勝浦市水産業振興対策審議会、いんべやぁフェスタに参加しました

2011年11月05日 21時52分39秒 | 議会報告
皆さん今晩は。

今日は勝浦市内商店街にて「いんべやぁフェスタ」が開催されました。
街を歩くと様々な方に会う事が出来るので楽しいです。

婦人部の皆さんの手作り惣菜や新鮮な食品の販売等、それぞれ趣向を凝らした出店があり興味深いですが、今回一番素晴らしいと思ったのは、
勝浦市都市建設課が企画、展示していた「地震体験車まもるくん」による地震体験です。
私も塾の生徒達と共に体験車に乗り込んで、大地震の揺れを体験してみました。
震度5弱「・・・(まだ大丈夫)」
震度6 「・・・!!!!?」
震度7 「!!!!!!!!!!!!!!!
といった感じでした・・・

地震体験車「まもるくん」


塾の生徒と地震体験


私の実家は築約60年の木造家屋で、地震どころか台風でも揺れるほどの老朽家屋ですから、震度6の時点で「あ、この地震が来たら家は全壊する」という恐怖を感じました。
震度7に至っては、もはや座っていられないほどの揺れで、私も生徒も我を忘れて大騒ぎしてしまいました。あんな揺れが来たら、私の家など吹き飛んでしまう事でしょう。

勝浦市でも、昭和56年5月31日以前に建てられた住居を対象に、耐震診断費補助金交付事業、および耐震改修費補助金交付事業を行っております。
皆さんも今後の地震に備え、これらの制度を活用して頂きたいと思います。
(制度の詳細は下記リンクから参照、もしくは都市建設課にお問い合わせ下さい)
http://www.city.katsuura.chiba.jp/toshikeikaku/07-1.html
都市建設課の皆さん、素晴らしい企画を有り難うございました。

また、順番が前後しますが、
昨日4日は、勝浦市水産業振興対策審議会に出席して参りました。
この審議会は、勝浦市の水産業の振興について市長の諮問に応じて調査・審議を行う機関です。審議した項目は下記の通りです。


構成メンバーは、議員の他に漁協組合長や漁師、水産会社社長などまさに勝浦市の水産の最前線に立っておられる方ばかり。
今後の水産業の振興策については議論が盛んとなりました。

私からは、

①勝浦市の基幹産業である漁業・水産業からのニーズに対応する為、現在の農林水産課を分離し「水産課」として独立させる必要がある
②勝浦市の磯根、漁業資源を守るために浜勝浦川の浄化を行う必要がある
③勝浦市の漁業資源を守る為の条例の制定が必要である
④勝浦市総合計画(第1次実施計画)案の中の「つくり育てる漁業の推進」項目中の、より実効性ある文言の追加


以上4点を提案致しました。

勝浦漁港は全国有数の漁港であり、その水揚げ高は銚子に次いで県内第2位となっています。
しかし、その多くは外来船によるものであり、外来船の確保と、地元漁船に対する支援、後継者の育成は重要な問題となっています。

日本全国の漁船は、「より高く魚を買ってくれる港」を求めて漁業を行っています。
しかし、それだけではなく、「寄港した際の娯楽や安らぎ」を求める漁師のニーズに応える事も、漁港としての重要な役割なのです。

例えば、魚を100万円で買ってくれるが、娯楽はなにも無いA漁港と、
    魚は90万でしか買い取ってくれないが、娯楽は充実したB漁港があるとして、

もし皆さんが漁師だったら、どちらの港を選ぶでしょうか?
漁師のお仕事は過酷です。何日も何日も荒波にもまれ、身を切るような過酷な作業を何日もこなして、心も身体も傷だらけになって港にやってくるのです。
多少魚価が安くても、娯楽や安らぎの多い港に寄港したくなるのが人情というものです。

現状、勝浦漁港周辺の環境はどうかと言えば、娯楽は無い、漁師の飲める店も無い、港の至近に銭湯もコンビニもありません。
これでは外来船がやって来てくれる筈もありません。

先般の東日本大震災に伴い、東北の主要漁港が壊滅した中、本来であれば東北の漁船の皆さんに勝浦漁港へ寄港して頂くチャンスでもありました。
しかし、なかなか思う様に外来船の数が伸びないのは、一つは漁港の施設が老朽化しニーズに応えられない事、
もう一つは他港に比べ、娯楽や癒しの場が圧倒的に少ないからではないでしょうか。

勝浦漁港については平成30年度を目処に大幅な近代化改修が予定されています。
あとは、市民全員でおもてなしの心を育み、観光客誘致だけでなく、全国の漁船の皆さんも温かく迎える体制づくりに取り組んでいく事が大切なんじゃないかと思います。

追伸:
4日夜は松野博一衆議院議員と新創かつうらのメンバーとで懇親会を行いました。
地方政治の問題から国政にわたる話まで、松野議員を囲み様々なお話をさせて頂く事が出来ました。
松野議員は公募により誕生した全国初の衆議院議員です。
サラリーマンから一念発起して政治家に当選され、現在も最前線でご活躍される松野先生のお話しは、非常に勉強になりました。

コメント
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