おかしな事になってきやがった
拓真を悪魔の子と気味悪がるのはお前らの勝手だ
だが待ちなよ その事件はあの子とは関係ねぇぜ
おい…どうする…お嬢?
見守りましょう
私達にできるのはそれだけ
う~ん…
こ…これは凄い事になってきましたね(汗)。
今回はいつにないド変化球でしたが作中テーマの表現は金巻氏と比較すると数段分かりやすかったな。
しかし、これだけシリアスな展開にも関わらず、所々に笑える場面があったのは広真紀氏の持ち味ゆえか。
23話感想。
◆◆不信◆◆
「不信」とは人を「信じる」行為とは真逆の「信じない」行為を意味する。
この「信じない」行為に起因する「誤解」の連鎖を描写したのが今回の話。
また、同時に人を「理解」するためには人を「信じる」必要があり、「信じる」ためには相手と「対話」を取らなければならない事も描写されておりました。
その過程を経て人と人との間に「絆」が生まれる、と。
至極当然の事ではありますが、「誤解」の連鎖の波に呑まれると一人の人間を「信じる」という行為がどれだけ難しいかが今回の話でよく分かる。
今までの話の集大成とも言える【不信による誤解】と【対話による理解】の対比は良かった。
◆◆現実逃避◆◆
一人、風呂の中で「大きな栗の木の下で」を唄う拓真。
どんなに周囲から追い詰められようが、この歌を唄う事で汚れた現実世界を「綺麗な世界」に保っておく事ができるんですね。
私的には拓真がこの童謡を唄わなくなった時こそが、彼が「綺麗な世界」の存在を否定し現実世界を生きる「居場所」として見なす時なのでは、と妄想する次第です。
◆◆心を閉ざす拓真◆◆
でも 僕…地獄通信は使わなかったよ
分かってるわ
えっ…信じてくれるの?
信じてるわ
だって地獄通信なんか嘘っ八なんだから
『信じている』と言いながら全く信じていない蛍。
そして、信じない人間に何を言っても無駄だと諦めた拓真は再び心を閉ざす。
知ってる事 全部話して!
お願い…ねぇ 心を開いて!
不信は不信を生む。
負の連鎖とは正にこの事。
不信による対話の機会の喪失は至極全うなオチなので良かった。
◆◆あいの葛藤◆◆
全部話したら良かったのに
話しても信じてもらえない
信じてもらえなくても言わないと 町の人達は全ての事件をあなたのせいにしてしまう
拓真に「対話」の必要性を説くあい。
見ているだけでは何も変わらない。
だから、傷付く事も覚悟の上で話し合わなければならない、と。
作中で再三再四語られた【沈黙の否定】と【対話の肯定】が遂にあいの口からも語られました。
だが、彼女の言葉には大きな矛盾があるんですね。
その矛盾を突いた拓真。
僕に言わないでよ!
君が依頼を受けなきゃ良い事じゃないか!
お嬢…
それは私が決める事じゃないわ
切ねー(涙)
「地獄少女」である以上は舞い込んで来た仕事を黙々とこなす必要があり、そこに自己決定権は存在しない。
つまり、あいは(現状の拓真と同様に)見ているだけの状態であり自らの意思で地獄流しの連鎖を止める事はできないんですよね。
ゆえに、そのあいが自らの意思で動かなければならない「対話」の必要性を主張した所で、矛盾した言動であると受け止められても致し方ない話なのです。
400年以上もの間、自らの意思を封印し職務に徹してきたあいが己の運命と対峙し自らの意思で道を選ばなければならない瞬間が刻一刻と近付いてきましたね。
やはり、今作の最大の見せ場はあいの葛藤と決断という事になりそうですよね。
しかし、彼女がこれだけ拓真に介入するのも、追い詰められる拓真に過去の自分を重ね合わせているからなんでしょうね。
過去の自分と同じ境遇に遭う者を何とかして助けたい、と。
あいの切なすぎる想いが伝わってきます。
◆◆負の連鎖から逃れるには◆◆
みんな分からないんだ…
悪い事すると必ず自分に返ってくるって!
せりも…せりも どうしてそれが分からなかったんだ!?
悪行は悪行を呼び負の連鎖に陥る事になると叫ぶ拓真。
逆を言えば、製作者側は善行は善行を呼ぶ事を表現したかったんじゃないかな。
不信が不信を呼ぶならば、その連鎖を断ち切るための「対話」を取れば負の連鎖は正の連鎖に変わりますよ、と。
ちょっとした伏線が張られた感があります。
◆◆異世界◆◆
一名様 ご招~待♪
いたずらが過ぎるきくり。
蛍は柴田一以来、生身の人間では2人目の異世界行きとなりましたね。
彼女はきっと拓真を「信じる」役回りなんだろうな。
何せ地獄の入口である三途の川の畔を自分の目で確認するのですから。
お婆さんとのやり取りも楽しみな所です。
◆◆嘘・誤解の連鎖◆◆
白状しろ!私が地獄に流しましたとぉぉ!
DQN親父・内藤は自らも地獄通信を使っていながら、その存在を知らないと嘘をつき拓真に責任転嫁した。
しかし、内藤がマジ顔で責任転嫁する大人気無さにちょっと笑ってしまいました(笑)。
広真紀氏は「皮肉」な笑いを誘うのも上手いようで。
そして、次回予告を見る限りでは、拓真が嘘・誤解の連鎖に巻き込まれて濡れ衣を着せられそうですね。
内藤の様に、人を信じず「決めつける」だけのDQNのせいで拓真は更に他者を信じられなくなり「対話」の機会を喪失し自分で自分を追い込んでいく事になる、と。
拓真が「悪魔の子」だから内藤と蛍を消したという「噂(誤解)」も町中に広がりそうですし。
追い詰められていく拓真にあいがどの様に接するかも見物です。
以上、見応えのあった23話感想でした。
テレビを見て意味不明なところをとことんさんのブログ見てこの番組の「意味」が判る次第です。
どうも、とことんさんの言われているあいの「決断」は拓真の地獄送りに関係するような気がします
そして、あいの「決断」したあと…
後継のきくりが地獄少女になる… (あの残虐性は本来の地獄少女のような気がする…)
「悪いことをしたら自分に返ってくる。」を自負して
憚らん拓真も、自分が地獄に送られることで現実を直視できるんじゃないでしょうか?
そして、この無常な現実についに「決断」し拓真を助け掟を破るあい…
さらに、掟を破ったことにより封印が解け大きくなったきくり(たぶん、あいくらいかな?)が
掟を破ったねあい!うひひ
とかいってあいに罰を与えるのか?
ま!なんにしても今回で地獄少女シリーズが完結しそうなきがします(せっかく見始めてはまってきてるのに!)
だから、出来れば…次のシリーズに繋げて終われるような…(きくり地獄少女化阻止!) 笑
そう願う今日この頃です。
「不信」を見る前までは、
あいの罪が許されてきくりが二代目就任かなとも思ってたんですが、
どうなんでしょう? また掟を破るパターンなんでしょうかね。
もうまったく読めません。
柴田親娘の登場がいつになるのか、気になります。(^^;)
第一シリーズで柴田父が、おばあさんから何を頼まれたのでしょうか。
蛍がおばあさんと会話→柴田親娘の存在を知る→人間界に戻って会いに行く→信じる、
という流れでしょうか。
かりの話、今回で地獄少女が終わるにしても(やっぱりきくり地獄少女化阻止!)笑
最後になるなら、あいの「ここでないどこか」という約束の地で満面の笑顔で笑うあの子をみてみたいね(番組の構成上、それはないわな)
三藁たちもそう思ってんじゃないかな?
てんてけさんの柴田一家再登場説も興味ありますね
前回、散々足引っ張ったんでね
最終回は、1時間スペシャルでやってくれたら全員登場出来るだろうに
処で、(輪)さんの「不信」を見るまでは…の所が大変気になります。
そうなら、また三籠の道が開く可能性があるので安心します
上司の目を盗み会社でブログを書いてる不届き者のテンタクルズでした。
どうも初めまして!
いつもご覧頂きありがとうございます。
そのオチはあいファン的には悲しいオチですね(笑)。
『地獄少女』的にはありなのでしょうが。
きくりが新たな地獄少女として新シリーズで活躍する姿はいまいち想像できませんね(汗)。
何せ現状があの様に未熟なだけに。
時が経てば人は変わるとも言いますが…。
私もテンタクルズさんと同じく次回作につながる様な夢のある終わり方を希望したい所です。
でも、今作ではきっちりケリを付けるサプライズも期待しています。
ファン心理は複雑なんですねw
あいの満面の笑みは見てみたいですね~♪
笑ったところを見た事が無いだけに。
>輪さん
あいの掟破りはアリかとは思いますね。
ただ、そうなると、あいファン的には厳しいオチになりそうですが(汗)。
きくりの存在の謎が解けない現状では本当に先が読めませんよね。
>てんてけさん
どうも、初めまして!
柴田父が頼まれた事は、あいの暴走を止めて欲しいという事なんじゃないかと思います。
結果オーライで暴走は止まりましたが。
小説版にも出て来ていたし、いつかどこかでワンショットでも良いから登場して欲しいですね。
あいVSきくりのバトルも考えたんですよね。
ただそうしたら、おそらくどちらかが地獄へ行く事になりそうなので、
次から(たぶんきくりは)出せなくなるな、と。
だた、きくりの人気に配慮するとそれもなさそう。
それにいいちこさんの誤解の論理に反してるし。
きくりによって地獄に流されたあいが、
今まで地獄に流した人間たちと再会として、
責め苦にあう事によって強くなって、
それからまたなんとかこの世に戻ってきて……
とかいう少年誌的展開はないですよね!
私が四百年守った地獄組の暖簾を汚したらだめだからね…きくり(ピシ!
邪悪きくり>わかったよ!姉さん。わたしも封印が解けて元の姿に戻ったわけだし…。
だけど…あたいは、姉さんの様に…ぬ・る・くはないよ…うひひひ
あい>いっぺん…カタをつける?
きくり>つけてみる~やってみる~白黒つける~うひひひひ
イヤー!想像を膨らますのは本当に楽しいものですね…。
そ…そのオチは怖すぎますね(汗)。
私的にきくりは邪悪キャラではないと思っているので。
「誤解」という観点からすると、きくりは視聴者に“邪悪である”という「誤解」を与える存在として描かれているのでは、と。
でも、あいときくりの対決は見てみたいなぁ~ 『地獄少女 対 地獄幼女』みたいなw
>テンタクルズさん
おぉ、これぞ究極の地獄コントですね(笑)。
成長(?)したあいときくりの巻き起こすコントも見てみたい気が…w
そうなると、きくりの必殺技はふんどしの魔術という事になるのでしょうか(汗)。
完全に内容がそれたパロを作ってしまいました…(汗だらけ~)
いいちこさん、うまくまとめていただき、誠に有難うございます。(反省反省)
多分、今や『地獄少女』はビッグネームですから二籠終了後、また続編はあるとおもいます(私みたいに今ごろハマル不届き者もいますから。)
それに、これだけこだわりの強い番組なら最終章になれば『地獄少女 終ノ籠』にすると思うので…心ならずも安心はしてるんですが…(これで終わったら立ち直れない~)
何時になるか分かりませんが、あいVSきくりバトルは実現しそうな気がします!(かなり、内容濃いだろな~)
ふんどし攻撃のきくりに対し、暗黒怨念オーラで対抗のあいお嬢!
「イっぺん…カタつけてみる?」ってね。
で、思い出したんだけど、
きくりが七つ送りの先輩か後輩にあたる可能性はあると思います。
(後輩はいなかったっけ)
あいのきくりへの配慮の仕方とかそんな感じが。
>いいちこさん
いっそのこと誤解のまま、
対決せざるを得なくなるというのはどうでしょう?
かなりの悲劇を演出することができると思います。