宇宙航空MBAブログ

Aerospace MBA(フランス・トゥールーズ)が考える宇宙航空マネジメントの進化系ブログ

メドックマラソン

2006年09月10日 | フランス
 
インターネットで面白そうなイベントを見つけてしまったので、今日はひとっ走りしてワインの産地として世界的に有名なあのボルドー(トゥールーズから車で約2時間半)まで行ってきました。目的は「メドックマラソン(Marathon du Medoc)」を観戦するためです。

といっても僕はマラソン好きなわけではなく、このマラソン独特のユニークなルールを知って、どうしてもこの目で確かめずにはいられなくなったのです。

何がそんなに僕の心を惹きつけたかというと、このマラソンのランナーに課せられた2つの掟です。

 ルール1: ランナー(8,000人)は全員仮装して走るべし!
 ルール2: 給水所においては“水”ではなく“ワイン”を飲むべし!

写真を見てもらえれば分かるとおり、本当に水ではなくワインが置かれていました。ボルドーの北にあるメドック地区のシャトー(ワイナリー)を巡るコースになっているのですが、各シャトーがそれぞれ自慢のワインをランナーにふるまうようになっているのです。

僕の予想では、ランナーはみんなワインを飲みまくって、ランナーズハイになる前にアルコールハイになって、このマラソン大会は収拾がつかなくなるのでは?と思っていたのだけど、皆さん走り疲れてワインがあまり進まないようでした。(なんてもったいないっ!)

ワインだけではなく、カキやフォワグラのサンドイッチも食べ放題でふるまわれていて、もうマラソンというよりもお祭り騒ぎといった雰囲気でした。ワイン作りの要となる葡萄の収穫時期を前にして、思いっきり騒いで豊作を祈願しようとしているのでしょうか。国は変わっても、祭り=豊作という構図は変わらないようです。

“給ワイン所”以外のもう一つの掟である“仮装”についてですが、本当に皆さんいろんなパターンで楽しんで走ってました。一番ウケてしまったのは、エルビスプレスリーの格好をして走っていたランナーです。汗で乱れそうになるリーゼントを必死にクシで直しながら、背中にマイクを担いで走ってました。僕が「エルビス!」と叫んだら、マイクを背中から下ろしてあの独特の歌マネを披露してくれました。その努力に僕からMVPをあげたいと思います。(拍手!)

ということで、今年はエントリーが間に合わなかったのですが、来年のこの時期には僕もランナーとして参加しようと思っています。21箇所の全ての給ワイン所でワインを飲みまくりたいと思います。

興味がある方はぜひご一緒しましょう。メドックマラソン、参加する価値ありです!


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
参加資格は? (Sheep)
2006-09-11 17:04:09
なんて素敵なマラソン!?



ワインと、豪華なサンドイッチ付なんて。

おまけに途中でギブアップしても、「だってアルコールが...」って感じが用意にうかがえる。



きっと大変な葡萄の収穫期を迎える前の、粋な計らいなんでしょうね。



参加条件調べておいてくださいね。
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Unknown (いち同期)
2006-09-11 17:26:19
マラソンならまかせといて!

是非参加したいな。



さらに、最近ワインエキスパートの資格

勉強中で、メドック格付け全部暗記した

ほどだよ!来週火曜日の2次試験に向け

て、テイスティングをがんばっている

このごろ。



プルミエクリュを現地で格安で入手して

送ってほしいな♪



しかし、汗かいてアルコール摂取すると、

間違いなく脱水症状になると思うが。。。

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参加条件 (AerospaceMBA)
2006-09-11 23:11:41
>Sheep さん

コメントありがとうございます。

参加条件調べてまた書きこみますね。ただ世界各地から8,000人ものランナーが参加する超人気イベントらしいので、毎年3月にはエントリーが締め切りになるそうです。早めに申し込む必要がありそうですね。

日本からはパックツアーが出ているようです。ボルドーのシャトー巡りとのセットになっています。



>いち同期 さん

コメントありがとう。内容で誰だかわかってしまったが。

このマラソンは本当にボルドーのシャトーの中を走るので、天気がよければ最高に気持ちのよいマラソンになると思うよ。

ワインの勉強は前からしていた(理由も聞いた)とは聞いていたものの、資格をとるまで真剣にやっていたとは。。。すごいな。

もう一人の同期から「カオール地区のワインを攻めて来い!」と指令を受けているので、行ってこようと思います。
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