エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

エリクソンの叡知 : #共謀する親たち #虐待の日米差 #我慢のニッポンはホッタラカシ #出す欧米は暴力 になる

2017-10-21 02:26:26 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

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インチキ療法 : 強者‐弱者の関係につけ込んだ強制
   「やっちゃえ」と思っていたら、自分がやられますよ。  ルターは落ち着いてゆっくりしようとした矢先に、混乱に飲み込まれました。 Young Man Lu......
 

 

 Identity and the life cycle  p.72の,第3パラグラフから。今宵はもう一つ。

 

 

 

 

 

 繰り返して言います筋肉が育つことは,2つの同時にある,対人関係の習慣,すなわち,我慢と出す,を実験をする舞台装置を整えます。この2つの人生の習慣が根源的にぶつかり合う中から,ひどい見通しと険悪な態度が生まれるか,あるいは,心から楽しみな見通しと心から親切な態度が生まれるか,するんですね。このように「我慢する」ことが,破壊的に残忍にホッタラカシにしたり,破壊的に残忍に押さえつけたり,することにもなり,大事に世話するパターンにもなります。「出す」ことも,暴力を意地悪く振るうことにもなれば,ゆったりとした気持ちで,「見逃す」ことにもなるし,「そっとしておく」ことにもなります。文化的に申し上げれば,こういった細々した人生の習慣は,善いものにもなれば,邪悪なものにもなりますこまごました人生の習慣の価値は,こういった意地悪な意味づけが,敵に向かうのか仲間に向かうのか,それとも,自分自身に向かうのかによって決まってしまいます

 

 

 

 

 

 実に見事なデッサンですね。

 人の気持ちが手に取るように判る,飛び抜けたサイコセラピスト・エリクソンの面目躍如がいかんなく発揮されているところです。

 ここから虐待も,ニッポンと欧米では,差が出てきます。

 ニッポンの多くの母親も,小さい時から「よい子」を押し付けられることが多いですし,基本的に,日本は「我慢」の文化ですから,破壊的に残忍にホッタラカシにしたり,破壊的に残忍に押さえつけたりするのが,よくあるパターンになるわけです。そのうえ,低賃金・長時間労働ですから,破壊的に残忍にホッタラカシにしたり,破壊的に残忍に押さえつけたりする,格好の口実を与えることになっているわけです。

 欧米のように,「出す」文化では,暴力を意地悪く振るうことが,よくあるパターンになります。

 その文化差が解らない,学問は欧米から輸入するものと,決めつけている,メディア,お役人,大学で少ししか学ばない学者の皆さんが,「暴力だけが虐待」という間違いを垂れ流しにして,「ホッタラカシて虐待している本当の自分見たくない多くの親たちが共謀しているのが,今の日本の真の姿です。

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