忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
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未明の緊急地震警報 (淡路島地震)

2013-04-14 | 日記
 昨日(4/13)未明の淡路島地震には驚いた。

 毎日NHKラジオ深夜便をイヤホンで聴きながら寝床についているのだが、明け方になって突然、あの「プル、プル、プル・・・・・・」という甲高い警告音に続いて「緊急地震速報・・・・・・」のアナウンスが耳に入り目が覚めた。地震が近くならアナウンスと殆ど同じくして揺れが来るのだが、揺れはまだない。隣のベッドで寝ている家人が「お父さん、お父さん」と声をかけてきた。家人もイヤホンを耳にしたまま寝ている。

二度目のアナウンスの時「震源は播磨灘・・・」と言う。でも半分寝ぼけた頭の中では「播磨灘って何処だ?周防灘じゃないよな。伊予灘でもないし・・・・」。と同時に揺れが来た。

ようやく頭がはっきりしてきて播磨灘とは播磨、すなわち兵庫県沖であることがわかってきた。ここからはかなり遠い。

20年ほど前のあの神戸・淡路島地震と同じ位置である。あの時の揺れよりは若干弱いようだが結構揺れた。揺れた時間も神戸・淡路島地震よりははるかに短かいようだ。

はたして、震度6弱のアナウンスがあった。続いて、続々と入る被害状況のアナウンス。でも、家の中で歩いていて頭を柱にぶつけたなどという程度の、普通ならニュースにならない軽微なものばかり。

 阪神・淡路島地震の時も最初のニュースは滋賀県だったか、揺れに驚いて家を飛び出したところで転んで怪我したといった程度だったなと思いながらまた寝入ってしまった。


 思えば阪神・淡路島地震の時は緊急地震速報というシステムはまだなかった。それでも家の揺れで目が覚めた。今回の地震はほんの5秒程度と短かったこともあり、緊急地震速報がなければ気付かなかったに違いない。阪神・淡路島地震の時は、揺れが大きく持続時間も30秒以上と長かったような気がする。


それにしても当地は震源から500kmも離れている。地震の深さは15kmしかない。そんな遠くのしかもこんなに浅いところで発生した地震が伝わってくるとは不思議でならない。やはり四国中央を走る中央構造線を境にして北側の同じプレートの上に乗っているからだろうか。

確か阪神・淡路島地震の時は、それまで活発に噴火を繰り返し、溶岩ドームが崩れては火砕流を引き起こしていた雲仙普賢岳がこの地震の数ヵ月後に活動がピタリと停止した。雲仙は中央構造線の延長線上にある。これも不思議でならない。


今回の地震と阪神・淡路島地震はわずか30kmほどしか離れていないという。
地震学者はよく、プレートの潜り込みによって引きずり込まれた方のプレートが耐えきれなくなって元に戻る時に地震が起こるという。このとき板バネのようなモデルが使われる。板バネのようなプレートの端が目一杯に曲がったあとピーンと跳ねる。

単純なモデルでわかりやすいが、だったらなぜ他の地震の時に跳ねることがないのだろうかといつも思う。どうも感覚的には、プレート境界ではエアーズロックのような巨岩がゴロゴロと軋めきあっていて、巨岩同士がは競り合いのなかでタガが外れたように急に動いてが起こるのが地震ではないだろうかと思えるのだが・・・。





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