神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

月下香 [月下美人]

2023-02-24 15:07:00 | 短長編小説
月下美人 (サボテン科、夏の夜、直径15センチほどの白色の香のよい花を咲かせる)

月下美人
夏の夜空の月の光をあびて
たった数時間だけ咲く花
神秘的ですよね

花はほんの数分だけ咲く
とても貴重な花だと聞いた覚えが有ります

ココから始まる物語
逢えない二人を始めます
ーーーーーーーーーー
彼女は貧しい家に産まれ
わずか12歳位で
大きな屋敷に下働きに行かされた

戦争が始まる少し前の話し

その屋敷には彼女と同じ位の年齢の大事な跡取り息子がいた
でも下働きの彼女が彼の存在を知るよしも無く

1番下で働く彼女が
大きな屋敷の誰かを知る事を許されるはずもなく

だがある晴れた日
その日は彼女の月に一度の休日
まだ幼さが残る彼女はひとり町へ出る事もでき

お屋敷のまだ行った事が無い場所へ
ひとり探検気分で進んで行った
それが二人の出会いとなる

庭のずっと奥に進むと
広い芝生が敷き詰められた場所に出た
そこに彼がいた彼女は彼が誰か知らず近づいて行く
少しづつ・そ~っと
その時だった
彼が人の気配に気付き振り向いた

お互い顔見合せビックリ
ふたりは見つめ合い沈黙

彼が口を開く「君は誰?」
彼女は「この屋敷で働いています」ッと答えた
不思議な事に二人は始めて会った気がしなかった

何故かお互いに懐かしいと思ってしまった?
互いに「何をしているの」と聞くことも無く
彼女は彼がしている事を何も言わず見ていた

いつしか時間(とき)がながれ庭に夕日が差し込む
結局二人の間には会話も無いまま・彼女は戻ろうとした時

彼が彼女に話し掛けた
「ねぇ君、僕の・・・この花が咲くまで世話をしてくれませんか?」
彼女は首をかしげた

彼は沢山の花の種を
植木鉢に植えていたのに
何故ソノ花だけをを育てて下さいと言ったのか?

彼女は彼からの突然のお願いに何故私に?!と言う思いで彼を見た

彼は彼女に話しを続けた
「僕は病気で、明日から病院へ入院する事に成ったんだ、他の花は水をまくだけで良いんだけど、この花はとてもデリケートで手入れが難しいから・・・君にお願いできないかな?

「この花は不思議な花で、夏の真夜中の満月の日に、たった一度だけ花が咲くんだ・・・、だから君が世話をしてくれると安心して入院できる・・・」

「この花は日のあたる昼間に外にだしてはダメなんだ、だから君にお願いしたい?」
娘はそれを聞いて花を預かる事にした

彼はありがとの言葉と
「この花が咲く時、君が僕を思い出してくれるならもう一度・・・・」

彼女は花の事は何も知らないけど
彼の事はなぜか以前どこかで・・・
それが知りたくて彼のお願いを引き受けた

月日が流れ世の中は戦争と言う名目で人と人の傷つけ合いが始まった

彼女が働いていたお屋敷は軍人達に占領され
奉公人は男を残し何も与えられず全員里に返された

自分の所有物さえ返してもらえず
彼女も他の女性と同様に田舎へ帰る事に成ってしまった

それでも彼女はただひとつ
あの時の植木鉢だけはこっそり持ち出していた

それから戦争は終わり長い月日が流れたが植木鉢にはまだ花の蕾は生まれない

一度会っただけの彼にいつしか小さな植木鉢を通し
彼女は彼に愛しさを感じていた

そんなある朝の事
小さな植木鉢に蕾を見つけた
彼女は嬉しくて涙が一粒小さな蕾に落ちた

小さな蕾は月に誘われ日に日に大きく成長していった
彼女はソレを見て毎夜真夜中に月に向かい祈りを捧げた

もう一度彼に逢いたい

それから何日の月日が経ったろうかこの夏1番綺麗な満月の夜

月の女神が彼女の願いを聞きとどけてくれたかの様に
綺麗な月の光に反応するかの如くゆっくりと花が咲いた

その時彼女は花の光に誘われる様に遠くに人影を見つけた

もう何十年待ち続けただろうか
彼女はその人影に涙を流しながら歩み寄った

するとその人影は
「待たせたね、君に会いたかった」と一言彼女に声をかけた

その瞬間まばゆい光の中に包まれたふたりは光と共にゆっくりと消えていった・・・

その後彼女を見た者は誰も居なかった・・・

不思議な花・月下美人・
その花は何年かに1度だけ
真夜中の輝く満月に誘われて
花が咲く〆


難しく考え無くても・良いじゃんか!!

2023-02-20 23:39:00 | メッセージ
ヒトがイキルと書いて人生
そんなの誰でも知ってるよね!

人生には沢山の出来事が有る
皆平凡に生きている訳ではない

人は幾度と無く挫折して転ぶ
みんなッ一緒なんだよね~~~

誰ひとりとして
転んだ事無い人は絶対いない
・・・・・・はず!!

沢山間違い
そのたびに膝を曲げ挫折する
何度も繰り返せば自信喪失

それでも諦めず立ち上がり
また始めから~でも良いんだよ!!

生きるその先を見る為に
少しの休憩!

誰かが言った
[人は転んだから後悔するのでは無く、立ち上がって次へ向かう為に反省する]

立ち上がらなければ先へ進め無いからみんな同じなんだ!!

転んだ事が無い人は絶対いないから必要な言葉が有る
・・・休憩・する!

転んだら立ち上がれば良い
ひとりでは無理なら
誰かの手を求めれば良い

素直に願えば必ず誰かが
手を差し出してくれる

そう信じて
勇気だして胸はって立ち上がってください!

いつかの誰かに
教えてあげたかった・・・・

生き方は
ひとつじゃ無かった・とッ!!

だから難しく考えるの止めれば!!

ソコの誰かさん〜笑顔も有りだよ〜〆


普通が1番難しい~:~~:~~~

2023-02-16 10:35:00 | メッセージ
あなたの隣に居るだれかが語る
「今が 一番の・幸せじゃないと・思えたら良いのにね」

凄く贅沢で欲張りな言葉 
でも私この言葉が好きでです

ソノ言葉の意味は二つに分かれますけどね 

ひとりの人は現時点で幸せだけど
もっもっと沢山の幸せを望み
アノ言葉を使う

今を一番にしたらこの先の幸せは無く成る可能性を意味する言葉だから

贅沢でもね 
何かを得てなお次を求む

それでも可能性が有るなら
良いのかな~って思いますけどね
ソノ人物がひとりで全てを
成し遂げたのなら
それはソノ人のモノだから!!

悲しみがあり幸せがある 
ならその人の幸せは自身の心の中にしか存在しないって事かな??
随分自己欲が強い人ですね!

なぜかな?
昔から人は幸せと不幸せ
は半分づつ持つと言われています 
何故だと思います??
 
解るよね!!多分!!
不幸のどん底に居る人が
産まれたばかりの赤ん坊を抱いた時

どんなに辛くても赤ん坊の笑顔には勝てませんよ!

その瞬間だけは確実に自分の不幸を忘れるはずだと私は思います

赤ん坊は
両方の手ぎゅ~っと握りしめて産まれてくるんです 

片方に幸せ・・・もう片方には不幸せ!!・・・・??!
違いますから!!!!

もう片方にはこれから歩いて行く普通の未来です

言葉だけなら簡単なんですが
でもそれか1番難しい事なんだよ!!

生きる世界には全てが有るから
悲しみや苦しみ・悔しくて泣く事だってあります

私の1番嫌いな逃げるって事もね
勿論震災等々は含まれていませんから!!

その中に不幸せも当然有りますが
幸せだって有るんですよ!!

だったら何故片方の手に幸せが握り閉められて居るのか
簡単な話しなんだけど~~~

問題で~~~~~す

だから自分で考えて下さい
私は悪霊で意地悪ですから!(^-^)

そう言う事で
私はあの言葉が好きなんです
[今が1番の幸せじゃ無いと、思えたら良いのにね]

長い人生
幸せと不幸せは
平均を保ちながら共存出来たら
良いのにね!!

ソレを感じられるなら
あなたはあなたらしく世の中で1番の普通の幸せを手に入れてよね!!

コノ世の中で1番難しいのは
普通なんですよ

[皆やってるから普通じゃんか]
勿論ご存知でしょうが
このような意味ではございませんからね~~~~~~

でもコレも有りか?
不良ばーちゃんに持ってこんか~い
なんてね~~~(笑顔)

解らない人に教えてあげても良いけど高いよ~~~(^。^)y-~

ただより怖いモノは無い(笑)

ではまたね(^-^)〆


夕凪の如く

2023-02-13 09:36:21 | 短長編小説
心のざわつき波間を漂う漂流物
静けさは失われ波の音が苦痛を与える
繰り返し繰り返し
与えられる苦痛にもがく

向かう場所は定まらず
生きた場所だけ脳裏に浮かぶ
限り有る命の中で
生きる時間も変わってく

人生の闇に流されて
暗闇を漂うは時間の無駄遣い
行(生)き道見えれば
何を犠牲に生き進む?!

タダほど怖いモノは無し
人ほど強欲な生き物も無し
見つけたい思いが強いなら
何を犠牲に突き進む?

行き(生)場所解らず
ただ波間に漂う白波見つめ
ぼんやり遠くに目をやれば
幻の如く浮かぶは・・・蜃気楼?

一本の線が道を示す
目的が見えれば飛び込むか?
代償は・・・過大!?

僅かに残された炎(命)は
今を生きる為に使えと強い力に押し戻される

瞬時に波(闇)が時を止る
自分の中のタメライ・かッ!
静かに芽を出す瞬間に
無駄にするな時が叫ぶ

それはまるで夕凪の如く
風は海から陸へと押し寄せ
止まった時間が動きだす

風の怒りは瞳を閉ざす
時は見開けと背中を押す
瞼をゆっくり開いて気付く

瞳の中には命が有る
波(闇)に身を委ねるのではなく未来を見ろと耳に届く

いつの間にか遠く漂うモノは消え
夕凪は夕日を連れて海のうねりを白波が隠す

朱色に染まる波がささやく
優しい子守唄を奏でながら
今より未来へ紡いでく

明日にはもう違う何かが見え隠れ
なら何から探しませうか?
全てはアナタが決めるコト〆


命の時計 [お話し]

2023-02-09 05:05:00 | 短長編小説
どこかの国の小さな村
小さ過ぎて地図にものらない

そんな村で
毎年大晦日に行う行事が有る

でもねソノ行事の意味を
子供達は何も知らない

学校も休みに入り
大晦日まで後何日も無い・・・

・・・そんな有る朝の事だった!

窓から外を見れば
昨夜から降り続く雪

家の中に居るふたりは(親子)
窓に目を向けながら
他愛ない話しをしていた
「夜に成れば、銀世界に成るのかしらね、綺麗でしょうね」母が言う

するとその言葉に娘は
「そうだね、アノ子はそんな綺麗な情景を見ながら、天に召されるんだね・・・・」
母と娘が涙を流す?!

『アノ子ッて誰?、ねえ!お母さん、お姉さん!、アノ子ッて誰?、天に召されるって?、ねぇ?誰か死んだの!、ねぇねぇ!お母さんお姉さん・・・どうして泣いてるの!』

・・・・・・・・??!!

『ふたりとも変だよ、意味解んない、僕ならココに居るよ、朝から何言ってるの、ソレより僕お腹すいた!朝食まだ!!』

少年は首をかしげ
二人の行動と家の中をクルリと見渡した?!

・・・変だ!!変だよ!!
絶対変だよ!?!?

僕のイスが無い?!
僕の家なのに僕だけが居ない

昨日まで用意されていた
僕の椅子に朝食

テーブルクロスは?
先日お母さんと出掛けた時
僕が良いって言った物に
買い換えたはず!
・・・なぜ・・違うの!?

『お母さん!!、お姉さん!?、何が有ったの?!、二人とも僕の声聞こえないの!!??」』

少年は放心状態になりその場に座り込んだ

その村には昔から年末の行事として大晦日の夜に広場に集まりその年1年間時を進めた時計を燃やし
新年に新たな時計のネジを巻く

ソレがコノ村で昔から行われる不思議な行事だ!

ソノ年の年末も毎年の行事が始まった
街の広場に薪が集められ火がつけられ午前零時に成る30分前を待つ為に村人達が次々に集まりだした

大晦日の午後11時30分に成り村人達はひとり又ひとりと
自分の時計を炎の中へ投げ入れた

全員の時計が投げ入れられると
時計が燃え火柱が上がり
炎は空を目指す

その火は全ての時計を朝までかけて燃えつくす

最後のひとつまで跡形もなく燃え尽きたら

広場で毎年行われている行事が終わり・・・新年を迎え村人達ひとりひとりに新たな時計が手渡される

そして村人は午前零時に成り新たな時計のネジを巻く

ある年の事ひとりの少年が
お気に入りの時計を燃やすのが嫌で隠してしまった・・・

時が経ち大晦日
村人が時計を持って広場に集まる

村の偉い人が時計の数を数えると何度数えても
新たな時計がひとつ余る・・・

村人は大慌て!!
全員で最後のひとつの時計を探す・・・がッ見つからない

子供が時計を隠した・・・から・・・・・

とうとう真夜中午前0時近く
仕方なく村の偉い人が
新しい時計だけを炎の中に投げ入れた

長老は呟く
「可哀想に、あの子は天に行けないだろな・・・」
時計が燃えて天高々く炎の火柱が上がる

村人達はまるで送り火の様に
炎の周りで天へ向かう火柱に祈りを捧げていた

毎年この行いをするが
子供達は何の意味が有るのか知らない・・・・・

時計が何を意味するのか
知らない・・・・・

つぎの朝時計を隠した少年が目覚めた・・・・・

様子が違う事に気付く
いつもと違う家の中・・・
両親と姉兄が新年のお祈りをして
朝食を食べようとしていた

だがそこにあるはずの自分の朝食が用意されておらず

少年が家族に声をかけるが
誰も少年に気付く気配はない

少年はパジャマ姿のまま外に飛び出した

村人は誰ひとり少年に気付く様子が無い!!

気が付くと少年は広場の
昨夜時計を燃やした場所に立っていた

そこへ少年と1番の仲良しの子供がやって来た
そしてまだ燃え尽きていない火の中に花を投げ入れた

少年の友達は炎に向かって
「〇〇くんの時計が見つからなかったってお母さんが言ってたよ、古い時計と新しい時計を一緒に炎の中に入れる事が出来ないなら天に登れ無いってお母さんに聞いたよ、でもお願いだから迷子にならずに天国にいってよね」

その言葉で少年は気付いた
自分は去年の夏・・・

川で溺れて・・・思い出した

時計を隠したのは
川へ行く前少年は時計の隠した場所へ行くが

自分には時計を手に取る事は出来ず
少年はそこで始めて自分の愚かさに気付く

時すでに遅し
少年は永遠に誰も居ない世界を・・・ひとり・さ迷う事しか出来なく成ってしまった・・・

ーーーーーーーーー〆

その後の事は何も知らない
ただね昔からの風習には
何か知ら意味がある


じやあね~👋👋👋
(時を止めたのは?)〆