韓国の朝鮮日報が
「骨ばかりの朝鮮総連」という企画記事をシリーズで3つを出しましたが、
どう考えてもこれは日本社会が見るべき記事なのに、
翻訳の人に頼んで探してみてもらっても
まだ日本語版記事は出ていないようですね。
なので、直接翻訳をお願いして、ここに載せます。
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「骨ばかりの朝鮮総連」シリーズ
【朝鮮日報】53万人から8万人へ…萎んだ「平壌行き現金パイプ」
15年前から在日の支持基盤急落
韓国の経済発展ぶりと北の日本人拉致是認で衝撃
北核実験制裁の手綱を引き締める日本政府
訪北する朝鮮総連関係者の在入国禁止、送金も10万円まで
「これまで送金額、推定1兆円」
過去53万人にも達していた朝鮮総連の人数が8万人しか残っていない。日本政府の推定値である。今後、組織の弱体化はさらに加速化するとみられる。今年1月の北朝鮮による核実験以降、日本政府がいつにもまして厳しく朝鮮総連の首を締めはじめたからだ。
日本政府は、2006年北朝鮮の1次核実験を契機に、朝鮮総連を介して日本から北朝鮮に流れる金・人・モノを制限する一連の制裁措置を取っていたが、2014年5月に北朝鮮が日本人拉致問題を再調査することに合意すると制裁の一部を解除した。だが、今回の核実験を受け、今年2月、史上最強レベルで制裁の手綱を引き締めたのだ。朝鮮総連関係者が北朝鮮を訪問したら日本に再入国できないようにし、北朝鮮への送金を原則的に禁止することが代表的な措置である。人道目的の10万円以下の送金は例外として許容される。
こうした中、日本法務省は在日コリアンの中で「朝鮮籍」保有者数が去年末基準で3万4千人だと3月11日発表した。朝鮮籍とは北朝鮮を国家と認めない日本に在住しながら韓国や日本籍を取得せずに1945年終戦当時の「朝鮮籍」をこれまで維持してきた人のことをいう。このような人が3万4千人だということは、現在の朝鮮総連8万も半分以上が、朝鮮総連には身を置くものの、国籍は韓国または日本に乗り換えたという意味だ。
朝鮮総連は、80年代末~90年代はじめまでは強力な存在だった。文字通り「平壌行き現金パイプ」だった。帰国事業で北朝鮮に渡った家族のために日本に残った人々がお金を送ったのだ。在日コリアンの商工人らが朝鮮労働党と朝鮮総連に献金をした。その他、朝鮮総連が行う収益事業もあった。方重威・元公安調査庁長は、1994年衆議院で「朝鮮総連を通じて北朝鮮に入るお金が一年に600~800億円」と話したことがある。また、過去に朝鮮総連系の朝鮮大学教授だった朴斗鎭コリア国際研究所長は「数十年間朝鮮総連を介して北朝鮮に流れた円が累積1兆円はある」と話している。
しかし、1990年半ばから朝鮮総連は急激に支持基盤を失った。北朝鮮では数十万人が餓死に追い込まれているが、韓国ではオリンピックとワールドカップが開かれた。ただでさえ懐疑をいだいていた在日コリアンに、2002年「精神的爆弾」が落ちてきた。金正日が自ら日本人拉致を認めたのである。朝鮮総連をよく知っている在日は「全て“日本政府のウソ”と言ってたのに…と裏切られた気持ちになった」と話す。
当時の朝鮮総連はむしろいつにもまして執拗に現金調達にかじりついた共産圏の崩壊と韓国の発展に焦りはじめた北朝鮮が、核開発を目標にし、「個人単位の送金では足りない。企業単位で献金をもらってこい」と朝鮮総連を押し付けたからだ。朝鮮総連は、一方では同胞を駆り立てて一方では自らお金稼ぎに乗り出した。パチンコ店舗40ヶ所余りを運営し、不動産投機にも手を付けた。しかし、バブル経済が崩壊し、腐敗と不実が重なった。朝鮮総連の事業が潰れると朝鮮総連に資金を投資した「朝銀信用組合」まで倒れた。朝銀は1952年在日同士が差別を乗り越えて生き残るためにコツコツ貯めて立ち上げた金融機関である。一時預金総額が2兆5千億円に肉薄し日本全域に38の地域組合を抱えていたが、1997年大阪朝銀をはじめに2001年までドミノのように相次いて破産した。朝鮮総連系機関紙の記者として活動をしていたが幻滅を感じて転向したキム・チャンジョンさんは、「朝鮮総連は在日同胞の権利を守るための団体としてスタートしたが、今はもう同胞に必要のない、なくなるべき組織」だと主張している。
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私の感想 : 在日同胞からの支持を失ってだんだん弱体化していく朝鮮総連はいつかなくなるだろう。しかし、まだ日本内で色んな違法行為までしながら北朝鮮を助けている存在だ。最近日本政府の独自制裁など一連の措置を見ると、朝鮮総連→北朝鮮の資金・人の流れを遮断するという意思が明確に見えて歓迎。朝鮮総連が確実に消滅するまで、日本政府もできることをやってほしいし、私も引き続き北朝鮮と朝鮮総連の弊害や蛮行を世間に知らせるためにできることを精一杯がんばる。
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