神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

少女は言った(終章)

2018-09-27 20:48:00 | 短長編小説
~~~続き~~~

不思議な村に現れた
ひとりの子供

村人のひとりが
その子供には
私が見えていないのではないかと気付いてしまった

私には見えるのに
なぜ子供には私の姿が見えないのか?

彼は考えた

それなら
この子供にはこの村がどの様に写って居るのか?

道や家屋は山や海は
道に転がる小石や草木は?

いったいこの子供は何を見て
何を探しているのか・・・

彼は・・・

岩場の少女と子供を掛け合わせていた

不思議な少女と不思議な子供

彼はぼんやりしながら歩きだす
気付ば浜辺に腰を下ろし
夕陽が沈むのを眺めていた

いったいどれ程の時間(とき)が流れたのか・・・

真っ暗な浜辺には波の音が優しく響き

空に目をやれば星は無く

ただぼんやりとした満月が
彼を哀れみ見つめている様に見えた

するとどこからか誰かの名を呼ぶ村人の声が聞こえた

だが彼は振り返る事はしなかった

彼が振り返らなかった理由は
呼ばれている名は
自分の名ではなかったから

それに気付いた時
月が輝き岩場の少女があの子供を連れて海の上に現れた

少女と子供は海上を彼に向かい歩いてくる

彼はその姿に驚く事は無く
ただ早く少女の側に寄り添う子供を抱きしめたいと願った

でも彼は自分から子供に向かい走りよる事は出来ない

村人のひとりだった彼
全ての記憶を無くした彼

・・・あの子供が気になり
声をかけた

そして・・・記憶が少しずつ甦りつつある

少女と子供が自分に向かってくる一歩一歩が

彼の無くした記憶に成る

そして・・・最後の一歩

少女は言った
「あなたには、この子供が誰か解りますか、もし解るなら選んで下さい、あなたかこの子供か、あなたの選ぶ名は・・・何?」

・・・彼は迷わず答えた名は

我が子の名・・・だった

すると少女は優しい笑みをうかべ
「それがあなたの答え・・・」

その瞬間彼は・・・炎上するか車の中から我が子が道路に転がる姿を見た

彼は優しい微笑みをうかべ
静かに目を閉じた


海辺の近く
岸壁の下にある岩場には

時々不思議な少女が現れる

その少女がどの様にして
あの岩場に腰をかけているのか村人達は誰も知らない

村人達に解るのは
誰が言いだしたのかは知らないが

少女が現れるのは悪い事が起こる前触れだと言う事だけ

その村が何処に在るのか
・・・誰も知らない

不思議な村・・・・・〆

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これを読んで頂きありがとうございます

終話どうでしょう
皆様が想像していた通りでしたなら楽しくなかったかもね~~~(((^^;)

ではまたね~(*^^*)

たったひとつの夢のために[3]

2018-09-26 11:56:00 | 短長編小説
(そんなコンナで、俺は望美と言う女に連れられ、弁護士事務所に居る?)


[事務所受付]

「あのー○○先生に会いたいんですけど・・・」

『どちら様でしょうか、お名前をお願いします』

「私は1週間前に先生に電話連絡をした、○○望美です」

(・・・連絡って?、コイツ何者だ!!)

『ああ!望美ちゃん!随分大きく成ったわね、おばさんの事覚えてる?』

「あッ!○○先生のお嫁さん!」

えっ!・・・普通そんな呼び方しないだろ!!

「え~なんで?、私がおば様に会ったのは、先生の結婚式だったのよ」

いやッ!それでもだな!

『かまいませんよ、望美ちゃんに会ったのは、それが最初で最後だったしね、あの頃は確か望美ちゃんが5才ぐらいだったかしらね(笑顔)、だから覚えていてくれて、とても嬉しいわ』

はァ~~~そう言うものですか?
(望美は俺を見て笑った、そして俺達は応接室へ)

『ところで望美ちゃん、彼はボーイフレンドかしら?』

「はい!」

(え~さっき会ったばかりだろが!、何なんだコイツ!)

おいお前!
「望美!」

望美!
俺がいつお前のボーイフレンドに成った!!

「さっき、コノビルの下で」

俺の記憶がただしければ
ほんの少し前に会ったばかりだやよな!

それなのに何で俺がお前のボーイフレンドなんだ!

説明たのむは!!

望美!!
説明は!

「別に無い!」

えェ~~何言ってんだ
と聞いてるんですが

望美!!!!説明!

「だから・無い!、何となくアキラと一緒にいたくなったから・私ね解らないんだ、だからココに来たの、弁護士の先生なら何か解るかもって思ったから」

ソレ俺に対する答えになって無いのはよーく解った!!

お前マジ訳わかんないヤツだな・・

「うん(笑顔)よく言われる」

はーァ・・・まあいいか・・・
ココまで来た俺も俺だしな
ソレに弁護士って会った事もないし

社会見学ってね・・・

「アキラありがとう(笑顔)」

(名前呼び捨て、やけに馴れ馴れしい言葉使い、本当コイツ何者なんだ?)


(目の前にお茶とケーキを並べられ少し時間をおいて、弁護士が入って来た)

弁護士
『望美ちゃん本当に大きくなったね、何歳になったのかな?』

「お久しぶりです先生、15才になりました」

『15才か、中学3年生だね』

「はい」

『私に聞きたい事って、あの事件の事だよね、友達に集団で殴られ亡くなった、出た判決は、主犯格の青年含む4人は少年刑務所、幼なじみの青年は更生院』

「はいそうです!、どうしても納得出来ないから、なぜ殺されたのか、幼なじみが悪い人達と一緒に居たから、ソレを止めさせる為にソノ人達の所へ行った、ただソレだけなのに殺された!!」

『そうだね、それだけで納得できるはずも無いね』

「どうして・・・兄は死んだの!!!!」

(えっ!俺・何のんきな事考えていたんだ、コレじゃ俺ただのバカだ!、望美の笑顔の中には、俺には計り知れない悲しみが隠されていたのだ、驚きよりソノ笑顔が悲しく思えた、望美が俺の手を取りココに連れて来た意味が解ったから、望美は弁護士に質問しながらも、震える手が俺の手を掴み離さなかった・・・俺はソノ手をギュッと握った)

(言葉は必要ない、今の望美に必要なのは・・・)

望美・俺が居るからもう泣いて良いから・・・

(俺のソノ言葉で・望美は俺にしがみつき大声で泣いた)

・・・・・・涙ってこんなに・・沢山・・・有るんだね・・・

(望美は泣きながらそう呟いた、俺は・おそらく望美は、今日まで1度も泣けなかったのだろうと思った)

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町中で偶然見つけた女の子
笑顔がすごく可愛いくて

俺は生まれて初めて恋をした・・・

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ではまたね~~~👋👋👋


たったひとつの夢のために[2]

2018-09-25 13:42:00 | 短長編小説
俺が初めてアイツに会ったのは寒い冬の日だった

何をするでもなく
何か求めるのでもなく

ただ窮屈な家に耐えられなくて

町中をブラブラ・・・

そんな時だった
何も写さなくなった俺の眼に
アイツだけがはっきり見えた

いかにも・・・良いトコの何も知らないお嬢様

ああいうの引っ掛けて
連れ込んでやっちまう・・・

悪く無い!
格好の餌食

スマホ片手に・・・ドコへ行くつもりなんだか?

オマエ狙われてるぞ!

なんて事を教える義理もなし

どうやら狙ってるのは俺だけじや無さそうだ!

あ~あッ
思ってる側から早速引っ掛かった

ドコの誰か知らねえが
ソレ俺の獲物!

勝手に声かけてんじゃねえよ~ってね!

俺はその場へ歩み寄る
やっぱり危険人物ソノ2だな

ソノ1は勿論・俺!

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(ソノ2がアイツの腕を掴もうとした瞬間、俺が反対側の腕を引き寄せ間に入る、するとアイツは俺を見て?)

「お兄ちゃんドコに居たの?、勝手に迷子にならないでよね!」

えッ!
(コイツ俺よりウワテか?)

あッああ悪かったな
(その場の会話に合わす俺?)

『へー兄貴なの、ひとりかと思ったから声かけたんだけどね、兄貴が一緒なら仕方ないか、じゃまたなお嬢さん』

(そう言ってソノ2は素直に立ち去った)

・・・・俺には妹はいないんだけど!

いつ俺がお前の兄貴に成ったんだ?

「私の腕を掴んだ時」

はあ~お前はいつもそうやって兄貴を増やしてるのか?

「お兄さんなら家にふたり居るよ」

じゃあなぜ初対面の俺が
お前の兄貴になりゃなきゃいけないのか釈明を頼むわ!
(アイツはまっすぐ俺を見て即答)

「男前だったから」

あッ・・・
(その時の笑顔を見て巻かすつもりが巻かれた、要するに俺の完敗、一目惚れ、そんな事は絶対言わない、だから俺は話しを反らした)

ドコへ行くつもりなんだ?
(スマホに指先し)

「ココ、この辺のはずなんだけどわかんなくなっちゃて」

つまり迷子に成ったのは
俺じゃなくてお前って事で良いんだな!

「多分そうみたい!(笑)」

ドコの誰とも知らない男に
なんでお前は笑顔で答えてんだ!

「望美」
えッ!

「私はお前じゃなくて、のぞみ!解った!」

俺はお前の名前なんか聞いて無い!

「あなたの名前は?」

だからッ・・・
だめだソノ(笑顔)

アレダ!

「アレじゃ解らない!、早く教えて!」

ア・・・

「あ?、そんな名前ないよ!」

ア・キラ・・・
(俺は望美と名乗るこの少女に惚れた、一目惚れなんて信じていなかったのに)

「アキラね、よろしく」
(また笑顔)

よッよろしく
(何故か頭を下げる俺)

(とにかく今は何をすべきか?!考えが思考に追い付かず、成すがままに)

「アキラ、私ねココへ行きたいの!」

ココって?!
(望美がスマホを差し出す)

「ねえ解る?、この辺なんだよね~、変だな~」

別に変でも何でも無い
ココで合ってるよ

「でもドコにも無いみたいだよ!」

目の前見て少しずつ上に顔上げれば

俺には看板がデカでかとはっきり見えるけど

「・・・あッ!有った!!、アキラ早く教えてよ!、時間勿体ないから早く行こう」

(なぜか俺は望美に手を引っ張られ一緒に行く事に成った・・・その場所は・・・)

弁護士事務所!!
(って俺何やってんだ?)

━━━━━━━━━━━━━

アキラの困惑はともかく

これが二人の出会いであるのは確かな事である


続く~~~



ではまたね~(^-^)/



たったひとつの夢のために[1]

2018-09-25 03:31:39 | 短長編小説
俺は・・・・・
生まれてから夢と言うモノに
思いを閉じ込めた事はない!
だが今はスガリ・たい・

後もう少しで良い
少しで良いんだ・・・

アイツ泣き虫でさ
俺がいなきゃスグ迷子に成るから

せめてアイツが迷子に成らない様に・・・・・

それまで・で・いいから・も少し・・・そばにいてやんなきゃ

それだけでいいから

それ叶えたら・・・いつでもソコへ行くから・・・だから・・・なッ!

解るだろ!!!!

それまで勘弁シテクレ!!

→→→→→→→→→→→→→→→→→
アキラ見つけた~~~(*^^*)

遅い!

「そんな事ないよ、だってホラ!3時半だよ、走って来たよ」

そうかー俺の時計は今・・・4時半だけどな!

「えッ!ウソ!?、だって・・・(スマホ見て)えッ!えェ~~~、何で?、コノ腕時計壊れてる?!」
(;゜゜)

壊れてる~じゃなくて
ただの電池切れだろ
いちいちそんな事ぐらいで騒ぐな!!

周りにジロジロ見られてるから行くぞ!
(俺はいつもの様に、コイツの手を握り足早にその場を離れた)

「アキラ早いよ、ゆっくり歩いて」

(その言葉で、歩みを普通に戻した)

「アキラ、今日はドコ行くんだっけ?」

また忘れてる・・・
(本当・こんなで、コイツひとりで大丈夫なのか?、俺の心配の種、それでも俺に向ける笑顔が大好きで、何でも許せる自分が情けなく思える)

「ねえ!アキラどうかした?」

どうもしない・・・ただ映画の始まりの時間はとっくに過ぎてる!

次が始まるまで何して過ごすか考え中

「そっかァ~そうなんだ~時間待ち、アキラ間違えたなら仕方ないよ、気にしない・気にしない間違いは誰にでも有る、アキラだけじゃないよ、だからそんなに落ち込まなくても良いよ、私なら大丈夫だから、今日は許してあげる、元気出して行こう~~~!!!」

えッ!!!!チョイ待ち
・・・俺じゃねえだろ!!

「えッ・・・何が???!!」

オマエが~~~って凹??👀??

・・・・・・!
(俺の話し全然聞いてない、しかもカフェの入口!)

「何?」

・・・何でもないケーキでも食べるか?

「うん💕」(*^^*)

(満面の笑み許せる自分凹む)

━━━━━━━━━━━━━


ずっと見ていたい

だから一度位願ってみるか・・・

後もう少しだけ夢を

代償は俺の・・・い○ち

悪くない取引だろ・・・悪く・・ない・・・・だろ


━━━━━━━━━━━━━


ではまたね~(^-^)/

あなた以外いらない

2018-09-18 04:38:35 | 短長編小説
ここからでもダメか?

教えて
あなたが求めるモノを

手を差しのべて
何度も捕まえようとしたのに

この手があなたにとどく事はない

こんなに近くに居るのに
遠すぎる

心が引き裂かれそうに
苦しい

誰よりも1番近くに居るのに
伝える事も許されない

その手に触れて
今すぐ鎖で縛りつけたい

こんな風にあなたを見ていると知られれば
もう2度とあなたの側には居られない

思いが加速して
心が砕ける音が止まない

後どれぐらい
平常心を保つ事ができるのか

もう・・・ダメだ

頼むから消えてくれ!

どうか正気を保っていられる間に・・・逃げてくれ!

心が思いが狂喜となる
だから早く・・・消えろ!!

早く!!

これ以上俺を狂わすな!!

もうすぐ俺の理性が紐解かれる

俺の前から消えろ!!
ダメなんだよ
この思いは・・・

恋や愛じゃ言い表せない
未来永劫・・・

この世の全ての生き物を
皆殺しにしてもいい

ゴメン・・・もう遅い・かな

俺の心か潰れる
狂ってる

早く・・・逃・げろ!

・・・・・・・・〆

またね