北朝鮮を離れて自由へ ★イ・エラン★の自由ブログ

いわゆる「脱北者」のおばちゃんです。
北朝鮮の実態を世界の皆さんにもっと知っていただきたく
ネットに挑戦します。

北朝鮮制裁を主張する米国政治家たちーCory Gardner & Marco Rubio

2015-12-08 18:06:43 | 北朝鮮の虚像


先日、12月1日に米国の上院議員「コリー・ガードナー」氏が
米紙「ウォールストリート・ジャーナル」に
忘れられている北朝鮮の気狂いへの制裁」という題目のコラムを掲載しました。

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑英語原文記事はこちらをクリック↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

 


題目がかなり過激ですが、
ガードナー議員はこのコラムで


西側諸国が中東の混沌状態で関心を移してしまったが、北朝鮮における金正恩の恐怖政治は続いている

とし、

米国がこの忘れられている気狂い(forgotten maniac)に対応すべき

と主張しました。


その対応とは、他ならぬ北朝鮮への制裁強化でした。
彼はその根拠として、北朝鮮政権の大量破壊兵器の開発人権侵害を上げました。


ガードナー議員は、

米上院外交委員会で「東アジア・太平洋・国際サイバーセキュリティ政策小委員会」という

長い名称の委員会の委員長でもあるそうです。

【米ワシントンDC Johns Hopkins大学国際大学院で演説しているガードナー上院議員】

(写真はhttp://www.chogabje.comより)

 


彼は既に米国会で
経済制裁の強化に関する法案提出はもちろん
北朝鮮のテロ支援国再指定北朝鮮人権に関する制裁も主張するなど
米国をはじめとする国際社会に向けて
対北朝鮮圧力を呼びかけています。


「気狂い」というかなり激しい言葉遣いで
驚く方も多いと思われますが、
米国の有識者の間では、「金正恩=厄介者」という認識が広がっており、
公の場で金正恩を表現するときに
公然と「気狂い」という言葉を口にするのを見るのは、難しくありません。

 


ガードナー議員と足を揃えて
北朝鮮への制裁強化を主張しているもう一人、
現在、アメリカ共和党の大統領選候補として浮上している若手政治家、
Marco Rubio」議員もそうでした。

 


韓国の朝鮮日報によれば、
ルビオ議員は、9月16日にあった
共和党の大統領選候補らのTV討論にて
同じく共和党で候補指名争いをしているトランプ氏が
北朝鮮の核問題を含めて国際関係懸案に無知であるとアピールする過程で、

数十の核兵器とまさに今我々が立っているここ(キャリフォルニア)を打撃できる長距離ロケットを手にしている気狂い(lunatic)が北朝鮮にいる
と話したそうです。


余談ですが、
てっきり「気狂い」は英語で「Crazy」なんとかかなーと思ってましたが、
ManiacとかLunaticとかを使いますね。


ルビオ氏は、
有能で40代という若さを武器に
共和党候補として注目を浴び、
変わった発言で有名なトランプ氏(現在支持率1位)を
追いかけているらしいですね。

 

(写真はマルコ・ルビオ議員のTwitterより)


彼も米上院外交委員会の東アジア太平洋小委員会の幹事を歴任しただけに、
共和党の大統領選候補の中の誰よりも
韓国と韓半島事情に詳しく
韓国にも関心が大きい候補と思われます。


そんな彼は、つい最近も
北朝鮮とイランが米国安保最大の脅威」と話しました。

 

 


アメリカは今、
イスラム国や国内のテロ事件に関心が集中している状況で、
以前に比べて
北朝鮮や韓半島問題への関心は相対的に弱まったと感じています。


そんな中でも、
北朝鮮問題に対する米国と国際社会の役割について
熟考している方々がいて良かったと思いました。

 


専門家の分析では
最終的に次のアメリカの大統領は、
経験豊富な民主党のヒラリー・クリントンさんになるだろうとのことですが、
私は、若い政治家の信念と勢いに感動し、
昨日、彼に応援のメッセージを送りました。

 

北朝鮮制裁の強化に同意すると。
しかし、一方的に制裁をしても
金正恩政権は、制裁で損した分を
北朝鮮住民を絞り出すことで穴埋めしようとする。

そのため、
まず、住民たちを「人権」という面で保護する装置を用意しておいたら

住民の自由はもちろん

金正恩政権が住民たちから搾取して制裁をくぐり抜けることが阻止でき、
制裁の効果も増大するでしょうと。


そういったメッセージを送りました。

 

たまには、
北朝鮮の民主化や政権崩壊、北朝鮮住民の人権保護のために
私が社会運動をするのが、
なんの役に立つのかと思う時がありますが、
こういう方々の話で勇気づけられます。