2週間にわたるMarnagerial Economics(経営管理経済学)の授業がついに終了した。MBAの授業では最終回の講義のときに、教授から生徒に向けて人生訓のようなものを伝えるのが慣例なのだけど、今日はManagerial Economicsの主任教授であるMurray教授からの話を少し紹介したい。
●常に明日を考えよ。我々は、今日既に存在しているものを変えることなどできない。
●より良き明日のために自分が何をできるかを考えよ。もしそこにより良き選択肢が存在するなら、今の自分の行動を変えることを恐れてはいけない。
●より重要なものから考えよ。我々は、全ての人について全てのことを知ることはできない。
●小さなことは忘れてしまえ。どんな時にもかならず制約条件は存在する。
●今、ここで、この瞬間からこのように考えよ。時間が止まってくれないように、経済も決して止まってくれはしないのだから。
MBAはまだ始まったばかりだけど、僕はこの2週間、毎日毎日が新しい発見と学びの連続だったような気がする。もちろん毎日課される膨大な量のリーディングや宿題のことを考えれば決して楽な時間ではなかったのだけれど、それでも僕がMBAのために投資した時間や労力(Total Cost)を補って余りあるだけの大切なもの(Total Benefit)を、僕はこのManagerial Economicsという授業から得たような気がしている。
次の科目は“Marketling & Sales”(マーケティングとセールス)だ。僕がMBAの授業の中で一番学びたかった科目だ。
しかし、その前に明日“Managerial Economics”の最終試験がある。9時30分から12時30分までの3時間、今の自分がどこまでできるか、思いっきり能力の限界を試してこようと思う。
Wish me Luck!
コメントありがとうございます。
そうですよね、普段そう思ってはいてもなかなか実行できていないことだなあ~と僕も思ってしまいました。この2週間で君達の考え方を変える!と最初に言ったMurray教授の発言の意味が今はよく分かります。MBAは知識ではなく経験を得る場所なんだ、という人の気持ちも良く分かりました。
このMurray教授、専門は国際貿易論で、いろんな国から招聘されて国家のアドバイザーなども務めている実はすごい人なのです。やはり言葉に含蓄がありました。
常々そうは思っていても、このように明文にされれるとあらためて考えさせられます。