神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

たったひとつの夢のために[完結 未来永劫]

2019-03-20 06:06:08 | 短長編小説
姉さんが言った通り夜空は晴天
凄く綺麗な満月と沢山の星

時間は23時30分前後かな
昔から俺は満天の夜空が大好きで
良く姉さんと剛兄さん(姉さんの旦那)の3人で小学校の裏山へ連れて来てもらった

今は避難所の小学校に居るけど
俺達家族が住む家からは結構時間がかかる

それでも姉さん達は俺を車椅子に乗せて坂道を歩いて学校の裏山まで一緒に行ってくれた

裏山には木が無い平地が少しだけ有る

木が周りを囲む地形だから少し暗く感じる

そのお陰で余計に夜空の輝きは増す

ゴザを敷き寝転がり夜空だけを見るすると不思議な空間ができる

見上げた夜空に最高のイルミネーションが広がる

姉さんが一緒にと誘ってくれたけど「俺1人で夜空を独占したいから」ッと姉さんに言った

反対されると思ったが
少し間を起き・・・『解った』

その一言だけで理由も聞かず俺を見送ってくれた

姉さんなりに何かを感じ取っていたのかも知れない

俺は坂道を電動車椅子で上がって行った

学校からだと坂道もゆるやかだから電動車椅子でも20分ぐらいで到着する

俺は焦る事無く午前0時前にお気に入りの場所に到着!

車椅子を降りてゴザを敷き毛布を用意した

後はひとりゴザに寝転び夜空を眺めていた

彼女が・本物の望美なら・・・必ずここへ来る!!
俺はそう信じ待つと決めた!

だが制限時間は夜明けまで・・・・

もし伝わらないなら今度は
俺が止める!

2度と生き返る事が無いように!

コレ以上俺の放った言葉で望美と狭間っ子を縛り付けないように!

今夜ココに彼女が来なくても
全ての根元(コンゲン)で有る俺自身でケジメを付ける!!!

前世の記憶なんか必要無い!
人は今を生きるために生まれてきたはずだ!

俺の勝手で望美を縛り付け
そのために小さな天使を傷付けた

同じ時間を・何度も・何度も・繰り返し探し続けたふたりの為に俺がここで止める!!

止められないなら
悲劇はまだまだ続く・・・そんなバカげた連鎖は必要無い!!

姿を表した小さな天使は
望美に依存して願いを叶える選択を止めら無かった・・・・

全て俺の責任だ!!
俺の前に姿を表したのは

『望美を助けて!』っと泣いた狭間っ子の本心なのだろう

俺は自分の贖罪に値する罰を受け入れる覚悟を決めた!!

少しづつ星が動くそれは時間の流れを表す・・・・・

刻々と夜空の星が時間を刻む
凄く綺麗な夜空に見惚れ独り言

「望美、凄く綺麗な・・・・」

?『世界で1番・・・・・』

「・・・大きな・・・・・」

?『・・・・イルミネーション!!』

「・・の・ぞ・み・・・!!」

望美
『アキラ・見つけた!、・次の・デートの約束・・は・いつなの、私は・・・いつまで待てば・・・、幸せにして・くれるの!、アキラ!・約束・・・守って!!!!』

ゆっくり身体を起こすと
望美が俺の背中に抱きついてきた

小刻みに身体を震わせ必死で涙をこらえてる本当は・・・・

「泣きむし望美、やっぱ俺が居なきゃダメなのか?!」

望美『アキラの・バカ!!、ずっと・泣かない我慢・・したんだよ!!、アキラ以外の人の前で・泣かない・・・我慢いっぱい・・・・したんだよ!!』

「ゴメン!・・・でも良く頑張ったな、もう我慢は必要無い、いっぱい泣いて、いっぱい愚痴って、俺が1番好きな望美の笑顔をみせて・・・」

泣いてる望美を右側に座らせ二人一緒に毛布にくるまった

泣き続ける望美を強くギュッと抱き寄せた

言葉は必要無い
全ての答えは今ここに存在する

何も語らず望美が泣いている間夜空を見つめていた

世界で1番大きなイルミネーション

・・・・・星が動く・刻々と時間は流れる

少しだけ空が赤みがかる頃
ようやく望美の涙も収まり

ほんの少し顔を見せた朝日を眺めながら・・・・・

「望美、今の俺は、お前のお荷物に成るかも知れないけど」

その時望美が俺の言葉を遮った
『約束、守って!!』

「そうだよな、じゃあもう一度、望美・俺の事好き?」

望美を見て聞く
望美は瞳をキラキラさせ俺の大好きな笑顔で
『私は、アキラが大好き、アキラがいないなら・・・』

「望美その先の言葉は・・!」

望美『私一生幸せに成れない、だから約束守ってくれないなら、針100000本飲ますから!!』

俺は大笑いしながら
『俺の姫様には頭が下がる、幼稚ダ!!、けどそんな望美だから、俺は世界中の誰よりも望美が大好きなんだ!』(微笑)

望美『笑わないで!!、私怒ってるんだから!!!』

すっかり夜が明けた
「結局朝になったか、姉さん怒ってるだろな~、又ぶん殴られそうだな~~~(苦笑・汗)」

望美『アキラが悪いんでしょ、私を置いてきぼりにして1人で星見に行っちゃうから!!』

その時だった・・・車の止まる音が聞こえた??!

・・・・・・ここまで車?
入ってこれないハズだが??!

姉『アキラ!・望美ちゃん!、二人とも、いつまでココに居る気!!、花嫁花婿がいない結婚式にしたいわけ!!、時間無いんだよ!、早く式場に向かわなきゃマジヤバいよ!!』

えッ!!!!!!!!!!!
エ~~~けつこん??!!??

望美『香お姉さん!!、もうそんな時間?!』

姉『はいなッ!!、望美ちゃんの天然は許す、でッアキラはどうする!?、詫びるなら今しか無い!、瞬時に返事しろ!!』

「??えェ~~~~??!!』

姉『返事はそれか~~!!、今から結婚式取り止めだな!!』

香の拳がアキラの頭を直撃!!

望美『そんなの絶対嫌!、アキラが時間見てないから悪い!』

香の睨みと拳がブルブルともう一発来るような・・・・・・

「姉さん、今日??!」激痛!

姉『はあ~何!、テメエこのバカ弟がァ~~~(怒拳)、こんな大切な日にボケかましてんじゃないわ~~~(拳雨)、冗談言ってないで、早くしろ!!、バカ弟!!』

望美は片付けをしながらも
姉さんの怒鳴り声を聞き1人笑いが止まらず

俺は時空が動いたと感じた
これが小さな天使の贈り物なのだと確信した

━━━━━━━━━━━━━━━━━結婚式終了後━━━━━俺と望美は都心の賃貸マンションで暮らしていたが

半年後・姉さんと剛兄さんの間に男女の双子が生まれた

それを期に俺の両親が姉さん達と同居する事になり

俺達は両親から実家を譲り受けた
望美は専業主婦??!!

確か望美は医師のはずだったがそれも消えていた

俺は1人この不思議な状態を受け入れるしか無いのだと解釈したが

時空(とき)が変わり自然災害も消えていた

だが未だに俺の記憶は消えない
だからって誰かに話す事も出来ず

でも全て結果オーライだから
今の流れのまま未来へ進むと決めた

それから更に・・3年後・・・・・

俺と望美の間に小さな天使がやってきた
産まれた我が子は望美に似た男児

双子の甥と姪も可愛いいけど

やっぱり我が子は特別だ!!
可愛いいくてたまらない

初めて我が子を抱いた時??!
感じた・・・・・!

どうやら間違いではないようだ!

でも我が子は前世の記憶を持たない無垢な心の持ち主だと言う事は直ぐに納得できた

[狭間っ子お前なんだな]
小さな天使は望美に似た優しい笑顔の持ち主だ

狭間っ子が言っていた事を思いだした
[僕はまだ何者でもない]

あの小さな天使が選んだ未来は
俺と望美の天使としてこの世に生を受ける未来だった

俺は小さな天使のためにひとつの願い事をした

もし俺の罪が許されないとしても

望美と小さな天使だけは俺の罪とは関係無い・・だから・・

俺が人生の終焉をむかえても
❰未来永劫❱

二人の天使の笑顔だけは俺から奪わないでほしい・・・(笑)

これもやっぱり俺のワガママ?
だろうな(笑顔)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━〆

やっと終わった( ≧∀≦)ノ
この話しを最後まで読んでくれた方々へ感謝
ありがとうございました

さて・・・・・・次は??
ッんなモノは知らねえェ~~
疲れたァ~~~とりあえず!

ハッピーエンド・・・!!

だがッ~バッドエンドも書いてんだよな~~~どうすべかな~~~(*^ー^)ノ♪

載せるかどうかは未定~~~

では皆様またね~~~\(_ _)




たったひとつの夢のために[20 そこから始まる物語]

2019-03-15 10:28:51 | 短長編小説
・・・・目の前に狭間っ子(はざま)が瞳を真っ赤に潤ませ立っていた??!

[また来たのか?・狭間っ子、お前充分やってくれたから、帰って良いんだよ、俺の願いは叶ったんだ]

狭間っ子は言葉なく潤んだ瞳で俺を見てる
[叶えてくれたのはお前だよ、だから・・・狭間っ子のお仕事は終了だ、ありがとな(笑顔)]

狭間っ子
『・アキラ・・・まだ終わってない・・・・・』

[後何時間かで明日に成る、そしたら俺はまた全ての記憶が・消えるだろッ、そのぐらい俺だって・・・・・・??!]

狭間っ子
『違う!!、望美が・・・』

望美が?!・・・・・
[・・・・・どうした??!]

狭間っ子
『アキラ(泣)ごめんなさい!』

[明日に成れば望美に何かが起きる?!、答えろ!!(怒)狭間っ子、何が起きるのか話してくれ!!!]

狭間っ子
『思い、望美の願い、叶えなきゃ、僕が・ダメだから(泣)』

[泣くな!、解るように話せ!!、あいつは・望美は・どうなる?]

狭間っ子は涙いっぱい溜めて
『僕が弱いから(泣)、僕の・力が・弱い(泣)から・・・ごめんなさい(泣)・ごめんなさい・ごめんなさい(号泣)』

狭間っ子は涙が溢れて止まらない泣かせたのは俺だ!!

こんなにも頑張ってる小さな天使に
俺はとんでもない試練を押し付けてしまっていた・・・・最低だな

[狭間っ子、ゆっくりでいい、少しづつでいいから、教えてくれ、望美はどうなる?!!]

狭間っ子は何度も・何度も・涙をぬぐいながら
『ココじゃ無い・世界で・望美、沢山の記憶持ってた、違う世界の望美・違う世界でも記憶消えない・・・ずっと繋がってた・・・アキラを探してた、でも・見つけられなかった、あの日・仕事に向かう望美、小さな子供達の中に・・・アキラ見つけた、・・・その日から・望美毎日・・・学校行く・・アキラ・見て、・・・会社行く、でも時空が違う・12月24日・の次の日・望美居なくなる、アキラ見つけなくても・・・・・・消える!!!(泣)』

狭間っ子は涙いっぱい流しながら俺に伝えた言葉

望美の生きる未来を見た事ないから未来は知らない!

この小さな天使は・何度も・何度も・繰り返し・繰り返し
望美の死を見るたび違う時空を探したんだろうな
望美が生きる時空を・・・・・

狭間っ子
『・・だから・・・望美・・・(ヒックヒック)助けて!!!』

俺が願った事で小さな天使を沢山傷つけた

小さな天使は・・・いつしか
俺の願い以上に望美の生きる未来を願ってた

俺が願った
【たったひとつの夢のために】

小さな天使が探し続けた願い
今ここで俺が諦めたら・・・・

・・・・きっとまた探し続けるのだろう・・・・・
望美が生きる未来を!!

[お願いだ、俺の【たったひとつの夢のために】望美を助ける助力が欲しい、狭間っ子!今のお前が知る助言を俺にくれないか??]

狭間っ子
『・・・望美・12月24日の・次の日・朝・・消える!!!』

涙いっぱいで話してくれた言葉は・・・次の日の朝??!!!

[狭間っ子、次の日の朝はまだ、望美は俺の事を覚えていたのか!!]

狭間っ子はアキラの言葉に泣きながらうなずく

[次の日も記憶が有る、俺をかばい・何らかの形で望美は死ぬッてか!、あのさ~狭間っ子、何故望美の記憶は消えないんだ?、狭間っ子はいくつもの世界で、なぜ俺を先に探せなかった??!]

狭間っ子
『(泣)望美、消える時・いつも願った、命いらない・アキラ・忘れ無い・・・(泣)だから、記憶・代わり・・命・あげるッ、アキラ助けて、・それ望美・1番の願い・だから・・・(涙)』

[・・・・・12月24日・・・最初の世界で出逢い、そして俺が死んだ日、いくつもの時空の違う世界でも俺が死ぬ、望美はそれを知り俺を生かすために自分の命を・・・って事か・・・なら・・・・・・]

答えは・・・・簡単だな!!

狭間っ子
『・・・・(泣)』

俺が過去の記憶を忘れているから起こる現象なら

止められるのは・・・・俺!

だか今の世界の俺の姿は・・普通じゃ無い・・ソレでも・有るべき姿にすれば!!

[狭間っ子・それを回避するために必要な事は・・・・?]

狭間っ子
『アキラ願った・未来・(涙)』

「俺ってマジばかだったんだな、お前はずっと、俺と望美を見てくれていたのに・・・不甲斐ないよな、ごめんな狭間っ子」

アキラの言葉に狭間っ子は途絶える事無く泣き続けていた

[俺と望美が存在する全ての世界で、望美だけが生まれ変わる前の記憶を持ち、俺のために死ぬ!、狭間っ子、お前は弱くない!ダメじゃない!、お前は俺の、嫌ッ俺達の天使だ、どうすれば良いのかは解った、だがこの身体の俺に望美は答えてくれるかは保証出来ない、それでも望美の死を見なくて良いようにする事は出来る、狭間っ子はもう違う世界を探さなくて良い(笑顔)]
アキラは満面の笑みを浮かべた
その瞳には揺るぎ無い決意を感じとれた

[狭間っ子、望美にはお前が見えるのか?]

狭間っ子
『ごめん・なさい、僕の姿・望美見えない、夢見せる・だけ・できる・・・』

[なら少し望美を眠らせる事わッ?]

狭間っ子
『・・少し・・・できる?!』

[狭間っ子は凄いな(笑)、なら俺があの場所で待ってるって伝えてくれるか!]

狭間っ子
『・・・あの場所?・・・解らない(泣)、あの場所?・・・どこ??(涙)』

[あの場所は俺が今行きたい場所、俺が大好きな場所だ、たとえ今の望美に記憶が無くても必ず伝わる、だから望美の夢であの場所っとだけ、伝えてくれれば良い(笑顔)]

・・・お前が本物の望美なら俺の好きな場所解るよな・・・

・・・・待ってるから・・・・

狭間っ子はうなずきながら
『・・・・解った』と一言
言ってゆっくり姿が透明になった

俺はそんな小さな天使に
心の中でありがとうと告げた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー次回最終回かな?


ではまたね~~~(⌒0⌒)/~~


たったひとつの夢のために[19 君のために・・・]

2019-03-14 11:05:12 | 短長編小説
世界で1番長くて短い旅をした
見つけたモノは・・・笑顔

・・・安心・・し・た・・・・

君の心を壊す事なく
変わらない笑顔をこの世界で見る事ができた

だから・・・・・・
ーーーーーー

姉『・キ・、ア・ラ、・・・(バッキーン聖なる拳)、こら~起きろ~~アキラ!!!!』最後に腹に拳の一撃

「ギャー!!、なッ何?!!」

目が覚めたアキラの顔の上には
今にも落ちて来そうな姉の拳!

「う~わッ~~~!!!」

間一髪体制を変え直撃はマヌガレタ!??!!

姉『アキラ~~~!!!!、いつまで寝る気だ!!』

「おッおお~起きました!!!(汗)、おッ帰りなさ~い姉さん(苦笑)」

アキラはチョコンと座り頭を深々と下げた

姉『テメエは飯も食わずに寝こけてんじゃねえわ~~~!!』

「ごめんなさい・ごめんさい・めんさい・さいッ!(汗汗汗)」

姉『今私は非常に情けない!、弟がマトモな挨拶も出来ないなんて・・・そんな風に育てた(イジメタ)覚えわ無い!!』

「本ッ当に反省してます、(汗苦笑)ごめんなさい!、ところでいつ戻ったの?」

姉『5時半ぐらいかな~多分?、戻ってから忙しくてやっと少し落ち着いたから、夕飯持って来た、望美ちゃんと3人で一緒にたべよッ、・・・あれッ???、望美ちゃん?望美ちゃ~・・・何んだ??』

車の影に隠れてクスクス笑う
望美『(笑)はッはい!、(笑)すッすいません(笑)、笑いが止まらなくて(笑)』

姉『あ~あッ、見ろアキラのせいで笑われたじゃない!!』(拳)

「(痛)えぇ~それ俺のせいなのか?!、(頭をさすりながら)笑われたのは絶対姉さんのせいだ!!」

姉『い~~いやッ!絶対アキラのせいでしょ!!、ねっ望美ちゃん?』

『違うッ」・・いつもの様に押し問答

「ねっ望美ちゃん!?』

望美『(クスクス笑)お二人とも、とても仲良いんだなって、私一人っ子だから、うらやましいです』

姉さんと望美は顔を見合せ爆笑!?
ハハハハ・ハハハハ
(*^o^)/\(^-^*)

[変わらない望の笑顔、思わず見とれてしまった、でも今持ってる過去の記憶は今夜・・・消える、だから記憶が消える瞬間までその笑顔を見ていたい・・俺のワガママ・・・]

二人はトレーに乗せた夕飯を俺に渡しバンの中に入ってきた

「お二人ともお勤めご苦労様でした!!」

姉さんが俺の名前呼ぶが早いか?
望美はまた笑いだした

姉『アっキラ~~~』

姉さんは望美の笑い声につられてまた一緒に笑いだした

姉『(笑)ごッゴメン望美ちゃん(少し反省)、私が怒鳴りチラシてたらマトモに夕飯食べられないよね(照れ笑)』

「そうそう~食事わ~、お口閉じ!?(はっ!拳)、いッた~い(痛)・・・・」

姉『アキラは黙って食べる!』

望美は食事の間ずっと笑ってた
「はいッ!!姉さん!!」

食事を済ませ食器を片付けるために姉さんと望美は車を離れたが

・・・・・・??!
姉さんが何かを忘れた様に戻って来た

姉『アキラありがとう(笑顔)』

「何?、俺、姉さんの弟だよ、何も言わなくったって、解ってるつもりだから(笑顔)」

姉『うん、でもありがとう(にこっ)・・・あっそうだ!忘れるところだった、今夜は空が晴れて来るよ、真夜中アキラの大好きなプラネタリウムに成るかもね、私付き合ってあげるから一緒に紅茶どうかな?(笑顔)』

「姉・さ・ん・・・ありがとう、よろしく(笑顔)」

姉『久しぶりに見た!、アキラの100点満点の笑顔、癒される~~~(笑顔)、じゃまた後でね』

100点満点の笑顔
姉さんは昔から何も変わらない
未だに俺の笑顔は(天使の笑顔)だ!と言う

正直年齢的にはかなりテレる
それでも姉さんの優しさが解るから俺も自然に笑顔に成る

本当言うと俺の笑顔は全て望美からの贈り物だ

望美が俺に沢山の笑顔をくれたから
記憶の中に眠る笑顔が自然に出てきたのかも知れない

今日気付いた
俺は望美の笑顔に笑顔で返事をしていたことに

自分じゃ全然気付いてなかった
けどあの世界の兄さん達に言われた

兄貴達『アキラは望美ちゃんと付き合いだして、昔の可愛いいアキラに戻ったみたいだな』

言われていた・・・・・

・・・・オイ狭間っ子!!
午前0時を過ぎたら・本当に心の中に有るこの苦しみは・消える・のか・・・・?

消えなかったら俺は死ぬまで
この苦しみを抱えながら生きるッてか!
・・・・・やっぱ辛いかな~

でもコレは俺に与えられた望美に対する贖罪だとしたら・・・そ・だな

俺は望美をどれだけ苦しめたのか許される事じゃ無い!!

あの世界ではすでに命のカウントダウンは始まっていたのに・・・・・・

やっぱ俺って筋金入りのワガママ・だった・・よな・・・

そんな事考えてたら・・・!!

目の前に狭間っ子が黙って立っていた??!

[どうした??]

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ではまたね~~~まだ続きま~す

(ー_ー;)まだなのね・・・・




たったひとつの夢のために[18  言霊の旋律を奏でる]

2019-03-07 04:49:42 | 短長編小説
"・・・・・・・日が・・・沈む・・・

雨は止み空に薄い雲が架かり
そのせいか赤い夕日の残像が空一面に映し出されている

姉さん達は・・・・まだ・帰らない!

母さんは他の人達と一緒に夕食の手伝いに行ってる

父さん達は体育館や教室を回り
避難者達を孤立させないために声をかけ続けている

1番の朗報は
『医師がコチラに来ますよ、明日の朝から診察が有ります、気分が優れない人は、校庭のキャンピングカーに来て下さい』

それを伝えるために
ひとり1人に声をかけ続けた

俺は何をするでもなく
ただボーっと空を見ていた
こんなに綺麗な夕日は久しぶりだ!

夕日を眺めていたら
いつの間にか目蓋が重くなり~~~~

そのまま眠りの中へ落ちて行った・・・・・・

アッ?!!!
・・ココは・・・夢!!??
だよなッ!?

いつもの・不思議な夢・・!?

いつもの夢?・・・違ッ!!?

俺自身がその中に居る!!
身体には両足や左手が有る

両足の麻痺はまだシビレが中心だ
だから少しの間なら歩行が可能だった

だが左手は酷く指の感覚はほとんど感じ無い!

夢を見ているのではなく今居る世界は・現実世界!!??!

!!ここは・・・?!??!

俺が・子供の頃から・何度も繰り返し見ていた・あの場所だ!

全てが夢と同じ景色だ・・・
ところが夢では感じ取れなかった・現実世界だと理解できる!

もしこれが夢なら説明が付かない!!

・・・これが時空(とき)の狭間かッ!??!!

望美の身体を抱き寄せ
これから起こるで有ろう現実

俺は・・・ひとり旅立つ(死ぬ)事を望美に告げたあの瞬間の中に居る

望美は俺に
望美『ア・キラ・お願い!、私を・私を・・・忘れ・ない・・で!!・・・お願い!!!』

俺は震えながら泣き叫ぶ望美をギュッと強く抱きながら

「解った、絶対忘れない!!」
そう答え・・・・・

忘れたく無い!!
忘れられるワケ無いんだ!!!

俺が望美を大好きだから・それでも時間(とき)は残酷だ!!

・・・・・・・・・・・忘れていた記憶が繋がった??!!

これは俺の前世だ!!

その瞬間!!!・・・・・・時間(とき)が止まった?!!!

俺の目の前に
昼間見た子供が立っていた

恐れは無いコノ子が俺をここへ連れて来た・そう感じた

子供『アキラ、僕は・・・アキラの言葉で目覚めた・・・目覚めて直ぐ・・・・・』

「・俺の命を奪った!・・・お前は、悪魔か天使・・どッちだ?!」

子供『・・・まだドチラでも無い!、僕はアキラの言霊(ことだま)を聞いて、誰にも見えない世界で目覚めた、僕は狭間のモノ、アキラの純粋な願いに僕は呼ばれて目覚めた・・・・』

「・・・成る程、お前凄いな!!、俺はたった1度願っただけだ!、それなのにお前は俺の言葉に答えてくれた」 

狭間の子
『違う!!・・・僕は出来損ない、アキラの命奪った・・・のに、何も叶えるていない!!』

「そうでもないよ、未来で望美と手を繋ぎ歩きたい・・・、少なくても俺の願いのひとつは叶った、お前凄いよ!(笑)」

狭間の子
『違う!、ココは未来じゃ無い!!、望美はアキラを探してる・・・叶えなきゃ!!、望美もアキラの約束も守った・・・もう時間が無い!、今アキラが生きてる世界の時間は、今居るコノ世界と同じ時間なの(泣)』

「今居るコノ世界と同じ?!、どう言う事だ?!!」

狭間の子
『世界はひとつじゃ無い・・・二人が出会う世界を探した、でもできなかった』

「成る程、俺と望美は未来でで会わないってか、狭間っ子は沢山頑張ってくれたんだな、ならそれで良いじゃん、お前は悪くないよ、願った事も俺のワガママだしな・・・・・」

狭間っ子
『ワガママじゃ無い!、僕が未熟だから、二人が出会う未来を探せなかった、だから二人が出会う時空間を探した、今アキラと望美が居る世界は、コノ世界と違うけどコノ世界と同じ世界、世界はひとつじゃ無い、幾つもの世界が有る、ただ時間が違う・・・!!』

「要するに、俺達はお前に、同じ世界の時間がズレた世界に連れてこられた、今居るこの場所では俺は死ぬ、でも同じ➰➰解りにくい!!、時間のズレた世界では俺達は生きてる、時間がズレた幾つもの世界で、俺達が出会う可能性が有る世界があの世界!!、この世界との時間差が有る!、その時間差のせいで俺達が結ばれる確率は無くなる、だから!・・・・もう間に合わないってか!、タイムリミットは?・・・・」

狭間っ子
『・・・今日の真夜中・・・』

「良い女だよな榊原先生!!」

狭間っ子
『榊原望美・・ごめんなさい、もう一度探す・・アキラと望美が出会う世界・・・・』

「必要無い!、狭間っ子、お前は凄いよ!、俺の願いを聞いてくれた、叶えてくれた、ありがとッな!、ところで今夜真夜中を過ぎるとどうなる!!」

狭間っ子『解らない・・・・』

「成る程、狭間っ子に解るのは、同じ年の同じ時間までの事か、コノ世界の12月24日の真夜中、その先の未来は狭間っ子も知らない、目覚めたばかりの狭間っ子には俺と望美の未来を探せなかった、だから幾つもの同じ世界の同じ時間を探した、何度も何度も見たんだな、俺と望美が存在する時間を、それら全て良くない結末のモノだった、しかも狭間っ子が見れる時間はどの時空間でも、コノ世界と同じ12月24日の真夜中まで、その先の壁をブチ壊せない!!・・・・」

狭間っ子
『僕が未熟だから、本当の未来へ運べなかった・・・!!、本当の未来へ運べたら・・・二人が出会う未来も・・・・同じ時間が流れる違う時空へ運んだから・・・・・だから・・・・』

「良いよ、ありがと、こうして今望美に会えた、それだけでも十分だよ・・・・姉さんが呼んでる、帰ろうそれぞれの世界へ・・・・・」

狭間っ子・・・・・・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ではまたね~~~後少し?かな~(^-^)/



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