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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

「自分もこれからだ」と思える90歳でありたいね。

2016-03-14 09:22:08 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
いのちの不思議、子どもと分かち合えたら、嬉しゅうございます
  いのちの不思議を、心ふるわせながら感じていたい。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p94の下から4行目途中から。&n...
 

 

 

 年寄りは、社会の悪化の影響をもろに受けやすい。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の、p.112の、ブランクから。

 

 

 

 

 

 最後に「叡智」の定義をした時、「叡智」とは、眼の前にあるものを見る力、将来を見通す力、過去を顧みる力であると同時に、耳にしていることを聞く力であり、心の耳に聴こえてくることを聴く力であり、過去が語ることを聴く力でもある、と申し上げています。まとめる力は、機転(もともとは、「触れる」という意味のラテン語tact)、振り合い(もともとは、「触れ合い」という意味のラテン語con-tact)、触ること(もともとは、「軽くたたく」という意味のラテン語touch)が必要だと、申しあけげてきました。これは、年寄りの感覚にとっては、真面目な要求です。機転が利くようになるには、一生かかるものでしょう。忍耐も技量も必要です。うんざりしたり、ガッカリしたりするのは、容易です。9番目の舞台の年寄りになれば、まだまだ目が見えて、耳も聴こえて、叡智を求めに応じられる人などいないのが普通でしょう。でもね、補聴器を使ったり、白内障の手術をすれば、「自分もこれからだ」と思えて、嬉しいものですよ。

 

 

 

 

 

 ジョアンがいかに信頼と悦びに満ちた人かが、分かりますでしょ。

 私どもも、いくつになっても、信頼と悦びに満ちた人でいたいものですね。

 

 

 

 

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