エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害の子どもは、心理的なセラピーを受けなくっちゃ。でも、ゆっくりとね

2016-05-19 02:36:20 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
神の施しと優しさは、いまここで
  私どもも、ルターの様に、一度でいいから「天にも昇る悦び」を味わって生きたいですね。 できることなら、毎日毎日、来る日も来る日も、「天にも昇る悦び」を味わっ...
 

 

 発達トラウマ障害=愛着障害の子どもとの達と関わる時には、待つことが大事ですブルース・ペリー教授が、「ゆっくりと徐々に」というのと、全く同じです。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」のp.245の、最後のパラグラフから。今晩の部分も再録ですが、改めて訳しています。

 

 

 

 

 

 また、核となっているトラウマは、全くと言っていいほど無力で、コントロールが効かないものですから、そのトラウマから回復するためには、そのカギになる、治療的なやり取りをしなくてはなりません。繰り返し、繰り返し、発達トラウマの研究が示していることは、もしも、皆さんが、「正しいこと」を押し付けたり、相手の心構えができる前に相手の心をこじ開けようとしたり、セラピーに参加するように言ったり、あるいは、ひとりびとりの違いを大事にできなかったりすれば、その治療は、実際には重大な虐待になる、ということです。

 

 

 

 

 

 多くの教員、多くの保育所や児童養護施設などの保育士、支援員等に読んでほしいところです。

 

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