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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

高尚すぎると、ウソっぽくなる

2016-01-25 07:17:13 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
偉人の謙虚さ
  価値には、歴史と個人を作る力があります。 p177第3パラグラフ。      現...
 

 エリックとジョアンは、人生の巡り合わせの舞台の生きる力1つにしても、何十年にもわたって、吟味し続けた、と言いますよ。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の始めに戻って、「完成版の前書き」、p.5の、第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 「叡智」と「まとめる力」は、なかでも、擬人化され、ブロンズで象られ、石や木で形作られた、仰々しい言葉です。このような生きる力や人間力を考える時、このような言葉が意味するいろんな特色を描くために作られた印象的な彫像を思い出すものですね。たとえば、天を仰ぎ見て、手にはトーチを持つ「自由(の女神)」、手に計りを持ち、目隠しされた「正義(の女神)」、あるいは、万能の「信頼」「希望」「慈愛」です。私どもは、これらの、石、石膏、金属で作られた彫像は、静かに賞賛し、高尚な気持ちで、尊敬しますものね。

 

 

 

 

 「叡智」や「まとめる力」は、非常に仰々しく、あるいは、高尚なものになりがちです。具体性や実践力、リアルな感じを失いがちです。

 高尚すぎると、ウソっぽくなりますもんね。

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