発達トラウマ障害(DTD)の子ども。肝心な時に、辛い思いをしがちです。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.125。第8章。下から4行目途中から。
2・3杯ワインを飲んで、「法と秩序」を取り戻した後、マリリンとマイケルは、マリリンのベッドの枕のあたりで、一緒に休みました。朝方の2時頃、マイケルは眼が覚ましました。マリリンは、マイケルの身体が自分の身体に触れていることが解かると、両手の拳でマイケルを殴りつけて、引っ掻き、噛みつき、「人でなし、人でなし」叫び出しました。マイケルは跳び起きて、荷物をわしづかみにして、逃げ出しました。マイケルが出て行ったあと、マリリンは自分のベッドに何時間も座ったまま、自分の身に起きたことに呆然としていました。マリリンは、ひどく恥ずかしくなって、自分がしたことで自分が大嫌いになりました。それで、マリリンは、男が怖いこと、何故か分からない内に怒りをぶつけてしまうことを直したいと、私のところに来てくれました。
無意識に押し込まれている激しい怒りが、まるで、別の生き物みたいに、マリリン本人とは別人格があるみたいに、勝手に動き出すかが、上手に示されているところですね。
無意識にある激怒を、治療しなくっちゃね。
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