私が泣こうF・セイエイ」みたいな具合で、刹那が心を開かぬなら私(マリナ)から開かせてあげようみたいな感じなんですが、最終的には「君が涙を流すなら君の涙になってやる」といった具合に互いに互いの存在を認め合う事で世界に自分達の居場所を作り、この世界に生きる事(帰還する事)を認めるに至るオチになるのではないかと妄想する次第です。

変革による世界への帰還(刹那の考え)と他者からの承認による世界への帰還(マリナの考え)の狭間で物語が動いていきそうです。

しかし、完全にアレルヤとソーマの再会が干される形となった刹那とマリナの再会でしたね。

以上、アレルヤ合流で新生ソレスタルビーイング誕生の回の感想でした。


機動戦士ガンダムOO 2ndシーズン 2話感想 『ツインドライヴ』

2008-10-14 19:47:10 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

ちっぽけな個人の存在を世界に知らしめる事はできるのか。
2話感想。

◆ロックオン弟
あれそういうオチだったの(汗)?
前作でロックオンが「あの人」とか言っていたから、てっきりクローンかと思っていましたよ。

しかし、いくら双子と言っても、性格まで似るもんなんですかねぇ。
ってか、今まで何をやっていたのでしょうか。
いきなりガンダムマイスターになれる程の実力を持っているのであれば最初からソレスタルビーイングに参加できなかったのか?

また、ティエリアの台詞も気になりますね。

違う…あの男は彼じゃない

ここでの「違う」の意味は志が違うという意味なんじゃないかな、と。
ティエリアの感性の鋭さを感じさせられます。

◆スメラギ
正体がばれた時のカタギリの驚きようが気の毒でしたね。
んでもって、次はカタギリが飲んだくれる番かよ(笑)!
まぁ、気持ちは分からなくもないですけどね。
何年も激励し続けてきた女が最大の敵だったとなると、裏切られた気持ちにならざるを得ないですし。

しかし、刹那の口説き文句は良かった。

俺は…俺達は戦う
世界に変革を促した事が俺達の罪ならば
その罪は再び世界を変える事でしか償えない

こうでも言わなければ、スメラギも乗ってこないでしょう。
燃え尽き症候群のスメラギに確固たる目標を見出させる言葉ですね。

◆ルーミン
戦いの果てにこそ世界の変革があるわ

ほくそ笑むルーミンですが、その情報網の広さは相変わらず。
曲者らしさを秘めています。
ちなみに、ネーナはいざという時の駒なんだろうな。

オチとしては、ルーミンは紅龍に刺されるよ、きっと。

◆刹那の誓い
目覚めてくれダブルオー
ここにはOガンダムとエクシアと
俺がいる!

これが俺達のガンダムだ!!

そびえ立つ世界の壁の前で、今はちっぽけな存在に過ぎないダブルオー。
そのダブルオーの存在を世界に知らしめる。
そして、「俺達の力」で世界を変えてみせる、と。

個人の意思で世界に立ち向かおうとする刹那の志が上手く表現された台詞ですね。

しかし、自分達の存在を世界に認めさせる宣言をすると共にダブルオーが起動するシーンはなかなかに感慨深いですね。
世界変革への第一歩を踏み出すための刹那の叫びだったと思う次第です。

◆またもやラストは
またもやラストを飾ったのは囚われのアレルヤ(笑)!
いい加減、ハレルヤに変わって窮地を脱しろw!
長々と引っ張って、来週、アレルヤとソーマが再開する模様です。
ってか、地球連邦って存在価値あるのかね?セルゲイ以外の主要人物はみんなアロウズ行きですよ(コーラサワーも多分w)

ちょっと吹いたのは予告のナレーション。

もう誰も失いたくはないから

って、ガンダムSEEDかよw
ダブルオーで初めてちょっとウルッときてしまったわ(涙)。
SEED前半のキラきゅんを思い出してねw


機動戦士ガンダムOO 2ndシーズン 1話感想 『天使再臨』

2008-10-08 22:30:13 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

その再生を破壊する

がらりと世界観が変わりましたな。
1話感想。

◆アロウズ
前作ラストで発足した連邦政府から独立した治安維持部隊「アロウズ」。
しかし、アロウズのやっている事は焚書坑儒の恐怖政治。
まるでティターンズですな。

ちなみに、公式サイトに書かれている「人類の意思統一を目指す」という文言が一つのポイントになってきそうな予感。
意思統一という事は世界を一つの方向に束ねるという事。
つまり、「束ねられた世界とそれに立ち向かうソレスタルビーイング」という構図が自ずと出来上がるんですね。

世界に立ち向かう主人公達を描写する作品というのは、セカイ系の作品が溢れる近年においては稀少。
これぞ脱セカイ系の真骨頂とも言える設定でしょうね。

◆カタロン
アロウズのような独裁権力が台頭すると、当然のように台頭するのが反政府組織。
エウーゴみたいなものでしょうか。

カタロンには参謀役としてシーリンが三顧の礼で迎えられたっぽい。
個人的にはカタロンとソレスタルビーイングがどのように関わっていくかが非常に楽しみな次第です。

◆刹那
変わっていない 
あの頃から何一つ
こんなもの 求めていない!
ロックオンも俺も
こんな世界など!

童顔から精悍な顔つきに変わった刹那。
世界に立ち向かう立場は前作終盤から変わらず。
しかし、彼の崇高な意思も立ち塞がる「世界の声」の前では掻き消されるだけの希薄なものなのです。

この『機動戦士ガンダムOO』という作品では、「世界の意思と個人の意思の乖離」が理不尽な世界に立ち向かう主人公達を通して描かれています。
最終的には、個人の意思でもって世界の意思がどのように変化していくのか?つまり、刹那達がどこまで世界を変えていけるのか?という「限界の戦い」が描写されると思う次第です。

脱セカイ系をテーマの根幹に掲げる本作の芯を支える描写になりそうです。

◆沙慈
人を殺せば君達と同じになる
そんなのはごめんだ

怨恨に身を任せる沙慈。
姉とルイスを喪失した事で傷心の模様。
彼が本当に憎むべきものを見出した時、彼の変化が始まるのかもしれない。

◆ティエリア
君は現実を知らなすぎる
自分のいる世界くらい自分の目で見たらどうだ?

ヴェーダの意思統一から脱却したティエリアらしい台詞。
意思統一を掲げる世界に歩調を合わせるのではなく、個人の意思で世界に立ち向かうべきだ、と。

クールなティエリアの台詞から脱セカイ系が表現されたところが熱いですよ。

◆ルイス
アロウズに所属するルイス。
沙慈との別れによって心境に変化が生じたのか。
両親を奪い世界を脅かすソレスタルビーイングに対抗するためにアロウズに入ったのか。

彼女の正確な参戦動機は不明ですが、沙慈との別れが一つの契機になった事は間違いないかと思う次第。

◆リボンズ
ルイス・ハレヴィ…良かったね
これで君にも戦う理由ができた

相変わらず何を考えているのか理解できないリボンズ。
ってか、リボンズに注目されるルイスはよほどの存在なのかもしれませんね。
リボンズの側近がティエリアそっくりなのも気になるところです。

◆仮面の男
ここまで正体バレバレならば仮面を被る必要は無いw

◆マリナ
シーリンを失い、セカンドシーズン開始早々、窮地に立たされたマリナ。
三十路手前女の意地を見せて欲しいものです。

賞味期限切れとは言わせない!

とスメラギさんも申しております(笑)。

◆ソーマ
超可愛くなっとる(萌え)

父さん・・・

と、セルゲイの息子を見た時に目を丸くする顔がマジかわゆすvv
セルゲイと共に地球連合に所属。
ってか、この世界情勢では地球連合もかなり曖昧な組織ですね。

◆ライル・ディ・ランディ
カタロン所属の記憶を失くしたロックオン。
あの爆炎からどのように生き延びれたのかが疑問です。
前作で登場した彼のクローン(兄弟?)の存在の謎はいつ明かされるのだろうか。

◆アレルヤ
ラストを飾ったのは意外にもアレルヤ(笑)。
何やら囚われている模様ですが、ハレルヤに入れ替わって窮地を脱しそうな感じです。


さて、後はコーラサワーの登場を待つかw
今回は前作の登場人物のその後の描写と世界観の説明に注力していましたね。

しかし、現状の記事を書くモチベーションでは地獄少女の方が圧倒的に高い。
ダブルオーもこれから加速度的に面白くなる事を期待したいところです。


機動戦士ガンダムOO 最終話感想 『刹那』

2008-06-15 23:47:35 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

遅くなって大変申し訳ないのですが、ようやく鑑賞終了したので感想投下w

ダブルオーは原点回帰を果たした作品だった。
OOとは数字の0、即ち、原点という意味も込められているのかもしれませんね。

1話目を見た時と全話を見終えた時とで作品の印象がここまで違うのも珍しいかもしれません。
1話目を見た時、この作品の主題は「武力による紛争の根絶の是非」を問う物語かと思っていました。
しかし、それは全くの勘違いだった。

本作の真の主題は「世界の意思と個人の意思の乖離から生じる“歪み”」の描写。
これに尽きると思います。

新世紀エヴァンゲリオン以降、アニメ界には「セカイ系」と呼ばれる新ジャンルが生まれる事になります。
セカイ系とは、簡単に言えば、世界が主人公とその周辺人物を中心に構成されている、という考え方です。
要するに、世界の意思と登場人物の意思が合致する状態なんですね。

前シリーズのガンダムSEED DESTINYもガンダムにおけるセカイ系の作品でした。
あの話は主人公キラを世界の中心に据えた剣と魔法の物語みたいなもんでしたがw

ダブルオーはこれらセカイ系作品とは真逆の作品です。
この作品では、自分が世界の中心で世界を動かす事を「神」という完全なる存在によって表現しています。

ソレスタルビーイングが神であれば、彼らを中心とした世界が創造され、彼らを中心に世界は回る事になる。
しかし、作中では武力によって紛争を根絶するという崇高な「意思」を持ったソレスタルビーイングの行動は世界から「矛盾した行動」として受け止められる。
つまり、ソレスタルビーイングは彼らの「意思」とは関係なく彼らの「行動」だけで評価され、世界からは「悪」と認識されるのです。

その事を上手く表現していたのが、トレミー組とマイスターセカンドチームの対比です。

無差別大量虐殺を行ったマイスターセカンドチームと刹那達の決定的な違いは、「意思」が違う事です。
刹那達は純粋に紛争根絶を目指すために武力行使を行っているが、セカンドチームは遊び半分で民間人を虐殺したのですから。
だから、刹那は「あれはガンダムではない(=あいつらの意思は自分の意思とは全く違う)」と言ったのです。
刹那にとってのガンダムとは崇高なる意思を体現するための機体なのですから。

だが、刹那達は、その「意思」とは逆に、世界からはマイスターセカンドチームと同じ「悪」と見なされる事となる。
その様に判断され、世界から弾かれる理不尽さ・葛藤は自分が世界の中心に存在する事を前提とするセカイ系の話では起こり得ない。

詰まるところ、刹那は世界の意思を思い通りに動かす神にはなれなかったという事なのです。
ゆえに、彼の意思とは無関係に世界はただ淡々と回り続ける、と。

この反セカイ系は初期ガンダムシリーズの伝統を継承したものです。
初期ガンダムシリーズでは主人公を中心とした世界だけでなく主人公以外の脇役キャラの存在する世界も描写しました。
その「主人公以外の脇役キャラの存在する世界」の描写こそがガンダムが「リアル」と呼ばれる所以なんですね。
(悪い意味ではなく)その伝統を破壊し流行であるセカイ系の波に乗ったのがSEEDシリーズであり、今風の新しい「リアル」の概念を作った訳なのです。
ゆえに、ダブルオーは脱セカイ系の原点回帰を果たした古風な「リアル」作品であると言えると思う次第です。

第13話『聖者の帰還』におけるガンダム非武装作戦時に、スメラギは「ソレスタルビーイングの想いを世界に見せる」と言っていましたが、正に世界から理解されない(=世界の中心になりえない)ソレスタルビーイングの苦しみを表現していた言葉だと思います。

彼らは世界が歪んでいると感じた事でしょう。
何せ自分達の崇高な意思を知ろうともせず、ただ行動のみで善悪を判別されるような世界なのですから。
彼らは、この世界の意思と個人の意思の乖離から生じる“歪み”を失くすために世界を変えようとするのですが。

この作品でいうところの「変えるべき理想の世界」とは、各キャラクター達が世界から認められ、世界の意思と各個人の意思が合致する世界の事を指すのでしょう。
意思の乖離から生じる歪みが抹消された世界こそが理想の世界である、と。

今作では世界の意思と個人の意思を合致させようと奮闘した挙句、それを成し得なかった主人公達を描写したので、2期目は世界の意思と個人の意思の合致による主人公達の世界への帰還を描く話になるんだろうな、きっと。

この作品は地味で断片的な描写の積み重ねによって構成されているので劇的な演出を好む視聴者にとっては退屈な作品だったかもしれません。
しかし、行間で物語を読み解いていくタイプの視聴者にはこれ以上無いくらいの傑作だったと思う次第です。

沙慈とルイスのラブコメチックな断片的描写の積み重ねも、偏に彼らの出会いと別れを描くためのものでしたし。
あの片手切断シーンだけをクローズアップさせるのであれば、一つの「戦争の悲劇」を描くには十分でしたが、それまでの地味な描写の積み重ねがあったからこそ、あのシーンを2人の「別れ」の契機として描く事ができたのです。

1話1話の出来はそうでもないですが、全体を通した出来は種運命やコードギアスの完成度を遥かに超えていたと思います。
私の中ではガンダムシリーズで5指に入る作品ですよ。
今秋開始予定の第2期も非常に楽しみな次第です。


機動戦士ガンダムOO 23話感想 『世界を止めて』

2008-03-16 21:36:02 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

ロックオン逝く!
今回の話は分かりやすかったな。

◆◆世界の存在理由と自分の存在理由◆◆
今回の話では世界と個人の対比が分かりやすく描かれていましたな。

ロックオンはこの世界を生きるに足らない世界であると考えていた。
その理由は、彼自身が「かけがえのない存在」になる事ができなかったからでしょう。
ゆえに、彼は世界を変える事で自分自身を「かけがえのない存在」へと昇華させようとした、と。

その事で彼に「生きる意味」が生まれるのかどうか、という事が今回の話の焦点になった訳ですが、彼が死んだ今となっては、刹那達にこのテーマの是非が託される事になりそうです。

◆◆なぜ人は生きているのか?◆◆
この世に生きるという事はこの世に「存在する」という事を意味する。
存在を確立させるためには他者からの承認及び他者との絆の構築が必要となる、というのが今までの話の流れ。
だが、マイスターとの絆の構築もロックオン自身に生きる意味を見出すに足らないものだったのでしょう。

よう お前ら満足か?
こんな世界で
俺は嫌だね…

ロックオンはテロによって家族を失った存在でありながら、マイスターという家族的存在からの承認も彼に生きる意味を与えるものとはならず、むしろ、世界に帰還する契機を不可逆に喪失してしまった、と。
なかなかに興味深い演出ですな。

彼の望みは今とは全く違う別世界の構築によって自身を「かけがえのない存在」へと昇華させる事だったのでしょうね。
それが彼の戦う最大の理由でもあった、と。

ゆえに、これから先の展開は、各キャラクターが別世界の構築によってこの世に存在する意義を生じ得るか否か、が一つのテーマになってきそうな予感。

この作品は、脱世界化した主人公達が「かけがえのない存在への昇華による世界への帰還」を果たす物語なのでは、と感じ得た次第です。

◆◆なぜ世界は存在するのか?◆◆
俺は俺の意思で紛争根絶のために戦う

刹那は世界の歪みの理由を自問しながらも、己の意思を貫こうとしている。
彼の作中でのスタンスは、自由意志からのアイデンティティ獲得による世界への帰還かな、と。
言わば、自己を確立させる事で現状の不完全な世界を受け入れるというスタンスですな。

確かに、交換不可能な自己を確立させる事によるかけがえのない存在への昇華というのはオーソドックスなパターンですからねぇ。
ただ、その事で彼が世界に帰還する契機を見出せるかどうかは別の話ですけどね。

今後、刹那は別世界の構築に起因するアイデンティティ確立による世界への帰還と、かけがえのない存在への昇華による世界への帰還との狭間で揺れ動きそうな感があります。

そう考えると、今回のラッセの台詞は何気に熱かった。

ソレスタルビーイングは 俺たちは
存在することに意義があるんじゃないか

ここでの「存在」とは「何者にも換えられないかけがえのない存在」という意味なのでしょう。
この「かけがえのない存在」になるためには、他者との絆の構築・別世界の創出・現状世界の受け入れ・自己の世界からの承認等、様々な手段がある、と。

脇役にこの台詞を吐かせるとは相変わらず渋い作風だと感じた次第です。

ってか、このテーマは第2シーズンに持ち越しになりそうな予感もあります(汗)。
以上。


機動戦士ガンダムOO 22話感想 『トランザム』

2008-03-09 21:08:09 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

いやはや、作品の全体像が見えてきて面白かったです。
やはり、この作品の主題は「神と人間」の対比なんだろうな。

◆◆神と人間◆◆
今回の話では、随所に神と人間の対比がなされているように感じた。
イオリアが人間に可能性を託した描写然り、マイスターセカンドチームの敗北然り、ティエリアとロックオンの関係然り。

自分を完全な存在である神と捉えている者達は作中で否定され、不完全であるがゆえに完全な存在を目指して努力する者達が肯定されているな、と。

言わば、この作品の一つの主題は、不完全性の無自覚の否定ですな。

◆◆人間という存在◆◆
ロックオン
あなたは愚かだ

話の流れから察するに、これは額面通りの「愚か」という意味ではなく、ティエリアが不完全な人間の存在を完全肯定したという意味なんだろうな。
人間は愚かだが、それも含めて人間なんだ、と。
現に、ティエリアは自分をかばった愚かなロックオンとの絆を深めているのだから。

そばにお手本がいるだろう
自分の思った事をかむしゃらにやる馬鹿がな

人間は自分の意思で行動する事ができる、それが人間の可能性でもある、と考えるロックオンは素敵です☆
ヴェーダという絶対的な神を失ったティエリアには重く響く言葉ですな。
ってか、彼の言動がラストのイオリアの言葉と被るのがかなり熱いですよ。

作中でキャラクターの不完全性が肯定されていると感じ得た次第です。

◆◆神の退場@セカンドチーム◆◆
自分達をあたかも完全な存在であるかのように振舞っていたマイスターセカンドチームですが、今回の話でネーナ以外、退場するはめに。

次回以降の話でも、己の不完全性に無自覚な者達は作中で抹殺されていくのではないかと予想する次第。

ゆえに、自分を神であるかのように捉えているアリーやアレハンドロは退場しそうな予感があります。

◆◆神の退場@イオリア◆◆
ソレスタルビーイングのためではなく
君達の意思で

イオリアの理念は、人間が未成熟で争いを止められないから、自分を頂点にした統一世界を築くというものだった。
言わば、彼は紛争勃発の予測可能な統一世界を治める神的存在になる事を望んでいた、と。

世界は

人類は

変わらなければならないのだから

かつて刹那は言った。
なぜこの世界は歪んでいるのか?と。
世界が歪んでいる理由は人間が不完全な存在だからに他ならない。
それを知っているイオリアは自分が神となり人間を統治する事で世界から争いを失くそうとしたのでしょう。

しかし、そんな絶対的な神の存在を邪な考えで利用しようとする者も必ず現れる(今回のアレハンドロのように)。
ならば、人間の可能性に賭けるべきだ、と。

世界が変わるためには国が変わらなければならない。
国が変わるためには国民が変わらなければならない。
国民が変わるためには自分が変わらなければならない。

昔、読んだ本にそんな事が書いてあったっけかw

ここでも、不完全性の無自覚の否定の描写がなされているな、と。
自身を神的存在であると捉えている者は、自身の不完全さを認識できず、動き出す事すらできませんからね。
逆に、自身を不完全な存在であると捉えている者は、完全な存在を目指して自らの意思で動き出す事ができる、と。

ガンダムの存在意義を知るために自らの意思で動き出した刹那が肯定的に描写されているのが熱いですよw

この作品は人間の可能性を描写する物語なのかもしれませんね。

ちょっくら話の流れが固定されてきた印象がある22話感想でした。
ってか、あと、3話で第1シーズン完結じゃんw


機動戦士ガンダムOO 21話感想 『滅びの道』

2008-03-02 21:55:23 | 機動戦士ガンダム 00 (ダブルオー)

年度末直前のため、土日出勤でばたんきゅーながらも感想は意地でも書くべし!

◆◆不完全な人間の可能性◆◆
そういう事ができるのもまた人間なんだよ
人間か…

不完全な存在たる人間は時として過ちを犯す事もある。
だが、その過ちを直視し受け入れる事ができるのもまた人間の力なのだ。
それが人間の強さでもあるのだ、と。

やはり、ロックオンは私好みの熱いキャラですねw

ヴェーダを絶対神と崇めてきたティエリアも、前々回あたりから人間の可能性を信じるようになってきたのでは、と思います。
完全なる存在以外を認めてこなかった彼が不完全な存在を許容し、その可能性を信じるようになってきたという心理的変化がここ最近、見て取れるようになったな、と。

マイスター間で確かなる「絆」が構築されつつあると思う次第です。
ってか、今回のヴェーダの裏切りで、ティエリアのヴェーダ神話も崩壊した事でしょうけど。

◆◆平和のために◆◆
もう戦わなくていいのよ
いいのよ ソラン

なぜマリナ・イスマイールが…
いや それよりやめたいのか?
やめたがっているのか… 俺は?

戦争根絶の手段は武力だけではないといったところでしょうか。
戦争をするには敵が必要となるのですが、この敵がいなくなれば戦争根絶は達成される事になります。
刹那達は武力でもって敵という存在を殲滅し戦争根絶を達成しようとしている。
しかし、マリナは武力以外にも戦争根絶を達成できる手段はあるのではないか?と問い掛けているんですね。

ここでポイントになってくるのが作中で再三に渡り描写されている「対話」による「絆」の構築の可能性でしょうね。
「対話」によって敵と分かり合う事で敵という存在を消滅させる事もできる、と。
やはり、マリナは今後、刹那に「対話」という政治的手段による戦争根絶の可能性を見せてくれそうな感があります。

しかし、妙にガンダムWのヒイロと被ってしまう刹那w
そして、リリーナと被るマリナw
この作品の展開も完全平和のために個々人が苦悩し手段を模索するといった流れになるのでしょうか。

◆◆アレハンドロの思想◆◆
アレハンドロの思想は世界統一のために世界とソレスタルビーイングを手中に収める事。
そして、自分がそのピラミッドの頂点に君臨する神となる、と。
彼の思想は道徳的に見ると捻じ曲がっているものかもしれませんですが、一応、世界をまとめようとはしているんですね。

ここのところも、ガンダムWと似ているなぁ、と思う次第。
トレーズが完全平和のために、戦争再発を防ぐための「見せしめとしての戦争」を行おうとしたり、ゼクスも同じく完全平和のために敵である地球人類を殲滅しようとしていたり、と目的は同じでも手段が全く異なるんですよね。

ゆえに、アレハンドロも腹黒そうには見えますが、実は目的は刹那達と同じ戦争根絶であるという設定の方が面白いかな、とも思う次第です。
手段は異なれど目的は同じだからこそ、互いの主張がぶつかり合い火花を散らす様を見る事ができるのではないかと。

以上、走り書きのため何かまとまっていない感想でスマソ。