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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

DSM-Ⅴは,なぜ,「災いの書」なのか?

2017-03-15 08:00:12 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
「自分もこれからだ」と思える90歳でありたいね。
   いのちの不思議、子どもと分かち合えたら、嬉しゅうございます  いのちの不思議を、心ふるわせながら感じていたい。 The Sense of Wond......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.167,第3パララフ,4行目途中から。

 

 

 

 

 

さらに,DSM-Ⅴには,アメリカ人の専門家からも,山のような抗議が来ましたね。その中には,アメリカ心理学協会,アメリカカウンセリング協会,の指導者たちの抗議も含まれます。なぜ,DSM-Ⅴは,様々な関係や社会的な事情は無視するのでしょうか? もし,皆さんが心の病の原因として,良くない生活環境や良くない遺伝子ばかりしか見ずに,親が子どもを見捨てたり,虐めたり,大事にしなかったりしてたことを無視すれば,前の世代が,心の病の原因を全てヒドイ母親のせいにしたのと同じように,解決できない課題に次々とぶつかることになりますよ。

 

 

 

 

 

 DSM-Ⅴ,アメリカ精神医学界の中心メンバーには,心の病が,病んで不毛な社会の産物である,という視点がありません。それは,障害,ハンディキャップが,病んで不毛な社会の産物だと見なす,国連の視点とは真逆です。

 ヴァン・デ・コーク教授の下で学んでも,キレがない友田明美さんにも,この社会的な視点が弱いのと,どこか似てますね

 

 

 

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