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合間の博物館旅日記

博物館を回りながら日本各地を旅をする過程の壮絶な日記。(2005.4-9月)
旅終了後は適当に随時更新の予定。

南極大陸(第三話)

2011-11-03 04:03:56 | Weblog
どうも最近南極大陸づいている。このブログでも三回連続で書き込みだ。では世間一般が同様に盛り上がっているかというとそんなこともない。
初回視聴率は22.2%とまずまずの数字だったが、二話目は18.9%。こないだの第三話は16%台にまで急落している。「家政婦のミタ」や「妖怪人間ベム」にまで抜かれてしまった。鳴り物入りで始まったドラマにしてはあまりの低空飛行だ。

ドラマの感想を書き込む「YAPHOOみんなの感想」というのがあって、そこを見ると得票数50以上のほとんどの感想が5点中1点の最低評価。その内容はまたほとんどが主役のキムタク批判。演技がいつも同じ。下手。茶髪を何とかしろ。しゃべり方も今風。昭和の男には見えない、など。2クール前の「JIN-仁-」の上位の感想が全て評価点5なのに比べると正反対だ。一体何が原因なのか?


「一体何が原因なのか?」
この言葉は、恐らくTBSスタッフが自問自答しているに違いない。裏には紳助がいた行列も、マルモもないのだ。フジはむしろ反日女優と噂のキムテヒを使ってさえいる。視聴率が伸びないのは何故なのか?

私には「南極大陸」と「JIN-仁-」は演出(つまりは脚本)の手法が全く同じに見える。音楽がそっくりなだけでなく、これでもかという感動優先。子供であったり、今回は犬も出ているが、感動を優先するあまり、話を変えている。その結局リアリティが失われてしまった。
「JIN-仁-」でいえば原作との違いによる不自然な展開だ。中には「原作を超えた!」なんて的外れな意見もあった。
唯一評価できる工夫は、主人公が現代の恋人を残して来ており、いつまでたっても優柔不断でどっちつかず。女心もまるで分からない駄目人間に設定したところか。原作の仁先生のように立派な人格者じゃないので、見てる方がかえって感情移入しやすくなった。仁の煮え切らない態度に不甲斐なく、「この先生は何とかしてやらなきゃ」と龍馬や咲、仁友堂のメンバーみたいに母性本能をくすぐられてしまった。そこが「南極大陸」との違いである。
「南極大陸」は第一話からすっかりキムタク劇場だ。まあ活躍すること活躍すること。
貧しい子供たちに人気のある「お兄ちゃん」、義理の妹には密かに慕われ、諦めたらそこでお終いだと仲間を鼓舞し、率先して(何故か専門外の)造船所で働き、タロジロを救出しては手を噛まれ、最後は隊長より長い演説を総理大臣ばりに国民にぶつ。あまりに活躍し過ぎて他の観測隊メンバーがみな木偶の坊にさえ見える。何故群像劇にしなかったのか?

二話においても急すぎる暴風、チャップリンの喜劇さえ連想させる船の揺れ。タイタニックか海猿か。救出劇で敵対する鮫島は「大将」と急に仲間に。
三話でもリアリティにかける演出は続く。クマという凶暴な犬が仲間を襲う。そんな犬、外せばいいだけの話だろう。宗谷碇泊中に氷が溶けて海に物資が流され……って、それだったらもっとオングル島に近付けるじゃん。っていうか、氷が溶けるのに気付くの遅すぎ。二度目も流され、ってどんだけ間抜けなの? コントかよ。隊長の許可も得ずに雪上車に乗り込んで燃料切れに気付かず遭難って……そんなウッカリさんでよく越冬できたもんだ。第一、何で走らない犬ぞりで救出に向かわせたの? 他の雪上車は?


もちろんこうした突っ込みどころ満載の設定は、史実を無視したか歪曲したせいである。
うちの本棚に西堀栄三郎著「南極越冬記」があった。恐らくむかし、西堀栄三郎記念館「探検の殿堂」に行った時に買ったものだろう。

前回このブログで食糧の多くが海に流されたと書いたが、事実は違うようだ。
観測隊の永田隊長は、必要最低限の物資が基地に届くのを見届けなければ越冬を許可しないと宣言した。西堀は、翌年宗谷が接岸できないことを想定して、二年分の燃料と食糧を計算し、昭和基地に運んだ。越冬隊員にはあらかじめ、二年南極にいてもいいという誓約書を書かせていた。また、文部省は予算の関係から、日本を発つ前に、越冬隊員は最大で10人にしてくれと言っており、西堀と永田は、隊長は隊員ではないという理屈で11人で行こうと話し合っていた。だからドラマみたいに、南極に行ってから越冬を頼み込み政府が了承した、なんて無茶な話は当たり前ながらなかったのだ。
物資が流されたのは確かだがそれは宗谷が去ったずっとあとで、燃料や犬の餌という優先度の低いもの。代わりにアザラシを18頭仕留めたことが本に書いてある。

さて、そんなドラマだが、皮肉なことに僕はかえって興味がわいて来た。越冬中は火事が起きたりしたが、史実はあまりドラマティックなことは起きていないのだ。これから最低でも四回は越冬中の話をやるだろう。史実にないドラマや事件を当然描かねばならない。隊員が遭難して死にかけたり、急病になって手術したり、あるいは衝突したり、物資を無くしたことで燃料食糧不足に悩まされたりと、どんな展開を持ってくるか……。

お手並み拝見である。

引き続き南極のこと

2011-10-25 21:40:57 | Weblog


前回に続いてドラマ「南極大陸」の続きです。
まだ見れてないんだよねえ、第二話。
ドラマってバラエティと違って見るのに覚悟と体力いるし。

なんかキムタクの演技が「いつもと同じ」「茶髪」「昭和の男っぽくない」と非難轟々ですが、俺はそうは思わない。
脚本が悪いんです。
群像劇にすりゃいいのに、主役の倉持が活躍&でしゃばり過ぎ。まるで隊長以下他のメンバーがみんな木偶の坊に見える。
キムタク以外なら誰が良かったかという質問もナンセンス。だって明らかにキムタク前提で書かれてるでしょ、あのシナリオは。(特定の役者を念頭にして書く、こうゆうのを「あてがき」という。)


ところで南極についていろいろ調べると凄い話がでてくるね。
第一次越冬隊の時、食糧を置いておいた場所が、翌朝になってみると海になっていた。氷ごと海に流されてしまったんだと。
持参した食糧の3分の2を失い、中には遺書を書き始める隊員もいるなか、越冬隊隊長の西堀栄三郎は、ライフルを持ってアザラシやカモメを打ちに行き、皆にこう言ったという。
「やりもせずにあきらめるのは一番つまらない人間だ。」


また、徹夜での観測が元でストーブの火が引火。大事な調査記録を全て灰にしてしまい呆然とする隊員にこう言います。
「火事くらいでくよくよするな。失敗したら、やり直せばいい。」

重みのある言葉ですね~。部下の失敗を責めたり、残念がったりせず、前向きにできることをやる。こういうリーダーがいたから第一次南極越冬隊は成功裡のうちに任務を終えたんだと思います。

西堀氏はその著者の中で、いわゆる南極一号(ダッチワイフ)についても触れています。イグルーという氷の部屋を作り、中に「弁天さん」という人形を置いたが、実際に使う者はいなかったそうです。あるいは性欲を失わせるような外観だったのか。もっとも極地では性欲が起きないという噂もあるがホントかな?


宇宙飛行士とかどうなんでしょう?
前に爆笑問題の太田が日本人宇宙飛行士のなんとかさんに直接聞いていたけど、答えて貰えなかった。無重力だからいろいろ大変だと思うのだが……。


まあ南極一号はドラマではやらないとしても、カロムぐらいは取り上げてほしいね。(カロムは滋賀県彦根市だけで流行っている謎のゲームです。第一次南極越冬隊では大流行しました。今は普通に麻雀かネトゲかもしれませんが)

あとは「南極料理人」の堺さんが海老フライを揚げるシーンがあったら本望です。

ドラマ「南極大陸」のこと

2011-10-23 22:34:56 | Weblog
TBS開局60周年記念ドラマ 木村拓哉主演「南極大陸」!

初回の二時間スペシャルは平均視聴率22.2%。



先日録画していた一話目をやっと見ました。
感想を書こうと思いましたが、やめときます。
今日放送された二話目(の録画)を見てからにします。



何を書きたいのかと言うと
やっぱ堺さんと香川さんはうまいね。ゾクゾクする。本当にいい役者というのはこうゆう華を持ってるね。
山本学と加藤剛もいい味出してた。
感想書いてるって?
いや、こんなのはまだ感想と言わんよ。



香川さん演じる副隊長のモデルとなったのは西堀栄三郎氏。
この人は自分にとっての数少ないヒーローの一人。
まあ人間としての格が違う。

どんなに素晴らしい人か。
ここには敢えて書かないので自分で調べて下さい。

ほんと、この人の名言は目から鱗です。

駄目駄目な日々

2011-10-17 01:35:11 | Weblog
おととい久々にパチンコを打ってみました。お金がないんでほんと久々。ずっと負け続けだったんだけど。

打ったのは慶次。
この台は、導入二日目に初打ちして、散々突っ込んだあげく、当たったはいいが単発で惨敗した。

でリベンジというわけでもないがほかに打つ台もなく。
今回も、案の定、当たるどころか熱い予告もなし。
そうすると、後から来た自分の右隣りと、一つ空けた左隣りの奴が相次いで当たりを引く。
13000円突っ込んだところで、何の熱い予告もない直江リーチが何故かあっさりと当たる。えっ?って感じ。
すると、先に当ててた両隣りの台がどちらも敗北して単発の終了。
こちらはなんか連チャンして五箱。一箱飲まれたところで辞め。


スリーナインから銭形に移った。この時点で持ち玉は三箱に。
するとAKBボーナス。その後もAKBボーナスが奇跡的に続いて10箱超。
最後はプロポーズ大作戦をちょっと打ってやめ。スペックは銭形より甘いらしいが、下品な台で嫌いになる。吉本芸人も好きじゃないし。(個人的には個々の芸人自身は嫌いじゃないのだが、吉本という名前で括られると駄目だ)

結局、28000円ぐらいプラスになる。
パチンコで久々に勝ってこの日は幸せな眠りについた。



翌日がいけない。

ツキがあるかも? ひょっとして慶次で十万勝ちの線もあるか?
と思って午後から出かけるも当たらず。
気がつけば見るも無残な惨敗で、前日の勝ち分にのしをつけて返してしまった。何やってんだか…。
前日の幸せ気分はどこへやら、本気で死にたくなる。


ギャンブルをやってる人間は、麻雀でもパチンコでも、ツキの存在を実感する。それは確率の偏り現象だ。確率よりも当たりが極端に多ければついでいて、極端に少なければフヅキである。

確かに確率は偏る。

だが

どっちにどう偏るかは事前に予測はできない。
あくまで偏った実績があるだけだ。ゆえにパチンコでツキを事前に判断し勝ちを呼び込むことはできないのだ。
元より客が負けるから店が商売になる理屈である。
分かっちゃいる。



やめられないのが植木等歌うところの真理である。



さて。

今日はいよいよドラマ「南極大陸」の放送日である。私はこのドラマ早くから注目していた。
TBSの開局60周年記念ドラマと銘打ち、番宣に継ぐ番宣。主役級一線級の豪華俳優陣を脇に使い、仁の綾瀬はるか、マルモの芦田愛菜、主題歌に中島みゆきという念の入れよう。
中身は「南極物語」のタロジロと、定番の動物路線。しかも実績のある石丸P。コケる不安材料がどこにもない。
裏はとみれば行列は紳助がいなくなってふ抜け状態。フジは反日女優という噂で嫌韓ブームの逆風。すなわちTBSにとっちゃ追い風だ。
何よりオンエア前に全ての収録を終えてるという、民放には異例の気合いの入りようだ。

番組終了後のブログをチェックしてみても、おおむね好評。
私の予想初回視聴率は、ずばり24%。最低でも22。下手したら26%いくかもしれない。そうしたらTBSは万々歳だろう…。


そうだもう一つご報告がある。
自分が「YAHOO! みんなの検定」の検定づくりにハマっていることは前にも述べたが、最近その動向に動きがあったのだ。

以下の二つの検定が凄い受験者数の伸びを見せている。何故か……。

一つは「私が旅先で実際に体験した怖い話」。もう一つは「あなたの知らない死語の世界」。
前者は受験者数7000人超。後者に至っては、受験者数13000人に達している。
多分どっかからリンクが張られたのだろうが、それにしても異常な受験者の伸びである。

もっとも、いくら万人に受けようが、私の懐には一円も入って来ないのだが……。

そこが若干つらいとこではある。

なんだかな日々

2011-10-07 01:47:56 | Weblog
最近全般的に寝不足な気分。

家に帰る。テレビをつける。ケーブルテレビのMONDO-TV。パチンコ守山塾とか、麻雀。で、横になりながら見てると、寝てしまう。
なんで麻雀打ってるのを見るだけで面白いのだろう。
通常は自分の手牌だけ。ギャラリーとして見ても二人分が常だが、テレビでは四人分全員の手牌が見える。
だから一見いい待ちだがジュンカラだとか、よくこの人当たり牌をおさえたな、とか分かって楽しい。
本来は見えない牌が見えているだけ、将棋対局を見てるのと違った面白さがある。

でも、昔も麻雀番組は数少ないがあったんだよね。「11PM」のワンコーナー。司会の大橋巨泉は当時、ゴルフとかボウリングとか麻雀とか釣り。いろいろやっては番組で紹介していた。短かったが将棋のコーナーもあった。

今まだ小島武夫とかいるのを見るとビックリしちゃうけどね。
で、
MONDO-TVの麻雀関連番組を見始めたせいで、久しくやめていた麻雀格闘倶楽部なんかにまた手を出し始めた。

まあパチンコよりは浪費は少ないが、金がかかることはかかる。

天下一将棋会は、もうさすがにやらない。
今さら将棋を指す気にはならない。


ケーブルテレビでは映画「悪名」も途中まで見た。何というか、ご都合主義的な話ですね。主役の朝吉(勝新太郎)はやたらもてまくるし。
田宮二郎のモートルの辰(だったか)が、軽薄な感じで新鮮。


でもまあ、最近は寝不足で映画もろくに見れていない。

そうそう。
今日の昼は温泉に浸かってる夢を見た。


早く眠りたい……。

映画観賞

2011-09-25 03:56:46 | Weblog
それにしてもこの間の台風(15号)は凄かった。
人工の風以外で、あんな強風を初めて味わった。マジで息ができなかったもんな・・・。



話は変わるが、例によってケーブルテレビで録画した映画を何本か見ている。

まずは森田芳光監督、宮部みゆきが原作、SMAPの中居くんが主演の『模倣犯』。これがまあ駄目駄目の映画だった。ユーザーレビューを見てみても、5点満点で平均1.7という稀にみる低評価。


次に見たのが篠田正浩監督、原田芳雄と岩下志麻主演の『はなれごぜおりん』。(「ごぜ」はほんとは漢字なのだが、難しいので平仮名にしました)
これが何というかまあ、可哀相なお話しなのです。盲目のおりんは三味線をひいて歌を歌う「ごぜ」になるのですが、多情ゆえに「男と寝る」という禁を犯したため集団から外され「はなれごぜ」となります。そこで原田芳雄演じる男と知り合い、束の間の幸せを得るのですが……。あとはもう可哀相でかけません。


続いて堤監督、竹中直人、吉永小百合主演の『まぼろしの邪馬台国』。まあ、悪い映画ではないが、全体に浅い。あと綾小路きみまろのおばさんでの出演がシーンをぶち壊していて余計。


大林宣彦監督、宮部みゆき原作の『理由』。たくさんの登場人物の冗漫な説明セリフに疲れる。映画は絵で説明するのが基本ではないのか? 宮崎あおいは若いけどやっぱうまいな。あと立川談志と永六輔もしゃべりがうまい。今は二人とも声をやられてるし、亡くなった南田洋子がまだきちんと芝居をしてるのも貴重。


『人生逆転ゲーム』。これは有名な『カイジ』ではなくて、借金のかたに自分の体で払う約束をした男女らが、命をかけてゲームをしていくストーリー。そのくせあまり悲壮感がないのは登場人物たちが半ばゲームを積極的に楽しんでいるように見えるからか?


石井そうごが監督に名を連ねる『高校大パニック』。まあ見られたが、出てくる人物の誰にも感情移入できない。若い浅野温子がヒロイン役で出ている。


「アンフェア THE MOVIE」
これ、ドラマも見てなかったので設定に馴染みがないのだが、映画は前に地上波で見ていた。面白いが、やはり設定にいろいろ無理や矛盾があり、そこがクリアされてればもっとよいのに。残念だ。


あと平成ガメラの2作め。レギオン。
改めて言うけどこいつは傑作だ!
邦画にありがちなストーリーの無理や矛盾がなく、リアル感が凄くて綺麗にまとまっている。
世界に誇れる内容だ。


今回のブログはここまで。

日本という国はいよいよおかしいね

2011-09-10 20:45:39 | Weblog
巷では鉢呂経産相の「死の町」および「放射能付けたぞ」発言で、はや辞任かと騒がれております。
これで思い出すのが中京テレビの「怪しいお米セシウムさん」のテロップ。番組が潰れ、経営者らがお詫び。検証番組さえ作られました。ネットでのコメントは「死んで詫びろ」とか何とか…。


でもね。
彼らが何をしたんでしょう?
単に悪ふざけ、仲間内でブラックジョークを飛ばしただけじゃないですか?
確かに不謹慎だが、手違いで放送されなければそれですんだだけの話。
死んで詫びるようなことでしょうか?
第二次世界大戦について「日本の侵略戦争」と呟いたまんべくんもそう。

(おっと、ここまで読んで来たあなた。僕は日本人ですよ、念の為。非国民呼ばわりするのは勝手だけど)

いや、俺がいいたいのはね、本当に腹を切るべき人間はほかにいるだろうということ。

すなわち放射能を世界中にばらまいた連中。安全だと嘘を吐き、原発をそこらじゅうにつくり、想定外の津波だったと言い訳しながら、実は想定していたことが分かりこれまた大嘘! 海洋汚染は東電の見積もりの三倍の1.5京ベクレル!!!

もはや東北などというレベルでない。日本中どこでとれた海産物も放射能で汚染されてるという話。
福島が「死の町」どころか、日本列島全体が「死の国」状態ですよ。
ご存じのように海にばらまかれた放射性物質は、植物プランクトン→動物プランクトン→小魚→中くらいの魚→大きな魚と、食物連鎖の末に濃縮されます。その頂点にいるのが、人間。

あと五年、十年、二十年後、そこかしこでガンや白血病患者が増えることは、当たり前だけど目に見えている。

原発を誘致した政治家、土建屋、東電関係者、御用学者、広報に協力したタレント…。
だが彼らは一切責任を取ろうとしない。
誰かいましたか? 責任をとった奴が? やつらこそ国民を騙し、放射能をばらまいた張本人なのに知らぬ顔の半兵衛。厚顔無恥とは彼らのためにある言葉だ。
被災者への補償の財源は税金。それって俺らの金じゃん。そんな代議士たちを選出した国民のせいだとでもいうのか?


セシウム君やおっちょこちょいの鉢呂より万倍も悪い連中はのうのうとしていて、生贄にされた彼らだけ断罪される。チャップリンの「殺人狂時代」よろしく、「一人を殺せば死刑だが、一万人殺せば英雄」の理論がここでもまかり通る。



私は今回の事故で、国は原発に頼らない社会を選択すると踏んだ。あまりにも高い代償だったが、原発の嘘が白日の下に晒されたと思った。
が、甘かった。

彼らは今度は、放射能の被害を過小評価する策略に出たのだ。事実をありのままに伝えても、社会が混乱し、国民にいらぬ心配を与える。何より社会が混乱すれば、復興に必要な税収が上がらなくなる。そこで、放射能でガンになるリスクは小さいとか、微量の放射能はむしろ体にいいなどと情報操作を始めた。

これってガン患者に告知しないのと同じ理屈である。
戦争に邁進するしかないから負けの事実を知らせずに「勝った勝った」と騒いだ大本営発表。
ほかにエネルギーがないから必ずしも安全で安価とは言えないけど「安全、安い、CO2も出さないクリーンなエネルギー」と嘘で固めた原子力政策。
あげく放射能がだだ漏れしても謝りもせず罪を認めず責任も取らず……。
さらには国民に本当のことを知らせても不安を煽るだけだからと「放射能は意外に安全だよ」の、オカルト雑誌「ムー」もビックリのキャンペーン。


おバカ発言の大臣やテレビの不祥事をスケープゴートに、韓流大嫌い、ミンス大嫌いのネトウヨたち、子どもの健康は不安だけど、安心したい主婦たちが、ものの見事にダマされる騙される……。


テレビも新聞もスポンサーがあるから反原発を書けないのかと思いきや、この「真実は隠しましょう」運動に協力してると思えてならない。

そう考えると、暴力団との関係で芸能界を引退した島田紳助も、実は放射能怖さに沖縄に逃げるための、計算ずくの行動だったかと裏読みもしたくなる。


全ては俺の妄想か?

だったら逆にいいんだけど…。

生きてゐる小平次

2011-09-09 01:46:00 | Weblog
ケーブルテレビで録画した「怪異談 生きてゐる小平次」を見る。
ATG(アートシアターギルド)の映画である。一千万円という低予算で作ったせいか、驚くことに役者が三人しか出てこない。
石橋正次といえば「夜明けの停車場」のイメージしかないのだが、彼のセリフがボソボソとして聞き取りづらいのはいただけない。小平次役の人は早々に役者をやめてしまって、おもたかやの社長をやっているらしい。


今日は原田芳雄が出ている「裸足のブルージン」と「やさぐれ刑事」を見た。
前者は「ツィゴイネルワイゼン」で原田と共演した藤田敏八監督の作。面白かった。和田アキ子が最後こわごわとガラスを割っていた。

「やさぐれ刑事」はなんかもう無茶苦茶な設定。原田芳雄だから取り敢えず見れる。
大谷直子がやたらと脱いで頑張っているが、かつての妻と全国を旅しながらSEXする主人公ってのもどうなのか?
やくざよりよっぽどこの刑事の方が悪者で、関係ない連中も殺しまくるし、かつての同僚刑事は(これも旅をしながら)野放し。少なくとも共感はできんなあ。


ケーブルテレビが来てからパチンコ屋に足を運ばなくなった。勝つ可能性もないが、出費が抑えられてるのは大きい。

国民健康保険の滞納額がシャレにならないほど増えているが、何とか払うつもりだ。

SP 野望編

2011-09-07 05:02:32 | Weblog
ケーブルテレビで映画「SP 野望編」を見た。
アクションシーンはいいのだが、よく考えると無理のある話だ。特に後半の政治家を守ってSPの四人が次々と脱落していくシーン。応援呼べばいーじゃねーか。警察でも何でも。パトカー呼んで運んだ方が徒歩で何キロも歩くより遥かに安全だし。大体道路で大爆破が起きてるのに警察も来ないってどんだけ治安悪いんだよ。拳銃持ってるくせに格闘してるしさ。
なんかテレビドラマが良かった作って映画化すると軒並み駄目になる。特に脚本。
ちなみに自分はこの映画、エキストラとして参加してたのだが、見たらものの見事に映ってませんでした。(笑) 撮影半日、映像は3秒弱だった。
ちなみに、この前脳梗塞で亡くなった俺と同年代の知人は、冒頭のシーンでカメラマンの役で映っていた。顔はハッキリ映ってないが、雰囲気で分かる。改めて合掌。


将棋会館に詰将棋作品集「四百人一局集」を買いに行く。詰将棋から離れて、はや六年。本来ならここに自作が載っててもおかしくないのだが、パラをとるのもやめて原稿募集も知らなかったくらいだから仕方がない。
見ると懐かしい顔触れが多くあるのは当たり前だが、全く知らない人も多数いて驚かされる。

それよりも、私の師匠が書いている「全詰連会長のブログ」が約二年ぶりに更新されていて驚いた。
それによると今年の全国大会当日、息子から手足口病を移された、とある。いつの間に子どもまで作っていたのか!
ところで四百人一局集だが、やはりマニア向けの内容で一般にはあまり売れないと思う。
本当は一緒に谷川さんの「月下推敲」も買いたかったのだが、4800円は高い! 特に詰将棋を引退した身には…。
しかし一般にはこっちの方が遥かに売れるだろう。

ケーブルテレビな日々

2011-09-01 23:46:42 | Weblog
ケーブルテレビを契約したことは前回書いた。あれ以来ケーブルテレビばかり見ている。
地上波は、番組表を見て見たい番組だけ録画。それは変わらないけれど、特に何もなくともケーブルテレビをつけている。
よく見るのはMONDO-TVの麻雀関係の番組。今は亡き安藤満とかの闘牌シーン。つい見入ってしまう。
あとは囲碁将棋チャンネルの将棋関連番組。銀河戦とか。こないだなんか名局解説とかで大山―灘戦を解説してて驚いた。いつの将棋だよ。
他にもヒストリーチャンネルとかディスカバリーなんちゃらとかの教養・ドキュメンタリー番組をよく見る。「恐竜は何故絶滅したか」とか「空飛ぶ円盤にはナチスの科学者が関わっていた」とか結構面白い。動物専門の局もあって、可愛い猫ばっか延々と映してくれる番組はないかなと思う。

他には映画。「南極料理人」とか「クライマーズハイ」とか「麻雀放浪記」なんかを見た。
昔懐かしい「スパイ大作戦」などもつい見てしまう。いやあ、楽しいなあ。


最近買った漫画。羽海野チカの「3月のライオン」1~6巻。マンガ大賞2011と講談社漫画賞一般部門をダブル受賞した話題作。主人公は中学生で将棋のプロ棋士(史上5人目!)となった高校生。
まあ面白い。監修は先崎学。中学生のいじめ問題とか重いテーマも流れてるし、主人公と義姉の香子の関係もまだ描かれてない部分がありそうで気になる。基本は主人公とひなのラブストーリーらしい。今さらラブストーリーを読むような年じゃないが。

まあ将棋を題材にした漫画は突拍子も無いものが多いのでその中では一番まともかな?