2年くらい前から、すごくお世話になっている、わたしにとっての人生のマネージャー、岡田輪学のラストライブへ行って来ました。2月のあえかワンマンライブでギター弾いてた人です。
1st自主制作アルバム『こげ茶色の影たち』の事実上プロデューサー的役割を果たしてくれた人です。担当ギタリストも彼です。『今日の日記』の「押さないでください」も彼です^^。
場所は、わたしも一度お世話になってから、とても親しみを感じているライブハウス『多作』でした。
ものすごく、ものすごく、岡田輪学らしいラストライブでした。
彼は、一見格好つけているように見えるのですが、ものすごく、正直で、まっすぐで、ウソがなく、とてつもなく人情深い人です。正直さも、人情深さも、徹底しているので、時々いい意味でこわくなるほどです。全てを見透かされているように感じます。
2年前に会った時は、あまりのオーラに圧倒して、まさかここまで仲良くなるとは思いませんでしたが、何か共通するものがあったのか・・・わたしにとっては、かけがえのない親友となっています。
アルバム製作後、お互い忙しくなり、しばらくご無沙汰でしたが、久しぶりに彼のエネルギーに触れて、自分の中にある芯を思い出したように感じます。
おそらく、今わたしが掲げている「CD1000枚」という目標も、彼はあまり好きでないんじゃないかと思います。「目に見えるくだらない表面的なこと」をすごく嫌う人で、中身のないものはすぐに分かってしまう人なので・・・。でも、「あえかさんは分かってると思うから。」って、いつも信じてくれています。だから、わたしが、うそをつかずに、正直に表現し続けていれば、どんな状態になっても、近くにいてくれると思います。
彼は、昔、吉田拓郎さんなどのプロデューサーに見初められ、東芝EMIからデビューが決まっていたのを「自分にうそをつきたくない」という理由で、その道を断った人です。
わたしは彼ほど濁りなくまっすぐに、「本当の自分」というものに忠実に生きることはできません。やっぱり、正直に言ってしまえば、早くこの仕事と音楽活動の両立生活から抜け出したいし、音楽をする時間をしっかり持てる日々を過ごしたいと思っています。でも、その為には、多少受け容れなければならない現実もあります。ただ、そんな中でも、「心」だけは大切にしていきたいと思います。自分の心も、スタッフさんの心も、そして、お客さんの心も。全部っていうのは難しいけど、できる限りその3つが統合した、最高のものを探すことはできるんじゃないかと思います。
ここを読んでくださっているわたしのお客さんは、心であえかの音楽を感じてくださっている方々だと思います。わたしの顔だとか、表面的なものでなく、心で何か感じてくださった方が、そばにいてくださったるんだと思います。それを忘れずに、地に足を付けて歩いていきたいと思います。