新創かつうら勉強会(水道事業について)

2011年07月27日 23時44分49秒 | 議会報告
皆さん今晩は。
台風が過ぎてから比較的涼しい日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて今日は、新創かつうらの勉強会でした。
今日のテーマは勝浦市の水道事業について。
事業の概要や現状、今後の課題や見通し等、市の水道事業全般について約2時間半の勉強を行いました。
様々な意見を交換する中で勝浦市の水道事業に付いての知識が深まり、非常に有意義な勉強会となりました。
 
皆さんご存知の通り、勝浦市の水道料金は他の自治体と比べて割高で、千葉県の自治体の中でも最も高額となっています。
http://f-kankyo.blogdehp.ne.jp/article/13275280.html

高額となる理由としては、
水道事業の開始が昭和10年代(!)で設備が非常に古く老朽化している事、
市内の高低差が激しく、水道設備や配管が複雑で分散している事、
そしてなにより、水道事業が独立採算制を採っており、税金の投入がなされていない事、等があげられるようです。
人口減少により水道需要も低下している中で、
一般会計から繰り入れを行ってでも(税金を投入してでも)水道料金を下げるべきなのか、
税金の投入をせず、独立採算制を保ったまま現状維持の方向でやって行くべきなのか、今後もしっかりと議論を重ねて行かねばならないところだと思います。

また、市内には未だに未給水地区が多く残されており、そうした地域の水道整備も今後の大きな課題となっています。
私も選挙期間中に未給水地区にお住まいの方とお話をした事がありますが、
「水道が無いので井戸を掘って生活しているが、なかなか綺麗な水が出ない(温泉が出てしまう)ので生活用水の確保に困っている」
という話を聞いて驚いたものです。

安心で安全な、上質な水の確保・安定供給はとても大切な事です。
今日学んだ事を活かし、勝浦市の水道事業のよりよい未来の実現に向け努力して行きたいと思います。

・・・
独立採算制を採用している、という事は水道の需要が伸びて儲かった方が良いわけで、
また、水をどんどん使って循環させねば、たまり水となって水そのものの質が低下してしまうという事もあり、
一概に「節水」が良い!というわけではないのだなあと実感しました。

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