最近、朝鮮学校の学生たちについてよく考えます。
私が直接経験してはいませんが、
色んな方々から聞いた話しでは、
「民族教育」という名の下、金日成思想と知らずに金日成思想を教わって
(ほとんど捏造された)金日成革命史を勉強して金日成を神様のように思って
体制の劣等感を隠すために
「外部の敵」であるアメリカと南朝鮮、日本を罵倒する教育をうける。。。
私が学生時代に北朝鮮の学校でやらされたのと同じでした。
私が小学生、中学生だった大昔の時代でもなく、
自由な日本という国に住んでいるのに、
あえてそういう空間に閉じ込められて
非民主的な教育を受ける生徒さんの姿が不思議で不思議で。。。
またその姿に私の子供の頃が重なって見えてきて可愛そうに感じられます。
学生時代の私は何も疑わず、学校の先生が言うのが私の世界の全てでした。
学校の外で耳にする話も全部同じでした。
でも、朝鮮学校の学生たちは、
学校を出た瞬間自分の学校を批難する、全く逆の声とぶつかります。
その食い違いからくる混乱でさらに大変だろうと思いました。
私は周りの方々のご協力で
まだまだ朝鮮学校について勉強をしている立場ですが、
これまでの関係者や朝鮮学校の生徒さんと話してみた結果、
私にできることは、生徒さんに勇気をつけてあげることだなーと思いました。
ただ楽しくのびのびと勉強して遊べばいい青春が
学校側と朝鮮総連という親組織が政治的な問題を繰り返すせいで
世間から痛い目で見られたりし、
どこに向かっているのか分からない憤りと悲しみと劣等感を味わわなきゃいけないって。。。
私はああいう辛さを我慢する必要がないということを気づかせたいです。
朝鮮学校の外にもあなたたちの居場所があるということと
選択は難しいことではないことを。
朝鮮総連の次世代組織員を育成する朝鮮学校をやめることこそ、
朝鮮総連の崩壊につながり、
自分を含めて同胞たちにも
真の自由を与える偉大なことであることを分かって欲しい。
去年の夏、ちょうど同じ年頃の北朝鮮の少年が
一人で脱北をしました。
世界は彼の大胆さと勇気に感心しました。
朝鮮学校の生徒さんたちが置かれている状況と環境は
この少年に比べれば少しは有利ではないでしょうか。
彼らの選択を阻むものがあれば
大人たちが取り除いてあげるべきです。
彼らに補助金をあげて、「じゃあ、これで平等になったね」という
安易に考えでは
彼らを北朝鮮・朝鮮総連の手から切り離すことが永遠にできなくなるし、
それは彼らの「学ぶ権利」を守ってあげる行為ではないと思います。
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脱北した18才数学英才「リ・ジョンヨル」君はどうして韓国領事館にたどり着いたか…香港マスコミが脱北ストーリ公開
탈북한 18세 수학영재 리정열군은 어떻게 한국 영사관까지 왔나…홍콩언론 스토리 공개
2017年2月27日付け 朝鮮日報
昨年7月、香港で開かれた国際数学オリンピアード大会に参加し、駐香港韓国総領事館を通じて韓国に亡命した、北朝鮮の数学英才「リ・ジョンヨル」君(18才)の脱北ストーリを香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が27日報じた。
報道によれば、リ君は昨年7月17日オリンピアード大会が開かれた香港科学技術大学校の宿舎から空港まで、思い切ってタクシーに乗って逃げた。北朝鮮当局の監視のせいでスマートフォンとパスポートは使えない状況だった。
彼は「とりあえず空港に行けば韓国人に会えると思った」と言う。実際に空港で韓国の航空会社の職員を見つけたリ君は、彼らに近づいて「韓国に行きたい」と話した。
リ君の話を聞いた韓国航空会社の職員は韓国領事館に連絡をし、領事館側はリ君に一人でタクシーに乗って香港の韓国総領事館に来るよう伝えた。外交官が脱北過程に介入してはいけないという原則があったからだ。
長い間脱北を準備していたリ君は、香港のアドミラルティにある韓国領事館に着くまで特に困ることはなかったという。
現地の消息筋は「リ君が領事館に入ってきた時、領事館の職員らは彼の勇気に驚いた」「職員らはリ君の両親の安全について大変心配した」と伝えた。
リ君は領事館で2ヶ月を過ごした。消息筋によれば「リ君は最初一ヶ月はほとんどしゃべらなかったが徐々に領事館の職員たちと親しくなった」「領事館は24時間ずっとリ君をサポートしていたが、彼を刺激するだろうと思って家族に関する質問はしなかった」。そして同年9月末、リ君は新しいパスポートと有効な香港観光ビザをもらってソウルに移動した。
リ君は韓国に来てから最近まで、韓国の言語・文化・社会および国際関係に関する講義を受けた。彼は来月から韓国で大学生活をスタートする予定である。
リ君は父の督励で韓国行きを決心したという。韓国と隣接している北朝鮮・江原道に住み、韓国のテレビ番組やラジオ放送を接する機会が多かったリ君の父は、数学に才能がある息子のために教師である自分の一身上の不利益を覚悟してリ君に脱北するよう言った。
昨年当時、国際数学オリンピアードに参加した北朝鮮代表チームの中で一番大会出場の経験が多かった「ベテラン」リ君は、3年間大会で韓国の学生たちと会ううちに韓国と北朝鮮の違いをはっきり認識するようになったという。リ君は去年の大会で銀メダルを獲得、2014年南アフリカ共和国・ケープタウンと去年タイ・チェンマイで開かれた大会に続き、3回連続で銀メダルを受賞した。
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