~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

5年生学校訪問と和のいえおはなし会

2010年10月18日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
秋晴れ、良いお天気でした
午前中は、学校訪問(小金井市・5年生)。
久しぶりに、宮澤賢治を語りました

5年生では、教科書で賢治作品を学びます。
授業時間2時間たっぷり、宮澤賢治づくしでした。
このような貴重なお時間を作ってくださり、感謝いたします。

今日のプログラム。
1時間目は、『賢治作品との出会い』『賢治作品への想い』『賢治童話の魅力』『賢治の幸せと願い』と題してお話ししました。

2時間目は、賢治作品の語りです。『どんぐりと山猫』『よだかの星』『雨ニモマケズ』
を語りました。

賢治の童話を語りで聴いてもらうとき、私はいつも願います。
『注文の多い料理店・序文』の賢治の言葉です。

「これらのちひさなものがたりの幾きれかが、おしまひ、あなたのすきとほつたほんとうのたべものになることを、どんなにねがふかわかりません」

今日は、4階の音楽室で語りました。
秋の空の高さを感じました。
それは、窓ガラスを美しい青にしていました。
とても透明な気持ちになりました。

最後に賢治の童話の、『銀河鉄道の夜』『ふたごの星』『よだかの星』の賢治の星に対する想いについて話しました。
そして、こう締めくくりました。

「秋の星空を見上げてください。賢治の作品が星座になって輝いています。そっと耳を澄ましてみると、星の会話も、風の会話も聞こえてくるかもしれません。」
続いて『星めぐりの歌』を歌いました。

先生が、『星めぐりの歌』をみんなで一緒に歌いたいと言ってくれたので、ゆっくりもう一度歌いました。

5年生の心に、賢治の童話は、どのように広がっていったのでしょうか。

今日の夜、賢治の童話を読んでる子ども達はいるかな。
たくさん読んでほしいですね。
教科書掲載の『注文の多い料理店』だけではさびしいですからね。
今日の日が、賢治作品との良い出会いになってくれることを心から願います。



午後は、和のいえ櫻井のおはなし会でした。
子ども達へのおはなし会が続いておりましたが、今週は、おじいちゃん、おばあちゃんのところへ訪問です。

 

月曜日のクラスは初めてでしたが、そこに立ち、お顔を合わせただけで、とても喜んで迎えてくださる、ちょっと照れてしまうような嬉しいクラスでした

今は亡き、櫻井先生の後を引き継いだようなこのお話し会。
二年前に先生と出会い、日本民話を勉強し始め、まだまだ語りも絵本読みも未熟なのですが、一つ一つのことばを丁寧に伝えることに重きを置いて語っていきたいと思っております。
日本の心を伝える、民話や伝説。
分かりやすく優しく語れるようにしたいです。

でも、今日、職員の方が、「日本民話だけでなくてもいいです。やえちゃんの好きなものでいいですよ。」と言ってくれたので、ちょっとにっこりです
古民家の佇まいは、日本民話がしっくり来るのですが、私の語りのレパートリーの多くを占めている、ヨーロッパに伝わるお話、グリム童話、アンデルセン童話なども加えて語りたいと思います

案外、森の奥の不思議なお話グリムやバルカン半島諸国に伝わるような、吸血鬼の話、妖精のお話などもちょっと薄暗がりの、このお部屋に合うかもしれませんね。

今日は、見学の方が来てくださいました
嬉しかったです。ありがとうございました。

和のいえは、老人のデイケアサービスを行っていますが、おはなし会は、どなたでも参加していただけます。

椅子もスペースもたくさんあります。
ぜひ、お近くの方など、お話し会に遊びに来てくださいね。

語ってくださる方も大歓迎です。
一緒に楽しく語りましょう。
お気軽にお問い合わせくださいね。(←方に問い合わせメール書いてあります!)
お待ちしております。

次回は、11月9日(火)14:00頃~です。








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