La Table d’Eden / エデンの食卓

フランスの食と料理、そして私のフランス生活/ タイトルを過去のものに戻し再開します…。

シュー生地 & シューケット

2021-11-04 19:35:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。


今回は、シュー生地 -pâte à choux の作り方の紹介とその生地でシューケット -chouquettes を作ります。

シュー生地は、ほとんど甘くなく、材料少なく気軽に作れて、お菓子にも料理にも使える生地なので、覚えておくと便利です。

シューケットはフランスの定番おやつ。大人も子供も大好きです。中に何も入れず、パールシュガー(あられ糖)をふりかけて焼いてあります。
パールシュガーはワッフルなどにかかっている粒の大きい砂糖です。


シュー生地 pâte à choux 

【材料】
無塩バター 90g
水(または牛乳) 200cc(ml)
※もしくは水+粉乳poudre de lait 20g
卵 180g(目安は卵3〜5個位)
小麦粉 120g
塩 2g (自然塩で小さじ1/2位)
砂糖 3~4g (小さじ1位)

※粉乳を使う場合は小麦粉と一緒に入れてください。

【作り方】
①卵を溶いて計っておきます。

②鍋にバター、水(または牛乳)、塩、砂糖を入れ沸騰してくるまで熱し、さっと混ぜます。(中火程度)




③鍋を火からおろし、小麦粉を一度に加え、混ぜます。


④よく混ざったら再び火にかけ、熱しながら混ぜます。
(鍋肌からスッと剥がれる感じになるまで)


⑤また火からおろし、混ぜながら少しずつ卵を加えていきます。しっかり混ざれば生地は完成。



続いてこの生地でシューケットを作ります。

シューケット
【材料】
シュー生地の材料 
卵黄 適宜
パールシュガー(あられ糖) 適宜

【作り方】
①絞り袋に口金(直径1〜1.5cm位のもの)をつけ、生地を入れます。


②天板に油を塗るかクッキングシートなどを敷き、口金部分をクルッと回すようにして絞っていきます。
(シュークリーム用などより小さく、直径3cm程度目安)




③指に水をつけ、飛び出たところをならしたりして形を整えます。


④表面に卵黄を塗ります。


⑤パールシュガーsucre perlé/sucre en grain を振り掛けます。


200度くらいに熱したオーブンで
30分位焼きます。最初15分位200度、その後175〜180度
くらいに下げて15分位焼くといいです。(オーブンや、分量により違いがあるので途中でよくみながら調節してください。)


出来上がり♪



⚫︎パールシュガー、ワッフルシュガー、あられ糖


⚫︎絞り袋 使い捨て
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

使い捨て絞り袋ヨーロッパM 10枚入
価格:550円(税込、送料無料) (2021/11/4時点)


⚫︎丸口金
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

\ポイント5倍★11日1:59迄/ cotta 丸口金 11mm
価格:273円(税込、送料別) (2021/11/4時点)


★絞り袋を使って、ラングドシャ

絞り袋が無ければポリ袋で代用出来ます。口金も無し。
微妙な形は取りづらいけど出来ますので、道具がなくてもやってみてください。


そこにマチの無いタイプを使ってね。
詳しくは動画でも説明しているのでよろしければどうぞ。(4:20秒辺りから)※下の方に動画貼ってあります。


シュー生地(パータシュー)は16世紀にカトリーヌ
・ド・メディシスに仕えていたポペリーニという
イタリア人の料理人により偶然発明されました。

その後少しずつ変化をしながら、時を経て、
アントナン・カレーム(1784-1833)という
フランス人パティシエにより現在のような
シュー生地が完成されました。

難しそうなイメージもありますが、気軽に
作れるので、是非作ってみてくださいね。


動画でわかりやすく☆


いつもありがとうございます。

フォンダン・オ・ショコラ -Fondant au chocolat

2021-10-27 17:05:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、チョコレートのお菓子、フォンダン・オ・ショコラを紹介します。
半焼き(生焼き?)状態で中がとろっとした状態で食べます。
焼き加減はあくまで好みなのである程度ちゃんと焼いてある方が好きな方は焼き時間長めで。
できるだけとろとろにしたい方は短くします。


【材料】
ブラックチョコレート 100g
無塩バター 50g
砂糖  65g
卵        2個
小麦粉 30g
(薄力粉や中力粉など。コーンスターチなどのグルテンのないものでもいいです)

【作り方】
①チョコレートは細かく刻み、バターはある程度小さめに切っておきます。

②ボールに卵を割り入れ、砂糖を加えて混ぜます。泡立てるのでは無く、よく混ざればOK。



③別のボールにチョコレートを入れ、湯煎で溶かす、ある程度溶けて来たらバターを加え混ぜ合わせて滑らかにする。




④ ③を②に加え、混ぜる。


⑤ ④にふるった小麦粉を入れ混ぜ合わせる。




⑥ ⑤の生地を、バターを塗り、小麦粉を振った型に入れて200〜210度のオーブンで焼く。




※焼き時間は、200〜210度のオーブンで、中をトロトロにする場合は7〜8分位、火を通してケーキっぽくしたければ12〜13分を目安に、その間で調節してください。


オーブンや型の大きさで微妙に変わって来るので、目安にして最初はいろいろ試して好みの焼き時間を見つけてくださいね。

型は、マフィン型やアルミカップ、ココットなどで一人分サイズで作るのがおすすめです。
耐熱のマグカップなどでもいいです。
大きい型で焼く場合は、ある程度なかも火が通らないと切り分けられ無いので、長めに焼いてチョコレートケーキ感覚で食べるのがおすすめです。よく焼いても美味しく、別のお菓子のようになるので、便利なレシピです。


アングレーズソース/クレーム・アングレーズを添えるととても美味しいです。

★クレーム・アングレーズの作り方

こちらはチョコレートのパウンドケーキ。
★ケーク・オ・ショコラ

マフィン型



アルミカップ 業務用


少ない材料で、サッと作れる時短のお菓子です。
是非作ってみてください♪


動画でわかりやすく☆

それではまた。



クレーム・アングレーズ- Crème Anglaise

2021-10-13 22:22:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、お菓子の仕上げに使ったり、添える用のソースとして、またいろいろなお菓子のベースにも使われる、クレーム・アングレーズを紹介します。
アングレーズソース、カスタードソースなどとも呼ばれ、ソース状のクリームです。

前回のチョコレートパウンドケーキにもよく合うので、よろしければ両方一緒に作ってみてくださいね。

クレーム・アングレーズ
Crème anglaise 

【材料】
牛乳 250ml (cc)
卵黄 2個分
砂糖 40g
バニラの鞘 1/2本分またはバニラビーンズ 小さじ1/4〜1/2位、もしくはバニラエッセンス 数滴分

【作り方】
①牛乳にバニラビーンズ(バニラの鞘付きなら4分の1本分、種を掻き出して鞘も牛乳の中に入れる)か、バニラエッセンス数滴分をいれる。

② ①を弱火から弱中火で沸騰直前まで温める。


③ ボールに卵黄、砂糖を入れて白っぽくなるまでホイッパー(泡立て器で)混ぜる。



④ ③に②を少しずつ注ぎながら混ぜる。


⑤ 牛乳を温めた鍋に④を戻し、スパチュラやヘラなどで混ぜながら弱火で温めていきます。


⑥ 料理用温度計があれば82〜83度まで温めます。無ければ湯気が立ち始める頃を目安に火を止めます。



 手を止めず混ぜ続けていると突然生地の感触がモッタリとした感じになる瞬間が来るのでその時に止めます。
何度かやっているとわかります。85度以上になると卵黄に火が入りポロポロして来てしまうので注意。そのギリギリのところを見つけて日からおろさないといけません…。

⑦氷水を張ったボールに別のボールを入れそこにクリームを注ぎ、冷やして余熱が入らない様にします。かき混ぜていると早く冷めます。冷めれば出来上がり。





ケーク・オ・ショコラ

フロマージュ・ブランのケーキ


パソワール(片手ざる/ストレーナー)

スパチュラ/ヘラ(耐熱)

◯料理用温度計


クレーム・アングレーズのクレームは、
クリームのこと。アングレーズは『英国の、英国風の』という意味があります。

16世紀にイギリスの王宮に初めて登場した
クリームで、それが名前の由来のようです。

英国のカスタードソースは固形的で
温めて提供されることが多いですが、
フランスで発達したクレーム・アングレーズはバニラがたっぷりでサラサラで、冷たくして食されます。


前回の記事のケーク・オ・ショコラ(チョコレートのパウンドケーキ)や、フォンダン・オ・ショコラ、ガトー・オ・ショコラなど、チョコレート系のお菓子にとても合います。





繊細でコツが入りますが、すぐにサッと作れて、とても美味しいです。


動画でわかりやすく☆

それではまた。

にほんブログ村 料理ブログ フランス料理(レシピ)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村


フランス料理ランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村



にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村


いつもありがとうございます。

ケーク・オ・ショコラ- cake au chocolat

2021-10-09 12:55:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、ケーク・オ・ショコラ、チョコレートのパウンドケーキを作ります。
このケーキは、私達がやっていたお店で売っていたもので、亡くなった夫のレシピです。
私も子供達も大好きなケーキで、夫が遺したレシピを見ていた時に、次これをやろう、と思い、作りました…。

【材料】
❶直径25cm以上の大きめのパウンド型用(目安)

卵 4個
砂糖 130g
蜂蜜 80g
生クリーム 140g
ブラックチョコレート 60g
バター 80g
小麦粉 130g
ベーキングパウダー 8g
アーモンドプードル 80g
カカオパウダー 21g

❷直径20cm前後のパウンド型用(目安)

卵 3個
砂糖 100g
蜂蜜 60g
生クリーム 110g
ブラックチョコレート 45g
バター 60g
小麦粉 100g
ベーキングパウダー 6g
アーモンドプードル 60g
カカオパウダー 16g

【作り方】
① 刻んだチョコレート、バターを湯煎で溶かして混ぜ、生クリームも加えて混ぜる。
② 卵に砂糖、蜂蜜を加えて混ぜる。
③ ②に粉類(小麦粉、ベーキングパウダー、カカオパウダー)をふるって合わせたものを混ぜ、アーモンドプードルも加えて混ぜる。
④ ③に①を加えて混ぜる。
⑤ 型にバターを塗り、小麦粉を振っておき、④を流し込む。
⑥ 180度のオーブンで35〜45分くらい焼く。(オーブンや型の大きさにより違いあり)
混ぜるだけで簡単に出来ますが、とても味わい深いケーキです。


パウンド型で作れる
⚫︎カトル・カール
食事用の塩味ケーキ
⚫︎ケーク・サレ
フランスのヨーグルトケーキ
⚫︎Gâteau au yaourt 

おもてなしや贈り物にもいいです。
クレーム・アングレーズや、ホイップした生クリーム、アイスクリームを添えても合います。

動画でわかりやすく。
それではまた☆

にほんブログ村 料理ブログ フランス料理(レシピ)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村


フランス料理ランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村



にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村


いつもありがとうございます。


フロマージュ・ブランのケーキ -gâteau au fromage blanc

2021-09-22 19:47:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、フランスのチーズケーキ、フロマージュ・ブランのケーキ — gâteau au fromage blanc を紹介します。

フロマージュ・ブランは、フロマージュ・ブランのディップソースの動画でも紹介したことがありますが、熟成度の低いフレッシュチーズで、その名の通り真っ白な、ヨーグルトのような見た目のチーズです。
ヨーグルトではないのですが、ヨーグルトでも代用出来ます。
ギリシャヨーグルトが良いですが、なくても普通のヨーグルトを水切りして使う事が出来ます。
一般的なチーズケーキより、あっさりさっぱりした仕上がりです。

フロマージュ・ブランのケーキ
(直径20cm程度の型用)
【材料】
フロマージュ・ブランまたはギリシャヨーグルト
  375g(水切りヨーグルトでも◯)
砂糖 90g
卵 3個
小麦粉(コーンスターチでもOK) 75g
塩 1〜2つまみ

(直径15cm以下の小さい型用)
フロマージュ・ブランまたはギリシャヨーグルト250g(水切りヨーグルトでも◯)
砂糖 60g
卵 2個
小麦粉(コーンスターチでもOK) 50g
塩 ひとつまみ
↑直径25cm前後の大きい型ならこの2倍量位を目安に

【作り方】
① 卵は卵黄卵白に分けて置き、卵黄に砂糖を入れ白っぽくなるまで混ぜる。



② ①にフロマージュブランか水切りヨーグルトを入れ混ぜる。(ギリシャヨーグルトなら水切り不要)




③ ②に振るった小麦粉を入れ混ぜる。




④ 塩ひとつまみくらい入れた卵白をツノが立つまで泡立てる。



⑤ ④を③に加えざっくり混ぜる。


⑥ 型に⑤を流し入れ、180度のオーブンで30〜40分焼く。(大きめなら更に長めに焼く)


⑦ 型から出し冷めたら、粉糖をかけると綺麗です。
※タルトにする場合は、ブリゼ生地を型に敷き、⑤の生地を流し入れ、同じ要領で焼きます。





●フロマージュ・ブラン



ヨーグルトを水切りする場合、先に100g程度増量し、水を切ってから計り直してください。
多少の誤差は気にしないでください。
分量が少なすぎたら牛乳や生クリームを足して調節してもいいです。


☆フランスの簡単ヨーグルトケーキ

ブリゼ生地に流し込んでタルトにしたものも美味しいです。
市販のパイシートでもOK。

簡単タルト生地
☆パート・ブリゼの作り方


パウンド型で焼いて、テリーヌ風にすると雰囲気が変わります。




レモンの皮のすりおろしや、バニラエッセンス、オレンジフラワーウォーターを入れてもいいです。

レーズンなどのドライフルーツを生地に混ぜて焼いたり、出来上がりにフルーツのピューレをかけても美味しいですよ♪


動画でわかりやすく☆



それではまた。


にほんブログ村 料理ブログ フランス料理(レシピ)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村


フランス料理ランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村



にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村


いつもありがとうございます。

フレンチトースト- パン・ペルデュ

2021-09-05 10:27:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回はフレンチトースト、パン・ペルデュを紹介します。

とても簡単(すぎ)で覚えやすいレシピです。

材料 (1人分)

⚫︎パン(バゲット、食パン、
カンパーニュ、ブリオッシュなど) 
※バゲットなら1/4本位、
食パン(厚切り1枚位、薄切り2枚位)
⚫︎卵1個
⚫︎砂糖 大さじ1
⚫︎牛乳 100ml(cc)
⚫︎バター 大さじ1/2〜1位 

卵の個数=人数で分量を増やして簡単に計算出来ます。

① アパレイユ(卵液)を作ります。
 ボールに卵を溶き、砂糖、牛乳を加えながら混ぜます。




② ①にパンを浸します。食パンなら裏返しながらサッと浸して、バゲットなどなら15分以上浸します。




③ ②のパンを、弱中火のフライパンにバターを溶かしたところに入れ焼きます。(片面につき3〜4分が目安)




④ 取り出して、好みで粉糖やグラニュー糖を表面にふりかけます。







オーブンで焼く場合は、グラタン皿(バターを塗っておくと良い)などにアパレイユ(卵液)に浸したパンを並べ、小さく切ったバターを数カ所に乗せ、砂糖を軽くふりかけ、180度のオーブンで、20〜25分焼きます。




[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

白い長角グラタン皿アウトレット商品込/業務用/カフェ食器/
価格:462円(税込、送料別) (2021/9/4時点)


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ベイクック 耐熱皿 ロースタースクエア Mサイズ H-3850(1コ入)
価格:1142円(税込、送料別) (2021/9/4時点)




その他の古いパン再生レシピ。
自家製クルトン


簡単お菓子レシピ
クレープ
カトルカール


※蜂蜜やメープルシロップをかける場合は、アパレイユの中の砂糖を半量くらいに減らします。

パンペルデュは、1589年から1610年まで王であったアンリ4世の好物だったともいわれており、そこから、貴族に人気になり、世界中に広がったようです。

そんなに歴史があったのですね…。


簡単ですぐに作れて、飽きのこない味です。
クレーム・シャンティイやバニラのアイスクリームなどを添えれば、デザートになります。

是非作ってみてください♪



動画でわかりやすく☆




にほんブログ村 料理ブログ フランス料理(レシピ)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村


フランス料理ランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村



にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村


いつもありがとうございます。

プレーン&りんごのカトルカール/

2021-08-25 21:00:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、カトルカールの作り方を紹介します。
プレーンとりんごのカトルカールです。

かなり昔の記事でも紹介した事があります。



伝統的なお菓子です。

4種類を1/4ずつという意味のカトルカール-Quatre-quarts, その名の通り、小麦粉、卵、バター、砂糖を1/4ずつ入れたケーキです。

★基本のカトルカール
【材料】
卵 4個
バター (出来れば有塩) 200g
砂糖    200g
小麦粉    200g

+型に塗るバター(大さじ1/2位)と小麦粉(大さじ1位)

★半量レシピ
(長さ24センチくらいのパウンド型を使いました)
卵 2個
バター (出来れば有塩)100g
砂糖     100g
小麦粉 100g

【作り方】
① 室温で柔らかくしたバターに砂糖を入れて白っぽくなるまで混ぜます。



② ①に卵を一個ずつ入れてさらに混ぜます。



③ 振るった小麦粉を入れて混ぜ、出来た生地を1時間以上休ませます。



④ 型にバターを塗り、小麦粉を振っておきます。またはクッキングシートを敷いても良いです。


⑤ 170度くらいに熱したオーブンで30〜40分くらい焼きます。
(オーブンや型により違いがあり、さらに長くなる事もあります)





⑥ オーブンから取り出して、冷まして型から外します。






★りんごのカトルカール
(直径約18cmのケーキ型を使いました)
【材料】

卵 4個
バター (出来れば有塩)200g
砂糖    200g
小麦粉    200g
りんご 1個

+りんごにかける砂糖大さじ1&小さく切ったりんごにまぶす用小麦粉(大さじ1/2位)

① 基本のカトルカールと同じ生地を作ります。




② りんごの皮を剥き、櫛形に薄めに切り、クッキングシートを敷いた型の底に敷きます。


③ 残りのリンゴを小さく切り、生地に混ぜます。(りんごが生地に行き渡りやすいように軽く小麦粉を振っておくと良い)





④ 型に生地を入れて170度のオーブンで、30〜40分焼く。(型やオーブンによりますが基本のカトルカールより、やや長めに焼きます)



⑤ 焼けたら取り出して冷まして型から出し、膨らんだ部分を切り取り、底面を上にして皿などにおきます。




⑥ あれば粉糖を振ると、りんごの模様が浮き出て綺麗です。






☆その他の簡単フランス菓子☆

●マドレーヌ

●フィナンシェ

●ラングドシャ

●クレープ

●ヨーグルトケーキ





カトルカールはブルターニュの名物、
伝統的なバターケーキです。出来れば
基本的に有塩バター(ゲランドなどの塩
入りなら尚良い)を使って作ります。

基本的にベーキングパウダーは入れませんが、
ふんわりさせたければ、少なめに入れます。
(今回のレシピなら小さじ1程度)

メレンゲ作りも無く、ボール1個で時短で出来るレシピなので、是非作ってみてくださいね。



動画でわかりやすく☆


それではまた☆



にほんブログ村 料理ブログ フランス料理(レシピ)へ
にほんブログ村にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ

 

いつもありがとうございます。

パリの金融街であの形に—黄金のお菓子フィナンシェ

2021-08-04 19:21:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、フィナンシェの作り方を紹介します。

最も古い原型のフィナンシェは、17世紀にロレーヌ地方のナンシーの修道女によって作られ、1890年頃、パリの金融街に店を持つパティシエにより今のフィナンシェ型で作られたようです。
フィナンシェ型は、金塊 -lingots d’or をイメージしたもので、フィナンシェとは、お金持ち、金融家、資産家などの意味があり、かなりリッチなイメージのお菓子…🤩

卵黄は使われませんが、ブールノワゼットで色味が濃くなり、黄金色のお菓子という感じです。

修道院で、絵画修復に卵の黄身を使い、白身が余っていたことと、肉食が出来ない修道女達のタンパク源として卵白を使ったお菓子が作られたようです。

ラングドシャ同様、卵白消費におすすめお菓子。
⚫︎ラングドシャ↓
こちらは全卵使用のフランス定番焼き菓子⚫︎マドレーヌ↓


☆フィナンシェ-Financiers☆
(フィナンシェ型で18個前後目安)
【材料】
バター100g
砂糖(あれば粉糖) 150g
アーモンドプードル 90g
小麦粉 60g
卵白 4個分
塩 ふたつまみ 小さじ1/3位

①ブールノワゼットを作る。
弱中火くらいでバターを火にかけ色づいてくるのを待つ。色づいたら、少し火を弱め茶色くなったら火から下ろす。
ほぼほったらかしでOK。火加減が強過ぎないかを時々見ます。


②漉し器や茶漉しなどで漉し、完全に冷めるまで待つ。


③ボールに砂糖、小麦粉、アーモンドプードル、塩と順次加え良く混ぜる。
※出来るだけふるいにかける(砂糖は粉糖のみ振るう)





④卵白を2回に分けて加え混ぜる。


⑤ブールノワゼット(焦がしバター)を少しずつ加えながら混ぜる。


⑥最低一時間休ませる。


⑦型にバターを塗り、生地を注ぐ。約200度で8〜10分焼く。型やオーブンにより更に長く掛かる場合もあるので、よく様子を見てください。
型入れはスプーンなどで入れてもOK。



⑧オーブンから出し、冷めたら型から出して出来上がり。





是非作ってみてください♪


フィナンシェ型

アーモンドプードル

絞り袋



丸口金

それではまた☆


にほんブログ村 料理ブログ フランス料理(レシピ)へ
にほんブログ村にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村
フランス料理ランキングにほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村

いつもありがとうございます。

フランスの子どもが幼稚園で初めて習うケーキ- Gâteau yaourt

2021-07-08 13:00:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回はフランスの子ども達が、最初に幼稚園で作るお菓子と言われる、ヨーグルトケーキを紹介します。

子供でも作りやすい、
はかり(キッチンスケール)も使わないで出来るケーキです。
素朴ですが美味しいです。
バター無し、混ぜるだけ!
お菓子作り初心者も作り慣れている方もどうぞ♪

ヨーグルトケーキ
Gâteau au yaourt 
材料
⚫︎全量
※直径26〜30㎝の丸型使用
ヨーグルト 1パック (125g)
卵 4個
砂糖 ヨーグルトパックで 1.5杯分(180g)
小麦粉 ヨーグルトパックで 3杯分(240g)
ベーキングパウダー 1袋(フランスでは小分けの袋で売っている) 11g (大さじ1弱)
植物油 ヨーグルトパックで 1杯分(125g)
グラム数は目安程度に考えてください。

⚫︎半量で作る場合
※小さめの型、パウンド型など使用
ヨーグルト 62.5g 前後
卵 2個
砂糖 90g
小麦粉 120g
ベーキングパウダー 5〜6g (小さじ1強)
植物油 60〜65g

ヨーグルト1人分の容器がなくて、キッチンスケールがない方、面倒な方はお米のカップ3/4くらいがヨーグルトパック一杯分の量になるので、それでやってみてくださいね。

作り方
① 一人分サイズのヨーグルトを容器から出しで別の器に入れておく。容器は拭くか洗うかしておく。






② ボールに卵を割り入れ、砂糖をヨーグルトのパック(空き容器)に1.5杯分取り、そのボールに加え混ぜる。






③ ②に小麦粉をヨーグルトパック3杯分と、ベーキングパウダーを振るい入れ、よく混ぜる。






④ ③に取り置いていたヨーグルトを加えて混ぜる。


⑤ 植物油をヨーグルトパック1杯分入れ混ぜる。滑らかに混ざれば生地は完成。

⑥ 型に植物油を塗り小麦粉を振り、オーブン175度で、30〜40分位焼く。型の大きさ、生地の量、オーブンの特徴などで違いが出るので良くチェックしてね。



⑦ 焼けたら取り出し、ある程度冷めたら型から出して出来上がり☆



そのまま食べても、ジャムなどを塗ったり、蜂蜜やメープルシロップをかけたり、ホイップクリームを添えても美味しいです。
私はクレーム・フレッシュとアプリコットのコンフィチュール(ジャム)を添えてみました。
クレーム・フレッシュは、その名の通りクリームですが濃厚で、ホイップなどする必要なくケーキやタルトに添えられます。

今回使ったイジニー・サントメールのクレームはひときわ濃厚で味も濃いです。


日本でもクレーム・フレッシュは買えるようですね。
こちらは、エシレのもの。毎回空輸されてくるって事かな??
https://review.rakuten.co.jp/item/1/330038_10000036/1.1/?l-id=item_SP_SeeItemReview


型は私は24か25cmくらいの大きいものを使いましたが、15cmとか18cm位の型や、パウンド型などなら半量レシピがいいと思います。

こういう底が外れるものも便利ですね…


1人用サイズのヨーグルトパックは、

フランスでは、125gのものがほとんどですが、もう少し小さい100gくらいのものでもOKです。
甘いヨーグルトなら、砂糖を少し減らしてみてください。

フランスでは、ヨーグルトケーキだけで無く幼稚園からお菓子作りなどやる事が結構あります。


私達のお店にも子どものクラスの先生から頼まれて、クラス全員でラボの見学に来てました。夫がお菓子作りやパン作りを見せて、子ども達と一緒にパンを成形して、焼き上がりを幼稚園に届けに行きました。

そんなわけでお子さんのいる型はぜひお子さんと一緒に作ってみてください。

一人暮らしや人数の少ない方は小分けにして冷凍して、朝のパン代わりに焼いて食べたり、おやつにどうぞ。


動画でわかりやすく紹介しています。



それではまた☆

にほんブログ村 料理ブログ フランス料理(レシピ)へ
にほんブログ村 にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村
フランス料理ランキング にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村 PVアクセスランキング にほんブログ村 にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村

いつもありがとうございます。

いつものクレープ/ フランス人パティシエの夫が遺したレシピ

2021-07-01 18:30:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、シンプルですぐ作れる、基本のクレープの作り方を紹介します。

このレシピはお店をやっていた頃のもので、毎日作るので、シンプルで覚えやすく、増減しても計算しやすくかつ美味しいレシピという事で夫が作っていったものです。

オレンジフラワーウォーターで香り付けをしていますが、無くてももちろんOKです。

あとは普段使っているようなものばかりだと思うので、気軽に作ってみてくださいね。

基本のクレープ

卵 2
砂糖(グラニュー糖や上白糖) 50g
牛乳 250cc
薄力粉 150g
バター20g
オレンジの花水(オレンジフラワーウォーター)-eau de fleur d’oranger 
小さじ1~大さじ1くらいの範囲で(無くても可)


⚫︎オレンジフラワーウォーター
参考


オレンジフラワーウォーターは、「ビターオレンジ」としても知られるサワーオレンジから抽出されます。 東南アジア原産のこの木は、十字軍の時代に徐々に地中海沿岸に入ってきました。 その栽培はスペイン、シチリア島、サルデーニャ島で発展しており、南フランス全体で現在も香水や料理の分野で使用されています。

その名前が示すように、果物はそのまま食べてもあまり美味しくなく、砂糖漬けまたはマーマレードで使用されますが、花は素晴らしい香りを放ちます。オレンジフラワーウォーターは花のつぼみの水蒸気蒸留から作られます。

夫は、彼の祖母がいつもこれを入れてクレープを焼いていたので、これが入ってないものは彼にとってはクレープじゃないとのことで…💦

私もそれが美味しく感じます。
とてもいい香りです。

作り方
① 卵を割り、砂糖と混ぜる




② 牛乳を少し足し混ぜ、小麦粉を少しずつ加え混ぜる




③ 種(生地)が重くなって来たら牛乳をさらに少し足し、混ぜる。

④ 小麦粉を全て加えて混ぜ、残りの牛乳も加えて混ぜる。

⑤ オレンジフラワーウォーター(有れば)、溶かしバターを加え、混ぜる。







⑥ 冷蔵庫で30分以上休ませる。

⑦ フライパンかクレープパンを中火で温めバターか植物油を塗る。

⑧ 種を少しずつ流し入れ、フライパンを傾けながら全体に広げる。





⑨ 表面がぷつぷつし裏が焼けたらひっくり返し、少し焼いて取り出す。









動画内でクレープに塗っていたもの。
⚫︎ヌテラ




クレープヌテラを待って並んでいる子供たちにお客さんのマダムが、子ども達は、ヌテラから生まれたのよ…。と言っていました。
それくらいみんな好きなんですよね…😅







こちらもクレープには定番です。
私はヨーグルトに入れるのも好きです。

今回は娘の友達が遊びに来ていてクレープをおやつに焼いたのですが、彼は「クレープ・オ・シュークル!」(砂糖掛けクレープ)でした。

お砂糖を振りかけるだけですが、みんなすごくこれをやります。

動画でわかりやすく☆



みなさんもぜひ作ってみてください♪

それではまた。

にほんブログ村 料理ブログ フランス料理(レシピ)へ
にほんブログ村にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村
フランス料理ランキングにほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村にほんブログ村 グルメブログ フランス料理(グルメ)へ
にほんブログ村

いつもありがとうございます。