acco ZONE

コトバにしなきゃ伝わらないこともある
コトバにしなくても伝わることもある
accosのつらつら日記

【映画】No One Killed Jessica

2011年01月31日 | 映画
2011年 INDIA (Hindi)
監督 Raj Kumar Gupta

★★★★☆


実話に基づく作品


1999年
あるバーで開かれていたパーティーで
当時モデルだったJessicaが銃で撃たれた


犯人として逮捕されたのは3人の若者
彼らは政治家の息子たちだった


300名にも上る参考人がいたにも関わらず
警察に証言したのはごく数名



Jessicaの姉のSabrinaを中心に裁判で争うことになったが
当初は目撃したと証言していた者たちにも裏切られてしまう


すでに政治家の手が回っていたのです


そして
第一審は敗訴に



長年にわたり裁判で争い
頼りにしていた人々にも裏切られ
Jessicaの家族は深い傷を負う



しかし
その敗訴を知ったテレビレポーターのMeeraが事件を取り上げ
徐々に事実が明らかにされていく



たった一杯のお酒のために殺されてしまったJessica
彼女のために民衆が立ち上がる






以前観た『それでもボクはやっていない』でもそうだけど

裁判で真実が明らかになるとは限らない
真実は真実でしかないはずなのに…



『真実は起こってしまった瞬間に人の幻想になる』


何かの本に書いてあった



確かなものだと信じていても
それが確かかどうかわからない

正しいと信じていても
それが本当に正しいかどうかわからない



相変わらず
そんな答えの出ない問いにはまってしまった
私なのでした


テレビレポーター役の女優(Rani Mukherjee)が好きです
音楽もかっこよかった




『インド映画といえばダンスシーンだ』
と思い浮かべる人も多いかもしれないけど
最近ではこの作品のようにダンスシーンのない社会派の作品も
チラホラ見られるようになってきました

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カゾクノキズナ

2011年01月28日 | 

学生の親戚の結婚式に招待してもらいました
Bangaloreからバスで8時間ほどのTrichyへ

授業が終わってそのまま夜行バスに乗り込み
次の授業に間に合うように早朝に戻るというややハードなスケジュールだったけど
インドの習慣を知ることができる貴重な機会だし
授業を休まなくて済むということもあって
喜んで出席させてもらいました


いくつか結婚式に招待してもらったけど
しきたりが家族によって全く違うので
毎回違った発見があります

2011Trichy


新郎新婦のお父さんがどちらも
Trichyで有名なお寺Srirangamに勤めてるということもあって
たくさんの僧侶とお客さんがお祝いに駆けつけてました




結婚式の前夜に披露宴が行われ
映画でも歌っているちょっと有名な歌手がライブをやってました

新郎の弟さんもノリノリで歌を披露してて
会場は大盛り上がり!



新郎も写真撮影そっちのけで
ステージで踊りまくり

私の好きなタミル映画の曲も歌っててかなりテンション上がりました




次の日は
早朝から結婚式

涙あり笑いありのプログラムで楽しかったです


新婦がお父さんの膝の上に座って
お父さんが新郎に手渡すっていう場面があったんだけど
大切に大切に娘を育ててきたご両親の涙を見て
私もつい涙ぐんでしまいました




優しくて陽気そうなご主人と
愛嬌があってかわいらしい奥さん



お幸せに




家族を大切にするインドの人たち
嫁いだ先の親戚の多さもハンパじゃない


招待してくれた学生は
今回結婚した家族の親戚に嫁いだお嫁さんなんだけど
義理の家族とか親戚にちゃんと気配りができる子で本当に感心しました

将来はきっと
肝っ玉かあちゃんになると思います
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共鳴

2011年01月27日 | こころ

心から願っていることは大抵叶う

もし叶わなかったら
それは自分が大して望んでいなかったいうこと




ある友人の言葉




心にすっと入ってきた


思い返してみると
私もそうだったなと感じる





転機だ
いろんな友達から
考えるヒントをもらっている
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カラダのあちこちに声をかけてみる

2011年01月23日 | アート

ヒンディ映画『Dil Bole Hadippa』のダンス


両人の鍛えられた肉体が素晴らしいです



さて
私たちも負けじと(?)
大学の祭りに向けてダンスの練習してます



いい運動にもなるし
みんなで一緒に踊るのも楽しいし
ダンスの先生から習えるっていう機会もなかなかないので
毎回練習が楽しみです



しかし
自分がやってるつもりの動きと
実際に外に出てしまっている動きが
全然違う!!!


ぎこちないカラダの動きを見て


あぁ…
普段使ってないカラダの部分が相当あるんだなぁ…



と痛感しています
(最近は顔の筋肉も固まり気味…)




首を少し傾げるだけでポキってなるし
肩とか骨盤とかも動かすと時々メリってなるし…



最近寒いっていうのもあって
カラダも凍りかけてるのかもしれない



走ろう走ろうと思いつつ
何かにつけてサボってるけど
こうも動かない体を見ると焦りが出てきます



せめて
ダンスの練習はやろうっと





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やさしい歌の治癒力

2011年01月21日 | つらつら
【♪】光と影 / ハナレグミ

ヘッドフォンで
映像のようにキャンドルを温かく灯して
静かに目を閉じて大音量で聴きたい曲



だれでもない
どこにもない

きみだけの光と影


光の先の闇を見にゆこう
光と影


自分にしか見えない光と影

真っ暗な闇の中で前に進むのは怖い

だけどそこで立ち止まってしまったら
この世には闇しかないと絶望し
動けなくなってしまう


前に進めば
その先に光があるかもしれない


だからといって
光がいいというわけじゃない

まぶしい光の中で立ち止まってしまうと
輪郭がぼやけて

そのものの奥行きや
色のコントラストがなくなる


光も影も
それを目に映しているのは
他でもない自分



目を閉じてみる



わたしの目に映るのは


光だろうか

闇だろうか



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感情を揉み解す

2011年01月19日 | こころ
わたしと一番上のお兄ちゃん
誕生日おめでとう

おめでとうの電話をもらったり
メールやメッセージをもらったり
学生たちがサプライズパーティーをしてくれたり
友達がプレゼントとしてiPod()をくれたり
長年連絡を取っていなかった兄と連絡が取れたりと
嬉しいこと続き



嬉しいことでも
悲しいことでも
ムカつくことでも
表に出さずについつい自分の中だけで処理してしまいがちだし
それを表現するのもあまり巧くないんだけど
ヘタクソでも表現できるようになりたいな


ただでさえこうなのに
年をとるにつれて
心も運動不足になりそうな気がする…


ストレッチストレッチ


今年はどんな日々になるのでしょうか
楽しみです
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さ~んぽすっすんでにっほさっがる~

2011年01月17日 | こころ

今日は二番目の兄の誕生日でした

授業が終わって家に着いたのは日本時間で日付が変わるギリ5分前



勇気を出して電話してみました




兄と連絡を取るのは10年ぶり




随分おっさんになったようでしたが元気そうでした



とにかく
話せてよかったです



話せてよかった



電話を切った後
嬉しさと安心からなのか涙が止まりませんでした






幼い頃から崩壊していた家族

決して仲が悪いわけではない私たち兄弟も
それぞれが必死で孤独になりすぎました


修復できないほど離れてしまった心
他人のような私たち



でも
今年は少しずつでもいいから
家族と繋がってみようと思います



やっぱり克服することが私の第一歩なので




とにかく今日は嬉しかった
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あたたかい出来事

2011年01月17日 | こころ


もうすぐ誕生日です
インドで迎える3度目の誕生日


…早いもんですね



さて
今日は誕生日に先立って
週末コースの学生たちがサプライズでお祝いしてくれました


それも二度も

一つは授業中に
もう一つは放課後のJAPAN HABBAに向けた練習の時に










授業中に
他のコースの学生が突然教室に入ってきて
わけがわからずきょとん…としていたら


ハッピバ~スディトゥ~ユ~


ケーキを持った他の学生と上司の先生も入場!
まさしくサプライズでした



そして練習中
休憩時間に学生に話があると言われ
部屋の外に呼び出されました

話を済ませて部屋に戻ると


ハッピバースディトゥ~ユ~



何とも巧妙な計画!

これまたサプライズでした



2ヶ月近く一緒に歌とか踊りの練習してるだけあってチームワークいいなぁ…



案の定
顔中にケーキを塗りたくられ
危うく目の中にも入る勢いでしたが
誕生日恒例のことなので楽しませてもらいました


クリームだらけの写真を転送してもらえなかったところを見ると
相当ひどかったのでしょう(笑)


↓先日やった誕生日祝いの様子(右の女の子が主役)




私もやられてます
クリーム合戦です




こんなに大勢の人にお祝いしてもらえるのは
本当に幸せなことですね


嬉しかったです

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【映画】パレード

2011年01月15日 | 映画
2010年 日本
監督 行定勲
★★★☆☆

俳優陣がよかった


現代の若者たちのイメージが
うまく表現されてると思いました


都会の片隅で一緒に生活している5人

仲がいいというのとはちょっと違う



でもなぜか居心地がいい



平穏と淀み

安心と甘え


そのようなものが何となく漂っている部屋


たしかに居心地はよさそうだし
ちょっとだけ面白そうなみんなと一緒に住んでみたいと思ったけど
決して爽やかで明るい場所ではないなと感じました



列を作ってパレードしているつもりでも
実はまったく違う方向に歩いていっているのかもしれないね



原作本を読んでみようと思います

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はーもにー

2011年01月14日 | 
バンガロール日本人会の合唱部「ロイヤルエコー」に所属しています
インドで合唱ができるなんて思ってませんでした

メンバーは
親御さんの都合でこちらへ来ている高校生
こちらに嫁いでいらっしゃったご婦人方
社長さんや駐在員の方々
そのご婦人方
現地採用で働く方々など様々

練習は金・日の週二回
(私は授業の関係で金曜日しか参加できませんが…)

その成果を
ロータリークラブと日本人会総会で発表してきました

Royal Echo



どんなに忙しくても
好きなことには何としてでも時間を割く

時間がないとか
忙しいとかはあんまり説得力のない言い訳

ということをみなさんから学んでいます


授業準備で精一杯で疲れきってた時期に
一度退団しようと思ったんだけど
練習日を増やしてくださったりと温かい心遣いもあって
続けることにしました

何より
最後の最後に「合唱やりたい」と思ったことが要でした



歌うのは
単純に楽しいです

特に
合唱はソロと違って
全員の声や声量のバランスや協調性が一番重要


はーもにーですからね


普段は協調性があまりない私でも
合唱の時は協調したいと思えます


次の目標は2月に行われる大学主催の日本祭り
発声練習と腹筋やらなきゃな…

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天秤にかけてみる

2011年01月13日 | インド

①バスに乗る

②大学までだいたい8ルピーなので車掌に10ルピー渡す

③おつりの2ルピーとチケットを待つ

④車掌が5ルピー硬貨をポンと渡す



あれ?今日は5ルピー?



さてここで天秤の登場

A、いつもより安いしチケットもくれないけど安いに越したことはないのでそのまま席に座る
B、いつもより安いけどチケットをくれないので確認してみる


AB


→天秤はBに傾きました



accos「チケット」

車掌(目も合わせず無言で手を差し出す)

accos(車掌の手のひらに5ルピーを置く)

車掌(2ルピーとチケットを何事もなかったように渡す)



つまり
私がAを選んでいたら
その5ルピーはチケット代ではなく
車掌のおこづかいになっていたわけです



堂々と悪いことするなー



こういう車掌たまにいます…


ある車掌は
私が再三チケットチケットと訴えても無視し続け
私の方が隣のおばちゃんに

「あの車掌はチケット渡すつもりないから諦めなさい」

と言われたくらいなんだけど
その時は特に機嫌が悪かったのもあるし
車掌の態度も気に入らなかったので
車掌が近くに来るたびに催促してました

体裁が悪くなったのか
降りる寸前になって一番安いチケット渡してきた






これは私だけに限らず
現地の人でも同じような被害に遭っています



こちらでバスに乗るときは
チケットを降りるときまでしっかり持っていなければなりません

チェンナイでは時々
あるバス停から職員が突然乗り込んできて
乗客がチケットを持ってるかどうか抜き打ちチェックしてました
その時にチケットを持っていなかったら罰金(300ルピーくらいだったかな…)
もちろん車掌も怒られる

バンガロールでは今まで
このような抜き打ちチェックを体験したことがありません


だから平気でこんな風に悪いことをするんでしょうか



もしこの事情を知らなかったらAに傾いていたかもしれない



知らぬが仏というけれど
知ってるなら仏にはなれませんね


(知ってても仏なのが仏なのかもしれませんが…)



あと
疲れてる時の天秤はこうです

A、これ以上疲れたくない
B、不正はやっぱり許せないからあくまでも戦う


AB


→Aに傾くこともあります



いつでも天秤
優柔不断なところもあるけど
自分の選択には責任を持ちたいものです





追記

ハイデラバードのゴルコンダフォートから街中へ行くバスでの話

このバスの車掌は
乗客全員から正規の料金をもらっておきながら
誰にもチケット渡していませんでした

つまり乗客が払ったお金がすべて
おっちゃんのおこづかいになってしまったわけです


なんてこったい…

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【旅】Hyderabad ハイデラバード

2011年01月12日 | 
【年末年始ぶらり旅 最終日8日目】


旅もいよいよ最終目的地
アンドラプラデーシュ州の州都Hyderabadへ

2011Hyderabad


この街は他の地域に比べてイスラム色が強いからなのか
建物の装飾や彫刻も精細なものが多かったです

青空のキャンパスに
宗教建築の滑らかな屋根の形が映えてて美しかった


ハイデラバードはチキンビリヤーニとかマトンビリヤーニが有名だと言われています
書きながらもヨダレが出てしまうほどなんだけど
私としたことが食べ損ねてしまった…

なぜかベジタリアンのターリーばっかり食べてた
そういう気分だったってことですね

あとKarachi Bakeryというお店のビスケットも有名
ブラブラ歩いてたら
やたら込んでるパン屋を発見
入ってみるとショーケースにずらっと並ぶビスケットたち
お土産に買って帰ることに

みんなに配ってるときに
有名なお店のビスケットだということがわかって
ちょっと得した気分になりました

(ちなみにアンドラピクルスも有名だそうです)


さて
ハイデラバードはインド第五の都市だと言われてるだけあって
結構広い街でした

なので
街中の移動はバスで

安く遠くまで行けるし
値段交渉で疲れることもないし
事故にあってもオートやバイクの場合より怪我も少なそうだし
オートのおっちゃんに気をつけなくてもいいし
いろいろな意味で安全です

ハイデラバードはバスのシステムがわかりやすかった
テルグ(アンドラプラデーシュ州の言語)でしか行き先書いてないバスもあったけど
大半は英語で書いてあったし
バス停にも方面とバス番号が書いてあったし
本数も多そうだったし
街も結構広かったのでどんどん活用させてもらいました

さすがに行き先とかルートを把握するまでには至らなかったけど
行きたいところへは人に聞きつつたどり着けました

行き先が読めなくても
あてずっぽで好きな番号のバスとかこれっぽいなと思うバスが来たら
とりあえず行き先を運転手に告げてみる
たまたま当たったりするとちょっと得した気分になれます


Golconda Fortに行く時は
ホテルのおっちゃんにバスの番号聞いて
バス停でも番号と行き先をバスの表示で確認したんだけど
「Golconda Fort?」と自信満々に言いながら乗り込もうとしたら
降りてきたおねえちゃんとか運転手のおっちゃんとかが
「反対反対!」と教えてくれました

こういう経験も楽しいものです



街の中心に湖があったり
Golcondaの街のようにのんびりしたところもあるし
イマドキの店や外資系のお店もたくさん見かけたし
住むにはいい所かもしれません

次はビリヤーニ食べなきゃ!


というわけで
年末年始ぶらり旅も無事終了し
夜行列車でバンガロールへと向かうのでした


ちょうど高校生の修学旅行か何かの団体と同じ車両になり
違う車両に引き離されてしまった数名の学生たちを同じ車両に座らせるため
私たち部外者は他の車両に追い出されてしまいましたwww

でも
クラスメイトとの旅行の思い出は
ずっと心に残る大切だなものだから
しかたないよね
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言葉が通じなくても通じるものもある

2011年01月12日 | 
【年末年始ぶらり旅 7日目】

BhubaneswarからHyderabadまで
電車で23時間

その電車内での出来事


向かいに座ったにいちゃんが
オディヤー(オリッサ州の言葉)で話しかけてきた


私はオディヤーが全然わからない


コルカタ行きの機内で
たまたま隣り合わせたオリッサ出身のにいちゃんに教えてもらった
「駅はどこですか?」しかわからない
(「ステイション コーティー アチー?」)


そして
にいちゃんは英語がほとんどわからない


そんな状況で3時間
このにいちゃんが電車を降りるまでずっと話してました


もちろん
使ってる言葉の意味自体がわからないんだから
完璧に意思疎通ができたわけじゃないと思う

でも
お互いに相手が何を言おうとしているかを想像したり
どうやったら相手に伝わるかをあれこれ考えたり
わからないことにこだわりすぎずに
適当にわかったフリをしたりしてたからこそ
3時間も話せたんだと思います


同じ会話をCDで聞いたとしても
全然理解できなかったはず

きっと
面と向かって話していたこと
話している人の言葉以外の動作とか表情の情報が手に入ったこと
共有している情報(窓を流れる風景とか同じ概念とか)があったことが
理解につながったんじゃないかなと思う





日本語教えるとき
英語は基本的に使わずに教えてるんだけど
言語を直説法で教わる学習者の負担を少しだけ体験できた気がします

その文型を使う状況をいかにわかりやすく設定するか
その状況をどれだけ具体的に想像させるか
それを既習語彙だけを使ってどうやって表現するか

これが本当に難しいんだけど
今回の体験で改めて重要なんだなぁと感じました




直説法と言えば
大学の事務室で働いてるおじちゃんは会うたびに
カンナダ(カルナータカ州の言葉)でバーーーっと話しかけてきてくれる

「昼ごはん食べたか?」

とか

「何食べたんだ?」

とか

「何時に起きたんだ?」

とか

「コーヒーいるか?」

とかそういう簡単な会話だけど
おっちゃんの直説法のおかげで
カンナダが少しだけわかるようになりました
まだまだ想像力でもってるようなもんだけどね



最近特に
言葉以外のコミュニケーション法に興味があるなぁ
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【旅】Bhubaneswar ブバネーシュワル

2011年01月12日 | 
【年末年始ぶらり旅 6日目】

コルカタとプリーを一緒に回った友人をここでお見送り
ここからはぶらり一人旅

Bhubaneswarはオリッサ州の州都

2011Bhubaneswar


想像してたよりもずいぶん広い街で
街全体に点在してる寺院を歩いて巡ったら
5時間くらいかかった

旅先ではできるだけ歩くようにしている

知らない場所をしっかり見るためには歩く速度がちょうどいい
歩く速度だからこそ見えるものがたくさんあるんだ

人々の話し声に耳をすまして
州ごとに違う現地の言葉を聞くのもおもしろいし
目に留まった店で
地元の人にまぎれてるフリしてチャイ飲むのもドキドキして楽しいし
野良犬とすれ違うのもワクワクするし
おもしろい建物があれば立ち止まってじっくり観察できるし
人とすれ違う時も同じ目線で同じ速度で目が合うからにこっと笑いあったりできることもあるし
時々面倒なこともあるけど断然歩いたほうが街の印象が強くなる




私が滞在した日が特別だったのか
街のあちこちに警官がたくさん立ってたし
ホテルもインド人以外は滞在できないと言われたし
(私の場合はインド居住証明書があったから大丈夫だった)
その所為か街の人たちも何かを警戒してるように感じたなぁ

私のようなよそ者にはわからない街の事情があるのかもしれないなぁ


さて
知り合いの人によると
オリッサはお寺への異教徒の立ち入りに厳しいと有名だそうで
街で一番大きいLingaraj Templeも然りでした


それを知らずに入ろうとしたら

入口に立ってた警官:「あっちでカメラと携帯電話預けて来い」



と言われたので預けに行ったら



荷物係のおっちゃん:「…おまえインド人か?」

accos:「いや」

おっちゃん:「どっから来た?」

accos:「日本だけど?」

おっちゃん:「入れねーよ」




すかさず後ろに並んでたおっちゃんが若干嬉しそうに「入れねーよ」



ちょっとだけ半笑いのまま
さっき話した警官に確認に行ったら
しれっと

「入れねーよ」


ということでここは潔く断念


その後に訪れた寺院は全部入れました


あるお寺では
僧侶も地元のおっちゃんも一緒になって地べたに座り込み
少年のように目をキラキラさせながら
トランプで遊んでました



ブバネーシュワルで見たお寺は
今はただ建築物が保存されてるだけで
人々がお参りに訪れる場所ではありませんでした

寺院という建築物の価値は
人々がお参りに訪れてこそあるんじゃないかと思います

でもたしかに
彫刻も建築物も美しかったです



Bhubaneswarは
にぎやか過ぎず静か過ぎず
あまり無理をせずに滞在できる場所でした
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【旅】Puri プリー

2011年01月10日 | 
【年末年始ぶらり旅 3日目~5日目】

初日の出見るなら
やっぱ東海岸っしょ!?


ってことで
オリッサ州のプリーへ

2011Puri


大晦日から3泊しました


しかし
年明け3分前までは意識があったんだけど
肝心の0:00に友達も私も寝てしまってた…


何しろ
前日乗ったコルカタからの夜行バスの窓がきちっと閉まらんくて
そこから容赦なく吹き付ける隙間風が冷たすぎて
全然眠れんかったもんでさ


コルカタもプリも
朝晩の冷え込みが激しかったです

バンガロールも然り


さて
とっくに初日の出を逃した時間にのそっと起きて
グダグダの状態で新年の挨拶を交わし
それから二度寝


こちらでもいつも通りの寝正月



のんびりぐーたらできました



服のまま海で泳ぎました

乾くかなとか
見苦しいかなとか
そういう面倒なことを考えずに海に飛び込むのって爽快



本読みました

やっぱり読書は想像力と感性が刺激されるから必要
今年もできるだけ本読もうと思います



日記書きました

最近ちょっと言葉の精度が落ちてきた気がするので
何か感じたときはパッと書く姿勢を維持したいと思います



手紙書きました

届くまでもうちょっと待っててね
小さい郵便局で出したからちゃんと届くかわかんないけど
気長に待っててください



ターリー食べまくりました

昼食は毎日ターリーだった気がする…
じゃがいものカレーが多かった
北インドだけんかな
日本のカレーのような旨味があって美味でした




予想外なことを言われて嬉しくなっちゃいました

お土産屋のにいちゃんと世間話してたら
「おまえ何だか幸せそうな顔してるな」って言われました
こんなこと言われたの間違いなく人生初です!
嬉しいもんだね



朝食メニューが充実してました

私たちが滞在したのは外国人観光客がたくさん訪れる場所らしく
近くのレストランにはおじやとかバナナパンケーキとか
やさしい味の料理が揃ってました



あと
旅から戻って聞いた小話



プリの駅を降りた瞬間
オートとかサイクルリキシャの運転手たちが日本人女性にたかってくる

「3日間ただでいいから運転手させてくれ!」

と言われるほどのおもてなしが受けられるらしい


実は
以前旅行でこの街を訪れた日本人女性がオートの運転手と恋に落ち
結婚してこちらに移住してホテル事業を始めたそう

オートの運転手にとっては
ホテルのオーナーになるなんぞ夢のような話

それを実現させた輝かしき運転手の後に続け!というわけで
逆玉を狙う運転手たちが日本人女性にたかってくるんだってさ



そんなこと全然なかったんだけどなぁ…
おっちゃんたちも一応選んでるってことかしら?



プリーは
有名なお寺も異教徒だから入れなかったし
特別な観光名所があるわけじゃないんだけど
海の水は透き通っててきれいだったし
一歩現地の人々の生活圏に足を踏み入れたら
人々の何気ない日常を身近に感じることができるゆったりした街でした
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