がらんどう 吐毒会

雑感で感じたままに…

テレビラジオの改編

2009-04-09 14:49:03 | Weblog
この4月に関東のFM局は大幅な改編を行っている。特にノンキー局は顕著である。マイナーチェンジといえば聞こえはよいが、提供減による経費削減である。

朝や夕方の高聴取率の番組でさえ提供降りた会社多く、今までニュース専門キャスターをなくし、番組担当出演者がニュースを読んでいる例がある。
毎年2月~4月くらいに番組ごとクライアントに売って、5~6回特別番組にしていたものもほとんどなく、通常番組が続いている。
2~3人でやっていた番組も1人に減らしたり、相棒を局アナなどで補い放送している番組まである。
一番かわいそうなのは、朝の競争力ない局で、昔はパーソナリティ付けて情報流していたのに、現在は開局当初のように音楽を流すだけになっている。

AM局でも有名人が泣きながら番組降りる事態が昨年暮れから続いている。もちろんTV局もしかりで、報道帯番組や単価の安い芸能人の利用で凌ごうとしているようである。

とにかく経費削減で最も先にくる広告費削減は、紙媒体も例外でなく廃刊の噂が後を絶たない。

経済の発展は「小さな無駄」の中にあり、それを無駄にさせない努力の上になりたつとしたら、現在の状況では見込みなしといわざるを得ない。長期的先行投資ができないのは理解できるが、今の経費削減の方法は企業バリューをも削っているような気がしてならない。