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とことん青春!

愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。

新機動戦記ガンダムW 25話感想 『カトルVSヒイロ』

2010-07-10 18:50:53 | 新機動戦記ガンダムW




















◆正義
カトル…
俺は逃げない
俺の後ろにはコロニーがある


コロニーを守るために戦っているとするヒイロ。
コロニーを敵視するカトルとは逆の立場ですね。
いくらコロニーが自分達を敵視しようが守るべきはコロニーである、と。

◆トロワ撃沈
カトルの凶弾からヒイロをかばい救ったトロワ。
瀕死のトロワがカトルに必死に呼びかける。

俺達は
この時代に必要なくなった兵士なんだ
カトル…時代を受け入れよう
そして優しいカトルに戻ってくれないか…?


その言葉にカトルも徐々に正気を取り戻していく。

ヒイロ離して!
トロワが死んでしまう!!

あぁ…お前が殺した
狂った奴を俺は殺す


正気に戻ったカトルですが、ヒイロはトロワのように優しくありません(笑)。
再びカトルに牙を剥くヒイロ。
しかし、結局、ウィングゼロの強大な力には適わず気絶。

あまりカトルをいじめるなよ
ヒイロ…


宇宙に投げ出されたトロワはこの期に及んでまだカトルの心配をしています。
物凄く人間が出来てますね。
しかし、トロワはどうなってしまうのか?
このままだと死が待つのみだと思うが。

◆戦いの美学
トレーズは戦いの美学と生命の尊さをロームフェラ財団のデルマーユ公に告げる。
人間に必要なのは絶対的な勝利ではなく、その戦う姿なのだ。
ゆえに、モビルドールは間違いである、と。
また、戦いの歴史を避けられない宇宙に完全平和をもたらそうとするピースクラフトも間違いである、と。
「手段」を重視するトレーズの哲学が熱く語られましたね。

そして、コロニーに裏切られてもなお戦う道を選んだガンダムのパイロットこそが敗者であり真に純粋な兵士達である、と。

ガンダムパイロットのような敗者こそが新しい時代を担う者達なのだ。
だから、自分は敗者になりたいのだ、と。
これでトレーズはロームフェラ財団本部に幽閉されるOZ総帥の座を外れる事に。
カッコ良すぎる哲学ですな。
常人には理解できないかもしれませんが。

◆レディ退場
レディが完全に「変化」しました。
あれだけモビルドールを賞賛していたが、モビルドールは死ぬ事を恐れた人間が生み出した代役に過ぎない。
勝敗などは関係なく、人間は戦う事によって洗練されていくのだ、と。

完全にトレーズに感化されましたね、レディは。
結果重視のレディが手段重視に変わったようで。
長い長い変化の道程でした。

そして、ツバロフを攻撃するレディ。
今後の展開では手段を重視するトレーズらOZ内乱派と結果を重視するツバロフらの派閥が争う事になりそうで。
OZは内ゲバで潰れかねない状態になるかも。と妄想しております。

そして、解放されるガンダムパイロットと博士達。
デュオと五飛は新しいガンダムに乗り込む。

しかし、レディはツバロフの凶弾の前にあえなく倒れる。
って、これでレディ、死んだの?
マジで?ありえねー。
あのレディ・アンがこんなところで退場する事になるとはかなり驚きです。
もう少し活躍の場が見たかったというのが正直な気持ちではあるのですが、最後に変化を見せてくれたのが唯一の救いかな、と。
レディに黙祷!!

愛くるしさなのですね
全てを狂わせたのは
答えの見えぬ世界で苦しんでいく
その姿を愛しく思った者達は
己の無力さに焦り苛立ち押しつぶされてしまう
でも健気な者達よ
輝き続けて下さい
そしてこれからも愛させて下さい



今回の話は今作の中で一番面白かった。
中盤のヤマの部分だったかと思う次第です。
以上。


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