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~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

学校訪問(4年生)

2010年10月19日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
今日は、立川の小学校へおはなしに行ってきました
小学校4年生です。昨年も訪問した学年です。

場所は、体育館。
中に入った瞬間は、ぶるっとするほど冷えていました。
語る時は、あまり厚着すると、重くて、力が入ってしまうので、結構薄着です。
早くも、防寒対策が必要になってきました。

でも、子ども達は、ちっとも寒そうじゃありません。
「暑い、暑い」と言っていました。
元気です、とっても
私も、語っているうちに汗が出てきましたけどね。

語りは『モンゴルの白い馬』『ごんぎつね』『ブレーメンの音楽隊』
絵本『モチモチの木』。

体育館は、声がまとまりにくいのですが、みんな、目線をしっかり向けてくれたので、子ども達の輪の中に声が良く通りました。

先生が、20分時間を追加してくれたので、わらべ歌で遊びました。
「かごめかごめ」「はないちもんめ」「らかんさん」「あんたがたどこさ」
体育館だからできる遊びです
久しぶりの「かごめかごめ、はないちもんめ」楽しかった!
「あんたがたどこさ」はボールを使って、まりつきのようにしました。
ボールがあっちこっちに転がっていきました。
まりつきも今は、あまり遊ばれなくなったようですね。

このわらべ歌を歌いながらの遊び、初めての子どもたちが、半分くらいいました。
でも、歌は、すぐ覚えて、大きな声で、体育館にがんがん響いて盛り上がりました。
まりつきが結構流行るかも??
先生も体育でやってみるとおっしゃってました


語りは、基本生声なので、できることなら、教室がいいと思っていましたが、こんなに楽しいわらべ歌遊びができるのを考えると、体育館もいいなぁと思いました。


最後にリクエストで『おだんごぱん』

教室に帰るときに、♪「ぼくは てんかの おだんごぱん~」と声高らかに歌う声が聞えました。
みんな好きになってくれて嬉しい

私も、帰り道、鼻歌で歌いました


櫻井先生がおしゃってました・・・。

「いつでも、どこでも、おだんごぱん語りなさい。何千回でも、子供たちに語ってね。」

夕方、先生の声がふと聞こえました。
先生にもう一度会いたいなぁ。。

星が見えないですね。

5年生学校訪問と和のいえおはなし会

2010年10月18日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
秋晴れ、良いお天気でした
午前中は、学校訪問(小金井市・5年生)。
久しぶりに、宮澤賢治を語りました

5年生では、教科書で賢治作品を学びます。
授業時間2時間たっぷり、宮澤賢治づくしでした。
このような貴重なお時間を作ってくださり、感謝いたします。

今日のプログラム。
1時間目は、『賢治作品との出会い』『賢治作品への想い』『賢治童話の魅力』『賢治の幸せと願い』と題してお話ししました。

2時間目は、賢治作品の語りです。『どんぐりと山猫』『よだかの星』『雨ニモマケズ』
を語りました。

賢治の童話を語りで聴いてもらうとき、私はいつも願います。
『注文の多い料理店・序文』の賢治の言葉です。

「これらのちひさなものがたりの幾きれかが、おしまひ、あなたのすきとほつたほんとうのたべものになることを、どんなにねがふかわかりません」

今日は、4階の音楽室で語りました。
秋の空の高さを感じました。
それは、窓ガラスを美しい青にしていました。
とても透明な気持ちになりました。

最後に賢治の童話の、『銀河鉄道の夜』『ふたごの星』『よだかの星』の賢治の星に対する想いについて話しました。
そして、こう締めくくりました。

「秋の星空を見上げてください。賢治の作品が星座になって輝いています。そっと耳を澄ましてみると、星の会話も、風の会話も聞こえてくるかもしれません。」
続いて『星めぐりの歌』を歌いました。

先生が、『星めぐりの歌』をみんなで一緒に歌いたいと言ってくれたので、ゆっくりもう一度歌いました。

5年生の心に、賢治の童話は、どのように広がっていったのでしょうか。

今日の夜、賢治の童話を読んでる子ども達はいるかな。
たくさん読んでほしいですね。
教科書掲載の『注文の多い料理店』だけではさびしいですからね。
今日の日が、賢治作品との良い出会いになってくれることを心から願います。



午後は、和のいえ櫻井のおはなし会でした。
子ども達へのおはなし会が続いておりましたが、今週は、おじいちゃん、おばあちゃんのところへ訪問です。

 

月曜日のクラスは初めてでしたが、そこに立ち、お顔を合わせただけで、とても喜んで迎えてくださる、ちょっと照れてしまうような嬉しいクラスでした

今は亡き、櫻井先生の後を引き継いだようなこのお話し会。
二年前に先生と出会い、日本民話を勉強し始め、まだまだ語りも絵本読みも未熟なのですが、一つ一つのことばを丁寧に伝えることに重きを置いて語っていきたいと思っております。
日本の心を伝える、民話や伝説。
分かりやすく優しく語れるようにしたいです。

でも、今日、職員の方が、「日本民話だけでなくてもいいです。やえちゃんの好きなものでいいですよ。」と言ってくれたので、ちょっとにっこりです
古民家の佇まいは、日本民話がしっくり来るのですが、私の語りのレパートリーの多くを占めている、ヨーロッパに伝わるお話、グリム童話、アンデルセン童話なども加えて語りたいと思います

案外、森の奥の不思議なお話グリムやバルカン半島諸国に伝わるような、吸血鬼の話、妖精のお話などもちょっと薄暗がりの、このお部屋に合うかもしれませんね。

今日は、見学の方が来てくださいました
嬉しかったです。ありがとうございました。

和のいえは、老人のデイケアサービスを行っていますが、おはなし会は、どなたでも参加していただけます。

椅子もスペースもたくさんあります。
ぜひ、お近くの方など、お話し会に遊びに来てくださいね。

語ってくださる方も大歓迎です。
一緒に楽しく語りましょう。
お気軽にお問い合わせくださいね。(←方に問い合わせメール書いてあります!)
お待ちしております。

次回は、11月9日(火)14:00頃~です。








夏のおはなし会

2010年08月02日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
夏の風物詩、花火大会。
猛烈な蒸し暑さの中、7月最後の日は、昭和記念公園の花火大会に行ってきました

無風といっていいかな。
煙がかかって、花火がぼんやりしちゃうこともあり、ちょっとだけ残念。
でも、あの、ドーンと胸に響く花火の音と、頭上から降ってくるような光の帯には大拍手でした

  



さて、8月最初のおはなし会は、
1日日曜日、官公庁の立ち並ぶ、新しい街。
きっちり区画整理された近代的な街。
その一画に建つ、「サンクタス立川T1」のキッズルームが会場でした。

 「花火の次はおはなし会!」と書いてくれていました。

お父さんと一緒に参加してくれた1歳の女の子から
お母さん代わりに妹ちゃんたちを連れてきてくれた、三姉妹の一番上の10歳のお姉ちゃんまで、みんなで楽しい時間を過ごしました。

絵本『せんろはつづく』のあとの手遊び二つは、
二人組みの、「せっせせーのよいよい」で始まる「せんろはつづくよどこまでも」をしました。
10歳のお姉ちゃんにお手伝いしてもらって、みんなに紹介しました
ちょっと難しいけれど、次に会うときには、みんなきっと上手になっているでしょうね

この会をコーディネートしてくださったこの地区担当の民生委員・児童委員の方が、

「この地区は、ちょっと親子でお散歩と、近くに憩える場所がなく、図書館や児童館のような公共の施設もないので、このキッズルームをもっと気軽に子ども達や、その親御さんに利用してほしい。そして、顔を合わせ、笑顔であいさつできるような、安心で温かい住環境にしていきたい」と話してくれました。

このおはなし会で私と同じように「はじめまして」の出会いがたくさんあったようです。
この部屋で遊ぶ約束をしていた親子の姿もありました。
おはなし会の後に、そんな姿を見送るのは、本当に嬉しいです。

地域の大人が、子ども達へ温かい眼差しを向けて見守っていくことは、子ども達の大事な命を守ることに繋がっていくと思います。
おはなし会のたびに、子ども達の笑顔にたくさん出会えます。
心に咲く花の種、ゆっくり育ててほしいです


夏の夜のおはなし会

2010年07月18日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
暑くなりました。
お日様カンカンです

さるすべりの赤い花が枝々にたわわになってきました

 風になびいて気持ちよさそう。
 

昨夜は、小学校の校庭キャンプに招かれ夜のおはなし会でした。

 体育館は、予想以上に真っ暗。

小さな灯りがぽつぽつ。
子ども達が、準備できるまでの数十分。
私は、幕の陰で待機。
子ども達は、暗闇でワクワク感いっぱい。わいわいと
この間が、一番のお楽しみタイムだったのではないかな

 夜のお話会はちょっと違ったね。

おはなしは、三つ。本当に静かに耳を澄ます時間になりました。
後ろの子供たちの顔までは、よく見えなかったのですが、息づかいが感じられ、目線が私に注がれているのを強く感じました。
3年生から6年生。さすがに集中してました。
私自身が、息を吸う音が響くくらい

ここで聴いた『蜘蛛の糸』は忘れないと思う・・・。

感想ありがとう。

それにしても、入場に予想以上の時間がかかり、30分遅れでスタートしたので、何が心配って、今日の朝はみんな起きられたかな。
4時15分に起きて日の出を見る時間割だったから。

学校キャンプ。とても楽しいイベントですね。
夏の宵を楽しむ。夏ならではの楽しみ。
たくさんのPTAの方々の見守りがあってこそです。

夜食の差し入れのおにぎりをおいしそうに食べていた子供たちの顔
とっても良かったな



ひまわり幼稚園へ

2010年03月08日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
今日は、府中のひまわり幼稚園でおはなし会がありました。
年長さんは、最後です。
年長さんのお母さん方も一緒にみんなで楽しいひと時を過ごしました

最初に、10:30から30分間は、年少・中組さん。

 3回目なので準備バッチリで迎えてくれました。

私が歌うと、みんなすぐに口ずさんでくれるので、初めての曲でも、呼吸を合わせて、ばっちり歌えてしまうのです。
とっても不思議で、嬉しい感覚です。

わらべうた、お手玉遊びを入れながら、
絵本『しりとりのだいすきなおうさま』『もったいないばあさん』、
素話は『世界で一番きれいな声』。

エアせっせっせーのよいよいよい!は大盛り上がりでした

さて、年長さんです。

 おはなし聴きたい!というみんなの強い目に私も力が湧いてきます

先生方から、「子どもたち、やえちゃんの『おだんごぱん』が大好きになって、歌も覚えてます。」というお話を聞き、
今日は、お母さん方が参加してくれているので、最初に、「お母さんに『おだんごぱん』プレゼントしよう。歌は、みんなね。一緒に語ろうね」と、子どもたちとコラボしました

歌はもう、本当に素晴らしかったです
私の語りに、子どもたちの明るい歌声が響くのです!
まるで、リハーサルをして、お母さん方に聞かせたように息もぴったり。
タイミングもテンポも振り付けもバッチリで、とても感激しました
この『おだんごぱん』をこんなにも大好きになってくれたんだなぁと、嬉しすぎて、初めから胸がふるふるきてしまいました

お手玉は、わらべ歌「たけんこがはえた」で遊びました。
前回から、きっとみんなたくさん練習したのですね。
とっても上手になっていて、さらに手の甲のせや、つかみどりする技までがんばりました

素話は『ブレーメンの音楽隊』。
20分のオリジナルで語りました。
最後の絵本は『ねこのくにのおきゃくさま』。
明るい未来に向けて、勇気と友情のお話にしました。

もうすぐ、卒園ですね。
そして、桜咲く頃には、
夢と希望に心を大きく膨らませた、元気いっぱいの新一年生です。

かけがえのない、その命を、きらきら輝かせてね。
みんな仲良し。笑顔でファイト






6年生訪問

2010年03月01日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
今日は、暖かくなる予報だったと思うのですが、寒かったですね。

5時間目に、6年生への語りの会がありました。
小学校卒業の贈り物として、また、中学校への明るく、希望に溢れた未来へのエールというような気持ちを添えて語りました。

音楽室に3クラス。100人をこえる児童数のため、床に体育座りで聴く形でした。
体も大きくて、ぎっしりとつまって見えましたが、みんなつぶらな目を私に向けていました。
人数は多くて、圧迫感はありましたが、みんなスポンジのようなやわらかい空気を持っていて、なんだか、私の声をすーっと吸収してしまう不思議な感覚がありました。
純粋でたくましい6年生の語りの、豊かな感覚はいつもそうなのです。
とても瑞々しい力を感じました。

今日のプログラムは、『宮沢賢治』
『よだかの星』のリクエストです。
5,6年生の国語学習で賢治を学び、『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』などに触れ、また、この6年生は、学芸会で劇『狼森と笊森、盗森』も上演しているので、賢治作品をたくさん触れる機会を得ることができて、とてもうれしいなぁと思いました。

45分間を使って、詩『雨ニモマケズ』『よだかの星』『星めぐりの歌』『注文の多い料理店序文』を語りました。
最後に、金子みすず作『わたしと小鳥とすずと』を歌いました。
この詩に感動したした李さんがメロディを付けてくださったものです。

賢治の童話をこの6年生の会で贈ることができとても嬉しかったです。
賢治の願いや想いは、絶え間なく降り注ぐ光のように私を射しています。
風の心、森のささやき、動物たちの声、花の微笑み、賢治の作品は、土の匂いのする、人間と自然と動物が仲良く生きている、優しさにあふれたものです。
本当の恵みある自然の大切さ、私たちの回りにある、本当にきれいでやさしいものを忘れないように、童話という形で残してくれた賢治の想いは、いつかきっと、みんなの心に生き返ってくるでしょう。
そして、いろいろな場面で励ましてくれるでしょう。
大人も子どももわけへだてない「童話詩人宮沢賢治」。
賢治の作品にたくさん出逢ってくださいね。

賢治の短く、苦しく、清らかな生涯を大切に、これからも心を込めて語っていきたいです。






学校訪問より

2010年02月19日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
連日本当に寒い日が続いていますね
バンクーバーオリンピックの雪上や氷上の熱い戦いに釘付けになっています。
午前中のテレビ中継も多いので、連日エキサイトしながら応援しています。
冬のオリンピックは、まったく未知の世界の戦いのように思っていたのですが、
今年は、トリノからの飛躍を期待する選手が多いので、ワクワクの期待感いっぱい。
新しい競技や選手の名前もわかり、そのすごさとかっこよさに魅了されっぱなしです
スノークリスタルの世界でのスピードと美しさは一瞬の閃光のようです


さて、6年生の学校訪問です。
これから3月の卒業に向けて6年生の学校訪問が続きます。
学校訪問でのプログラムは、学校からのリクエストで決めますが、
二つに分かれます。
『芥川龍之介の作品』と『宮沢賢治の作品』です。

先生方にも様々に想いがあるようです。
私にとっては、どちらも心から語りたい作家たちです。

芥川の世界は、その文体の美しさと巧みな表現。
物語の世界へぐんぐん引き込まれる面白さや
絵画が心に刻まれるかのような印象的な場面の数々は、
新しく強い文学との出会いになると思います。

私が語る作品は、『蜘蛛の糸』『杜子春』『魔術』『蜜柑』などです。
芥川が、少年少女のためにと書いた作品ですから、6年生の会ではベストだと思います。
これが出会いになり、まだまだたくさんある芥川の作品を読んでほしいと思います。
中学生前の春休みは希望に満ち溢れ、またゆっくり過ごせますものね。

私も語りながら、新しい気づきの連続です。
登場人物の浮き出し方も変化もでてきます。
どの作品でも、丁寧に描かれた背景の美しさが、今になってより見えてきたりもします。
すると、やはり目線が変わります。

特に、『蜜柑』などはとても短い作品で、一見陰鬱さを感じるのほどですが、今は、この作品の美しさに導かれ、語る度に胸の中にとてもきれいな鮮やかなみかんの色が刻まれ、気持ちが晴れるのです。
特に、少女の蜜柑を投げ上げる場面は、背景の描写も美しく、しみじみとした余韻の残る、本当に美しい場面です。
だから、何年か前とは、私の語り方も変化しています。

賢治の作品は、5,6年生で教科書でも学んでいて、賢治の童話を通して、その想いに触れてほしいという気持ちが強いですが、芥川の作品では、その文章の上手さから、奇抜な楽しさ面白さを味わってほしいと思っています。

私ができることはただひとつ。
作家の愛を込めた作品を一生懸命語るのみ。
6年生のみんなへ、珠玉の物語を心を込めて贈ります。


ちょっと嬉しい出来事をもうひとつ。
今日、中学一年生のクラス訪問に行ってきました。
そこで、宮沢賢治の『雪渡り』を語り、ヘルマン・ヘッセ作『少年の日の思い出』を朗読しました。
ヘッセの作品は学校からのリクエストでした。

髪を茶色にして、制服を着崩していた男子生徒の感想文から少し書きます。

「授業ではあんまり聞いてなかったこともあるけど、終わった時、それで何がとかだから何とか思ってた。でも、今日聞いてみて、最後の場面で、蝶をつぶした時の手の感触がすごいリアルで色々考えると少し胸が痛くなった。」
とありました。
帰りに廊下ですれ違った時、私と目が合い、「ありがとうございました」と頭をぺこっと下げて挨拶もしてくれました。

先生が3,4人ふざけてしまう子もいるなどと心配していましたが、居眠りする子なんてひとりもいませんでした。
40人のクラスを4クラスまわるうちに、校庭の雪は完全にとけていました。
私が何度も繰り返した「キックキックキックキック トントントン!」が気持ちよく
耳の奥に響いていて、足取り軽く帰れました。
窓から手を振ってくれる女子も何人かいました。
手を振り合うのって、嬉しいです

中学生。やっぱりかわいい子どもたち
女子、スカート短いぞ!風邪ひかないようにね




蔵前幼稚園でおはなし会

2009年12月17日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
蔵前駅からすぐのところ、創立90周年!!を迎えた蔵前幼稚園でおはなし会をしてきました。

  

一学年は約80人。年少さんから年長さんまでだと240人くらいですね。
最初は、全学年がホールで待っていてくれました

まずは、はじめましてのご挨拶。
インフルエンザの子は、ひとりもなし!みんなとっても元気でした
全学年一緒の最初の語りはもちろん『おだんごぱん』

お話しの歌に合わせて、すばらしい手拍子kaeru_en3/}
みんなとってもリズム感がいいのにびっくり
ホールを見回すと、大小たくさんのたいこ、マリンバ、鉄琴、木琴が並んでいて、日頃から、音楽をいっぱい楽しんでいる幼稚園なのがよ~くわかりました。
初めての『おだんごぱん』でびしっと、手拍子も、手振りも出来たのは、初めてでした
嬉しさいっぱい、そして、感激でした

その後は、年少さんから学年ごとに分かれて、それぞれのプログラムで30分ずつのお話し会でした。

語り:『おだんごぱん』『小さな赤いセーター』
絵本:『せんろはつづく』『たまごにいちゃん』『てぶくろ』『くりすますのおくりもの』『三びきのくま』『大工と鬼六』『つきよのくじら』『モチモチの木』
わらべうた、歌遊び:「でんでらりゅうば」「線路はつづくよ」「まつぼっくり」

今までたくさんの幼稚園でおはなししてきましたが、今日は、はじめての嬉しい言葉がありました。
絵本を読んだ後に、「もう1回最初から読んで」はありますが、
私が終りの歌を歌って、ご挨拶をすると、何人かの子ども達の「もう1回はじめからやって!!」
と、言葉が飛んできました
そして、ハイタッチ
みんな楽しそうです。笑顔がいっぱいでした

みんなにクリスマスプレゼントができました
楽しいクリスマス過ごしてくださいね。
また、いつかみんなに会えるのを楽しみにしています


小学校訪問

2009年11月17日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
先週の金曜日から今週いっぱいはほぼ連日小学校訪問が続きます。

インフルエンザによる学級閉鎖の影響がでました
10月に予定していた学校も延期になってしまったところが多く、今月から来年2月までの間に分けて、持ち越されるような状況になってしまいました。
秋の季節に合わせたプログラムでしたので、ちょっと残念ですが、また、新たにプログラムを変えて臨みたいと思います。

でも、今、一たびの恐ろしい峠は越え、子供たちの明るい声が戻りつつあるのは嬉しいです。先週金曜日の訪問時は、みんな元気いっぱいでした

ところで、二学期は特に3,4年生を中心に学校訪問しております。
秋は、学芸会などもあり、物語に触れることも多いので、お話の世界で、より豊かな想像力を広げてほしい願いと、もうひとつ、読書活動を高めていくにはとてもいい時期だと思っているのです。

また、この頃は、絵本や初期児童書から読み物への以降の時期であり、同時に読書離れも始まる時期と言われていますので、良き読書活動への導き手ともなれるように、学校生活真ん中は、中学年の子どもたちにと、心を懸けています。
子供たちも、少し長めの作品を好むようになっています。

昨年は、『ならなしとり』『かちかち山』『かにむかし』日本民話、『ごんぎつね』新見南吉、『モンゴルの白い馬』モンゴル民話、『泣いた赤鬼』浜田広介、『ブレーメンの音楽隊』『ヘンゼルとグレーテル』グリム童話、『蜘蛛の糸』芥川龍之介などを語ってきましたが、今年は、少し長いかな、少し難しいかなと思いながらも、宮沢賢治の作品、オスカー・ワイルドの作品、アンデルセンの作品、創作民話など、30分を超える作品を語っております。

15分のおはなしから30分以上のおはなしにするのは、3,4年生の子供たちにとって大変かなと思っていたのですが、長い話には、予想のつかない展開があり、それは、秘密であったり、不思議であったり、悲しみであったり、そして、優しさとユーモアがたっぷり味わえるものでもあります。

私が今語っていきたいと思うのは、あまり劇的なクライマックスのないお話です。
芝居でも、映画でもないので、見せ場を作らなくて良いのです。
おはなし全体から、じんわりとそれぞれが想いを広げてほしいのです。
ゆっくり、少しずつ味わってもらえたら良いのです。
そのおはなしと長い付き合いをしてほしいのです。

今この言葉が大好きです。
よく、聞かれるようになってきました。

「短いお話じゃなくて、長いお話にして!」
「もう一度、この前のお話が聴きたい。長かったから忘れちゃったところもあるから。」

可愛いですね。
グリムの会でお話を始めて13年。
細々と地味に続けてきて良かったと思います。

私の語りの目標は「寄り添う語り」です。
子供たちの周りに、身近なところに、小さな野の花をいっぱい咲かせたい。

私には、芸術的な奥の深い語りは、まだまだできませんが、
「行って、そばに行って、共に笑い、少し泣き、大いに楽しむ」
野の花の花束を届けるような語りになるようにしたいです。

『しあわせな王子』『みにくいあひるの子』『セロ弾きのゴーシュ』
の感想を寄せてくれる子供たちが多いです。
おはなしで聴いて、本で読んで、きっと、ずっと好きなお話になると思います。
なると嬉しいです・・・





2年生クラス訪問

2009年09月04日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
今日のおはなし会は、国分寺市の公立小学校2年生のクラスです。
9:00スタート!
1時間目~3時間目に3クラス訪問しました

1年生の4月にはじめて出逢った子どもたち。
1年ちょっとぶりです。。
2年生になって一回り大きくなった上に夏休み中にさらに、ぐんと大きくたくましくなって、もうあどけない感じがしません。
机を後に寄せて、床に体育座りで4列にしっかり並んでいます。
少しコの字型になってからはじめました!

「1年生の時のおはなし覚えてますか?」と質問すると、
「おだんごぱん!」「ねずみきょう!」「あかずきん!」
とみんな次々に大きな声で投げかけてくれました。
手遊び歌の「大工のきつつきさん」の振りを見せてくれた子どもたちもいました。

この秋の2年生のプログラムは、
日本の笑い話『あたまに柿の木』
グリム童話『ブレーメンの音楽隊』
インドの昔話『ランパンパン』

『ブレーメンの音楽隊』は、挿入の歌の時、途中から子どもたちが手拍子を入れてくれました

「行こう 行こう ブレーメンへ 風にのって さあすすめ~♪」
みんな元気な歌声も合わせてくれて、一緒に語っているような感じで嬉しかったです

『ランパンパン』は実は初語りでした。
タンバリンをたたきながら語りました。
「クロドリがかっこいい」という感想がありましたが、みんなは、どんなクロドリを想像したのでしょうね。

「今度絵に描いて送ってくれるそうです」楽しみだなぁ~

どのクラスも最後はリクエストの『おだんごぱん』を語りました。
もちろん歌はバッチリでした。

本当にみんなとても上手に振付けられて、写真でお見せしたいのですが、学校関係は写真はNGなのです

元気な歌声と、子どもたちのきらきら輝く目は、本当に希望の明日につながります。
今月は、3年生と4年生もまわります。
みんな大きくなってることでしょう。
顔を見るのが楽しみです

インフルエンザでおはなし会中止なんてことにならぬように
みんな元気でいてね