昔むかし
空っぽの心に
小さな花が咲いた
何も無い
空っぽの心に咲いた花は
暖かい空間を造りだす
空っぽの心は
人が暖かいと知らずに
心に咲く花をただワケも無く見ていた
花は
何かをするワケでも無い
ココに咲いているただソレだけで
花の周りを暖かくしてゆく
側で見つめて居た者は
ソノ暖かさに気付く事が意味有る物だと知らなかった
沢山の涙を棄て
沢山の人の暖かさを無視した
知らなかった必要だと言う事
理解出来なかった
空っぽの心に2つ目の花の意味!
愚かで未熟な空っぽな心は
気付こうともしなかった
守る事の意味
大切だと思う気持ち
知らなかった
知る努力しなかった
ある時
空っぽの心に咲いた初めの花が
まだ咲いたばかりの小さな花を
守りながら
「自分の花は、全部バラバラにして良いから、小さな花には、手を出さないで、お願いだから***お母さん!?」
お母さん??何??
だが花は瞳で語りかけてくる
どんな時も空っぽの心へ
笑顔を贈り続けていた
バカな者は優しさの意味も知らずに
ただ見つめていたある時
胸の奥に温かい何かが有る事に気付いた
「コレ何????」怖い!!
でも失いたく無い思いが目覚めた
初めて触れた温かいモノ
「コレ、欲しい!」ワガママだと知りながら欲しくてたまらない
温かいモノは優しさの種なのか?
知らなかったけどいつもソコに有った
小さな花達に助けられ気付かされた
空っぽの心を造り出して居たのは
他の誰でも無い自分自身だと
願い続け追い求めていた
自分だけの家族
空っぽの心に咲いた花達が
築き上げてくれていた
自分が何よりも欲していた
一番の願い
手を取れば……
ただソレだけで良かったのに
本当に知らなかった
私へ手を差しのべてくれていた
小さくて暖かい花達
手を取る事を知らず
拒み続けて居たのは愚かな未完成な
親···母親になるのを拒んだ
本物の母親の意味を知らなかったから
でもそれも間違いだと知った
母親に成るのだと勝手な思い違いをしていた
母親にしてください
我が子達にお願いする事が
どれだけ大切な事かを教えられた
我が子達が居るから
親がつくられる
守らなくてはいけない
子供達が居なければ
親は生まれない育たない
子供達を守るのが親なら
その親達をつくるのは
まだか弱い小さな花達だった
小さな花達はやがて成長し
新たな花の種を実らせ
再び小さな花達を咲かせる
再び咲いた小さな花達が
やはりあの頃と同じ
暖かい花達を咲かせ
周りを暖かく包み込んでく
人に笑顔を贈る可愛い花達
時は巡る
何も知らなかったバカな人間を
育てながら育ててくれるのは
幼くて純粋な瞳を持つ
小さな小さな花(命)達だった
全ての皆様へ
笑顔をありがとうm(_ _)m
ではまたね〆