神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

からす[6話]

2017-06-23 17:53:25 | 短長編小説
主任は湖を眺める、
他の人達は、主任の居る周りで賑やかに笑ってる、

何かが狂ってる、でも何が?が、
出てこない、

思い出そうとすれば、
頭の中に真っ白な光景が浮かび出て邪魔をする、

湖を眺め一瞬時間が止まったような感覚がよぎる、

次の瞬間、
皆はテラスのテーブルに腰掛け、
目の前に並ぶ料理を食してる、

主任がテラスから湖の方へ目を向けると、
湖の向こうの山に夕日が沈みかけている、
真っ赤に輝く太陽は湖に赤い光を放つ、
その時、
湖は赤い太陽でまるで血の湖に見えた、

主任は、
それを見て我に帰る、

どうなっている、さっきまで太陽は真上に有った、
なぜ夕日に変わっているのか?、

理解不能、

考える間も無く、次の瞬間、
自分はベッドの中に横たわり、
天井を見つめていた、

何かを考える間もない、

時間が止まり、
時間が戻り、
時間が進む、

瞬時に変わる記憶が無い、

自分が、次はドコへ向かうのか?

とにかく思い出さなければ、

途切れた記憶を、繋ぎ合わせなければ、
最後は自分が消えるかも…、

怖さを押さえ、
もう一度初めから記憶を探る、

最初に…いや…
違う、
何か大切な事が抜け落ちている、

そこから…
ドコだ!?
それを思い出さなければ、

時間の螺旋に閉じ込められる…?

時間の螺旋?

この空間に時間が存在するのか?

まるで誰かが時間を操っている様な、
ここには…時間そのものが存在しない、

誰かが行きたい時間に時計を合わせ、そこへ向かう

だから時間が存在しない、

誰が…奴か?今ドコだ!?

奴が時間を…
どうやって、

バカな、人が時間を操る等…あり得ない、

なら今起こっている現象は、
夢か…?

「……現実だ!!」頭の中に誰かの声が入って来た
「全て現実だ!!、現実を否定しているのは………お前だ!!」

だ・誰だー!!
主任は大声で叫んだ、

だが部屋の中どころか、
家全体が静かだ、人の気配は無い

まるで…無…だ

嫌だ!!
俺は……!?…?
何…?

主任はそのまま、深い眠りに落ちていく

………危ない!?
バン!!キー!!!!、死ねば良い…
こんなクダラナイ世の中に生きる者達…皆…死ね!!

そうだ!!叫べ叫べ叫べ、
アハハハ!!
叫べグズども!!

俺は、お前達とは違う!!
真面目に働いた、なのに…アイツ等は何も解っていない、

だから決めた、
皆・道連れだ!!

死ねー!!!!!!!!

ーーーーーーーーーーーーーー

・・・・続く→→→

からす[5話]

2017-06-23 17:45:56 | 短長編小説
ひとりの青年の、ワガママから始まった、
地図に無い村の中に有る、
一軒家への引っ越し、

話の中の、
登場人物は、

引っ越しを望む青年、

引っ越し先を紹介した不動産屋、

引っ越しの荷物を運ぶ三人の、
引っ越し業者、

合わせて五人、

地図に無い、
五人がたどり着いた場所、

山の中にある、
こじんまりとした、古い洋館、

山に囲まれたその場所には、
家の敷地内から見える、
大きな湖が存在する、

その場所は、
青々とした緑の木々に囲まれ自然がいっぱい、

道案内をした、
不動産屋以外は、
それらの光景を見て感動した、

湖は太陽の光を浴び光輝く、
水は透明で、
湖のずっと底まで見える、

ただ、
その中のひとり、引っ越し業者の主任だけは、

この場所への思いが違っていた、

たしかに、
全てにおいて非は無いこの場所、

だがどうしても、心の何処かに、
違和感と大切な何かが欠けている、

それが、
消えない、

自分達の本来の目的から、
ズレている様な、
自分達は、
荷物を運ぶ、
引っ越し業者、
……何か変?

引っ越し業者の部下の二人は、
何故か此処に住む話をしている、

業者として、
荷物を届けただけのはずが?、

話は業者主任を無視して、

明日からの毎日の過ごし方に変わっている、

後もうひとつ、
業者主任が、
何かを思い出そうとすると、

不思議な事に、
業者主任の頭の中の記憶が消える、

当事者本人も、
気づいて居ない?、でも、確かに何かが、おかしいと言う事には気づいているようだ、


続きはここから

湖のほとり、
三人の若者達が立ち並び、

綺麗な湖を見て、今日はこの後何から始めるか相談中、
少し離れた所で、その様子を見ていた、
業者主任、

…この後?、
引っ越し荷物を運び入れる…だろ…

後?、
何がある、
何をする…?、

我々の目的って…確か……何?、

又何かが頭の中で弾いた、

何?、
頭の中に訳の解らない、
違和感を感じる…?、

だが…少しづつ確実に、
何かが消える、

業者主任は、
はっ!?と思い、
振り向く、

直ぐ後ろに、
不動産屋が立っていた、

……あれ!?
この人さっきはもっと後ろの………そう確か車の側に……!?…車?、

そう……車なんか無い…初めか…ら?…な…い!?、

何が無い…?、

いいや…ちがっ…う…だろ、
だって…自分た…ち…は……、

頭の中で言葉を遮る、

業者主任は、
湖の側に居る、
自分の部下に話をする為に、
駆け出した、

主任「おっおい、お前達、いつまでも何をしている、早くしご…と…」
部下のひとりが、「どうかしましたか?、部屋割りも終わった事ですし、今日の食事、この湖で魚でも釣るって、どうですかね?」、

全てが…違う?
何かが変、

主任「何を言ってる、我々はココへ……?」、

部下「本当にいい所ですね、家の直ぐ前が湖って、最高ですよ」、

(主任)……家って…もっと後ろ…、だろ…、

振り向くと……家がソコに在る、

解らない、
なぜ!?、
皆…何かが違う、

いつの間にか
家のウッドデッキに繋がる、
小さな階段に腰を掛けていた、
不動産屋は、
ただこちらをじっと見ている

業者主任が首をかしげて、
何かを思いだそうとしていたが、

不動産屋は…小声で、
後少しと呟いていた、

業者主任は、
不動産屋の口元が動く様を見て、

彼が呟いている様に、
見覚えが有る事を思いだす、

確か、
あの時も…あの時…あの時……いつだ??…いつ……??、
何かが消える前に……メモに…、

忘れたく無い…

ーーーーーーーーーーーーーー


ここで次へ、
続きはどうなるかな?
・・・・・つづく