一昨日だったか、スピードスケートの高木菜那選手が所属会社を訪ねて会長に歓迎される
場面をTV中継していた。
インタビューで会長は「マイナーなスポーツ」を支援する意義を熱く語っていた。
幾度となく「マイナーなスポーツ」を繰り返し使ったのが若干耳障りではあったが、金メダルを
2個獲得した高木選手はもちろんのこと、長年支援した会社も立派ではある。
ところで、この所属会社である「日本電産サンキョー」という会社・・・・・・
以前どこかで聞いたことがある。と思ったら・・・・・
数年前のこと、パナソニック製扇風機の首振りが効かなくなった。
リモコンで起動停止の操作はもちろん、風量切り替え、首振りも操作できる優れもの。
で、故障の原因を調べてみると原因は首振り用のモーターにあった。
この機種は首振りの遠隔操作ができるように首振り用にモーターがセットされている。
ところがモーター自体は静かな音をたてて回っているようだが軸が回っていない。
そこでモーターを分解してみると・・・・・・・・
中には樹脂製の歯車が多数組み合わさっておりその一つがボロボロに砕けていた。
(次の写真②の部分:歯車自体は取り除いたので欠けている)
このモーターは中心部のモーター①の回転を歯車を組み合わせて②、③・・・・⑥へと
順次減速して3600回転/分→5回転/分まで落とす仕組みとなっている。
途中の歯車が壊れているので当然動かない。
首振り用なので負荷はそれほどかからないとはいえそれでも重要な部分が樹脂製とは!!!
この首振り用モーターの製造会社がサンキョーだったのだ。
(Sankyo製M2AJ42ZC81)
パナソニック、サンキョーに問い合わせたが部品の供給はできないとの回答があり修理できないでいる。
で、首を振らないまま使い続けているのだが困ったことが一つ。
首を振らないことはもちろんだが、首振りモーターのない扇風機は首振りが固定されないので
移動したりするとき激しく首が振れてしまうこと。
元に戻って樹脂製の歯車のことだが、当時ネットで調べたら同じ部位の破損の報告があっ
た。ということは経年劣化だけのせいではないのではないかと思う。
オリンピック選手に報奨金を出すのは誠に結構だがこういったユーザーも大切に。
お願いしますよ、会長さん!!
扇風機の数が足りなくなり、確か以前使用していた物があったと
思い出し押入れの奥から引っ張り出してきました。
電源を入れ様子を見ると最初はなんとなく首振りをしていましたが、
突然首振りをしなくなりました。
モーターのカバーを外してみると首振りは別モーターで行なっている
様子。型番からネット検索するとこのブログがヒット!
首振りモーターを分解するとやはり2のギヤが刃こぼれしていました。
おまけにギヤをシャフトから外すと物の見事に割れました。
も少し強度のある材質にして欲しいものです。
昨秋、壊れた電子レンジ(パナソニック製)を分解したらターンテーブル用のモーターが同じメーカー製の同類型だった(1rpm遅いだけでサイズ、出力位置同じ)ので転用できないか思案中です。早くやらないと肝心の夏が終わってしまう。