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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

偽装マンション : ウソとゴマカシの真犯人は、誰だ?

2015-10-21 01:32:08 | エリクソンの発達臨床心理

 

 
非暴力こそ、世代と世代を繋ぐ務め!
  嬉しい約束が、臨床でなぜ大事なのか? それは福音だからです。福音は信頼と希望の源なんですね。 p356第4パラグラフ。  ...
 

 

 また、マンション偽装が起きました。2006年のマンション偽装は、設計段階でのウソとゴマカシでした。思い出します、一級建築士だった姉歯秀次さんとデベロッパーのヒューザーが連日のようにテレビをにぎわしてしましたね。「耐震偽装事件」として、有名になりましたよね。当時私は、姉歯秀次さんやヒューザーのような「悪徳業者」がイケナイ、という印象操作、情報操作にマンマと乗らされてしまいました。

 9年後の今年2015年、三井不動産レジデンシャルが、また、マンション偽装をやっちゃいましたね。こんどは、設計ではなく、施工、つまり、工事をする際の、ウソとゴマカシです。「「地球への優しさ」と「人への優しさ」の双方を実現」が基本的な考え方だとおっしゃる、三井不動産レジデンシャルが、「人生最大の買い物」であるマンションが使い物にならない、という、人の人生を台無しにしかねないことをしでかしたわけでしょう。三井不動産レジデンシャルや、その下請け企業もいけないと思います。でも、今度は、9年前と違って、この人たちが「犯人」とは、私は考えません。真犯人は別のところにいると私は考えるからです。

 衣食住という言葉があるように、住むことは人間が生きていくときに、なくてはならない重要事項です。これに異論をさしはさむ人は、居ないだろうと思います。ですから、住むことに関するざまざまな条件を整えることは、「人間として正しいこと」(=基本的人権)です。したがって、安心・安全に住むことができるようにすることは、国の責務なわけですね。国がその責務を果たしていないから、また、マンション偽装が起こったのだ、と私は考えますね。

 今現在も、家やマンションを建てる時には、「建築確認」が必要です。この「建築確認」は、民間業者にも「開放」されていて、「安かろう、悪かろう」のいい加減な「建築確認」が横行しているようです。姉歯事件もその一つということです。この「建築確認」制度が、不十分極まりないのです。

 さすがは日弁連、姉歯事件の前の2005年に、「安全な住宅に居住する権利」が基本的人権であることを宣言しているそうですよ。しかし、現在の「建築確認」制度は、「性善説」に立っているために、審査が甘くなりやすい。しかも、審査件数に比べて、審査を担当する人が少なすぎるらしい。虐待の通告が増えているのに、虐待は実際の通告件数以上に多くて深刻なのに、児童相談所のスタッフが全く足りないのに、似ています。つまり、「安全な住宅に居住する権利」という生存権を保証する制度として、「建築確認」制度は、欠陥制度なわけですね。言葉を換えますれば、”「建築確認」制度という欠陥制度があるから、次から次へと、欠陥住宅、欠陥マンションが出来る” という訳ですね。

 こんな不完全な制度、欠陥制度を改めず、ホッタラカシにして、戦争法案と9条骨抜きを目論む、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちが「真犯人」です。

 アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちは「生存権」を守ることよりも、業者が儲かり、自分らに献金してくれたら、業者に有利な制度は変えない訳ですね。

 

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