花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

山形のだし

2007-08-14 | 週末ごはん・お酒
お茶事のお料理から離れますが、本日も茄子を使ったお料理。



山形の「だし」です。
だっしとも言われるらしく・・・山形らしい発音で言うと「し」は"し""す"の中間音なのでしょうか? となるとなんとなく「だし」の"だ""し"の間に"っ"が入る"だっし"の方が雰囲気でません? 


たしかもう去年のこと、会社の同僚に虎ノ門にある山形物産を扱う『やまがたプラザゆとり都』」で「冷や汁」の汁を探してきて」と頼んだところ「扱ってないので代わりにこれを買ってきた」、ともらったのが小さく小さく切り刻まれた昆布。 

使い方を見ると、「だし」を作るのに必需品であると。

「だしって出汁じゃなくって?」


作り方は
まずボールにこの細かい昆布を大さじ一杯入れ、たっぷりの水を加えたらすぐに上水を捨てます。

茄子1本、胡瓜1本、ミョウガ1個、ネギ少々、大葉一枚、を5ミリ程度に切って水を切った昆布と混ぜます。

放置すること10分以上。

醤油、または蕎麦つゆ等で調味してできあがり。


ネバネバドロドロ・・・

ご飯にかけたり、そのままでもお酒のおつまみになります。 お豆腐にかけるという食べ方もあるのでやってみましたけど、私はやっぱりご飯かなぁ。
ダーリンお気に入りの一品なのです。

もちろん、昆布は普通の昆布をハサミで細かく細かく切ってもいいですし、細切り昆布を切ればさらに簡単でしょう。 粘りのつよい北海道の「がごめ昆布」はオススメです。

具材は「これじゃなきゃ」という決まりはなく大根を入れたり、家庭ごと違うようです。 昆布は多すぎると粘りが出すぎて混ぜてるうちに泡だらけになって恐ろしいことになりますので少なめにした方がいいと思います。





なぜ思い出したように久々に作ったか?といいますと、
先日横浜の居酒屋さん『ととや 元』に行ったとき、ご一緒した他の常連さんたちにこの「だし」風なお料理が出されてるのを見て
「自分で作るからいいも~ん」っと。
あ、別にイジケたわけではないのですよ。(ちょっとは・・・?)


お店で出されていた「だし」風なものは昆布でなくオクラで粘りを出して具材もちょっと違うようでそれもまたあっさりオツマミとしておいしそうでした。



今度は山形の冷や汁、研究して作ってくれないかなぁ。。。。