フランス・トゥールーズで幕を開けた僕の2007年が終わった。MBAの授業に、ATR社でのインターン勤務、修士論文の執筆と発表、MBAの卒業式、そして、日本への帰国、新しい仕事に新しい仲間、ドイツへの出張。本当に盛りだくさんな一年だったと思う。
今年の初めに僕が設定したテーマは、”Entrepreneurship”(起業家精神)だった。一年間いかにしてこの精神を身に付けるか、僕はそれを一番に考えて自分のすべきことを選んできた。その結果が僕の2007年だ。知識、哲学、経験、精神、いろんなものが僕の中で変化したと思う。
経営学修士の学位とか、一生の宝物であるMBAのクラスメート、ヨーロッパ宇宙航空業界における人脈など、目に見える形で僕がこの1年間に手にしたものは多い。しかし、帰国してから2ヶ月間ほど日本で仕事をしてみて、僕がヨーロッパで得た最大の成果は、もっと精神的な強さのようなものであるということに気づいた。
一言で言い表すならば、『世界で戦う自信』といった類のものだ。以前の僕であれば敬遠していたであろう言語の違いや文化の壁を、今の僕ならば「新しい何かに触れられる機会」として捉え、むしろ、そんな機会を積極的に求めていくようになったと思う。「違い」とは「壁」ではなく「機会」なのだ。少なくとも僕がヨーロッパで出会ったフランス人やイタリア人はそう僕に教えてくれた。
今までの自分とは違う新しい何かにどんどん触れ、今までにないクリエイティブなものをどんどん世の中に提供していこうと思う。MBAで学んだことも、ATR社で教わったことも、目に見える形で結果を出していこう。それが僕の2008年の目標だ。
でも、その前に少しだけゆっくりしよう。僕がフランスにいる間に亡くなってしまった愛犬の「なみ」のお墓参りもしたい。そう思って僕は実家のある広島に帰ってきた。明日一日だけゆっくり休んで、明後日からはまたすぐに個人プロジェクトの準備に取り掛かろうと思う。仕事も忙しいが、僕が人生で目指すべき目標はもっと大事なのだ。
それでは皆さん、今年もお世話になりました。来年も引き続きAerospaceMBAブログをよろしくお願いします。
(写真はアムステルダムのスキポール空港で見かけた立ち食いSushi-Bar。空港の中で立ったままスシを食べる、その発想力がすごい!)
行けるときに「とりあえずドンドン行っとく?」ってのがラテン系です。
来年もまた活躍を祈念しております。
私は今年前半は猛スピードでしたが、PMPの受験が終わったあたりから完全に「失速状態」です。
ま、ダメなときは徹底的にグズグズなのもラテン系ではあります。
しかし、グズグズしているうちになんか始まるんでしょう、多分。
なんとかなるだうと思える自分の変な適当さ(しぶとさ?)に気がついたことと、
Mチルドレンをはじめとしてお子さん達の成長を見守り、彼ら世代が中心になるまで少しでも組織をまともにして渡していくのが毎日会社に行く意義なんだな、
ってことを明確に認識できたのが私の今年の収穫。
来年はボンヤリと行きたいです(?)。
(合掌)
コメントありがとうございます&あけましておめでとうございます。
昨年は公私共に大変お世話になりました!”つ”さんの適切なアドバイスのおかげで、ラテン系ともうまくやっていくことができました。感謝しています。
来年は1月13日のイタリアン・パーティーから始動ですね!楽しみにしています!
今年もよろしくお願いします。