神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

からす[9話]

2017-06-30 15:22:30 | 短長編小説
ふたたび朝が訪れた
朝日が窓から射し込める

運送業社主任
まぶしい日射しで目覚めた

又、日づけが変わったのか?、
だが、あの得体の知れない者は……実在するのか?

アイツ俺以外の者達には、
自分が見えると言っていたが?

……他の者達は本当にアイツを見ているのか?

他の者達が一体、どのような形で、アイツを見ているのか?

……主任が考えている最中も…
時間は…流れていた………

……ここは!?
森…なのか?

樹木や木の葉の間から光が射し込む、
主任より、少し離れた場所には彼等も居た

主任は昨日の話を思い出し、

もし本当に…野生の人間らしき者達が居たら、

彼等は…狩りをするのか?

まさか…人間を食べる…等……

その時だった、

主任の居る場所から、
左方向で何かが動いた

主任は、
びっくりして顔を向ける

……?
人…か?
野生人間?


そこに身を潜めて居たのは!?

まさしく…裸の人間?

だが…シッポの様な物が見える

主任がボーっと見ていると、

他の者達が気付き、静かに主任の側へ集まりだした


青年
「見つけたなら、教えて下さいよ、逃したら今夜夕食無しですよ」

業者B
「やっと獲物にありつけましたね、これで夕食確保ですね」


主任……
まさか…コイツら本気なのか?

……アレは…どう見ても…シッポ以外は普通の人間…だろ……?


主任
「ちょっと待て!!、皆、冷静になって見てみ…ろ…」

主任の言葉は届かず、
すでに彼等は、
野生人間を囲んでいた…

主任が大声をだしたその時

……時間が止まった…

又だ…アイツか?でてコイ!!
お前は一体俺達に何をさせたい!!

全てが間違っている、
隠れていないで出てコイ!!

すると…主任の目の前に人影が現れた、

人影はゆっくりと人の体型へと変わる

そこに姿を表した人は…!!!!!!

……なぜ…!!??

オ…レ…なの…か…!?

ウソ!!だァー!!!!!!!!????

その容姿は
主任ソノモのだった…

主任は声が途切れて、
言葉を発声られない

オマエ…だ…れ…だ!?

???
私はオマエだ!!
正確には
オマエの本心

主任
「俺の…本…心…、な・に・を…」
???
「人の心に潜むモノ、私はオマエ、お前が今居る世界を作り出した、
お前はただの偽善者だ!!、
今この世界に存在してはいけない者達を生かした、
自分がしでかした事を、
誰かの?、と、擦り付け、
生きる命を奪い、死ぬ運命を選んだ者達を生かしている、
お前の愚かな行為が招いて、
今の居る世界が生まれた、
時間(とき)の歯車を狂わせたのは、お前自身だ!!、
もう一度始めから今の状況を招いた分疑点を探せ!!」

主任
「俺が…?!!何を…し…た………ドコで…間違い…を……?」


時間が流れだし、気付けば

夕方

昨日も見た
綺麗な夕日が湖を朱色に染める

食卓を囲み終わり、皆がそれぞれ雑談を始める


業者C
「俺、実は…死ぬつもりで、あの交差点に行ったんですよね、人生何も楽しく無いし、前日誰かのブログで、車てあの交差点に突っ込むって書いてあるの見て、ついでだから、死ぬなら皆に俺の存在解らせようと思ったのに、結局…い・き・て・る」
業者B
「俺は、借金あったから、自殺考えてた、でも嫁が保険かけてたから、事故死なら、保険で借金チャラだしな、だから、あの交差点に…」

青年
「俺は……」

主任を見て
ニヤリと笑った

主任…こいつら……いったい誰だ!!……記憶が……

ーーーーーーーーーーーーーー

今日はここまで
単純な全体構図が見えたでしょうから…

次……書く必要あるのか?
(;゜0゜)
ネタばれ…バリバリだな
( ̄▽ ̄;)


からす[8話]

2017-06-26 03:17:01 | 短長編小説
主任が頭をかかえながら湖を眺めていた、

そこへ他の人達が集まって来た、

青年は
釣りにいきますよ、出ないと夕飯はひっそな物になりそうですからね、今日も大漁になるように、頑張りましょう、

業者Bは、
そう言えば主任は昨日釣りに行かなかったですよね、勿体ない、
この湖には沢山獲物がいるから、
釣ってて楽しいですよ、

業者C
本当に凄いですよね、小者から大者、老者もいます、やっぱり美味しいのはメスですね、昨日の夕飯絶品でしたしね、

主任?
[この者達は一体何を言っているのか?、理解不能]
とりあえず、用意されている小舟に乗り込む、

小舟は湖の真ん中辺りへ到着、

湖の水は本当に綺麗で、湖のずーっと奥深くまで見える、

皆は釣りの用意をしている、

主任は…湖のずーっと深い場所を見ていた、
何故か解らない、悲しみと恐怖が胸をヨギル…

この湖の底に微かに見える…あれは一体何?
どの様に見方を変えても、
やはり見える、
……町だ!!
しかも普通の町並みだ、

見える範囲内だけでも、
……極当たり前の日常に見える?

何故?……一般人が暮らす町並みが見えるのか?

他の者達は何も気に止める様子無く、釣り糸を湖深く垂らし、各自話を始める、


やっぱりメスが良いですね、実(身)もやわらかく、程好く脂ものってるし、

そうだな、特に幼魚が旨いしな、


あァ~オスは実(身)より、筋が多いから美味しくないしね、何か他の料理法無いのかな?、

でも、毎日湖の人魚にも飽きただろうから、野山をウロツク野生人肉でも狩りに行きますか?、

それ、いい考えだな、じゃあ明日早速やるか?、


主任????
[狂ってる…コイツらは…嫌!!、
今居るこの世界が…狂ってる!!、
く抜け出し方を探さなければ…]


だが心の中にある思いは、
少しずつ確実に消滅して行く、
今の自分に、
出来る事も限られて行く、

まるで、
記憶の限界を指し示す、
タイムリミットをあらわす…時計?

ーーーーーーーーーーーーーー

……つづく
★★★★★★★★まだ終わらない…後少しだよ~

バイバイね~~

からす[7話]

2017-06-25 20:43:01 | 短長編小説
時間の螺旋

夢に落ちた主任
夢の中で
惨殺とも言える
飛び散る血の雨

これは悪夢だ
夢の中だ!!

事実であるはずが無い、

だがドコか血生臭い、
まるでこの夢が、現実の世界のように、

危ない!!
主任は暴走者の前に要る人を見て、その人に覆い被さる、

その行動に迷いは無く、
無意識に他人を庇う、

次の瞬間
自分の背中に
重苦しく感じる、金属片が突き刺さる感触、

背中
熱い
身体の中心核から、
身体全体に広がる熱さ

自分に何が起こったのか?、
解らぬママ、
後へ振り向く

見知らぬ男…?
主任に背を向け走り去る瞬間、
片手に真っ赤なナイフ、

瞬時に甦る湖の夕日、
真っ赤な朱色の湖、
コレを意味する物なら、
あの湖は……?

あっ!!
又時間が…………………
夢の中なのか?

主任の意識が、
何かと格闘、

どこからだろう…又…あの声が聞こえる、
「何故お前は落ちない…落ちろ、落ちろ!!」

何?
俺を何処へ落としたい!!

何処かへ落ちる理由も今の現状も、理解不明、

でも主任の意志とは別に、
何かが自分の意識を深海へと導く

落ち続ければ、
………自分が消える?

いっイヤダ!!
俺は落ちない

目覚めた!!
窓から朝日が射し込む、

主任
あっあ‥さ・なのか?
だが此処は…‥自分の家では無い、帰らなければ…‥ベッドから出て、服をきがえ…!!

頭の中で準備を…考え出すと同時に、
全て終了してる


★☆☆★★☆☆★主任は今、
朝日を受け、
キラキラ輝く湖の湖畔に立ってる、

我に返り湖を眺める、

気が付いた時、
自分の横に、
引っ越しを依頼した青年が居た、

青年はボーッとしている様子
少し口を開き、
「主任さん、この湖の底には、何が有るんでしょうね、此れだけ大きな湖だし、何か有っても不思議じゃ無いでしょ」

青年の横、主任と反対側に引っ越し業者部下が居た、
部下B
「あっ!!、そう言えば、昔何かの書物で読みました、電気を作るのに、幾つもの田舎の村がダムと言う物を作る為に、湖の中に封じ込められたって、でも…?、住んでた住民…どうしたのかな?、やっぱり一緒に湖の中なのかな?、どう思います主任?、今我々が暮らすドームの中に近くの住民全員移り住めませんしね…‥?」

青年
「ですよね、なら役立たずな命は、役に立つため、湖の中が常識でしょ…ね!?」

主任?
{コイツらは一体何を言ってるんだ、役立たずな命って…?、ドームの中の暮らしって!?、意味が…解ら‥ない?}

主任は、常識はずれな二人の会話に入って行けず、
意味の解らない、二人の話を、
ただ聞いているしかなかった、

主任は仕事終わったんだから…?

しご…‥と‥?
何?

又だ…また何かが頭の中で弾けた、……だ…か‥‥ら…自分は…

頭が…ウワっ!?痛い!!


☆★☆★☆★☆★部下C
「はいどうぞ、昼食終わったら、夕飯のオカズの魚、皆で湖に釣りに行きますからね、今日も大漁よろしく」


主任?
{また時間が飛んだ…朝から昼?、何故時間が勝手に流れる、そう言えば?、不動産屋は何処だ?}


主任は皆に聞く
「あ~そう言えば、案内人の不動産屋は?何処に居るんだ?」

主任が、
不動産屋の事を、口にした瞬間、

頭に激痛が、

主任以外の、
その場に居た人達の時間が……止まった……?…

これは一体…?
主任は思わず声をだして怒鳴る
「お前は誰だ!!、俺に何を求める!!、皆をどうするつもりだ!!、隠れずに出て来い!!」

すると又あの声(???)が…?
「隠れる?、何故私が隠れなくてはいけない?、
私は隠れては居ない、
ただお前だけに、私が見えてないだけだ!!、
お前以外の他の者達は、
すでに私を受け入れ、
普通に私と会話をする、
何故お前は……此所へ来たにも関わらず、
私が見えない?、早く落ちろ!!」

主任
「他の者達には、お前が見える……?のか?」

見えないのは、
俺だけ…?
此所は何処だ!!

俺はただ……?

???
「ただ何だ、どうした、忘れたか、忘れたなら何故、お前は落ちない、早く落ちろ、
落ちろ、
落ちろ!!」

主任
「いっ嫌だ!!、
俺は…か…え……?……る…?」

何処へ…?

???
「もう無駄だ!!、…お前には思い出せない、
諦めて他の者達の様に、
早く落ちろ、
落ちればお前は苦しむ事無く、
永遠の自由を手に入れる、
さあ早く!!」


主任はその言葉を遮る、
「俺は絶対!!、
落ちない!!」


???
「…………、まあ良い、まだ時間は有る、だから私は時間(とき)を待つ、お前が目覚めるのをな」


部下B
「主任…?どうかしたんですか?

主任
「えっ!!…何?」
部下C
「さっきから、声かけてるんですが?、食事口に合いませんか?」


主任は…何も言わず、
席を立ちテーブルから離れ、

湖へ向かう……
……………

ーーーーーーーーーーーーーー

…まだ続く…よ~…またね

からす[6話]

2017-06-23 17:53:25 | 短長編小説
主任は湖を眺める、
他の人達は、主任の居る周りで賑やかに笑ってる、

何かが狂ってる、でも何が?が、
出てこない、

思い出そうとすれば、
頭の中に真っ白な光景が浮かび出て邪魔をする、

湖を眺め一瞬時間が止まったような感覚がよぎる、

次の瞬間、
皆はテラスのテーブルに腰掛け、
目の前に並ぶ料理を食してる、

主任がテラスから湖の方へ目を向けると、
湖の向こうの山に夕日が沈みかけている、
真っ赤に輝く太陽は湖に赤い光を放つ、
その時、
湖は赤い太陽でまるで血の湖に見えた、

主任は、
それを見て我に帰る、

どうなっている、さっきまで太陽は真上に有った、
なぜ夕日に変わっているのか?、

理解不能、

考える間も無く、次の瞬間、
自分はベッドの中に横たわり、
天井を見つめていた、

何かを考える間もない、

時間が止まり、
時間が戻り、
時間が進む、

瞬時に変わる記憶が無い、

自分が、次はドコへ向かうのか?

とにかく思い出さなければ、

途切れた記憶を、繋ぎ合わせなければ、
最後は自分が消えるかも…、

怖さを押さえ、
もう一度初めから記憶を探る、

最初に…いや…
違う、
何か大切な事が抜け落ちている、

そこから…
ドコだ!?
それを思い出さなければ、

時間の螺旋に閉じ込められる…?

時間の螺旋?

この空間に時間が存在するのか?

まるで誰かが時間を操っている様な、
ここには…時間そのものが存在しない、

誰かが行きたい時間に時計を合わせ、そこへ向かう

だから時間が存在しない、

誰が…奴か?今ドコだ!?

奴が時間を…
どうやって、

バカな、人が時間を操る等…あり得ない、

なら今起こっている現象は、
夢か…?

「……現実だ!!」頭の中に誰かの声が入って来た
「全て現実だ!!、現実を否定しているのは………お前だ!!」

だ・誰だー!!
主任は大声で叫んだ、

だが部屋の中どころか、
家全体が静かだ、人の気配は無い

まるで…無…だ

嫌だ!!
俺は……!?…?
何…?

主任はそのまま、深い眠りに落ちていく

………危ない!?
バン!!キー!!!!、死ねば良い…
こんなクダラナイ世の中に生きる者達…皆…死ね!!

そうだ!!叫べ叫べ叫べ、
アハハハ!!
叫べグズども!!

俺は、お前達とは違う!!
真面目に働いた、なのに…アイツ等は何も解っていない、

だから決めた、
皆・道連れだ!!

死ねー!!!!!!!!

ーーーーーーーーーーーーーー

・・・・続く→→→

からす[5話]

2017-06-23 17:45:56 | 短長編小説
ひとりの青年の、ワガママから始まった、
地図に無い村の中に有る、
一軒家への引っ越し、

話の中の、
登場人物は、

引っ越しを望む青年、

引っ越し先を紹介した不動産屋、

引っ越しの荷物を運ぶ三人の、
引っ越し業者、

合わせて五人、

地図に無い、
五人がたどり着いた場所、

山の中にある、
こじんまりとした、古い洋館、

山に囲まれたその場所には、
家の敷地内から見える、
大きな湖が存在する、

その場所は、
青々とした緑の木々に囲まれ自然がいっぱい、

道案内をした、
不動産屋以外は、
それらの光景を見て感動した、

湖は太陽の光を浴び光輝く、
水は透明で、
湖のずっと底まで見える、

ただ、
その中のひとり、引っ越し業者の主任だけは、

この場所への思いが違っていた、

たしかに、
全てにおいて非は無いこの場所、

だがどうしても、心の何処かに、
違和感と大切な何かが欠けている、

それが、
消えない、

自分達の本来の目的から、
ズレている様な、
自分達は、
荷物を運ぶ、
引っ越し業者、
……何か変?

引っ越し業者の部下の二人は、
何故か此処に住む話をしている、

業者として、
荷物を届けただけのはずが?、

話は業者主任を無視して、

明日からの毎日の過ごし方に変わっている、

後もうひとつ、
業者主任が、
何かを思い出そうとすると、

不思議な事に、
業者主任の頭の中の記憶が消える、

当事者本人も、
気づいて居ない?、でも、確かに何かが、おかしいと言う事には気づいているようだ、


続きはここから

湖のほとり、
三人の若者達が立ち並び、

綺麗な湖を見て、今日はこの後何から始めるか相談中、
少し離れた所で、その様子を見ていた、
業者主任、

…この後?、
引っ越し荷物を運び入れる…だろ…

後?、
何がある、
何をする…?、

我々の目的って…確か……何?、

又何かが頭の中で弾いた、

何?、
頭の中に訳の解らない、
違和感を感じる…?、

だが…少しづつ確実に、
何かが消える、

業者主任は、
はっ!?と思い、
振り向く、

直ぐ後ろに、
不動産屋が立っていた、

……あれ!?
この人さっきはもっと後ろの………そう確か車の側に……!?…車?、

そう……車なんか無い…初めか…ら?…な…い!?、

何が無い…?、

いいや…ちがっ…う…だろ、
だって…自分た…ち…は……、

頭の中で言葉を遮る、

業者主任は、
湖の側に居る、
自分の部下に話をする為に、
駆け出した、

主任「おっおい、お前達、いつまでも何をしている、早くしご…と…」
部下のひとりが、「どうかしましたか?、部屋割りも終わった事ですし、今日の食事、この湖で魚でも釣るって、どうですかね?」、

全てが…違う?
何かが変、

主任「何を言ってる、我々はココへ……?」、

部下「本当にいい所ですね、家の直ぐ前が湖って、最高ですよ」、

(主任)……家って…もっと後ろ…、だろ…、

振り向くと……家がソコに在る、

解らない、
なぜ!?、
皆…何かが違う、

いつの間にか
家のウッドデッキに繋がる、
小さな階段に腰を掛けていた、
不動産屋は、
ただこちらをじっと見ている

業者主任が首をかしげて、
何かを思いだそうとしていたが、

不動産屋は…小声で、
後少しと呟いていた、

業者主任は、
不動産屋の口元が動く様を見て、

彼が呟いている様に、
見覚えが有る事を思いだす、

確か、
あの時も…あの時…あの時……いつだ??…いつ……??、
何かが消える前に……メモに…、

忘れたく無い…

ーーーーーーーーーーーーーー


ここで次へ、
続きはどうなるかな?
・・・・・つづく