北朝鮮を離れて自由へ ★イ・エラン★の自由ブログ

いわゆる「脱北者」のおばちゃんです。
北朝鮮の実態を世界の皆さんにもっと知っていただきたく
ネットに挑戦します。

米国の対イラン制裁、解除と追加を同時に―「核はだめ」という明確な基準

2016-01-18 17:53:04 | 北朝鮮の虚像

欧米など6カ国とイランとの「核合意」に基づき、

16日、国際原子力機関(IAEA)が

イランに対する経済制裁の解除を発表する直前、

米国はイランと収監者の相互交換をすることにし、

両国間の関係改善への意志の表れだと思われました。

しかし、米国人収監者がイランを去るや否や

米国財務省は、弾道ミサイルの開発に関与したイランの団体および人物に対して

新たな制裁を発表しました。

 

対イラン制裁解除発表=IAEA、核開発制限を確認

時事通信 1月17日(日)6時21分配信

 

米財務省、イランに新たな制裁 ミサイル開発に関与、11の個人・団体に

2016.1.18 01:11



あまりにも短時間で国際政治において大きな意味を持つ出来事が

連続で起きてしまったので

私は誤報なのかなと思うくらいでしたが、

詳細を分かったら「なるほど」でした。

 

米国はイランに対する制裁解除や収監者の相互交換で

イランとの関係改善を図ると同時に

弾道ミサイル実験など、国際社会の合意に抵触するイランの行為に関しては

断固たる立場を示す。

とてもシンプルクリアだと思いました。

 

イラン制裁の解除により

石油を代表とするイランの資源が世界市場に出るようになり、

イランの経済もよくなり、中東をめぐる覇権図も激動すると予想されています。

まだまだ「イランは核を諦めていない」と憂慮を消していない方もいますが、

私は孤立から脱し国際社会の一員になろうとするイランの変化は

北朝鮮にも大きな意味を示唆すると思い、正直うれしかったです。

 

もちろん、同じ核問題でも北朝鮮とイランが全く同じとは言えません。

しかし、核への確執と世界人類への威嚇だけでは

誰も助けの手を差し伸べてくれないということに気づいてほしいです。

 

このほど水爆実験を犯してまた世界をがっかりさせてしまった北朝鮮ですが、

大きな役名を担っている米国の方向性には変わりありません。

 

「対話はする」

「核は容認しない」

「核放棄を約束すれば、いつでも助けてあげる」

 

今日のニュースでは、

米国が北朝鮮の肩入りをしている中国に

北朝鮮向けの石油輸出禁止と北朝鮮の主力商品である無煙炭の輸入禁止を求めました。

これは、北朝鮮が核の脅威を続ける限り、

味方にも圧力をかけ、完全孤立させるという

強い意志が伺われます。

 

北朝鮮向け石油、米国が中国に禁輸要求 返答を保留か

朝日新聞デジタル 1月18日(月)5時34分配信

 

 

 

かつて、一緒に「悪の枢軸」と呼ばれていた国でしたが、

それぞれどんな結末を迎えるのかは、自らの選択でしょう。

 

<イラン制裁解除>14年ぶりに運命別れた「悪の枢軸」…再起に出るイラン、崖っぷちの北朝鮮

2016年01月18日10時42分 
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

 




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