刑事がやられて 妹と拓真は逃げる
あの追い掛けてる連中 どうせ地獄へ落ちるくせに無様だねぇ
悪魔の子だとか言ってあの子に全部押し付けて
自分達の方がよっぽど悪魔だよ… ねぇお嬢…
行くよ 骨女…
今度は誰を流すんだい?
えっ…嘘だろ…
この土壇場に来て超展開&鬱展開で魅せてくれましたな。
拓真地獄流しの依頼が来るのは読めていましたが、まさか蛍がアクセスするとは…。
地獄少女版フレイ・アルスターの誕生です(汗)。かなり驚いた。
人間とは誠に業深き生き物か…
25話感想。
◆◆彷徨◆◆
居場所を求めた拓真、蛍、そして閻魔あい…。
それぞれがそれぞれの想いを胸に葛藤し決断を下していく。
そして、閻魔あいにも決断の時が迫るのでした。
◆◆絆を求めた拓真◆◆
怖くなかった?一人ぼっちで…
僕は怖かったよ…
君を一人ぼっちにしたりしない
孤独な生活を思い出しさめざめと泣く拓真。
そんな拓真を優しく慰める蛍…
ってアレ?この光景はどこかで見た覚えが。
そう、拓真と蛍の関係はあいと仙太郎の関係に酷似しているんですね。
君は地獄通信を使っていないし 誰も地獄へ流したりしていない
悪魔の子なんかじゃ絶対にない!
本当に?
本当よ
蛍の激励に安堵する拓真。
それはかつて仙太郎があいに投げ掛けた言葉と同じ。
あいはもののけなんかじゃない!
あいはあいだ!
ゆえに、かつてのあいが仙太郎との「絆」により「ここ(この世)」で生きる意味を見出したように、拓真も他者との「絆」によって構築される生きる居場所を求めているのでしょうね。
「合わせ鏡の二籠」とはこの事か。
◆◆変わらぬ人の業◆◆
集団は時として個々の理性を失わせる
そういった集団における人間の負の心理は
今尚変わっていない
柴田一の言葉通り、六道郷から時と場所を移したラブリーヒルズでも人の業は変わらない。
一人ぼっちだったんだ 地獄少女も…
あいに感情移入する拓真。
あいも孤独で居場所が無く自分と同じ様に他者との「絆」を求めていたのだ、と。
そんな拓真を見つめるあいの表情がこれまた微妙(と言うか絶妙)。
助けてあげたいが助けれない。
地獄少女である以上は心を閉ざして仕事に専念しなければならない。
彼女は外見では平静を保ちながらも、その心中は非常に慌ただしいものだと思う次第。
そして…
◆◆きくり告発の理由◆◆
どうしてこんな事をするの?
きくり悪くないもん!これで良いんだもん!
きくりが拓真達の隠れ場を住民に教えた理由。
それは、単に誰かにかまって欲しいからなのではないでしょうか。
何せここの所、あいや三藁が仕事に忙しく遊び相手も居なかった訳ですし。
つぐみを呼んだのも誰かにかまって欲しかったから。
あい&三藁に放置され、つぐみにフラれたきくりは悪意があって他人を困らせている訳ではなく、ただ無邪気に他人にかまって欲しいだけなのでは、と思う次第です。
その意味での「きくり悪くないもん!」発言なのでしょう。
その無邪気さは悪戯のレベルを遥かに超えてはいますが…。
しかし、今回のきくりの行動も何気に「絆」というテーマを表現しているので熱かった。
彼女は悪戯をする事で自分の存在意義を認めて欲しかったと思うんですよ。
彼女も多忙なあい&三藁に放置され孤独を感じつつあった、と。
ゆえに、他者からの承認及び「絆」の構築を求める彼女の行動は(その手段の是非は抜きにしても)物語の流れ的には至極全うなものなのではないかと思う次第です。
そんなきくりが他者との「絆」を構築する瞬間というのも見てみたい所なんですがねぇ。
◆◆憎しみの連鎖の果てに◆◆
ごめんね 拓真君…
ごめんね…
でも もう どうしようもないの…
こうするしかないの…
あなたに消えてもらうしか…
ごめんなさい…
兄を失い狂乱する蛍に残された道は兄が消える要因を作った拓真を地獄に流す事だけだった。
狂乱蛍は種のフレイ,7話の茂木和子と被って見えた次第です。
そして、信じていた人間に裏切られた拓真。
それはあいが仙太郎に裏切られた時に感じた想いと同じ。
歴史は再び繰り返す。
「合わせ鏡の二籠」の神髄を垣間見た話でした。
◆◆最終回、あいぞめは…◆◆
例えそれが正しい事でも 認めたくねぇ事がある
それが全てを解決する手段だったとしても
それがお嬢の出した答えだったとしても
地獄少女は消えても構わねぇ
閻魔あいが居なくなったって良い
けど…あんたには居て欲しいんだよ
お嬢!
やはり、あいは拓真を助けるという道を選ぶみたいですね。
そうなると、地獄少女は消えてあいと三藁との「絆」も消失する、と。
あいを「地獄少女」ではなく【かけがえのない一人の仲間】と捉えている三藁の悲痛な叫びが物悲しくもあります。
折れた彼岸花はあいの地獄少女の仕事を続ける志が折れた事を暗に表現しているのか。
救いのある最終回が訪れる事を祈りつつ感想終わり。
◆人間とは誠に業深き生き物か…
まさか!まさか!蛍!…あんた!
ネタバレとは、当たってこそネタバレ。(私の予想!全然当たってない…嗚呼、テン…地獄大学留年決定!)(T_T)
ホントに奥が深い…恐れ入りました。
◆集団は時として個々の理性を失わせる
そういった集団における人間の負の心理は
今尚変わっていない
この言の葉は、胸にズシンときますね。
「寄らば大樹の陰」と申しますか…。
これは、現実でも何ら変わりありません。
そして、この「負」の連鎖が「これで!いいのだ!」のバカボンパパ集団となればもう手が付けられません!
それを、疑似体験物語「地獄少女」は良く捉えてます。
正直…蛍には「やられた!!!」と思いましたが…
あなたの気持ちは、分からんでもないと…。
一籠の時の一さんがあいの過去を見たとき、千太郎のしたことを「分かる…」と答えた意味が理解出来ました。
蛍と仙太郎の全体状況を考えれば、全然違いますが…。
「寄らば負の論理」からの視線で見れば、両名共に自分の「信念」が「負軍団」によって完全に消され。
結局、何時の間にか自分の意思とは関係無く。
皆と同調してることは、酷似してると思います。
だからこそ蛍が拓真に「ごめんなさい」を連発したのは、「負軍団」に「君を守る」という「信念」を潰されたこと。
「負軍団」により「負」に犯され「怨み」を伝染された自分に…。
◆「きくり悪くないもん!」と「絆」
そうですよね…たしかにそうでした…
「彼女は悪戯をする事で自分の存在意義を認めて欲しかったと思うんですよ。」
たしかに、子供の頃私もそうでした。(納得)
そして、この解説を読むうちに一籠に登場した「ニナ」と「きくり」が見事に頭の中で合致!
二人とも(いや…一人と一体か…?)やることはえげつないけど、理由は一つ…一人ぼっちはイヤだということ。
無邪気とは、単に「悪意」が無い「邪気」…。
純真なだけに、自分がしたいことは遠慮が無い。
只、それだけのこと
「ハゲ!」と輪入道に掛けた言の葉は、きくり並の愛情表現なのか?(やっぱり、無邪気幼女では無く邪悪幼女?)
判断に難しい処です。
しかしホラーアニメ史上、これほど妖怪達が常識人に見える物語は「地獄少女」だけでしょうね。
三藁達が、普通の人に見えてしかたがないのは気のせいでしょうか?
時代の流れですかね…
現代は、「人間」こそが「妖怪」だということを思い知らされた『彷徨』でした。
〉柴田一の「分かる」
一が分かったものは周囲から追い詰められた仙太郎の心境ではなくて、あいを助けられなかった仙太郎の悔恨なんじゃないですかね。
つぐみはあの時、「仙太郎さん、分からない」と言ったのですが、ラストシーンでは「あの人もずっと後悔していた。それであのお寺を」と言っていますし。
一はあゆみの死に対する悔恨があったので仙太郎の気持ち(あいの死に対する悔恨)が理解でき、つぐみも一の真意(悔恨)を知り仙太郎の悔恨を理解できたのだと解釈しました。
つぐみが一を許し、あいが仙太郎を許した所以かと。
蛍の謝罪は信念が潰されたという気持ちと共に集団から追い詰められた強迫観念に似た心理を感じたのではないかと思いますが。
〉きくり
確かにハゲ発言は愛情表現と言えるでしょうね。
おばさん発言もそうなのでしょうが毒のある発言にも聞こえてしまいます(汗)
〉人間=妖怪
確かにそうですね。その事を表現するために敢えて三藁を常識人として描いているのかも。
来週はどうなるんでしょうね。
留年決定のテンには全然分からないので、ちこさんの来週予想を拝見してますが。
この「絆」の崩壊によって、あいちゃんや三藁に何が起こるのか注目していこうと思います。
そこに金巻氏は、私達に何を伝えようとしてるのか?
こころ、もゆる言の葉
あいに染めて
最終話「あいぞめ」
多分、前回の「かりぬい」の如く(それ以上か)涙涙でまた寝れなくなりでしょうけど…。
ちゃんと見届け様と思います。w
何せきくりの存在の謎が解かれていませんし。
それにつぐみもどの様に関わるのかも不明。
あいの決断が最大の見せ場になりそうですが、私的には拓真くんを拾うオチもありかな、と思っています。
はたまた新地獄少女きくり誕生の可能性もある訳で(汗)。
設定が最大のミソになってきそうですね。
人の先入観は怖い物です。
サウンドトラック買いたいんですが、全然売ってません!(すぐ売れてるみたい)(T_T)
ちこさんのお気に入り「あいぞめ」の歌詞間違え、地獄流しされるんじゃないかと戦々恐々のテンで~す☆
いよいよ!邪悪幼女きくりの謎が明らかになるのか?
いや!これ本当に、放送時間30分でまとまるの?
あいの決断!きくりの正体!三藁の行動!蛍と拓真の今後!糞(あ、失礼☆)ラブリー軍団の処置!。(流せ!)
そして、あいぞめに染まるお嬢のこころ…。
大変だぞ、スタッフ!「地獄会議」だけじゃ間に合わないぞ!(笑)
売ってませんか?
アキバには山のようにありましたけど。
アニメショップならば売っていると思いますよ。
>ちこさんのお気に入り「あいぞめ」の歌詞間違え、地獄流しされるんじゃないかと戦々恐々
私は八六と違って寛容ですよw
>これ本当に、放送時間30分でまとまるの?
何かまとまらないような気がしてなりません(汗)
それはそれで次回作に持ち越されるので良いとは思いますが、今作は今作でしっかり締めて欲しいですよね。
>大変だぞ、スタッフ!「地獄会議」だけじゃ間に合わないぞ!(笑)
笑わせて頂きましたw
会議しているどころの騒ぎでは無さそうでw
現場は火の車みたいですよね。
とっても助かってます。私もちゃんと理解できるようになりたいものです 笑 なんか突然すみませんでした!
どうも、初めまして!
毎週、ご覧頂き誠にありがとうございます☆
私は分かりやすい解説を心がけているのですが、その性格上、ついつい熱くなってしまいがちでもあります(汗)。
熱苦しい(かもしれない)地獄哲学ですが、これからもご覧頂ければ嬉しいです!
では。
生きてる実感!☆(笑)
数ある「地獄ブログ」がある中で唯一の「地獄哲学ブログ」はここ「とことん!青春」だけ!
これが、当ブログのカラー☆
今の世の中、「知る」と「楽しむ」ことは誰にでも出来ますが。
それを知ることの「意味」と、それが楽しむ「理由」は難しいもの…。
其れは、人それぞれ違いますからね…。☆
其れが、その人の「個性」!
白、赤、黒、青、緑…色々なカラーという「個性」がこの「地獄哲学」によって、初めて「理解」に繋がる。
そして、この「理解」によって、「とことん!ブログ」に「絆」が出来る!
一寸、当ブログの宣伝っぽくなりましたが…。(ナハハ)
この「地獄少女」という作品を知るという「意味」そして楽しめる「理由」
それは、私もここで初めて「理解」出来ました。
これが、ホントの…道し~るべ~♪(笑)
もう2年以上やっています。
カラー的には考察色がかなり強めかと思います。
たまにSSも入りますがw
ゆえに、あまり一貫性の無いブログかも(笑)
>白、赤、黒、青、緑…色々なカラーという「個性」がこの「地獄哲学」によって、初めて「理解」に繋がる。
そして、この「理解」によって、「とことん!ブログ」に「絆」が出来る!
おお!
正に地獄哲学ですね!
私が感想で繰り返し使ってきたネタを用いて頂きありがとうございます。
私は作品を哲学する事で楽しむタイプの人間です。
熱苦しかったりするかもですが^^;