山崎 喬

加賀生まれ(金澤)

揖宿たより6-6(坊津日帰り紀行-6)

2008年03月02日 22時28分11秒 | Weblog
写真は秋目の手前の泊浦。秋目は鑑真が5度目にして上陸した地として歴史に名前を残しているが、鑑真記念館があるところは本当にここで上陸したかわからない。館の中は、井上靖の小説天平の甍のスチ-ル写真も。周辺には日中友好の卒塔婆みたいな板切れが刺さっている。毛沢東が死んで暫く迄は、鑑真は彼らがいう友好の証だった。板切れには日本から出発した訪問団の記念のものもある。訪日したのもある。いずれも歳月を感じるものだ。今では鑑真を語らなくなった。踊らされて訪中した人たちが訪問先でどう歓迎されたがわからぬが、その頃は文化革命が終焉しても共産党の歴史は学んでいても、下放されたりして自国の歴史を知らない連中ばかりのはずだ。そうは言っても昨年現地で映画が製作されて、DVDになっているが。しかし、館の内外の雰囲気から、夕暮れとあいまってうら寂しい気分になった。笠沙の野間岬までまだ20KM残っている。日暮れは6時過ぎだ、急ごう。
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揖宿たより6-5(坊津日帰り紀行-5)

2008年03月02日 22時27分52秒 | Weblog
写真は坊津歴史資料センター輝津館の前で撮影した。建物は立派だ。入口前にいた館員の人がこの建物は国のお金で建設されたと言う。B&Gもあり、やはり出資者は日本財団だった。ともあれ展示品はしっかりしていて民俗的なものもよくわかる。坊津は唐の時代以前から大陸と交流があった。江戸幕府から厳しい密貿易の取締りがなければ、まだまだロケ-ション交易の歴史を積み重ねたであろう。寂しい漁村となった今日、大陸からやってくるのは毒性の強い酸性雨だけかもしれない。時計は4時を回ろうとしているが、鑑真和尚の上陸地、秋目にはまだ着いていないし、まだ距離が残る。
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揖宿たより6-4(坊津日帰り紀行-4)

2008年03月02日 22時27分32秒 | Weblog
最初の景観は耳取峠からの眺めだった。枕崎市街、東シナ海上から凛とした開聞岳。天気のいい日は大隈半島の佐多岬も見えるらしい。ここは南さつま海道八景のひとつになっていると説明看板にあった。そこから坊津へと向かう。山に張り付いたような狭い断崖道路から見える入り組んだ海岸は昔の伊豆の西海岸に似ている。道路問題が世情うるさくなっているが、こんな道も国道。入り江の坊津の町の狭い道脇に、密貿易=抜け荷で富を築いた写真の商人館「倉浜荘」があった。突然外から踏み込まれても、いいように忍者屋敷風に中はなっているらしいが、家主がいないので中を覗くことができなかった。坊津はこじんまりした入り江にある、暫く滞在してみたい小路で出来上がった町だ。市長は町の道路を拡張を訴えているみたいだが、そうなれば観光資源が失せてしまう。
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揖宿たより6-3(坊津日帰り紀行-3)

2008年03月02日 22時27分01秒 | Weblog
終点の枕崎駅は無人でホ-ムだけ。乗車賃精算2両編成の前方車、運転車両の出口でおこなう。ホ-ムからは地元ドラッグやス-パ-の建物に阻まれて周辺がよく掌握できない。ホ-ム先に値切った古いタクシ-と運転手が待っていた。やさしい運転手さんでよかった。いかつい親父にボロ車の旅はかなわない。最初に火之神(ひのかみ)公園と立神岩が見える丘にある旅館の駐車場に案内された。市内も南国の空気が感じられた。あとは市内見学。お魚はかつお・…、最初から土産ものかぁ?最後は薩摩酒造で手作り、地元限定焼酎を買った。火之神公園から枕崎市内一望はは、イタリア観光気分だが、隣の平和祈念展望台は、戦艦大和の沈没地点から北側約200kmに位置する鎮魂の丘。天候次第で奄美諸島が見える。気分がしまった後はみなみ薩摩市に向かうが枕崎から野間岬まで難所が続く国道226号線往復60KMの旅の開始。
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揖宿たより6-2(坊津日帰り紀行-2)

2008年03月02日 22時26分22秒 | Weblog
各駅停車のルディ-ゼルは指宿駅を出て3つ目の駅、西大山で停車をする。ここは去年は歩いてきたところだ。JR最南端駅で、開聞岳が見晴らしよく見えるので暫く停車をする。日曜とはいえ、少ない乗客の殆どが観光客。無人ホ-ムで僅かな本数の運行列車を待っていた人達と乗客が群がって写真撮影。こちらも1枚撮影。枕崎までこれから1時間。
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揖宿たより6-1(坊津日帰り紀行-1)

2008年03月02日 22時25分52秒 | Weblog
よ~っしたまには観光だ。揖宿には幾度となく来ているが、枕崎方面には行っていない。人間いつ死ぬかは分らない。との思いから朝、枕崎のタクシ-会社に電話で坊津周辺観光を値切り交渉。総キロ数約60KMの5時間半、17000円で決まり。まずはJR枕崎線1時間強の枕崎駅までの旅から。地図は駅前の看板からパクリ。行き先は地図の左端の一番上の野間岬だ。
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