時代
2012-08-23 | 随想
『随想』第22回は”時代”について。
欲しいものがあると
ネットでまず値段を確認する時代なので
高値掴みが少なくなっている。
売る側にとっては
中間マージンが取りにくく
大変だろうね。
ネットショッピングの普及してない
10年ほど前までは
店によってかなり値段にバラつきがあった。
ゲームソフトの売買を
事情通の友人に頼むと
どこからか安く買ってきてくれるし
また、高く売ってきてくれる。
好きこそ物の上手なれ。
詳しい人に頼むのが一番賢い方法である。
当時、この友人と一緒に
よく大須へ出掛けた。
大須の大型店で掘り出し物を買い漁り
地元の個人店に持ってくと
査定表に沿った値段(高値)で買取ってくれた。
たったこれだけで
一日数万円は儲かった。
ネットが普及した現在、この手法は通用しない。
だが、あの時代は
とてもバランスがとれてたように思える。
誰も損しなかったから。
現在の異常な価格破壊は
生産者が望んでいる事ではないよね。
時代の端境期なのかな。