北朝鮮を離れて自由へ ★イ・エラン★の自由ブログ

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金正男氏遺体、きょうにもマレーシア国外へ

2017-03-27 17:28:23 | 北朝鮮の虚像


金正男氏遺体、きょうにもマレーシア国外へ

日本テレビ系(NNN) 3/27(月) 1:55配信

 

昨日、マレーシア警察北朝鮮大使館に入って、

金正男氏殺害事件の容疑者である

北朝鮮大使館二等書記官など北朝鮮籍の男3人から事情を聞いたと

ニュースが報じられましたが、

今日になったら金正男氏の遺体

今日にもマレーシア国外に移送される模様だそうです。

 

「マレーシア国外」とは北朝鮮を意味するとの観測が濃厚で、

どうやら昨日のマレーシア警察の北大使館立ち入りは、

遺体移送に関するもろもろの交渉で合意されて行われたようです。

(そうであれば、非常に見せるために形式的に行ったものなのかもしれません…)

 

 

交渉とは、お互い相手を満足させるまたは不利にさせるカードをそれぞれ持っており、

どんなカードが同じ重さを持つかを判断して

そのカードを交換する行為です。

 

 

朝日新聞は、北朝鮮とマレーシアが遺体移送と自国民抑留措置と関連して

交渉を続けていると報じています。

つまり、マレーシアが持っている交渉カードは「金正男の遺体」

北朝鮮が持っている交渉カードは「北朝鮮に抑留されているマレーシア国民」というわけです。

 

背景を辿っていけば、

マレーシア政府が金正男暗殺を理由に北朝鮮とのビザ免除協定を破棄すると、

北朝鮮は3月7日北朝鮮に滞留中だったマレーシア11人の出国を禁止、抑留しました。

現在は11人のうち国連世界食糧計画の職員2人は9日に開放され、

今は駐北朝鮮マレーシア大使館の職員3人とその家族6人が北朝鮮に残されています。

 

しかし、マレーシアにはもうひとつの、しかもものすごく大きなカードがあるはずです。

北朝鮮がマレーシア国民を抑留した直後、

マレーシアもこれに応じて、

就業ビザが満了し不法滞留している北朝鮮人を追放することにした後、

マレーシア内の北朝鮮籍の外国人1000人もの出国を禁止しました。

 

つまり、マレーシアは「金正男の遺体」のカードと

「北朝鮮籍の人1000人抑留」というカードもあるわけです。

 

もちろん、国民の安全と生命の価値は数字で換算できるものではありませんし、:

国民を「1:1」で交換するなんて最低な人質外交ですが、

それにしても、「マレーシア国民9人」と「2時間余りの容疑者事情聴取」だけと

マレーシアが確保したカード全てと交換できるのか疑問です。

 

マレーシアと北朝鮮の合意内容とそれがどう実行されるかについては

今後の行方を確認すべきですが、

これまで聞いた話では、色々と疑問が残ります。

マレーシア政府は一人でも自国民の安全がとても大事だから全てのカードを出してしまった?

それとも北朝鮮は抑留された北朝鮮籍1000人は後回しにして

死んだ「金正男の遺体回収」だけに全てをかけた?

 

北朝鮮の定番の手口である「人質外交」

同じく「人質外交」で応じたマレーシアもマレーシアですが、

これまであんなに強硬な姿勢を見せてきたのに

ここに来てあっけなくこんな結末に流れるなんて、

その背景が明らかになってほしいです。

 

 



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ミサイル開発の資金調達のために組織的に不法行為をする北朝鮮

2017-03-21 18:49:26 | 北朝鮮の虚像

核実験、ミサイル、新型ロケットエンジン試験…

今年に入ってその頻度が多くなった北朝鮮の武力挑発を見て、

多くの方々が「そんなお金は一体どこから出るの?」と思うでしょう。

国連をはじめとして色々な制裁をかけているにもかかわらずですね…

 

あいにく、北朝鮮は国際社会の制裁をうわの空で聞いているのか、

もしくは意地で反発意志を見せるつもりなのか

国際最社会のルールと秩序を無視した常識外れの手口で

不法行為を繰り返し、資金を集めています。

 

こっそり、または大胆に隠したり、偽装したりするのは基本、

しかも、海外駐在の大使館、外交官が関わって

組織的に不法行為を行ってきたことが

国連制裁の履行を監視・評価する専門家パネルによって明らかになりました。

 

関連ニュースを共有致します。

 

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北・金正恩、住民食糧用トウモロコシ2~3ヶ月分のお金を空に打ち上げ

北 김정은, 주민 2~3개월치 옥수수 살 돈 허공에 쐈다

聯合ニュース 2017年3月19日付け

 

金正恩執権後、ミサイルどれほど発射したか(執権後およそ5年間統計)

スカッド(射程距離300~700km) 労働ミサイル    ムスダン     SLBM       北極星2型

スカッドーER(1000km) (1200~1300km) (3千km以上)(飛行距離500km)(射程距離2千km以上推定)

  23発     10発  8発  4発    1発

[그래픽] 김정은 집권 후 미사일 얼마나 쐈나

       金正日       金正恩 

    計16発発射(執権18年間) <  計46発(約1500億ウォン規模)(執権5年間)

【金正恩執権後ミサイルどれほど打ち上げたか(グラフィック:聯合ニュース)】


執権以来5年間弾道ミサイル46発…金正日18年の3倍

核・ミサイル開発に「オール・イン」ティラーソン米国務長官「ミサイル危機目で確認」


執権6年目の北朝鮮・金正恩労働党委員長が現在まで弾道ミサイルを46発発射し、これらミサイルの費用を換算すれば住民に配給するトウモロコシ2~3ヶ月分を買える規模に相当すると分析さえた。
19日、韓国軍当局によれば、金正恩は2012年執権して以来およそ5年間28回にわたって46発の複数種類の弾道ミサイルを発射した。特に、去年だけで24発で、発射数全体の5割を超えている。
今年に入っては、先月12日に中距離弾道ミサイル(IRBM)「北極星2型」1発、今月6日すかっど-ER4発など、既に5発を発射した。
射程距離300~700kmのスカッドと1千kmのスカッド-ERなどを23発、1,200~1,300kmの労働ミサイルは10発、射程距離3千km以上のムスダンは8発発射した。SLBM(飛行距離500km)4発と北極星2型(飛行距離500km・射程距離2千km以上と推定)1発も発射している。
韓国軍は、金正恩のミサイル挑発がここにとどまらず、今年も北極星2型のほか大陸間弾道ミサイル(ICBM)、長距離ミサイル(ロケット)などを次々と発射する可能性が大きいと予想している。早ければ上半期内に計50発を超えるものとみられると軍関係者は述べた。
金正恩の父・金正日総書記は、執権18年間16発の弾道ミサイルを発射した。息子の金正恩が3倍近くのミサイルを打ち上げたのである。
金正恩の指示によって打ち上げられたミサイルは、短距離・准中距離・中距離弾道ミサイルとSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)など様々である。これらミサイルは全て1t以下で、小型化された核弾道が搭載できる。北朝鮮戦略軍と労働党軍需工業部は、これらミサイルに搭載する核兵器の小型化技術を確保することに拍車をかけている。
金正恩の執権中に発射したミサイル46発を、北朝鮮が過去中東地域に輸出したミサイル価格を基準に単純換算すれば1,500億ウォンに及ぶ。この費用なら北朝鮮住民が2~3ヶ月間食べられるトウモロコシが買えると軍事専門家らは説明している。
北朝鮮は過去、スカッドと労働ミサイルを発射台まで含めて一台当たり10~20億ウォンに輸出した。中距離ミサイルであるムスダンは販売されたことがないが、スカッド・ミサイルの3倍ほどで一台当たり30~60億ウォンになると軍関係者らは推算している。
SLBMとこれを基盤に開発した個体推進北極星2型ミサイルの一台当たり価格はスカッド・ミサイルの5倍に達すると分析される。つまり、一台が50~100億ウォンという話になる。
17日、就任以来初めて韓国を訪問したレックス・ティラーソン米国務長官は「韓国人にとっては毎日がキューバ・ミサイル危機ごとき状況だというのを目で確認した」と述べた。
1962年ソ連がキューバにミサイルを配備したことで、アメリカとソ連が核戦争寸前まで至った状況を、現在の朝鮮半島の状況にたとえた発言である。韓国人は毎日北朝鮮のミサイル脅威にさらされており、朝鮮半島は北朝鮮のミサイル発射で衝突直前だという意味が読み取れる。

(後略)

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중국에 유령회사 세운 북 김철삼, 주소는 종로구 평창동

中央日報 2017年3月17日付け

 

(前略)


国連安保理・北朝鮮制裁委員会・専門家パネル(北朝鮮の制裁違反を調べる国連の専門家グループ)の報告書は、2010年以来2011年を除いて毎年、加盟国からの情報提供を基に現場調査を行い、北朝鮮の制裁違反行為を公開している。今回の報告書には、中国が北朝鮮制裁の穴だという事実が従来より多様かつ具体的に盛り込まれている。

 

지난해 8월 이집트 당국에 의해 적발된 북한 선박지혜산호. [사진 유엔 보고서]

昨年8月、エジプト当局に摘発された北朝鮮船舶[写真:国連報告書]

 

◆ロケット弾を積んだ北朝鮮船舶、中国から出発=昨年3月に採択された安保理決議2270号で、国連は北朝鮮に対して海運制裁を大幅に強化した。しかし、中国が海運制裁の穴で、北朝鮮の迂回路であった。報告書によれば、昨年8月エジプト当局はスエズ運河を通る北朝鮮船舶「チエサン号」を検索した。パネルの現場調査の結果、木材の貨物箱79個の中から褐鉄鉱2300tの下に隠してあったPG-7携帯用ロケット榴弾3万個および関連部品が見つかった。

 

지혜산호에 선적된 PG-7 휴대용 로켓유탄. [사진 유엔 보고서] 

「チエサン号」で摘発されたPG-7携帯用ロケット榴弾[写真:国連報告書]

 


パネルは「史上最大規模の武器禁輸制裁の違反」だと説明した。榴弾を隠すために使った褐鉄鉱も禁輸品目だった。

 

북한은 갈철광 2300t 밑에 유탄 3만 개를 숨겼다. [사진 유엔 보고서]

北朝鮮は褐鉄鉱2300tの下に榴弾3万個を隠した。[写真:国連報告書]

 


報告書は「北朝鮮が小型武器・軽武器から鉱物まで色々な禁輸品目を一緒に包めて不法運送している事実がはじめて明らかになった」としている。この貨物は書類上では2016年3月中国南京で船積みされたこととなっていた。パネルの調査結果、船積人の「大連ハオダ石油化学株式会社」の住所は大連のあるホテルの住所であることが明らかになった。
この船舶の保険処理には、マーシャル諸島に設立された中国籍の人所有のペーパーカンパニー「ベネスター」が使われた。この会社は安保理制裁対象である北朝鮮の船舶と関連した業務を長期間してきたとパネルは把握した。エジプト当局は、摘発された武器全量を爆破させた。

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不法武器取り引きした会社、代表が北朝鮮外交官

불법 무기거래 회사 보니, 대표가 북한 외교관

中央日報 2017年3月17日付け

 

国連安全保障理事会傘下の北朝鮮制裁委員会・専門家パネル報告書を分析した結果、北朝鮮の不法行為には共通した特徴が見られる。外交官や海外公館が関わっているということである。マレーシア・クアラルンプルで起きた金正男暗殺事件に北朝鮮外交官が加担したのと同じ脈絡である。

 

禁止鉱物バナジウム鉱石取り引きする会社
駐ロシア北朝鮮大使館と住所一致
国連「外交官地位濫用」指摘

 

報告書によれば、制裁対象である「朝鮮金山貿易会社」は北朝鮮原子力総局への現金調達および核技術と関連したデータ収集などを担当する海外事務所の役をしてきた。金山貿易会社はインターネット広告などを活用してロシア・モスクワと中国丹東でバナジウム鉱石などを取り引きすると主張した。バナジウム鉱石は大量破壊兵器(WMD)の開発に使われる可能性があるとして去年3月に採択された安保理決議2270号によって北朝鮮との取り引きが禁止された鉱物なのだ。しかし、金山貿易会社が記載した販売者住所がモスクワ駐在の北朝鮮大使館と同じだった。パネルは「北朝鮮がバナジウム取り引きの事実をロシア当局に隠ぺいするために外交官としての地位を濫用したものと考えられる」と判断した。

北朝鮮の不法の武器取り引きを専担し、安保理の制裁対象に指定された「朝鮮鉱業開発貿易会社(KOMID)」と武器調達に関与して制裁対象になった「朝鮮興進貿易会社」は機関名称を変更して武器の取り引きを続け、この過程にも外交官が関与した。

パネルは「興進貿易会社が中国丹東に事務室を構えており、その代表は「チェ・チャンイル」であると説明した。パネルは「チェ・チャンイルは2012年の記録に、北京駐在北朝鮮大使館の1等書記官として登録された名前」とした。チェ・チャンイルは朝鮮鉱業開発貿易会社と似た名称の「朝鮮鉱業開発会社」の中国大連事務所の代表としても名前をあげている。報告書はこの2社を北朝鮮が制裁以降名称だけを替えた同じ会社であると見た。

今年1月にはバングラデシュ税関が高級乗用車を搬入しようとした北朝鮮外交官を摘発した。外交官はリムジンを搬入しようとしたが申告をしなかった。リムジンは去年11月に採択された安保理決議2321号が北朝鮮との取り引きを禁止しているぜいたく品目である。報告書は「しかもこの外交官はたった5ヶ月前に別の密輸に関与したことで追放された経歴のある人物」と説明している。この外交官は外交官の特権を利用し、他の国に対して安価で買い取ったリムジンをバングラデシュに搬入してきて転売を図っていたものと報告書では推定している。

 

 

 

 

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太陽節までに「リョミョン通り」建設完了を指示

2017-03-16 19:26:10 | 北朝鮮の虚像

平壌都心の中に建設中の「リョミョン通り」
派手な高層ビルがそびえており、ニューヨークのマンハッタンの真似をしているとして
海外のジャーナリストたちが「ピョンハットン」とも呼んでいます。


金正恩の指示によって始まった事業だけに金正恩の関心も高い現場ですが、
先日、北朝鮮トップ2の崔龍海(チェ・リョンヘ)が建設現場に現れて
金日成の誕生記念日である「太陽節」(4月15日)までに
工事を完了するよう催促したそうです。

 

私は何より、「太陽節」に目指して完了を指示したということから
先月の「光明星節」(2月16日)頃の騒動を思い出して不安を感じます。

 

北朝鮮は光明星節を記念する目的で、
学生や軍人のほか、さまざまな組織を構成して
金正日の故郷までの行軍などのイベントを大々的に行って

雰囲気を盛り上げようとしました。


そして、光明星節が近づくと
弾頭ミサイルの試験発射(2月12日)と

金正男氏の暗殺(2月13日)という
言葉を絶する事件が連発で起きました。


(ミサイル発射については3月にも行われたので、もはや関連性があるかどうかすら判断できなくなりましたが…)

 


アメリカの北朝鮮専門メディアの「38ノース」が3月9日に出した分析によれば
北朝鮮の豊渓里核実験場の一帯から
6回目の核実験を準備している兆候が見られ、
その規模も過去の何倍になると推測されるらしい…

 

太陽節をメドにリョミョン通りの建設完了に意気込んでいるのを考えると
豊渓里の動きも太陽説に向かっているのではないか…非常に心配です。

 


リョミョン通りの建設に関する昨日の記事と、
建設現場の労働者たちの不満に関する過去の記事を合わせて読んでみてください。

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平壌マンハッタン「リョミョン通り」で何が起きているか。
평양 맨해튼 ‘여명거리’에서는 무슨 일이?


2017.03.15 (KBS)

北朝鮮政権のナンバーワンの金正恩とナンバー2の崔龍海が今年順番にリョミョン通りを訪れ、この区域への関心が高まっている。
朝鮮中央通信によれば、北朝鮮の金正恩は今年1月にヨミョン通り建設現場を訪問し「リョミョン通り建設は社会主義と帝国主義との大決戦で、社会主義守護戦」だとし「太陽節までに必ず完工しろ」としたと報じた。
1月末に建設現場を訪れた崔龍海は今月14日にもリョミョン通りを訪れ「金日成の105回目の誕生日である来月15日まで工事を完成しろ」と指示した。

リョミョン(黎明)通りとは。

リョミョン通りは昨年3月18日に金正恩が自ら建設計画を発表し、4月3日から工事を始めて平壌に作り上げている北朝鮮版新都市である。
金日成・金正日の遺体が保管されている平壌大城山区域の錦繍山太陽宮殿からヨンフン十字路までの3km区間に造成されるリョミョン通りには70階を超える超高層マンションなどが建てられる予定だ。
約90万㎡の敷地に建設されるリョミョン通りには、住宅44棟(4804世帯)と便益施設28棟などが新設される予定で、北朝鮮通貨で222億ウォン強(280万米ドル)が投入されると、北朝鮮のメディアが報じた。
また、金日成総合大学の教育者をはじめ科学者、研究者らが居住する住宅と保育園、幼稚園、クリーニング屋など公共施設ビルとともに金日成総合大学のビルも一部建設される。
北朝鮮当局は3月2日、異例的にこの区域を平壌在住の外交官や外信記者を招き、建設現場を公開した。
専門家らは、通常北朝鮮は完成する前の建設現場を外国人に公開することがなかったとし、今回の公開を異例なものと見ている。
当時ワシントン・ポスト(WP)などの外信メディアは、北朝鮮の一般住民の暮らしとはかけ離れて派手すぎるリョミョン通りのことを「ピョンハットン(ピョンヤン+マンハッタン)」というあだ名で皮肉に表現していた。

リョミョン通りに全てをかけた金正恩

金正恩は現在リョミョン通りの完工に集中し、住民たちを促している。リョミョン通りは当初、昨年末完工を目指していたが、昨年9月咸鏡北道地域で起きた大規模な水害と資材不足などが原因で完工が遅れた。
しかし、住民たちの反発も相当大きいと北朝鮮の消息筋は伝えた。
工事に着手してたった3ヶ月で30階、40階高さまで骨組みが組み上がったが、軍・青年突撃隊など一日3万人以上が休日もなく24時間2交替で動員されてのものだったため、不満が湧き上がっている状況である。
金正恩がリョミョン通りに死活をかける理由に関して、専門家らは対北朝鮮制裁との関連性が高いと診断した。
ヤン・ムジン北朝鮮大学院教授は「金正恩がリョミョン通りの建設に力を注ぐ理由は、対北朝鮮制裁が何の効果もないというのを国外に誇示する狙いがある見られる」「北朝鮮は制裁にもかかわらず発展している。つまり、国際社会に対して制裁は効果がないというのをリョミョン通り建設で証明しようとしている」と述べた。
キム・ヨンヒョン東国大学北朝鮮学科の教授は「金正恩はリョミョン通りの完成を自分の業績として掲げて住民たちの忠誠を要求しようと狙っている」「自分の統治手段を強化するためにリョミョン通りを利用している」と指摘した。
一方、韓国の統一部関係者は「リョミョン通りは特権層だけのための事業で、住民全体を考えてやっていることではない。したがって北朝鮮全体の利益には役立たないし、住民の不満が高まるしかない」と説明した。

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平壌リョミョン通り建設現場で落書き騒動
평양 여명거리 건설장서 낙서소동


2016年8月2日(RFA)

北朝鮮のリョミョン通り建設現場にあるビルの壁などに「平壌速度」というスローガンを当てこする落書き事件が複数件起きたと現地の消息筋が伝えてきました。平壌市の人民保安部が緊急捜査を始めた中、現場の労働者に対してはいかなる内容の落書きを厳禁するという警告令が出されたということです。

慈江道のある消息筋は「平壌市のリョミョン通り建設現場で政治的な意味がある落書きが多数発見された」「捜査に着手した平壌市の人民保安部(警察)が建設労働者に全ての落書き行為を厳罰すると警告した」と1日自由アジア放送に知らせました。
この消息筋は「問題の落書きは色々な汚い落書きの中に混じって書かれたものだが‘突撃隊は麻薬隊’‘平壌速度は麻薬速度’など麻薬に関連した内容」だったとし、「リョミョン通りの建設現場で工事の実績を引き上げるために幹部らが建設労働者に公然と麻薬を提供していることを批判したもの」と説明しました。
落書きが発見されたのは7月27日で、場所は龍南山地区の入り口に平安北道旅団が建設している「寄宿舎型住宅」の一階だったそうです。「落書きが見つかった場所にはお酒の空き瓶とタバコの吸い殻が散らかっていた」とも。
問題の落書きが通報され、人民保安省傘下の平壌市人民保安部が直ちに現場に出動し、空き瓶とタバコの吸殻を回収した後、問題のビルを担当していた平安北道旅団突撃隊員らに落書きをした人は自首するよう催促していると消息筋は述べました。

この事件と関連し、両江道の別の消息筋は「私もその話を聞いたが、みんなは落書きを通報した突撃隊の幹部について不満をいっている」とし、「ものすごい政治事件でもないのに余計に通報をして魔女狩りをするからだ」と非難の理由も説明しました。
彼は「建設現場や共用便所みたいなところにはいつも汚い内容の落書きが多い」と話しながら「政治的な内容の落書きだとしても、金正恩や労働党を直接狙って非難するものではないなら静かに見過ごしてやるのが一番」だと主張しました。
さらに、「両江道だけでも今年3月に金正恩を嫌悪する内容の落書きが発見されて住民たちが筆跡調査まで受けて大変だった」「みんながそんな辛い経験をしたので、幹部らもそこそこの落書きくらいはなかったことにする」と強調しました。

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一人で脱北した18才少年を見て思うこと

2017-03-07 15:42:06 | 北朝鮮の虚像

最近、朝鮮学校の学生たちについてよく考えます。

私が直接経験してはいませんが、

色んな方々から聞いた話しでは、

「民族教育」という名の下、金日成思想と知らずに金日成思想を教わって

(ほとんど捏造された)金日成革命史を勉強して金日成を神様のように思って

体制の劣等感を隠すために

「外部の敵」であるアメリカと南朝鮮、日本を罵倒する教育をうける。。。

私が学生時代に北朝鮮の学校でやらされたのと同じでした。

 

私が小学生、中学生だった大昔の時代でもなく、

自由な日本という国に住んでいるのに、

あえてそういう空間に閉じ込められて

非民主的な教育を受ける生徒さんの姿が不思議で不思議で。。。

またその姿に私の子供の頃が重なって見えてきて可愛そうに感じられます。

 

学生時代の私は何も疑わず、学校の先生が言うのが私の世界の全てでした。

学校の外で耳にする話も全部同じでした。

でも、朝鮮学校の学生たちは、

学校を出た瞬間自分の学校を批難する、全く逆の声とぶつかります。

その食い違いからくる混乱でさらに大変だろうと思いました。

 

私は周りの方々のご協力で

まだまだ朝鮮学校について勉強をしている立場ですが、

これまでの関係者や朝鮮学校の生徒さんと話してみた結果、

私にできることは、生徒さんに勇気をつけてあげることだなーと思いました。

ただ楽しくのびのびと勉強して遊べばいい青春

学校側と朝鮮総連という親組織が政治的な問題を繰り返すせいで

世間から痛い目で見られたりし、

どこに向かっているのか分からない憤りと悲しみと劣等感を味わわなきゃいけないって。。。

私はああいう辛さを我慢する必要がないということを気づかせたいです。

朝鮮学校の外にもあなたたちの居場所があるということと

選択は難しいことではないことを。

 

朝鮮総連の次世代組織員を育成する朝鮮学校をやめることこそ、

朝鮮総連の崩壊につながり、

自分を含めて同胞たちにも

真の自由を与える偉大なことであることを分かって欲しい。

 

 

去年の夏、ちょうど同じ年頃の北朝鮮の少年

一人で脱北をしました。

世界は彼の大胆さと勇気に感心しました。

朝鮮学校の生徒さんたちが置かれている状況と環境は

この少年に比べれば少しは有利ではないでしょうか。

彼らの選択を阻むものがあれば

大人たちが取り除いてあげるべきです。

 

彼らに補助金をあげて、「じゃあ、これで平等になったね」という

安易に考えでは

彼らを北朝鮮・朝鮮総連の手から切り離すことが永遠にできなくなるし、

それは彼らの「学ぶ権利」を守ってあげる行為ではないと思います。

 

 

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脱北した18才数学英才「リ・ジョンヨル」君はどうして韓国領事館にたどり着いたか…香港マスコミが脱北ストーリ公開

탈북한 18세 수학영재 리정열군은 어떻게 한국 영사관까지 왔나…홍콩언론 스토리 공개

 

2017年2月27日付け 朝鮮日報

 

昨年7月、香港で開かれた国際数学オリンピアード大会に参加し、駐香港韓国総領事館を通じて韓国に亡命した、北朝鮮の数学英才「リ・ジョンヨル」君(18才)の脱北ストーリを香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が27日報じた。

報道によれば、リ君は昨年7月17日オリンピアード大会が開かれた香港科学技術大学校の宿舎から空港まで、思い切ってタクシーに乗って逃げた。北朝鮮当局の監視のせいでスマートフォンとパスポートは使えない状況だった。

彼は「とりあえず空港に行けば韓国人に会えると思った」と言う。実際に空港で韓国の航空会社の職員を見つけたリ君は、彼らに近づいて「韓国に行きたい」と話した。

リ君の話を聞いた韓国航空会社の職員は韓国領事館に連絡をし、領事館側はリ君に一人でタクシーに乗って香港の韓国総領事館に来るよう伝えた。外交官が脱北過程に介入してはいけないという原則があったからだ。

長い間脱北を準備していたリ君は、香港のアドミラルティにある韓国領事館に着くまで特に困ることはなかったという。

現地の消息筋は「リ君が領事館に入ってきた時、領事館の職員らは彼の勇気に驚いた」「職員らはリ君の両親の安全について大変心配した」と伝えた。

リ君は領事館で2ヶ月を過ごした。消息筋によれば「リ君は最初一ヶ月はほとんどしゃべらなかったが徐々に領事館の職員たちと親しくなった」「領事館は24時間ずっとリ君をサポートしていたが、彼を刺激するだろうと思って家族に関する質問はしなかった」。そして同年9月末、リ君は新しいパスポートと有効な香港観光ビザをもらってソウルに移動した。

リ君は韓国に来てから最近まで、韓国の言語・文化・社会および国際関係に関する講義を受けた。彼は来月から韓国で大学生活をスタートする予定である。

リ君は父の督励で韓国行きを決心したという。韓国と隣接している北朝鮮・江原道に住み、韓国のテレビ番組やラジオ放送を接する機会が多かったリ君の父は、数学に才能がある息子のために教師である自分の一身上の不利益を覚悟してリ君に脱北するよう言った。

昨年当時、国際数学オリンピアードに参加した北朝鮮代表チームの中で一番大会出場の経験が多かった「ベテラン」リ君は、3年間大会で韓国の学生たちと会ううちに韓国と北朝鮮の違いをはっきり認識するようになったという。リ君は去年の大会で銀メダルを獲得、2014年南アフリカ共和国・ケープタウンと去年タイ・チェンマイで開かれた大会に続き、3回連続で銀メダルを受賞した。

 

 

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北朝鮮工作員出身の脱北者の証言を参考に…

2017-02-16 17:21:37 | 北朝鮮の虚像

金正男の殺害事件を巡って、

どんな毒物が使われたか、

スプレータイプか、毒針か、

犯人は女、男か…

殺害当時の状況について色々な情報が混在しているが、

 

これらの情報は、

北朝鮮当局、すなわち金正恩の指示によるものかどうかを判明する根拠として

扱われるべきです。

単に人々の関心を引く刺激的なニュースとして消費されるだけではいけない。

 

現在のところ、北朝鮮の工作員出身の脱北者の証言などが

一番参考になると見られます。

彼らは、北朝鮮でどんな薬物の使い方を教育されて

どうな攻撃術を訓練されて、

どういうパターンで目標人物にアプローチして動くのかを練習するかを

知っているためです。

 

ほぼ確実と見られていますが、

北朝鮮当局の指示による、北朝鮮工作員の組織的な殺害犯罪と判明したら

国際社会は厳重に批難をすべきです。

 

これは、単純に北朝鮮国内の問題だと主張して済む問題ではありません。

偽造のパスポートなどを利用して他の国を出入りし、

空港という公共の場で凶悪な殺害事件を起こすというのは、

明らかにテロ行為であって、

今回の事件の大胆さを考えると、

北朝鮮指導部の指示さえあれば、世界の誰でもその標的になりうると思います。

 

これは、深刻な人権侵害犯罪でもありますが、

国際社会はさらに強度を上げて

北朝鮮を暫定的なテロ集団と想定し、

厳重に警告するとともに、

今後このようなテロ行為を防ぐために対策を取るべきです。

 

韓国のマスコミで北朝鮮工作員出身のインタビューなどが報じられて、

それを読んでると、今回の殺害は金正恩の指示と見て妥当らしいです。

色んなニュースの中で、女性工作員出身の脱北者の話があったので

ここに共有させていただきます。

 

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脱北した北朝鮮女工作員「毒針・スプレーは基本…ハイヒール暗殺技術・12人相手の戦いまで訓練

탈북한 북한 女공작원 "독침·스프레이는 기본…하이힐 암살 기술에 1대 12 싸움까지 훈련"

2017.02.15 Chosun.com

 

北朝鮮で要人暗殺・テロを担当する対南工作総括組織である偵察総局の南派工作員出身の金・ソンラン(仮名・女・46才)氏は、15日行われた本紙とのインタビューで「金正男暗殺事件はものすごく衝撃的だったが、このような暗殺指示を出す人は金正恩しかいない」と話した。

金氏は「今回の事件で北朝鮮に関する秘密をたくさん知っている高位級人物の命が危なくなった状況」と言う。金氏は2011年脱北して一時中国に身を避けた後、2013年末に韓国に入国、定着した。

金氏は南派工作員らが受ける厳しい訓練についても詳しく紹介した。彼女は特に「女性工作員は人を殺す時に重要な急所を把握する訓練を集中的に受ける。男は力で攻撃できるが女は瞬間的な打撃を狙わねきゃならないから」と説明した。

また「ハイヒールで足の甲の急所を踏みつける技術、針で刺す技術、箸を投げる、短刀を投げる、ハンドバッグや日傘で制圧する技術などを繰り返して訓練する。一人で12人を相手に戦う撃術を訓練する時に手と骨に負傷したこともある」と語った。

金氏は「出身成分も良くて才能がいいとして偵察総局要員に選ばれ、死ぬほど訓練に励んだが、結局このように使われた後に捨てられるということを知って脱北を決意した」と話す。

 

 

ーどうして南派工作員になったか。

呉克烈(オ・グクリョル)元国防位副委員長が労働党作戦部長だった時代、出身成分も良くて顔立ちも使えそうだし芸能的な才能があるとして偵察総局で私を選抜した。15才だった。選抜された時点には具体的にどんな部署に配置されるか全く知らなかったが、南派工作員を育成する特殊部隊に配置された。そこに一旦入ったら外部との連絡も全く途絶えて抜け出すこともできない。韓国の化粧品や洋服、靴などが訓練の時に支給される。韓国のものを使ってみないと南派作戦時にうまく使えるからだ。訓練の最中、私の身の上に関する情報が韓国に入ってしまって他の部署に移ることになった。

 

 

ー毒針またはスプレーで殺したという話が出ているが。

スプレーよりは毒針の可能性が大きいと思う。スプレーで一瞬麻痺させることはできるが「必ず殺せ」という命令には毒針がずっと効果的だ。毒針は隠密に攻撃することができるが、それに比べてスプレー方式は目立つ。男の人には女性がアプローチしやすいので女性二人を付けたのだと思われる。

 

 

ー人を殺すためのどんな技術を練習するか。

山の中に残されて一人で生存するための訓練は基本だ。目的地と座標だけ与えられて目的地に到達したらそこに隠されている食べ物を探して食べながら任務を完遂する訓練をする。特に女性工作員は、人を殺す時に重要な急所を把握する訓練を集中的に受ける。男は力で攻撃できるが女は瞬間的な打撃を狙わねきゃならないから。ハイヒールを吐いた場合足の甲の急所を踏みつける技術、針で刺す技術、箸を投げる、短刀を投げる、ハンドバッグや日傘で制圧する技術などを繰り返して訓練する。一人で12人を相手に戦う撃術を訓練する時に手と骨に負傷したこともある。逮捕を逃れて変装してその場を抜け出す訓練をするが、この訓練までマスターすれば、マレーシアやタイなど海外に配置される。海外に派遣されたら「○○企業の会長の娘を抱き込め」のような具体的に任務が課され、「卓上訓練(情報収集)」の時に学んだ技術を活用して情報を集めた後、第3国を通じて空港をパスする手続きになる。全てのステップにおいて細かい訓練を受ける。

 

 

―今回の事件をどう見ているか。

ものすごく衝撃的だったが、このような暗殺指示を出す人は金正恩しかいない。 私が自ら南派工作特殊訓練を受けたんだから色々な状況を踏まえるとそう感じる。

 

 

 ―女性工作員2人も死亡した可能性があるとの報道が日本のマスコミから出ているが。

絶対に死ぬと考えた。だから夜中にもずっとこの容疑者の死亡に関するニュースはないかチェックしていた。彼らがマレーシア警察に捕まって万が一全てを暴露する可能性を事前に消すだろうと思った。 

任務を遂行する間に逮捕される可能性も大きいので、捕まる前に自尽するよう洗脳される。体に毒薬を常に持ち歩いて、最後の弾丸は残して自尽する。当時は私もこれを誇らしく思っていた。祖国統一の聖戦で女性革命家としての自負心がものすごかった。しかし、咸鏡北道に派遣された時に惨めな現実に目が覚め、夫と子供みんなを置いて脱北した。

 

 

―韓国内の脱北者の安全も危うい状況なのか。

北朝鮮に関する秘密をたくさん知っている高位級人物の命は危なくなった状況を言える。しかし、3万に至る一般脱北者全ての安全が危険になったとは考えがたい。脱北者家族をみんな政治犯収容所に送ったわけでもないし、もうそれくらいのスペースもないだろう。住民全員が丸ごと脱北した村だってある。親族をいちいち探し出して収容所に送ることが不可能な状況だ。

 

 

―今は何をしているか。

統一教育院を終了し、統一教育の講師として活動している。

 

 

 

 

 

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リアル「白頭血統」の金正男が殺害

2017-02-15 19:06:43 | 北朝鮮の虚像

既に日本中にも報道されたと思いますが、

昨日の夜、速報で金正日の長男である金正男氏が

マレーシアの空港で毒物によって殺害されたことが報道されました。

 

金正男は、金正恩がいきなり浮上するまで

金正日の長男として、後継者として有力視されていた人物。

性格も割りと自由で北朝鮮の指導者というポストが性に合わないところもあったし、

偽造のパスポートで日本への密入国を試みたことが発覚し結局追放されましたが、

 

海外を転々とする金正男を中国が保護しているだの、

北朝鮮政権に反する勢力が金正男を中心に海外亡命政府を立ち上げようとしているだの、

金正恩の気に障るようなうわさが絶えなかったので

金正恩にとっては政権トップになってからもずっと気になる存在だったはずです。

 

そんなわけで、これまで金正男の暗殺に関するうわさが多くて、

昨日のニュースを聞く時点では、私も本当かなーと思っていました。

でも、今日の韓国の情報機関の発表やマレーシアの警察の発表などを総合してみる限り

今回は本当のようです。

 

 

金正恩が執権を始めた5年前から

北朝鮮の工作員に「金正男暗殺」の指示を出していたということですが、

(本当に北朝鮮による暗殺なのかの判断は置いといて)

殺害のタイミングが妙に先日のミサイル試験発射と重なって

今北朝鮮が新聞の国際紙面を覆っている状態です。

 

(99.99%確実でしょうが、)金正恩が金正男の暗殺を命令したのだとすれば、

「なぜ」と、その背景が気になりますが

私は、北朝鮮の権力層の政治的な情勢なども重要だと思いますが、

独裁北朝鮮政権においては、金正恩の意中が一番大事なので

金正恩本人の心理を覗くことが一番意味があると思います。

 

大きくは2点を考えています。

 

①「白頭血統」コンプレックス

②失政によって弱まる住民の支持と強まる「住民の反感」への不安

 

 

北朝鮮は「白頭血統」へのこだわりが強く、

それが権力を正当化する要件になる封建的な体制です。

しかし、金正恩は在日コリアン出身の母のせいで

「富士山血統」と皮肉にされているし、

しかも母は金正日の本妻でもありません。

一方の金正男は金正日の長男で「白頭血統」とされているのです。

そこから生まれたコンプレックスで、

金正男は金正恩にとって目の敵。

しかも、金正男は海外で自由な生き方をしていて

「北朝鮮の3代世襲は望ましくないと思う」なんてことを公然と口にする。

 

このように自分の権威を脅かす第一の存在がまだ地球上に生きているのに、

愛民指導者をふりをしたり、自分を褒め立てたり、公開処刑などで脅迫したりしても

住民の心が自分に背を向けることが目に見える…

しかも、幹部たちも目の前ではペコペコするが、

自分について「若い指導者」と無視するかのように感じる…

ますます不安になるしかありません。

 

 

もう5年前に出した暗殺指令とはいえ、

時間が経つほどそのコンプレックスと住民の不満は深まる一方だったので、

金正恩の「金正男を除去しなきゃ」という意志はもっと強くなったと思います。

 

 

しかし、何回考えても「殺害」という凶悪なやり方しかなかったのかを考えると

批難されて当然です。

 

 

国内で、理不尽でも何らかの罪を着せて処刑することまでは

百歩譲って、許せないけどこれが人権蹂躙国の実態なのだと言うことができるが、

海外で毒物を利用して人を殺すことは

明らかに「テロ行為」です。

 

民主主義国家では、それぞれ投票方式に違いはあるといえ、

候補が公の場で自分のビジョンを示し、

国民に選ばれるためにお互い「競争」します。

自分の権力を維持するために相手を殺すことは絶対にありえない。

 

自分の欲のために毒殺という極端な人権侵害行為・テロ行為を犯した

金正恩を強く批難します。

 

 

今のところ金正恩は、金正男の死亡の報告を受けて

笑っているのかホッとしているのか分かりませんが、

金正恩の統治方式と北朝鮮の独裁体制が変わらない限り、

第2の金正男はまた現れます。

 

 

 

 

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日米首脳会談の真っ最中にミサイル試験発射、ビジネスマンであるトランプのそろばんの答えは?

2017-02-14 20:08:17 | 北朝鮮の虚像

2月12日の朝、

北朝鮮は弾道ミサイルの試験発射を行いました。

いつも北朝鮮はミサイルを日本海に向けて打ち上げるので、

地理的に確実な脅威でありますが、

今回はそのタイミングに政治的な意味も強かったんですね。

 

ちょうど、日本の安倍総理が訪米し、

トランプ大統領と首脳会談を行っている真っ最中。

 

北朝鮮専門家らは、金正日の誕生記念日である

2月16日の光明星節を迎えて雰囲気を盛り上げる意味もあるが、

そのタイミングから、

安全保障問題でどんどん強固となる

アメリカと日本に警告するまたは両国の関心を引くことに

今回のミサイル発射の狙いがあると分析しています。

 

両国の首脳は揃って、

北朝鮮のミサイル試験発射を非難する意を表明しましたが、

国際社会は今回の発射に対してさらなる経済制裁など

具体的な対応措置を取る動きを見せています。

 

安保理も緊急会合を行って、

安保理決議に反するミサイル試験発射を強く糾弾し、

国連制裁決議2270号と2321号の遵守を求める声明を出し、

引き続き追加制裁も採択すると見込まれています。

 

新しく発足したトランプ政権が北朝鮮に対して

基本的には強固な政策を取ると見られていますが、

今回の発射試験を機にその方向性が明らかになりました。

トランプ大統領は

「確かに、北朝鮮は大きな、大きな脅威である」との認識を表して、

国務部も強硬対応するとし、

中では「先制打撃」の可能性を提起する人物もいます。

 

先制打撃って、北朝鮮の核脅威を事前になくすために

先制的に攻撃するということですね。

ひょっとしたら関連国の軍備競争になってしまって

北東アジアの情勢をさらに不安にしかねないんですが、

 

トランプがモデルにしているレーガン大統領の時を思い出すと、

レーガン大統領は旧ソ連対策として

軍備増強を取りました。

経済力の弱いソ連を軍備競争に巻き込んで、

結局アメリカの軍備水準に及ばず経済だけが破綻、

旧ソ連の崩壊を導きました。

 

一つ希望は、トランプ大統領は、

ビジネスマン出身で、経済論理に徹して判断する人間ということです。

軍備競争をしたところ、確実に北朝鮮という脅威を取り除けないと判断したら

無駄な軍備増強で域内緊張感だけ増す状況は作らないと信じたいです。

逆に言えば、レーガン時代みたいに勝算があると見たら

圧倒的な軍備競争力で北朝鮮の首を締めるでしょう。

 

また、期待したいところは、ビジネスマン気性を発揮して

経済論理で北朝鮮を圧迫するということです。

今、北朝鮮に一番痛いのは

資金源を枯渇させる色々な経済制裁ですが、

お金の論理、お金の力

望むことを得ようとするトランプ大統領のスタイルは

北朝鮮への強力な経済制裁の推進に追い風になるかもしれません。

 

 

この間、北朝鮮の核心勢力である国家保衛相が急きょ更迭となっり、

幹部の中で葛藤や暗闘が激化した結果ではないかと見られていますが、

夕方のニュースには、

金正恩の牽制勢力と見られる

金正日の長男、すなわち金正恩の義理の兄「金正男」が

海外を転々としている中マレーシアで殺害されたと報道されました。

金正男の殺害のニュースはこれまで何度かあったんですが、

こういううわさそのものが

金正恩政権の権力層が何らかの不安要因によって

分裂しているという証です。

 

 

好機かもしれません。

あともう少しの辛抱でこの理不尽なならず者の暴動が終わったら、

と思う今日の夜です。

 

 

 

 

 

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75回目の金正日の誕生日を記念して、青年たちが真冬に行軍??

2017-02-07 16:38:45 | 北朝鮮の虚像

2月16日は、金正日の誕生記念日「光明星節」です。

今年は75回目、「整周日」ということで

かなり派手なイベントなどをたくさん用意して盛り上げようとする模様です。

もちろん、その分、住民への上納・労力など強制するのも増えて

住民たちの負担は大きくなります。

 

お金を強制募金したり、イベントの現場作業などへの労力動員などは

いつものものですが、

公開された色々なイベントの中で一番かわいそうで意味もないと思ったのが、

青少年・青年部隊による「行軍」でした。

 

「朝鮮中央通信」の報道によれば、

2月16日の光明星節を2週間前として

全国の青少年たちが「踏査行軍隊」を組織し、

金正日の生家と宣伝される両江道・三池淵郡への「行軍」を始めたということです。

 

「踏査」というのは、

もちろん金正日が生まれたという家を歴史的な名所として訪問するといった

金正日偶像化の一環だと思われますが、

 

「行軍」は、簡単に言って「徒歩」です。

軍人の場合、行軍に必要な食糧や道具、銃などいわば軍装を背負って歩くのです。

今回の行軍のコースなら1~2週間もかかりそうです。

しかし、両江道は朝鮮半島の北端にある地域で

真冬のこの時期の寒さは尋常ではありません。

 

私の家族が「成分不良」で強制追放されて暮らしたところが、まさに両江道。

私も山菜や松ヤニ、焚き物の採取課題をするために

両江道の山の中を歩き回ったことが多いのですが、

2月は数時間歩くだけで手足がすっかり冷え込んで

凍傷になったこともあります。

 

青少年たち以外にも青年同盟、青年軍人など色んなクラスで行軍隊が組織されて

合わせて1万人を超えるようですが、

なんで、こんなに多くの若者たちが

こんなに寒い中そこまで歩いていかねばならないのかという感じです。

労力の無駄遣いとしか思えません。

 

それに、正直、両江道・三池淵郡で金正日が生まれたというのもウソです。

 

以前「ハフィントンポスト日本版」の記事でも話しましたが、

金正日は両江道・三池淵郡で生まれたのではなく、

ロシアのハバロフスクで生まれました。

しかし、金日成が白頭山で抗日武装闘争をしたと宣伝されていたので、

金正日も白頭山系統を継いでいると主張するために、

白頭山のある山奥の家を「白頭山秘密野営地」とでっち上げて

そこで金正日が生まれたと宣伝するようになったわけです。

 

既に死んだ金正日を礼賛するために、

ウソの場所まで前途有望な若者たちが徒歩で歩いて行く…

世界一意味もなく、可哀想なことだと思いました。

 

 

ウソにウソを重ねて、金氏3代を偶像化しようとする北朝鮮政権にとっては、

光明星節は偶像化+各種搾取にいい名分になるでしょうが。。。

 

 

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「北、光明星節イベント派手に準備」

북, ‘광명성절’ 행사 요란하게 준비

2017-02-03 (RFA、自由アジア放送)

 

북한 김정일 국방위원장의 생일인 광명성절(2월16일)을 보름 앞두고 김 위원장의 생일을 기념하기 위해 전국청소년학생들의 백두산 밀영 고향집에로의 답사행군이 시작되었다고 조선중앙통신이 1일 보도했다.
▲北朝鮮の金正日国防委員長の誕生日である「光明星節(2月16日)」を2週前にして、金委員長の誕生日を記念するために全国の青少年学生が(金正日の出生地と主張される)白頭山秘密野営地へ踏査行軍を始めたと朝鮮中央通信が報じた(写真、聯合ニュース提供)

 

北朝鮮当局が金正日国防委員長の75回目の誕生日を記念する慶祝行事を派手に準備しているということです。白頭山と金正日の生家のある両江道(ヤンガンド)では、行事に必要な燃料の費用まで住民に押し付けていると消息筋たちは批難しました。

今年2月16日は、北朝鮮が「光明星節」と呼んでいる金正日誕生記念日が75回目となる日です。北朝鮮は今年の「光明星節」慶祝行事を金正日の故郷とされる両江道・三池淵(サムジヨン)郡で準備していると両江道現地の複数の消息筋が伝えてきました。

ある消息筋は「光明星節75回目の慶祝行事を徹底的に準備しろという中央の指示があって、両江道住民たちは既にあれこれ急かされている」「光明星節の行事を保障するため各世帯からお金と燃料を取れ立てている」と話しました。

また「金正日の誕生日行事が行われる両江道・三池淵郡に行くためには両江道・恵山市を必ず通る。今年は光明星節の「整周年」になる年で例年より行事を仰々しく用意していて住民の負担も増えた」とも語りました。

「光明星節」を迎えて平壌では「中央記念慶祝大会」が開催される予定で、10日間「金正日画展示会」も行われるなど、金正日の誕生日の2月16日の前に平壌市の複数の劇場では中央芸術家らによる総合公演も予定されていると消息筋は伝えました。

消息筋は「平壌市と、金正日が生まれたとされる両江道・三池淵郡の「白頭秘密野営地」生家では青年同盟踏査行軍隊の「忠誠決議の会」と花火イベントもある予定。三池淵郡の入り口になる「白頭館」の前で「こおり祭り」も開かれる」と説明しました。

これと関連し、両江道の別の消息筋は「2月5日頃に青年同盟‘白頭密営踏査行軍隊’が恵山市に到着する。彼らは恵山市で一泊して一週間の日程で歩いて三池淵郡に着く予定だ」と話しました。

青年同盟踏査行軍隊は一度に3千人規模で3回、年に1万人が動員され、これとまた別に青年軍人踏査行軍隊も3千人来る予定だが、寝食に関しては、現在冬休みで空いている恵山市の小学校に分けられて解決するとのことです。

消息筋は「2月1日から始まった「先進化展示会」に出す作品の費用として工場企業所の従業員たちは北朝鮮ウォンで6千ウォンずつ上納したし、踏査行軍隊の寝食時に必要な燃料確保の名目で各世帯に1万5千ウォンずつ強制的に負担させた」と当局の強制募金を批難しました。

 

 

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副作用が相次ぐ金正恩の統治政策―恐怖統治・偶像化

2017-02-06 18:35:58 | 北朝鮮の虚像

先週、北朝鮮で脱北や住民の反体制活動を監視する

国家保衛省の長官の粛清疑惑が浮かび上がってきました。

 

今日までのニュースを総合したら、

地方で強度の革命化教育(思想教育)を受けていると見られますが、

専門家らは、保衛相みたいな重大な官僚を、

しかも、張成沢の処刑を主導した側近中の側近まで

容赦なく、いきなり粛清することは、

金正恩の権力はさらに強くなり独裁支配は強まるかもしれないが、

幹部の間に忠誠心競争とそれから招かれる暗闘、そして恐怖心を助長して

結局、体制不安定につながる副作用あると診断しています。

 

過激で極端な政策に突っ走っている金正恩ですが、

やはり、世の中の全て、やりすぎは副作用を生みます。

 

 

金正恩の焦りの表れなのか、

本人の偶像化も昨年末から一段とエスカレートした模様ですが、

これも過欲のせいで、自分の弱みをバラしてしまう愚を犯す可能性があるそうです。

 

先週、韓国版の「Daily NK」のニュースからです。

 

 

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Daily NK 韓国版 2017年2月2日付

 

「金正恩の偶像化過欲、‘統治正統性'への疑問増幅する悪手に」


専門家「白頭血統・人民愛強調、かえって金正恩偶像化に逆効果」

 

北朝鮮の金正恩が執権6年目に入って本格的に本人の偶像化作業に拍車をかけようとしているが、白頭血統やカリスマ、人民愛を強調する宣伝方式がかえって体制を揺さぶる駄目詰まり手になりうるという診断もある。自分の存在を先代と同等なレベルに引き上げると欲張ることがかえって統治正統性に対する疑問を増幅させる副作用を招きかねないということです。
実際、執権5年間、金正恩が矛盾だらけの偶像化を進めてきたという見方が多い。代表的に血統宣伝がある。金正恩は自分が金日成・金正日を受け継いだことを誇示するために白頭血統を持続的に強調してきており、今年8月の「2017白頭山賞賛大会」を機に白頭山に金氏3代の記念碑を建てる計画も発表している。
しかし、金正恩は、実母の高英姫(コ・ヨンヒ)の存在を在日コリアン出身だという理由で公式に讃えることも控えているし、若いという点が強調されるという懸念から本人の生年月日すら公開していない。金日成を連想させるイメージ政治で正統性を主張しようとするが、祖父の金日成と撮った写真一枚も公開したことがない。
金正恩の好戦的な統治スタイルも偶像化に「毒」になるとの見方が強い。若い歳に高齢の幹部のリードが困難だった金正恩は「恐怖政治」というカードを取り出して権力を固めようとしたが、これは結局、ただ生き残るための「過剰忠誠」を生むだけだった。権威を確保するために見せつけたカリスマが逆に首領偶像化の必須要素であるエリート層の運命共同体意識まで弱めてしまったのだ。
人民愛を掲げる偶像化宣伝も住民の目には「見掛け」にしか見えない。一例を挙げると、昨年9月、咸鏡北道で大規模な洪水が生じた当時、「労働新聞」は連日、人民愛宣伝に熱を上げて復旧作業を督励したが、金正恩本人は最後まで水害現場に現れなかった。また、北朝鮮住民たちの意識の変化も人民愛宣伝の効果を引き下げている。外部の情報と接したり、生計のために商売をしたりしている住民たちは、党と首領に対する期待をとっくに捨てた。

このように偶像化の名分が到底ない状況で、もっぱら金日成・金正恩式の偶像化の真似を続けるわけにはいかない。抗日パルチザン運動経歴を全面に押して強調した金日成と異なって金正恩にはこれと言った業績活動もなかった。また、20年間以上金日成のそばで政治基盤を固めてきた金正日に比べて金正恩は側近も存在を知らなかったほどベールに包まれた後継者だった。

これと関連し、統一研究院のオ・ギョンソプ研究委員は、「北朝鮮の偶像化は絶対的な忠誠を引き出すために首領の思想的能力や指導力、政策的能力を強調しなければならないが、金正恩にはこういうのが足りない。金正恩を先代と同じレベルで万能な存在として絶対視するには、根本的な限界がある」と評価した。
オ研究委員は「金正日の場合、早くから宣伝扇動部と組織指導部を掌握すると同時に主体思想の正立に関与しようとしたし、これは金正日を思想理論の英才に作りたてる作業に活用された」とし、「しかし金正恩に思想的または政治的能力を期待するエリートや住民は多くない。白頭血統や人民愛なども窮余の策として考えだした偶像化方式である」
このような背景から、金正恩が急激な偶像化には踏み切れないという観測もある。北朝鮮体制の特性上、通常通りの忠誠督励事業は続けても民心離れを懸念して過激な偶像化はしないだろうとの見解が多い。一部では北朝鮮メディアにおける金正恩の肩書の変化や記録映画の放映、記念切手の発行などを根拠に偶像化が頂点をとると見ているが、これは北朝鮮で最高指導者と関連して行ってきた通常の宣伝レベルにすぎないという意見も少なくない。
ある北朝鮮専門家は「金正日も自分の顔を彫り込んだバッジを50歳の誕生日(1992年2月16日)に制作したが、それも幹部だけが付けるようにし、大衆向けの普及は2000年代に入って始めた。今30代半ばに入ったばかりの金正恩が高齢の幹部らをなおざりにして自分を祖父・父並みに神格化することは難しい」と指摘した。
チョン・ヒョンジュン東北亜平和協力研究院長も「金正恩が祖父や父が過去に行った様々な偶像化の表現・名称を自分の名前とくっつけて活用する可能性もあるし、自分の誕生日を祝日に指定する準備をする可能性もある」としながらも「ただ、これからこのような手順になるだろうという予想で、今年や近いうちに全部実行に移すことは無理」と見込んだ。
チョン院長は特に「金正恩が今年のはじめ、自責性の発言をしたことはこれまでの偶像化パターンから大いに外れている。北朝鮮研究者の感覚ではありえないこと」とし、「金正恩本人が思い通りに偶像化が着々と進まなかったから能力不足を云々したと見られる。首領として偶像化を完成するまではかなりの時間がかかると見ている」と予想した。

 

 

 

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北、海外労働者の脱出可能性にも派遣拡大の動き

2017-02-02 19:05:03 | 北朝鮮の虚像

北朝鮮は外貨獲得の目的で、

労働者を海外に派遣し、彼らの賃金を徴収する方法を使います。

主に、中国やロシア、そして一時期はヨーロッパの一部の国が

北朝鮮労働者をたくさん雇っていました。

 

しかし、労働者への待遇や労働環境、労働時間、

あと、何より賃金のほとんどを北朝鮮当局に取られてしまうということと

取られた賃金は金正恩側近の豪華な生活か核・ミサイル開発に使われることが知られてから

国際社会は海外に派遣された北朝鮮労働者の人権問題を深刻に考えるようになり、

ヨーロッパを中心に北朝鮮労働者の雇用を規制しはじめました。

 

でも、中国は依然として「安い」という理由で

北朝鮮労働者を雇っているそうです。

 

労働者の派遣の唯一いいことというか、、、

ポジティブに考えられるところは、

北朝鮮で遮断と統制の中で外部の世界を知らないまま生きていた人が

海外に出て外部世界と接し、北朝鮮政権の不当性に気づくということでした。

そして、統制が緩んだ隙を狙って他の国に亡命、

つまり脱北に成功する可能性も高くなるということでした。

 

 

北朝鮮政権も、海外労働者の相次ぐ脱北が気になるのか

海外労働現場の統制を強化するなどの対策を練る模様でしたが、

脱北と忠誠心弱化の危険性が高いにもかかわらず、

北朝鮮当局は派遣を減らす、または止めることはしません。

 

それほど、外貨が必要ということでしょう。

以下は、韓国の「Daily NK」が報道した関連記事の和訳です。

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Daily NK 2017年1月31日 

「北、海外労働者の脱出可能性にも派遣拡大の動き」

消息筋「北当局、国際社会の人権指摘より金稼ぎに関心…離脱可能性に完全遮断図る」

 

 

昨年、海外に派遣された北朝鮮労働者らが自由を求めて脱出をしてきたが、北朝鮮当局はこれを気に留めないように今年中国に派遣する労働者を持続的に拡大しようとしていることが明らかになった。

中国の人件費の上昇と北朝鮮当局の外貨稼ぎへの欲求があいまって、中国に派遣される北朝鮮労働者の数は増加する一方で、北朝鮮当局は韓国政府をはじめとする国際社会の人権侵害に対する批難より、資金源が塞がる可能性に神経を尖らせている模様である。

 

中国の北朝鮮関連の消息筋は31日、デイリーNKとの電話で「今年も北朝鮮労働者が持続的に増え、吉林省・琿春(フンチュン)に4500人、開山屯(カイシャンドゥン)に100人余りが働いていると聞いた」「最近は中-朝境界地域の東北3省(遼寧・吉林・黒竜江)と山東(サンドゥン)や内陸地域にもたくさん派遣されている」と話した。

 

また「労働者がこんなに増えている理由は、北朝鮮当局と中国企業が公式に接触をした結果」とし「北朝鮮労働者が離脱する可能性より金稼ぎの可能性に大きな関心をおいている事情が読み取れる」と指摘した。

 

中国内の北朝鮮労働者が増加する要因として、まず中朝両側の経済利益が挙げられる。中国の立場では北朝鮮労働者を雇ったら人件費を節減できるし、北朝鮮の立場では容易に外貨を稼げるということだ。

 

これと関連し、中国は2000年代半ばまでは低賃金の強みを全面に押し出して海外企業の投資を積極的に誘致したが、2008年グローバル経済機器と中国企業の環境が悪化するに伴って、もう「低賃金の生産基地」でなくなった。

結局、このような中国の人件費の上昇は中朝境界地域の事業者にまで影響が及んだ。一例として琿春市は韓国・ロシア・日本・ブラジルなどから輸入した水産物を北朝鮮で加工して再搬入するなど、北朝鮮の安い労働力を活用して生産単価を下げるための努力をしている。

消息筋によれば「2007年、中国で保母(家政婦)の人件費が韓国ウォンで約20万ウォンだったが、今は34~51万ウォン程度」「北朝鮮労働者には約17万ウォンほど支払えば済むので中国業者の立場では当然嬉しい」ことだそうだ。

 

この消息筋は「北朝鮮当局は労働者の賃金の大部分を強制奪取できるから簡単に巨額の外貨を確保できるという面で派遣を拒む理由がないのだ」と指摘した。

また「北朝鮮労働者が実際にもらう賃金は3万4千韓国ウォンくらいだが、20万~25万韓国ウォンを北朝鮮当局が組織的に奪取したのだ」「それでも中国でもらう3万4千韓国ウォンの賃金は北朝鮮では24万ウォンと大金なので(統治資金としてとられるとしても)みんな中国に行きたがる」と説明した。

その中、北朝鮮当局は労働者統制を強化する施策も立てている。「一人二人くらい脱北しても構わないからできるだけ労働者をたくさん派遣しろ」とまで指示を出しているが、相次ぐ労働者離脱によって民心が離れる可能性を懸念する模様である。

 

消息筋は「中国では工業団地の周りに大きく塀を巡らすことが多い。そうしたら千人または2千人が同じ場所で生活できる環境になるのだ。北朝鮮はこんな形で団地を作れば労働者の離脱監視と外部との接触遮断が容易になると考えたのだろう」と話している。

なお「北朝鮮側が情報の流入および外部との接触を完全に遮断するための動きを続けている。いわば「資本主義の黄色風」が労働者に浸透しないよう完璧な「収容施設化」を図っているようだ」と指摘した。

 

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