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お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常

ヒゲおじさんは元遊園地の園長で家庭料理人、今は新聞の料理コラムニスト、猫のキキと前橋な毎日と家庭料理をお届けします。

ドドメ色ってどんな色、イタドリの花の色は、おまけは紫蘇ジュースの作り方…

2011-06-14 07:54:16 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf6473「ドドメ色って色がどういう色なの?」、こういう質問が成立することをはじめて知りました。

Dscf6469 ドドメ色って、「黒紫色」という一つの色を指していると考えるのはおかしいと思います。ドドメは赤いのもあるんです。

Dscf6468 ドドメ色って、ドドメが薄赤色から赤色に、そして赤紫色から黒紫へと短い時間の中で変化するドドメの色、その色の変化全体を表現している言葉だと思うんです。

だから、ドドメを摘んで赤紫色に染まった掌も、ドドメ食べて真っ赤になったベロも、みんなドドメ色、不思議な色なんです…

それから、「月夜野閑話」って優しいブログの挿絵に、ドドメの語源を見っけました。なるほどって思える語源です。

Dscf6014 それと、隠語の世界でドドメの変化する色を、メラニン色素が沈着する女性の身体の一部と重ね合わせて使った人がいて、ドドメ色って「不潔」「汚い」「古い」というようなイメージができているよね。これって、明らかに女性差別だよね…

Dscf6041 毎年ドドメ食べてるヒゲおじさん、ドドメ色って素敵な色だと思うんですけど…、今ドドメが一番おいしい季節です。

   

Dscf6428 マニハ食品の工場のタイザンボクが大きな、真っ白い花をつけました。

Dscf6433 広瀬川も夏もよう、朝倉町の八幡山古墳の脇の流れです。

Dscf6430

道端のイタドリが花をつけました。これは白だけど、ピンクや赤いのもあるんです。イタドリの花の色もいろいろです。

   

「イタドリの花の色は白でいいのですね!」

「色が分からなければ、イメージがわきません!」

去年の夏、おじさんは、若い女性に詰問されていました。挙句に…

「道端の植物の名前を知りたいなんて思っているひとは、私の世代にはほとんどいません!」

投げ捨てるように言われました。決して忘れることのないであろう記憶です。

Dscf6477 <困った人がいるんだよね、傷つかいね…>、毛のもようを笑いものにされた朝日町の猫が理解を示してくれました。

Dscf6460 <………>、石材店の横で出会った黒猫も何か言っていましたが、少し耳が悪いので聞こえませんでした。

  

Dscf6439 朝倉田んぼでは、大麦の収穫は終わっていました。間もなく小麦の刈り入れです。

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おまけに、シソジュース作ったんで…

Dscf6482

よく洗った赤シソ一束を2㍑の水で煮ます。必ず茎ごと入れます。15分ほど煮出したらシソを取り出します。

Dscf6483_2 グラニュー糖1kgとクエン酸30グラムを加えて煮溶かしますます。黒紫色の煮出し液が鮮やかな赤色に変わります。ドドメの逆です。

冷ましてから漉して瓶詰め、保存は冷蔵庫です。

Dscf6486_2 氷と水で二倍ほどに割って飲みます。さわやか、元気が出ます。これって、紫蘇色…

    

屋根のことは…                             Ccf20080630_00000_2

 

200806072 次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」は、6月18日(土)に朝日新聞群馬県版に掲載予定です。


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12 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
泰山木 なんですね… (イチゴ)
2011-06-14 08:54:56
泰山木 なんですね…

お散歩 の 通りみち に
大きな 白い お花を見せてくれています …

立派な くちなしのお花 と …



ずっと 勘違い。

道端の お花 …
とっても 可愛い ですね。


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若い娘さん?気持ちに余裕が無かったのかな~~~いた... (4丁目のタッキー)
2011-06-14 09:46:09
若い娘さん?気持ちに余裕が無かったのかな~~~いたどりの新芽が食べられるって聞いたことが有るんですけどヒゲクマさんしってますか?もしかすると聞き違いかなー
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今朝東の畑に雉の1対が仲良く啄ばんでいました、 (メイ太の母ちゃん)
2011-06-14 10:54:29
今朝東の畑に雉の1対が仲良く啄ばんでいました、
キキお姉様と同じ模様の猫が雉を狙って、そっと近ずくと、雄鶏がこっちだよと猫を誘い、雌鶏から遠ざけようと、庭の中を歩き回って居ました。猫が諦めて何処かに行ったら、雌鶏が草叢から出て来て、2羽で飛んでいっちゃいました。
仲が好いんですね~~
今年はドドメを食べる小学生が居ないんです、
近所のおば様が「貰っていい」と言って取って行きました。
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昭和天皇も「この世に雑草はないんだよ」って確か... (おゆき)
2011-06-14 13:25:58
昭和天皇も「この世に雑草はないんだよ」って確かおっしゃてましたね。
道端の何気無い花を愛で、童謡を歌い繋ぐのがあたし達アラ還の使命でしょうか?
大蓮寺さんも嘆いてましたが、今の若い子は童謡、唱歌を知らないって。それは親が歌って聞かせなかったせいでもありますね。
美登利会の可愛い姿に癒されました。教えるのも大変でしょうが、こちらも伝承していただきたいものです。
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解説ありがとうございます。 (わがじゃん)
2011-06-14 15:23:36
解説ありがとうございます。
ドドメ色という色名?は聞いたことがあったのですが、
実際どういう色かというのは知りませんでした。
聞いた当時、濁音の強い音感にイメージを支配されて、
まさか果実の色だとは思ってませんでした。
群馬の文化ですね。
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わがじゃんさん (ヒゲクマ)
2011-06-14 15:53:47
わがじゃんさん
今、伊勢崎の上の宮から戻ってきましたが、駒形でとてもおいしいドドメを見っけました。今、青井食堂におすそ分けして、残りは「ひろ子」。今日のは生食です。
  
おゆきさん
花屋の花以外は花でないと思っている人もいます。食べ物もコンビニ食が最高という人もいます。大変な時代になっちゃいました。
  
メイ太の母ちゃんさん
上の宮でキジに会いましたよ。
ドドメももらってくれる人がいるだけで幸せだと思います。
  
タッキーさん
この若い女性は余裕がなかったのではありません。社会に影響を与える立派な職業をお持ちの人でしたから。彼女の確信です。
イタドリはこのあたりではあまり食べません。九州・四国、東北では普通に食べられています。地面から15~20センチになった新芽を地面の中の部分も掘り起こして採取します。ちょうどアスパラみたいです。皮をむいてゆで、一晩水に漬けてあく抜きして食べます。其のままでも、煮たり炒めたり料理法は多様です。
  
イチゴさん
タイザンボクはアメリカを代表する花の一つです。でも、日本の風景にもとってもよくあう木ですし、花だと思っています。ヒゲクマも好きです。
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ドドメ、懐かしい響きに接しました。そうかあ、薄... (かおる)
2011-06-14 21:28:48
ドドメ、懐かしい響きに接しました。そうかあ、薄赤から黒紫までいろいろ変化するからね。でもやっぱし、私の頭の中のドドメ色は黒紫です。川遊びで体を冷え冷えとさせたときの唇の色。桑の実は赤いうちはとても酸っぱくて、熟して黒紫になったのを食べていました。赤くても食べられるのがあったんでしょうか。桑原十里…にもある唇を赤く染めるという印象はありません、やっぱし、黒紫になったいね。文学的表現はいい加減だから。語源の土留め説、なるほどと思いますが、奥多野育ちとして付け加えたいことがあります。お蚕様
の食糧を生む大切な桑を河川の護岸用に植えることなど考えられません。桑の苗木は高価なものでした。石垣積みの段々畑は小狭です。狭い畑の中心部はコンニャク、麦、大豆などの栽培場所となり、桑の木は畑の縁に植えられました。ちょうど石垣の近くになりますから、旺盛な根が土留めの役割を果たしたことでしょう。
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こんにちは (みずぞう)
2011-06-14 21:39:50
こんにちは
月夜野閑話のみずぞうです。
ヒゲおじさん・・・ヒゲ園長さんのブログの時から
こっそり拝読させていただいてました^^
こっそりですみません。
リンクありがとうございます。

ドドメの季節になりましたね。
わしも群馬生まれ群馬育ちなので、下校途中の
ドドメのつまみ食いは懐かしい想い出です。

これからもヒゲおじさんとキキちゃんの素敵なブログを楽しみにしております^^


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深夜に失礼します。ドドメ・・・小さな頃祖母にお... (ようこ)
2011-06-15 00:56:28
深夜に失礼します。ドドメ・・・小さな頃祖母にお腹を壊すから食べてはいけないと禁止されていたのを思い出しました。そして祖母の暗示のせいか隠れて食べてお腹を壊したのも思い出です。近所のお兄ちゃんに教わって隠れて食べたスカンポもチガヤの穂も大丈夫だったのに・・・。ドドメと言うより今はマルベリーと呼ぶのかしら?赤紫系の色をマルベリーなんて表現する事もありますね。シルクロードのほうには白い桑の実もあるみたいですが。近所の「絹の里」の桑の木にもドドメが色づいているか散歩がてら見に行こうかと思っています。取り残しの小梅で梅シロップと梅ジャムを作りましたが・・・シワシワの小梅の実があまりに小さくて何かちょっと虚しさが・・・。
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ようこさん (ヒゲクマ)
2011-06-15 06:22:59
ようこさん
マルベリーか、馴染まないな。やっぱりドドメだな。
絹の里って言えば、頼まれている書類をまだ作ってんないや、作らなくっちゃ、ありがとうです、思い出させてくれて…
  
みずぞうさん
今年になってから、「月夜野閑話」に時々お邪魔していました。こちらこそすみません。
園長ブログ以来ですか、なんか少し恥ずかしくなります。これからもよろしく。
  
かおるさん
お蚕様は、多野でも「おこさま」と読んでいましたか?
昨日伊勢崎の上の宮にある倭文(しどり)神社に寄って来ました。稲作と養蚕の神さんとのことです。しどりは、からむしや麻で織った古代布と言われ、文様も定かでない伝説上のものです。
それから、前に遠野に行かせてもらったときに、千体の「おしらさま」を祀ったお堂が「御蚕様堂」という標記で「おしらどう」と読ませていたのに驚きました。
「おこさま」にまつわる話は、不思議です。
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