神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

たったひとつの夢のために[完結 未来永劫]

2019-03-20 06:06:08 | 短長編小説
姉さんが言った通り夜空は晴天
凄く綺麗な満月と沢山の星

時間は23時30分前後かな
昔から俺は満天の夜空が大好きで
良く姉さんと剛兄さん(姉さんの旦那)の3人で小学校の裏山へ連れて来てもらった

今は避難所の小学校に居るけど
俺達家族が住む家からは結構時間がかかる

それでも姉さん達は俺を車椅子に乗せて坂道を歩いて学校の裏山まで一緒に行ってくれた

裏山には木が無い平地が少しだけ有る

木が周りを囲む地形だから少し暗く感じる

そのお陰で余計に夜空の輝きは増す

ゴザを敷き寝転がり夜空だけを見るすると不思議な空間ができる

見上げた夜空に最高のイルミネーションが広がる

姉さんが一緒にと誘ってくれたけど「俺1人で夜空を独占したいから」ッと姉さんに言った

反対されると思ったが
少し間を起き・・・『解った』

その一言だけで理由も聞かず俺を見送ってくれた

姉さんなりに何かを感じ取っていたのかも知れない

俺は坂道を電動車椅子で上がって行った

学校からだと坂道もゆるやかだから電動車椅子でも20分ぐらいで到着する

俺は焦る事無く午前0時前にお気に入りの場所に到着!

車椅子を降りてゴザを敷き毛布を用意した

後はひとりゴザに寝転び夜空を眺めていた

彼女が・本物の望美なら・・・必ずここへ来る!!
俺はそう信じ待つと決めた!

だが制限時間は夜明けまで・・・・

もし伝わらないなら今度は
俺が止める!

2度と生き返る事が無いように!

コレ以上俺の放った言葉で望美と狭間っ子を縛り付けないように!

今夜ココに彼女が来なくても
全ての根元(コンゲン)で有る俺自身でケジメを付ける!!!

前世の記憶なんか必要無い!
人は今を生きるために生まれてきたはずだ!

俺の勝手で望美を縛り付け
そのために小さな天使を傷付けた

同じ時間を・何度も・何度も・繰り返し探し続けたふたりの為に俺がここで止める!!

止められないなら
悲劇はまだまだ続く・・・そんなバカげた連鎖は必要無い!!

姿を表した小さな天使は
望美に依存して願いを叶える選択を止めら無かった・・・・

全て俺の責任だ!!
俺の前に姿を表したのは

『望美を助けて!』っと泣いた狭間っ子の本心なのだろう

俺は自分の贖罪に値する罰を受け入れる覚悟を決めた!!

少しづつ星が動くそれは時間の流れを表す・・・・・

刻々と夜空の星が時間を刻む
凄く綺麗な夜空に見惚れ独り言

「望美、凄く綺麗な・・・・」

?『世界で1番・・・・・』

「・・・大きな・・・・・」

?『・・・・イルミネーション!!』

「・・の・ぞ・み・・・!!」

望美
『アキラ・見つけた!、・次の・デートの約束・・は・いつなの、私は・・・いつまで待てば・・・、幸せにして・くれるの!、アキラ!・約束・・・守って!!!!』

ゆっくり身体を起こすと
望美が俺の背中に抱きついてきた

小刻みに身体を震わせ必死で涙をこらえてる本当は・・・・

「泣きむし望美、やっぱ俺が居なきゃダメなのか?!」

望美『アキラの・バカ!!、ずっと・泣かない我慢・・したんだよ!!、アキラ以外の人の前で・泣かない・・・我慢いっぱい・・・・したんだよ!!』

「ゴメン!・・・でも良く頑張ったな、もう我慢は必要無い、いっぱい泣いて、いっぱい愚痴って、俺が1番好きな望美の笑顔をみせて・・・」

泣いてる望美を右側に座らせ二人一緒に毛布にくるまった

泣き続ける望美を強くギュッと抱き寄せた

言葉は必要無い
全ての答えは今ここに存在する

何も語らず望美が泣いている間夜空を見つめていた

世界で1番大きなイルミネーション

・・・・・星が動く・刻々と時間は流れる

少しだけ空が赤みがかる頃
ようやく望美の涙も収まり

ほんの少し顔を見せた朝日を眺めながら・・・・・

「望美、今の俺は、お前のお荷物に成るかも知れないけど」

その時望美が俺の言葉を遮った
『約束、守って!!』

「そうだよな、じゃあもう一度、望美・俺の事好き?」

望美を見て聞く
望美は瞳をキラキラさせ俺の大好きな笑顔で
『私は、アキラが大好き、アキラがいないなら・・・』

「望美その先の言葉は・・!」

望美『私一生幸せに成れない、だから約束守ってくれないなら、針100000本飲ますから!!』

俺は大笑いしながら
『俺の姫様には頭が下がる、幼稚ダ!!、けどそんな望美だから、俺は世界中の誰よりも望美が大好きなんだ!』(微笑)

望美『笑わないで!!、私怒ってるんだから!!!』

すっかり夜が明けた
「結局朝になったか、姉さん怒ってるだろな~、又ぶん殴られそうだな~~~(苦笑・汗)」

望美『アキラが悪いんでしょ、私を置いてきぼりにして1人で星見に行っちゃうから!!』

その時だった・・・車の止まる音が聞こえた??!

・・・・・・ここまで車?
入ってこれないハズだが??!

姉『アキラ!・望美ちゃん!、二人とも、いつまでココに居る気!!、花嫁花婿がいない結婚式にしたいわけ!!、時間無いんだよ!、早く式場に向かわなきゃマジヤバいよ!!』

えッ!!!!!!!!!!!
エ~~~けつこん??!!??

望美『香お姉さん!!、もうそんな時間?!』

姉『はいなッ!!、望美ちゃんの天然は許す、でッアキラはどうする!?、詫びるなら今しか無い!、瞬時に返事しろ!!』

「??えェ~~~~??!!』

姉『返事はそれか~~!!、今から結婚式取り止めだな!!』

香の拳がアキラの頭を直撃!!

望美『そんなの絶対嫌!、アキラが時間見てないから悪い!』

香の睨みと拳がブルブルともう一発来るような・・・・・・

「姉さん、今日??!」激痛!

姉『はあ~何!、テメエこのバカ弟がァ~~~(怒拳)、こんな大切な日にボケかましてんじゃないわ~~~(拳雨)、冗談言ってないで、早くしろ!!、バカ弟!!』

望美は片付けをしながらも
姉さんの怒鳴り声を聞き1人笑いが止まらず

俺は時空が動いたと感じた
これが小さな天使の贈り物なのだと確信した

━━━━━━━━━━━━━━━━━結婚式終了後━━━━━俺と望美は都心の賃貸マンションで暮らしていたが

半年後・姉さんと剛兄さんの間に男女の双子が生まれた

それを期に俺の両親が姉さん達と同居する事になり

俺達は両親から実家を譲り受けた
望美は専業主婦??!!

確か望美は医師のはずだったがそれも消えていた

俺は1人この不思議な状態を受け入れるしか無いのだと解釈したが

時空(とき)が変わり自然災害も消えていた

だが未だに俺の記憶は消えない
だからって誰かに話す事も出来ず

でも全て結果オーライだから
今の流れのまま未来へ進むと決めた

それから更に・・3年後・・・・・

俺と望美の間に小さな天使がやってきた
産まれた我が子は望美に似た男児

双子の甥と姪も可愛いいけど

やっぱり我が子は特別だ!!
可愛いいくてたまらない

初めて我が子を抱いた時??!
感じた・・・・・!

どうやら間違いではないようだ!

でも我が子は前世の記憶を持たない無垢な心の持ち主だと言う事は直ぐに納得できた

[狭間っ子お前なんだな]
小さな天使は望美に似た優しい笑顔の持ち主だ

狭間っ子が言っていた事を思いだした
[僕はまだ何者でもない]

あの小さな天使が選んだ未来は
俺と望美の天使としてこの世に生を受ける未来だった

俺は小さな天使のためにひとつの願い事をした

もし俺の罪が許されないとしても

望美と小さな天使だけは俺の罪とは関係無い・・だから・・

俺が人生の終焉をむかえても
❰未来永劫❱

二人の天使の笑顔だけは俺から奪わないでほしい・・・(笑)

これもやっぱり俺のワガママ?
だろうな(笑顔)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━〆

やっと終わった( ≧∀≦)ノ
この話しを最後まで読んでくれた方々へ感謝
ありがとうございました

さて・・・・・・次は??
ッんなモノは知らねえェ~~
疲れたァ~~~とりあえず!

ハッピーエンド・・・!!

だがッ~バッドエンドも書いてんだよな~~~どうすべかな~~~(*^ー^)ノ♪

載せるかどうかは未定~~~

では皆様またね~~~\(_ _)